群馬・前橋労働基準監督署は5日までに、労働安全衛生法違反の疑いで、自動車の付属品の製造を手がける東京都の業者と40代の男性主任を前橋地検に書類送検した。

 書類送検容疑は2023年8月9日、伊勢崎市長沼町の同社伊勢崎工場で、男性従業員が運転するフォークリフトのフォークに挿したパレットに60代の男性従業員を乗せて昇降させるなど、フォークリフトを主たる用途以外で使用した疑い。

 同署は認否を明らかにしていない。60代の男性従業員は3メートルの高さで作業していたところ、パレットから落ちて大腿(だいたい)骨を折る重傷を負った。