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あすなこ白書

日本のドラマっておもしろい!

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最新の寄稿記事↓

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◆2020年◆

 

 

 

 

 

◆2021年◆

 

2021年ジャニーズ部門第三位頂きました!

 

 

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な、なんと劇場版『ルパンの娘』にドラマウォッチャーとしてコメントさせていただきました…!光栄すぎます!

『劇場版 ルパンの娘』絶賛コメント続々!!

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◆2023年◆

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↑『真夏のシンデレラ』はまさかの寄稿依頼被りが発生しました。トンチキハプニング!

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試写会感想

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(素敵な記事にコメントさせていただいております!)

 

 

 

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▼TVログ▼

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連絡はasunako9desu*gmail.comまで。

生産性のない私の物語『スロウトレイン』

いきなりですが、私は結婚願望はあるけど、子どもを望んでいない人間である。子どもは好きな方だし、子どもに好かれやすい方だとも思う。だけど、昔から自分が母になる想像がつかず、私はずっとやりたいことをやって生きていくんだろうなと思っていた。そしてその気持ちは30代になってからより強くなった。他にも子どもを望まない理由はあるけど、ひとまず割愛。

そんな私は一人っ子で、昔から「親が死んでしまうと一生ひとりぼっちだ!」という想いが強かった。だから結婚したい。そう話すと「子どもが欲しくないならパートナーシップとかでもいいんじゃない?」と既婚の友達に言われたことがあった。結婚はいろいろ煩わしいこともあるんだよ、と。日本には、結婚したいパートナーがいても婚姻制度を使えない人たちもいる。パートナーシップを結んで仲良くやっている人たちもいる。そのなかで私がひどいと声を荒げるのは烏滸がましいかもしれないけど、子どもを産まないなら婚姻制度を使わなくてもいいんじゃない?と言われるのは(そこまで言ってないけどね)なかなか横暴に感じた。心無い政治家とかは私のような人間を「生産性がない」というのだろうか。

という前置きから、2025年の新春に放送されたスペシャルドラマ『スロウトレイン』について語りたい。あの野木さんがホームドラマをやるという第一報が流れた時から、すごく楽しみにしていた作品だ。

松たか子と多部未華子と松坂桃李の3姉弟は、幼い頃に両親と祖母を交通事故で亡くしている。名字は「渋谷」だけど鎌倉に住んでおり、はこねえ(松たか子)はフリーの編集者、うーちゃん(松坂桃李)は江ノ電の保線員、みゃーこ(多部未華子)はカフェで働いていたのだが、法事の帰り道に突然「韓国に行く!」と言い出した。そのみゃーこの一言をきっかけに、いままで一緒だった三姉弟にいよいよ人生の分岐点が訪れる、というストーリーだ。ここからネタバレ全開で書くので、まだ見ていない人は読まないでください。

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すごく楽しみにしていた作品だったが、期待値が高かったこともあり、最初はあまりピンとこなかった。主人公が松たか子だからというのも大いにあるが、こまごまとした会話の応酬がどうしても『大豆田』と重なった。松たか子&池谷のぶえのいわゆる中年女性のパートはめちゃくちゃ良かった。だけど、松たか子に気がありそうに見えた拗らせ作家の星野源が、実は弟である松坂桃李の恋人だということが発覚して、それはさすがに狙いすぎじゃないかと若干引いた。良識あるファンが「妄想も程々に」と諭すツイートを見かけたけども、あれはどうぞ消費してくださいと言わんばかりの組み合わせで、作り手の意図とキャスティングが合ってないんじゃないかと思った。日韓カップルの描写はものすごくリアリティーがあったが、そもそもなんで日韓カップルを出そうと思ったのだろう。多様性の象徴かなぐらいに思っていた。

こんな感じで私はあまり要領を得てなかったのだけど、中盤に登場した婚活中の宇野祥平がはこねえに対して「あなた孤独じゃないんですよ。だから簡単に言えるんです、一人でも生きていけるって」といきなり30代独身一人っ子の気持ちを代弁してくれたもんだから、そこから思わず前のめりになった。「なんで一人がいいの?」と「なんで結婚したいの?」も同じ苦痛があると思う。はこ姉のような人のドラマはあるけれど、「結婚願望があるのに『一人でもいいじゃん』と言われる人」の例はあまり見ないから嬉しかった。松たか子が元恋人の井浦新と別れた理由もおもしろかった。『海に眠るダイヤモンド』につづき、野木さんが“欲望のない若者”を描いていたことも興味深い。松たか子を通して、いたるところに野木さんのマッチョさが垣間見えていたのも面白かった。

