群馬県前橋市粕川町の東寿寺(青柳興雅住職)は7日、同寺で厄除祈願の初護摩を行った。周辺地域に住む約20人の檀家(だんか)が集まり、一年の平穏を祈った。

 炎に投じる祈願木は乳木とも呼ばれ、人の心を表すとされる。護摩たきで祈願木を燃やすことで邪念やけがれをはらい、心を清める。同寺では、一年の開運を祈る新春の恒例行事となっている。

 代理で導師を務めた正福寺(みどり市)の高木覚道住職は「平和で災害のない一年となることを願う」と話した。参加した檀家らは祈願木を火にくべ=写真、新たな年の安寧を祈って静かに手を合わせた。