インフルエンザが急拡大しています。
岩手県は1医療機関当たりの患者数が30人を超えたことを受けて、12月18日に出したばかりの注意報を25日に警報に切り替えました。対策の徹底を呼びかけています。
12月22日までの1週間に県内で確認されたインフルエンザの患者数は、1医療機関当たり32.54人で前の週を13.84ポイント上回りました。
県は18日に1医療機関の患者が10人を超えたため注意報を出しましたが、1週間で基準である30人を超えたことから25日に警報に切り替えました。
過去3番目に早い時期での警報発表だということです。
保健所別では中部で62.50人、宮古で43.00人、県央で36.89人などとなっています。
県では「特に10代以下で流行している」として、手洗いや咳エチケット、症状がある場合は休養するなどの感染対策を徹底するよう呼びかけています。
一方、同時流行が懸念されている新型コロナウイルスの1医療機関当たりの患者数は12.76人で前の週を2.25ポイント上回りました。
保健所別では多い順に奥州で21.71人、大船渡で21.00人などとなっています。
※県央保健所管内は八幡平市・滝沢市・雫石町・葛巻町・岩手町・紫波町・矢巾町
※奥州保健所管内は奥州市・金ケ崎町
※中部保健所管内は花巻市・遠野市・北上市・西和賀町
※一関保健所管内は一関市・平泉町
※宮古保健所管内は宮古市・山田町・岩泉町・田野畑村