そして私は、松たか子が亡き母に対して「私は子どもを残しません」と言い切ったラストシーンで、この作品のことを初めて理解できた気がした。これはいわゆる“生産性のない人”たちのホームドラマではないか。そういう心無いまなざしで見られたことのある人たちの物語なのではないだろうか、と。

もちろんこの三姉弟の未来がどうなるかはわからない。だけど、物語中で汲み取れる情報としては、うーちゃんは同性のパートナーと暮らすようになり、はこ姉は子どもを望まない人生を楽しく生きる。みゃーこは子どもを産む可能性はあるけれど、子育てをするとしても韓国だろう。平たく言えば、日本の出生率には貢献しない人だ。

そんな家族のカタチもある、と野木亜紀子は描く。父・母・子がちゃんと揃っていなくても、日本人と韓国人のカップルでも、同性同士の組み合わせでも。そして子どもを産まない決断をした女性の存在を認めてくれる。『スロウトレイン』はまさしくそんな作品だと思った。

三姉弟は異国の海岸で「家族ってなんなんだろうね」と語り合う。でもどんな言葉よりも、一見ばらばらそうに見える彼らが“家族”としてお正月の食卓を囲うラストシーンに励まされた。家族揃ってこのドラマを見ている人、「結婚はまだ?」と聞かれてゲンナリしている人、ひとりでこのドラマを見ている人……たくさんの人がテレビを見て、家族とはなにかを考える、考えさせられるお正月だからこそより一層、このドラマの意味を感じたのだ。

このドラマがすごい2024+あるふぁ〜

こんにちは〜!明日菜子です。現在12月30日です。やっぱり今年も追われて年間ベストを書いてきます。文章ぐちゃぐちゃですみません!

今年はリアルサウンドさんで年間ベストの記事を書かせていただきました。毎年楽しみにしていた企画だったのですごく嬉しかった!

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この記事の公開後にラスト100点満点を叩き出した『海に眠るダイヤモンド』の最終回があったり、まだ最終回を見ていない作品もありましたが、年間ベストはこの布陣です!強いていうなら記事執筆途中に大団円を迎えた『光る君へ』をどこに入れるか最後まで悩んだのですが……特別賞とさせてください……。

今年完走した作品は、テレビドラマ・配信・単発含めて全131作品。(かぞかぞは2023年作品にカウントしています、傑作!)今年は特に悩んだ。あくまで私の年間ベストなので、この記事を読みながら、ぜひあなたの好きなドラマに思いを馳せていただけますと幸いです。(コメント量は作品の評価に関係なく、記事を書いてない作品を多めにしました)BEST10完全版はぜひリアルサウンドさんの記事で!長いので目次置いときます。

・BEST10の+α

・お仕事のこと

・2025年にむけて

1位:仮想儀礼(NHKBS)

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粒揃いだった2024年ドラマ……年間ベストは『仮想儀礼』を選びました!日本のテレビドラマは……と宣うすべての人々に見せつけたい!「なにか面白いドラマない?」と聞かれるたびに毎回話題にあげていたオススメ作の第一軍です。すべてを失った青柳翔と大東駿介が金儲けのためにインチキ宗教を立ち上げる……これを聞くだけでもう見たくない?二人が立ち上げたツギハギだらけの「聖泉真法会」はご近所さんの支持を受け、どんどん成長し、次第に国政をも巻き込む巨大組織になります。そんなに上手くいくの?と思うじゃないですか。元都庁職員で市民の苦言やお怒りを毎日受け止めていた正彦(青柳翔)の当たり前のことしか言わない説法が悩める民たちの心にフィットするんです。集会所に毎回掲示されてる普通のことしか書いていない御言葉にもぜひ注目してください。あらゆる番組で「宗教とはなにか」を考えつづけたNHKの集大成。青柳翔と大東駿介が役者になってくれて本当に良かった、マルチ商法とかやってなくて本当に良かった。

2位:舟を編む(NHKBS)

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ドラマ『重版出来‼︎』が好きな人はぜったいに好き……というか『重版出来‼︎』が嫌いな人なんてこの世にいないじゃないですか。つまり『舟を編む』は生きとし生けるものすべてが好きな超正統派お仕事ドラマなんです!ここ数年一番メロい向井理もいます!!脚本は『あの子の子ども』や『しずかちゃんとパパ』の蛭田直美さん。蛭田さんは言葉使いの名手といいますか、とにかく一つ一つの言葉を丁寧に紡ぐ方なんです。たとえば第一話で使ったキーワードが後半にもう一度、二度出てくる。同じ意味のときもあれば、違う響きに聞こえるくらい意味が違うときもあったり。これを巷では伏線回収というのかもしれないけど、それ以上に蛭田さんが言葉を大切にしているんだろうなぁと思います。『舟を編む』の脚本、あらためて蛭田さん以外の適任はいなかった。そして2024年の主役といえば、杉咲花、河合優実の名前があがるでしょうが(異論ナシ)、忘れてはいけないのが池田エライザ!『地面師たち』『海に眠るダイヤモンド』そして『舟を編む』……三者三様のエライザが見れる彼女のポートフォリオ的ラインナップでありながら、どれも傑作!実力だけでなく作品の引きも良いのがすごい。いつか池田エライザさんの朝ドラもあるんじゃないかなと感じた一年でした。

