岐阜県岐阜市の「びっくり食堂ナナカフェ」は、ワンコイン500円でボリューム満点のランチを食べることができる人気店です。
(動画で見る:ハンバーグ カレー 蒟蒻 サラダ 煮物 りんご 味噌汁で500円「びっくり食堂」運営可能な理由は“店主の過去”に)
■カレーやパンは“食べ放題”…超お値打ちなワンコインランチ
岐阜市河渡3丁目の和風な外観が印象的な飲食店「びっくり食堂ナナカフェ」は、日替わりのランチプレートがワンコインで食べられることができる「びっくり」なお店です。
この記事の画像(20枚)この日のランチプレートは、自家製ソースが自慢のハンバーグ、カレーライス、こんにゃく、サラダ、煮物にデザートのりんごも。味噌汁がついて、ワンコイン500円のびっくり価格です。
女性客:
お値打ちですね。
男性客:
ここのカレーが好きなんですよ。
そして、パンも…。
コーンフレークなどのシリアルも…。
ワンコインで食べ放題です。
■苦しいときに助けられた恩返しを…店に込められた店主の想い
500円で店を運営できる理由を、店主の川又新一さんに聞きました。
びっくり食堂ナナカフェの川又新一さん:
地域の皆様から寄付金を頂いたり、食材を頂いたりして賄っております。
食材の約7割が、地元の企業などから提供されたもので、多くの支援で成り立っているといいます。
川又さんは若いころ事業に失敗し、ホームレス生活を送っていたことがあり、多くの人の助けで社会復帰ができたといい、店の運営は「自分の勝手な恩返しがきっかけ」と話します。
「過去に苦しい思いをしていたからこそ、今困っている人を助けたい」という考えから、どんな人でも食べに来られるよう、値段をワンコインにしていました。その考えに賛同してくれる人が、食材や寄付金などを持ち寄っています。
また、48人のボランティアが店をサポートしています。
このため、人件費がかからないのもこの価格実現に一役買っています。
「びっくり食堂ナナカフェ」のワンコインランチには、店主の恩返しと、地元の絆が詰め込まれています。
2024年12月6日放送
(東海テレビ)