大学入学共通テスト1日目は2025年1月18日、全国一斉に行われた。大手予備校河合塾による各教科科目の問題分析を速報する。「政治経済(旧課程)」の分析は以下の通り。
政治経済(旧課程)の難易度分析
配点・大問数は昨年と同じ。ゼロ金利政策や量的・質的金融緩和政策など、最近の非伝統的な金融政策に焦点を当てた問題が出題された。マネタリーベースと無担保コールレートの推移を表した図を前提として、バブル崩壊以降の日本銀行の金融政策が問われた。
難易度
【やや易化】選択肢の数が6以上の問題は昨年より減少し、内容的にもやや易しくなった。
出題傾向の分析
大問数は4題、小問数は30問で、昨年と同じ。形式、内容ともに、ここ数年の共通テストを踏襲するものであった。問題を解くために必要な知識は、ほぼ教科書や用語集で扱われているものである。大問3の問6では、ロシアのプーチン大統領に対してICCの逮捕状が発付されたという時事的要素の強い問題が出題された。
出題分量
3ぺージに渡るような資料問題はなくなったが、全体のページ数は昨年と変わらなかった。
政治経済(旧課程)の問題・解答
共テ科目別の平均点
⇒共テ各科目の平均点一覧(中間集計) 大学入試センター1月22日発表
主な大学のボーダーライン
■国公立大学
⇒東京大学
⇒一橋大学
⇒京都大学
⇒大阪大学
⇒東北大学
⇒神戸大学
⇒北海道大学
⇒名古屋大学
⇒筑波大学
⇒福井大学
⇒福井県立大学
⇒敦賀市立看護大学
⇒金沢大学
■私立大学
⇒早稲田大学
⇒青山学院大学
⇒明治大学
⇒中央大学
⇒法政大学
⇒立教大学
⇒上智大学
⇒関西大学
⇒関西学院大学
⇒同志社大学
⇒立命館大学
各教科科目の分析
■1日目
旧課程
■2日目
旧課程