3位:3000万(NHK)

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どこに出しても恥ずかしくない誇るべき日本のドラマです!私は『とらつば』で朝鮮人に対して差別的なまなざしを向けてしまうと打ち明けた後輩に、寅子が「でもあなたは踏みとどまれているじゃない」と言うシーンが好きなんですけど、『3000万』はまさに誰もが簡単に足を踏み外しそうになる罠が張り巡らされたこの時代に、どうやって踏みとどまるかがテーマになっていたように思う。

普通の人々が「自己責任」で犯罪者になるドラマ『3000万』の行く末 | NiEW

4位:ケの日のケケケ(NHK)

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令和に生きる私たちは“寛容さ”を求めているんだっけ?そんなことを思った『ふてほど』最終回のモヤを晴らしてくれた脚本家・森野マッシュのデビュー作。とにかく令和の話題作『ふてほど』と対で見てほしい作品なのです。「自分のご機嫌をとりながらこの世界と上手く付き合っていく」主人公の生き方もすごく令和っぽいと思った。

5位:燕は戻ってこない(NHK)

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『仮想儀礼』『3000万』に並ぶ強烈さ!貧困から抜け出したくて代理母に手を挙げた石橋静河、超エリートバレリーナの稲垣吾郎、血統至上主義の黒木瞳……唯一話が通じそうだった内田有紀も後半からアクセルぶちかましてもう終わり。信じられるのはマチュー(犬)だけ。

「はて?」が許されない『燕は戻ってこない』の女性たち 『虎に翼』と同時に描かれる意義|Real Sound

www.asunako-drama.com

6位:虎に翼(NHK)

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いま思い返してみても、あれだけ胸が高鳴った朝ドラの第一話はない!オープニングを一度も飛ばさずに見たのも初めてかも。一番好きなシーンは寅子が花束を渡さなかった穂高先生の祝賀会です。たとえ他の人からは「そんなに怒らなくていいじゃん……」ということでも、私たちは怒っていい。傷ついたときは悲しんでいいのだと、朝ドラヒロインの寅子を通して描かれたことがなんだか嬉しかった。穂高先生は味方のようで実は寅子の心を理解していない存在として置かれていたらしいんですが、小林薫の芝居が魅力的すぎて大好きになっちゃったよネ……!星航一は最後まで掴みどころがどこかわからなかったんですが、『ときメモGS』の住人だと思うと解像度が一気にあがった。なんで今年の流行語大賞「はて?」じゃなかったんです??

『虎に翼』であえて描かれた“欠点”とは…弁護士→裁判官になった伊藤沙莉「寅子」の“無自覚さ”が示したもの | 『虎に翼』の「はて?」を解く | 文春オンライン

7位:アンメット(カンテレ)

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『アンメット』の花ちゃんがかわゆすぎるせいで、杉咲花になりたい女が周りに爆誕。なれるなら私もなりたいですけど、インターネットに生息するコンテンツ語りたい女には無理だとわかっているので来世に期待します。『アンメット』はずーっと高いクオリティーを保ちながらも、最終回がいちばん面白かったのがすごい。役者演出部だけでなく、脚本の篠崎さんも素晴らしかった。『アンメット』を機にテレビドラマを見てみようかなと思った人が増えていたら嬉しいです。

「アンメット」綾野先生のナイスファイトに改めて感謝、二人は必ず幸せになる | ナタリードラマ倶楽部 Vol. 8

8位:Eye Love You (TBS)

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2024年のあすなこを象徴するドラマといえば誰がなんといおうと『Eye Love You』です。ヤフコメ民に「なんでこのラインナップで『Eye Love You』が入るんだw」と草生やされたとしても『Eye Love You』なんです!!見ているこちらが狂いそうになるほど二階堂ふみ×チェ・ジョンヒョプがお似合いなんです!!!こんなにどハマりした結果、どうか大好きなままで終わってほしくて、毎回手に汗握りながら見てました(そんなふうに見る作品ではない)テオが退職届を宅急便で送りつけた最終回以外は100点。それさえも第7話の温泉回でヤンモリ巻きした侑里さんに「ん〜ふふふっかわい・・ひひひ」とはにかむテオですべて許せます、ひひひ。テオ侑里ならびにふみヒョプ、永遠となれ……いつでも帰ってきてね……。

