三菱UFJ銀行の貸金庫から巨額の金品が盗まれた事件で、逮捕された元行員は15年以上ギャンブルにのめり込み、借金返済に困っていたことが分かった。
この記事の画像(16枚)三菱UFJ銀行・元行員の今村由香理容疑者(46)は2024年9月、客2人が利用する貸金庫から金塊あわせて約20kg、時価総額2億6000万円相当を盗んだ疑いで2025年1月14日に逮捕された。
捜査関係者によると、今村容疑者は15年以上にわたり競馬などのギャンブルにのめり込み、2013年には700万円以上の負債を抱えて民事再生法の適用を申請したほか、その後もFX投資などの損失や借金が10億円以上に膨れ上がったため窃盗に手を染めたと説明していることが新たに分かった。
また、犯行前には客の貸金庫の中身や利用頻度を事前に調べ、盗む対象を選定していたとみられるということだ。
貸金庫から貴金属がなくなった男性は「貸金庫行って、そろそろ1回くらいチェックしようかなと思って。この事件起きて銀行から電話もらったんで、(指輪やネックレスが)昨日行ったらねえなと思って」と話した。
警視庁は、今村容疑者が17億円以上の金品を盗んだとみて調べを進めている。
(「Live News days」1月15日放送より)
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