[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

職場でのトラブルに巻き込まれる可能性が高くなる3つの間違い

リー・ヘンダーソン

リー・ヘンダーソン。

Courtesy of Leigh Henderson

  • 人事のプロとして20年間働いてきたリー・ヘンダーソンは、多くの従業員の職場の過ちを見てきた。
  • キャリアの成功には、上司との関係を築くことが非常に重要だと彼女は強調している。
  • 職場でのトラブルを避けるためには、効果的なコミュニケーションや、職場での協力者を作ることも不可欠だという。

この記事は、テキサス州サン・アントニオに拠点を置くHRマニフェストのCEO、リー・ヘンダーソン(42歳)の話をもとにしたものだ。長さとわかりやすさを考慮し、編集を加えている。


私は約20年間、人事(Human Resources:HR)部門のリーダーとして働き、オンラインコミュニティ「HRマニフェスト(HRManifesto)」とポッドキャスト「HRべスティーズ(HR Besties)」を始める前は、フォーチュン100(Fortune 100)企業のいくつかをサポートしていた。

職場で問題になる行動として、職場で性的な関係を持ったり、不倫を始めたり、信頼していた「職場の親友」があなたの秘密を上司に話してしまったりすることがある。

ただし、これらのことはめったに起こることではない。職場でトラブルに巻き込まれる最も一般的なケースは、以下に紹介する3つだ。

1. 上司といい関係を築いていない

よく問題になるのは上司との関係を優先しないことだ。上司と従業員がうまくやっていけず、従業員が上司を完全に避けようとするケースを私は何度も見てきている。

あなたの上司は、昇進、 業務改善計画 、解雇、ボーナス、昇給などに関する重要な決定を下す立場だ。上司との関係に力を入れないとトラブルに発展することもある。

管理職の人たちが私のところにやって来て、「この従業員は好きではない」と言っていたことがある。理由を彼らに尋ねると、「彼は私のことが好きじゃないように見える」と言う。私から見るとそれはリーダーの問題だが、すべてのリーダーが良いリーダーであるわけではないので、あなたの方でもできる限りのことをするようにしよう。

上司との関係を優先させる一つの方法は、「自分を知ってもらう」ための話をすることだ。その面談では、「どのようにコミュニケーションを取るのが好きか」など仕事に関する質問ができる。そして自分の好きな方法も伝えよう。もし上司が毎週あなたと一対一の面談をしていないのであれば、それを設定してみよう。

自分が何をしようとしているのかを理解してもらい、正しい方向を歩んでいるかを確認してもらうために、上司に連絡を取り合いたいと伝えよう。これは上司から会社の重要な最新情報を入手し、自分が正しい方向に向かっていることを確認してもらう機会になる。

2. コミュニケーションを取らない、または間違ったコミュニケーションを取っている

仕事中に言ってはいけないことを言ってトラブルになることがよくある。メール上で誰かを罵倒するような状況を見たことがあるが、それは自分が望まない記録を残すことになる。

以前、メールの件名に「FU」と入れる人と一緒に仕事をしたことがあった。しばらくしてその人が「フォローアップ(following up)」の頭文字として「FU」を使っていることに気が付いた。文字の間にスラッシュが入っていなかったため、私はまったく分からなかった。情報が不十分な場合、人にあなたが悪い人、失礼な人だと思われてしまう可能性があるので、気を付けないとトラブルになりかねない。

もし、自分が何かを伝えるのが苦手だとわかっているのなら、「デジタルでのコミュニケーションが苦手なので、気分を害さないでほしい」と伝えるなど、同僚と共有した方がいい。すべてのやりとりの前に必ず雑談が必要だとは思わないが、デジタルで会話するのであれば、少なくとも依頼をする前に一言挨拶くらいはしておきたいものだ。

3. グループから孤立する

職場では、あなたがいない場所であなたの名誉を守ってくれる仲間を作りたいものだ。あなたがグループから孤立していたり、他人と協力することに興味を示さない場合、それは難しくなる。

たとえ、あなたが素晴らしい仕事をしていたとしても、誰にも知られていなければ、自分を推してもらうことは難しくなる。重要な情報を見逃したり、人間関係を築けなかったり、また一緒に働きにくい人だと思われてしまうかもしれない。そうなると仕事の安定が脅かされたり、昇進のチャンスを失ってしまうかもしれない。

自発的に会議に参加し、自分のアイデアを率直に話し、解決策を提案してみよう。休憩室に数分間立ち寄って、1日数人と話してもいいだろう。リモートで働いている場合は、同僚と(上司と話すのと同じように)一対一で話をする機会を作るようにしよう。

自分を冷静にしてくれる同僚とつながることは、精神的な健康や幸福にも良い影響を与える。もしチームメイトがあなたのことを本当に思ってくれていないと感じる場合は、過度に情報を共有しすぎず、少なくともつながりを保って、中立的な関係を維持するように努めるべきだろう。

職場では誰を信頼できるかを見極め、自分自身を守り、適切なコミュニケーションを取るよう心がけよう。

Popular

あわせて読みたい