二階堂ふみ×チェ・ジョンヒョプ『Eye Love You』はなぜ視聴者の心を揺さぶり続けるのか|Real Sound

『Eye Love You』ロスからまだ抜け出せない! 中川大志“花岡”の幸せを見届ける続編を熱望|Real Sound

9位:全領域異常解決室(フジテレビ)

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粒揃いな2024年ドラマの中、どうしてもオリジナル脚本の『ゼンケツ』をTOP10に入れたかった……!すごくないですか、これオリジナル脚本ですよ……!??『ゼンケツ』は5、6話からが本番だとみな口を揃えていいますが、そこまで視聴者をぜったい飽きさせないという脚本家・黒岩勉の気迫をも感じた一作です。令和に藤原竜也に萌えを感じるとは思わなんだ……特大級の萌えをありがとう……。京都弁インテリメガネの炎使い溝端淳平(設定過多)を最終回だけで終わらせるつもりですか?

10位:Shrink~精神科医ヨワイ~(NHK)

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『Shrink』はこのドラマが放送されたあと、数年後もしかしたら数十年後に受け取る人のことまでをも考えて、作品をつくっていることがすごい。それが作品を見ていると伝わるんですよね。そしてあらためて中村倫也が上手い、芝居が上手い!!!全3話もちょうど良かった。岸辺露伴のように不定期シリーズ化を待ってます!

『Shrink―精神科医ヨワイ―』は“誠実さ”が詰まった実写化に 現代を生きるすべての人へ|Real Sound

中村倫也演じる弱井先生にまた会える日まで 『Shrink』は1ミリの無駄もなく隙のない一作に|Real Sound

BEST10……の+α

BEST10以外の作品についても触れようと思います(順位をつけると年越えそうなのでやめます)まず『光る君へ』は記憶を失くしてきちんと『源氏物語』を頭に入れてから一気見したい!最終回付近は静先生自身の作家観にもつながっていて激アツ激エモ展開でしたね。貴族や文学の時代が終わり、武士の時代へ(それを託された伊藤健太郎も良かったよねえ)と移らうラストがとにかく良かった。そんな素晴らしい幕引きの中、ただ胸を射抜かれにきた松下洸平演じる周明再登場が、THE大石静で最高!静先生ほんとうにお疲れ様でした。

年間ベストの記事でも書いたけど、とにかく今年はNHKドラマが頭一つ抜きん出ていた。新米女性ドラマPと女優を目指す車椅子ユーザーの女子高生がドラマ作りに奔走する『パーセント』を書いた大池さんはこれからすごく楽しみ。『すいか』コンビの小林聡美×小泉今日子がふたたびタッグを組んだ『団地のふたり』はおばさんドラマを謳いながら、男性たちの生きづらさにも目を向けていたところが良かった『宙わたる教室』も傑作。学びは人を隔てないというメッセージがNHK作品らしい。『海に眠るダイヤモンド』は『ラストマイル』を思い出した。無気力に生きていた玲央は、鉄平たちの人生に触れたことで"What do you want?"を口にできたのだと思う。2024年は配信ドラマも豊作。『地面師たち』『1122』『極悪女王』どれも文句なしにおもしろかった。11位を選ぶなら『宙わたる教室』か『地面師たち』かなぁ。あとやっぱり『おいハンサム‼︎2』も最高だった。S2の第4話、悩める女子たちみんなに見てほしいエピソードです。映画版も笑って泣けてグッとくるのでぜひ。

お仕事のこと

今年は仕事を辞めたこともあり、夏くらいからドラマウォッチャー稼業に専念できました!(いろんな人から聞かれるのですがドラマ業を専業にするからやめたのではなく、会社が嫌すぎて辞めました><b)昨年のブログには“今年はコラムを8本も書いた!”と書いていたんですが、なんと今年は単発22本+連載1作(10本)で33本も書いた……!すごく頑張った……!特に毎週連載していた『かぞかぞ』のコラムはめちゃくちゃ頑張りました。正直『かぞかぞ』じゃなきゃ無理!笑 何度見ても新しい発見があり、去年感じ取れなかったものが見えた気がしてすごく良い経験になった。作り手の方々が読んでくださったのもすごく嬉しかったです!

今年は『GINZA』さんのコメント掲載で誌面デビューをさせていただき、女性セブンさんや女性自身さんにも掲載させていただきました。7年やって初の誌面だったのですごくうれしかったー!

そして企画スタート時からゲストとして呼んでいただいている『ナタリードラマ倶楽部』が一周年を迎えました!おめでとうございます!そしていつもありがとうございます!!しかも一周年特別企画として作家の柚木麻子さんとドラマトークをしてきました!!2024年だけでなく、一生の思い出です……。取材当日はかなり緊張したのですが「ドラマ」という共通項が私たちを繋いでくれて、ほんとあっという間だった。柚木さんの新刊「柚木麻子のななめ読み!」もドラマ好き(ドラマを普段見ていなくてもドラマが見たくなります)にはたまらない一冊で、年明けに感想書きたいな。渡辺いっけいの魅力を熱弁されていて「いっけい」と呼ばれている回が特に好きです。またご一緒できるように精進します。

natalie.mu

そしてそしてなんと……明日!2025年1月1日夜10時!!NHK総合「あたらしいテレビ」に出演させていただきます!!!!

www.nhk.jp

これが2024年あすなこごと最大のビッグニュースです!まさか毎年楽しみにしている「あたらしいテレビ」に自分が出るとは夢にも思いませんでした。余談ですが、番組の関係者様が明日菜子黎明期からフォローしてくださっている方で収録当日に会えて嬉しかった…芸能人に会った気分でした……。こんな機会をいただいて感謝の気持ちでいっぱいです。放送までドキドキですが、コンテンツの5選に悔いはない!ドラマや映画への愛をたくさんぶつけてきました!楽しみにしていてください。

そして来年2月には、給料日ラジオのリアルイベントにゲスト出演させていただくことになりました!お母さん、わたしSHIBUYA LOFT9に立つよ……!2024年のベストコンテンツを語るイベントになっていまして、あすなこは映画・ドラマ部門に登壇します。いろんなところでベストドラマを語らせてもらっているので、給料日ラジオではベストトンチキドラマにしようかな……考え中です。初のリアルイベント参加なので、ぜひ遊びにきてくださると嬉しいです!

www.loft-prj.co.jp

そして給料日ラジオのありまよさん、書評家の三宅香帆さんと毎年恒例恋バナツイキャスをしました!えーっと、ほんとうにチケット制にさせてもらって良かった。私の恋愛観ダダ漏れでほんとお恥ずかしいんですが、ひたすら人生を感じる年末にぴったりのお焚き上げになっております!年末年始のお供にぜひ!

twitcasting.tv

2025年にむけて

今年は新年早々からいろいろありました。怒涛の2024年を象徴するかのようなショックなことが11月にありました。ドラマを見てもなんの感想も浮かんでこない。だけど、ありがたいことに原稿の依頼や憧れの人との取材があったり、超ビッグな仕事があったり。仕事を通して奮い立たせてくれる人や温かい言葉をかけてくれる人たちのおかげで、立ち直れやしないけど、まっすぐ立てるようになった気がします。あらためて、本当にありがとうございます。

今年『ブギウギ』の総括記事で、『ブギウギ』はエンターテイメントが人を救えないことを分かっている人たちが、エンタメの業や意義について描いている作品だと書きました。エンタメは生きるための栄養になる。生きる意味をくれる。だけど立ち上がるのは自分です。だから、エンタメを楽しむためにも、自分自身が健やかに元気に日々を重ねていかなきゃなとあらためて思った一年でした。なのでこれを読んでくれているあなた、どうか元気でいてください。私も元気でいます。そして2025年もたくさんドラマの話をしましょう!

今年もすべてのドラマにありがとう!ドラマに携わったすべての方に感謝です!おめでとうは言えないけれど、来年もどうぞよろしくお願いします。

明日菜子

あたらしいテレビ2025に出演します

ブログを読んでくださっている皆さま、こんばんは。明日菜子です。一年に何回かしか更新しないブログを読んでくださって、本当にありがとうございます。

 

なんとわたくし明日菜子、このたび……NHK「あたらしいテレビ2025」に出演することになりましたーーーーーーーーー!!!!わーーーーーーーー!!!!!!!

www.nhk.jp

↑NHKPRに名前かいてもらったの、一生の宝物すぎる(ツイ廃)

私は、宇垣美里さん、大島育宙さん、Taitanさんと2024年超個人的なベストコンテンツ5選のコーナーに出演しています。ドラマウォッチャーという肩書きで出演していますが、ドラマだけだと上位5選になってしまうと思ったので、ドラマ映画その他コンテンツの中から選びました。すごく楽しい収録でした!放送日まで残りわずかになった今、話したことよりも白目むいてないか、魂ぬけた顔していないかの方が心配になってきました。ぜひ温かい目で見守ってもらえますと幸いです。5選に悔いはございません!

私も毎年欠かさず見ている大好きな、大好きな番組です!オファーをいただいた際は、冗談なしにスパムメールかと思ったんですが、こんな貴重な機会をいただけて本当に感謝しています。2025年も頑張るぞー!!そして2024年も残りわずか、溜まってるドラマを見ますーーーー!!!!!「あたらしいテレビ」なにとぞよろしくお願いします!

『海のはじまり』弥生さんは可哀想なヒロインなのか?

この間TikTokを見ていたら「万年モテ期の私が男を沼らせる方法を教えます」という動画が流れてきて、つい見てしまった。その答えはなにかというと「男性に対してママのような気持ちで接する」「なんでしてくれないのではなく、これしてくれたの?!ありがとう〜のマインドでいる」というもの。なるほど、理にかなってる。20代半ばくらいだろう女の子が、その境地に至って、それを本当に実現できていることが本当にすごい。

明日菜子どんなTikTokを見てるねん……とツッコんだ方もいるでしょうが、私はふと流れてきたその動画を見て、とあるドラマのキャラクターを思い出した。現在絶賛放送中月9『海のはじまり』に出てくる弥生(有村架純)さんが、まさにそのメソッドを体現したようなお人なのだ。「弥生さん絶対モテるだろうな…」と毎週思っている。平成のモテ女がサエコさんなら、令和のモテ女は弥生さんです。

大学時代に付き合っていた恋人が亡くなったことがきっかけで、自分に子どもがいることが判明した月岡夏(目黒蓮)が、どのようにして父になっていくか、その過程を描く『海のはじまり』。弥生は夏の年上の恋人である。現在進行形で付き合っている彼氏に「実は子どもがいる…」なんて打ち明けられた日には、白目剥いて卒倒しそうなものの、弥生さんはそんな彼を受け入れ、その子の母親になろうと奮闘する。

長編ドラマ3作目にして、こんなにも世間を語らせる生方脚本すっごいなと感じる反面、主人公の夏が典型的な“顔だけ良い男”で「こいつ〜!!」とグーパンしたくなる。しかし鑑賞後にどうしても語りたくなってしまうので、そういう意味ではもうハマっちゃってるんでしょう。村瀬プロデューサーの手の内です。気づけばずっと『海のはじまり』の話をしている。

放送済みの第5話では、いよいよ夏が自分の家族に娘がいることを打ち明けたり、海ちゃん(娘)とお試し生活を始めたりと、徐々に夏が“父”として覚醒することを周りが待つフェーズになったと思う。しかし、血のつながらない恋人の子どもを受け入れようとしている弥生は、たびたび「お前は本当に母親になれるのか?」(いや無理です)という絵踏みをさせられているように見える。大竹しのぶ演じる亡き恋人の母親が、娘の死を受け入れられないのは分かるが、はっきりと娘を引き取ることをいまだ明言していない夏には積極的に父親になるようアシストをするのに、血のつながらない弥生に対しては邪険な態度を取ること、あまりにも血縁史上主義すぎん?と思ってしまう。

ふわふわと夏が漂っている分、全ての業を背負うように見える弥生に対して、同情の声も多い。

けれど、私はそんな弥生を“可哀想なヒロイン”のように捉えたくないのだ。彼女には中絶経験があり、昔の恋人に「これ…俺…(中絶)いつするの?」と散々な対応をされたことも明かされたけど、それでも彼女を可哀想だと思いたくないのは、もしかしたら自分と恋愛思考が似通っているからかもしれない。好きなものに手を伸ばさずにはいられない。好きになったものはしょうがない。弥生さんもきっとそんなタイプの女でしょう???と勝手に共鳴しているのである。(ちなみにこのマインドはアイドルなどが好きなオタク女性にありがちなんじゃないかと推察)。あまりにも口下手で優柔不断で(主語を話さない君はそもそも仕事が出来ているのか?クライアントに対しても大事なことを先延ばしにするのか?夏)でもそんな彼が好きなんだよな、主に顔面が好きなんでしょ、タイプには抗えないよね弥生…!!と私は弥生のイマジナリー女友達となって毎週彼女に声をかけています。

弥生は夏のなにがそんなにいいのか?と聞かれたら、顔である。私が弥生の代わりに答えてあげよう、顔である。今のところ顔しか良いところがないので多分そう。大好きな彼と別れて(ちなみに私は稲葉友さんの顔がすごく好き!)、もう恋なんてしない…する資格ない…と思ってた矢先に舞い降りたのが夏だったんだ。そして彼と付き合って、ん?と思うことはたまにあれど、女遊びがすごいとかギャンブル癖があるとか暴力を振るうとか、そんな致命的な欠点ではないからこそ、私がリードすれば良い、私がママになればいいのだと、あのTikTok女子のモテメソッドを弥生さんは地で行っているのだ。

ナタリーの座談会で「ああいうタイプの子は絶対に恋人を離さない」と話したんだけど、文字列だけで見るとあまりに偏見に塗れた発言だったのでさすがに削除してもらったのだが、勝手に弥生はすごく芯のあるヒロインだと思っている。だから可哀想な人として見たくない。カリスマ美容師に髪の毛ツヤッツヤにしてもらって海ちゃんと表参道を闊歩しよう。授業参観に行って「綺麗なママさんね」て言われて心の中でドヤ顔しよう。

何が言いたくて書いた記事なのか自分でもよくわからないけど、『海のはじまり』最新話を見ていてもたってもいられなくなったんだ。こうなったら全てを掴み取れ、弥生。好きな人も好きな人の子どもも全部掴み取ったれーー!!!

↑座談会の記事もぜひ読んでください〜

女は子どもを産む機械じゃない(ドラマ『燕は戻ってこない』最終回によせて)

三宅さんとありまよさんと『虎に翼』中間報告&『燕は戻ってこない』スペースをした。『虎に翼』もかなり込み入った週が直近だったため、過去一内容が濃ゆいスペースになったと思う。『燕』はいろんな意見があり、お二人とも私とは違う解釈だったけど、すごく勉強になった。参加してくれた皆さんありがとうございました!

というのを踏まえて、私が『燕』の最終回でなにを感じたのか、改めて書いてみる。

私があの最終回を見た時、いちばんに考えたのが「どうしたらリキがぐらを連れ去らずにすんだのか」ということだ。独身の私はもちろん子どもがいない。妊娠も出産もしたことがないから、想像するしかないのだが、リキが子どもを連れ去ったのは母性によるモノではないと思った。いや、正確にいうと、自分がお腹を痛めた子が可愛くなってきたという気持ちはもちろんあるだろう。ただ、リキを突き動かしたのは純粋な母性ではないと思った。代理母をした自分がただ子どもを“産む機械”ではないと主張するために、リキは子を連れ去ったように見えたのだ。

私は『燕』が3、4話くらいのころに一度コラムを書かせてもらっている。同じ2024年春に始まった『虎に翼』の100年先くらいの物語でありながら、寅子のように「はて?」を持たない、いや持つことができないリキたちの生々しい物語に唖然とした。昨今は貧困問題、特に若い女性の貧困問題を扱うドラマが増えてきたが、貧困とは物理的な意味だけではなく、「数ある選択肢を持てない」「最善な選択があるにも関わらずそこに辿りつけない」「正しい情報にアクセスできない」ことこそが“貧困”だと描く『燕』に衝撃を受けたし、マジでその通りだと思った。

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私は『燕』を見る以前から、“貧しさ”とは多くの選択肢を持てないことだと思っていて。『おいハンサム‼︎2』最終回で、選択肢が多くても悩みすぎることがあるよ〜選択肢が少なくても幸せなんだよ〜と言ってくれたときには、なんか自分の中のつかえを取ってくれたような気がした(でもどこかで選択肢が少ないことは不自由だと思っている自分はいる)

そんな私が見た『燕』の最終回は、やはり“選択肢”の話だった。リキは基から「子どもたちの面倒を一年見てほしい」という打診をされる。つまり、リキにはそれを「受諾する」「拒否する」という二つの選択肢が与えられていたのである。しかし、悠子と基の復縁により、その選択肢は失われた。リキの手のひらには依頼主である草桶夫妻の決定だけが残り、口を挟む余地もない。そのことがリキは腹立たしたかったのではないか。たとえ自分が子どもと一緒に過ごす未来を選ばなかったとしても、選択肢を取り上げられたことが惨めだったのではないか。自分はそんな理不尽さを黙って受け入れる機械ではない。女は産む機械なんかじゃない。自分は一人の人間なんだという叫びこそが、リキを突き動かしたのではないかと思うのだ。

もし悠子があんな形で復縁しなかったら、リキは子を連れ去ることなんてしないと思っていたけど、でも衝動的なリキのことだからわからない。ただ、いまよりはもうちょっと、穏やかな結末になっていたかもしれないなぁと思った……が、スペースでみんなと話してみて、いや、そんなこともないのかなと思った。

草桶家の恐ろしいところは、愛磨がいなくて一瞬は慌てふためくものの、「まあ一人いるからいいか……」となりそうなところである。(悠子は「やっぱりリキさんにも母性が湧いたのよ。もともと双子なんて望めなかったんだから、私たちは悠人を精一杯愛せばいいじゃない」とか言いそう)双子ちゃんを見ながら恍惚とする悠子が、第一話でマチューを眺めたときと同じでほんま怖かった。

『燕』が最終回を迎えたころ、『虎に翼』は絶賛寅子頭打ちまくり週で、ヒロインを非難する声の方が強かった。全く共感できない、ヒロインの気持ちがわからないとネットが荒れる中、『燕は戻ってこない』っていう誰にも共感できないがおもしれードラマがあってじゃな……と、たびたび『燕』のことを思い出した。私は、自分の人生においてなぞることのできない別ルートを辿れることが、フィクションの醍醐味だと感じていて、『燕』はまさにその真骨頂である。誰に感情移入できるかを重要視するのではなく、自分の芯はなにかを問われつづける物語だった。

『ボクらの時代』河合優実×見上愛×青木柚が良すぎる

『ボクらの時代』河合優実×見上愛×青木柚回が良すぎた。平成初期生まれ平成ど真ん中世代の自分がちょっとくらってしまうほど良かったので、一度見てほしい。TVerの無料配信が明日朝までなのでとにかくもかくにも見てほしい。

tver.jp私のドラマ漬けな日常において、唯一見る“ドラマじゃない番組”が3つある。『ねほりんぱほりん』『フジテレビ批評』、そして『ボクらの時代』。昔は『ザ・ノンフィクション』も欠かさず見てたんだけど、あれを他人事として眺められるメンタルを失い、誰かの感想を読むだけで満足するようになった。最近はドラマに追いつくのか必死で、毎週チェックは出来ていないものの、私のハードディスクには『フジテレビ批評』と『ボクらの時代』が欠かさず録画されている。

『ボクらの時代』は毎週日曜朝7時から放送しているトーク番組だ。芸能人や著名人が3人、机を囲んでトークする。基本的にはもともとの知り合いだったり、なにかの作品で共演している人たちで構成されている。なにかの番宣絡みの方が多いかな。トークテーマは決められていない。3人が30分間、自由に話す。それだけだ。ちなみに私が好きな回はメンズノンノモデル4人が集まった少々イレギュラーな回です。

今回のゲストは河合優実×見上愛×青木柚という同い年の若手実力派俳優組。まず河合優実は『ふてほど』に出てた子、というと誰もがああ!となるでしょう。夏から放送されるNHK『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった』の彼女もすごく良いので見てください。見上愛&青木柚もかなりの売れっ子で、別事務所なのにセットで売り出してるのかと思うくらいに共演作が多い。今クールは『Re:リベンジ』に出てるけどこれはぶっちゃけ見なくていい、私が代わりに見届けますので。見上愛主演『不死身ラヴァーズ』には青木くんも出てて、フレッシュで勢いのある映画だった。ちなみに私は二人の伝説の始まりといっても過言ではない『きれいのくに』が好き。

AIに「令和の若者」で画像生成させたらこの3人が出てくるんじゃないかと思うくらいのイマドキメンツ。あの空間、あの瞬間がまさに“ボクらの時代”そのものだった。

そんな3人はもともと親友で、なんと河合優実&見上愛は大学の同級生らしい。入学当初に圧倒的なオーラを放つ河合優実を見つけて思わずナンパしちゃった見上愛(ちなみに見上愛ちゃんもお人形のように可愛いのよ…)、一緒に見た香港の若者映画がすごすぎて項垂れてしまった河合優実&青木柚のエピソードを聞いて、そのまま実写化できてしまいそうな話が彼らの日常にあることに震えた。視聴者からすれば何もかもを持ってそうな才能溢れる彼らが自分たちの仕事を「器用貧乏が活かせるねぇ」としみじみ話していたのも、実は演出科の出身で裏方志望だった見上愛ちゃんは役作りの際に“目的と障害”を全シーン分書かないと動き出せないと、かなりロジカルな役作りをしていたのが面白かった。売れっ子俳優が3人集まってもお芝居の話をしないと言ってたのはまさに“そういう世代”なんだろう。


そんな中、私は終盤の青木柚の言葉にビビビときた。大袈裟ではなく、雷に打たれたような衝撃だった。「この流れで聞きたいことがあった」と見上愛が話を切り出したのだ。

見上 「インタビューとかで青木さんとか河合さんとかってライバルなんですか?てめちゃきかれるの」

河合&青木「ええ?!!!!!!」

見上「ライバルっていますか?とか…」

(中略)

青木「でもこの二人に、がっかりされたくないなってのはあるよね」

見上「ある!そんな感じなんだって思われたくない」

見上愛が二人のことをライバル視していないことは、普段から彼らの芝居を見ていれば明らかだと思う。ただ同年代なだけで、彼らが求められている芝居はそれぞれ違う。まだ23歳なのに、この3人は役者としてすでにその領域にいる。

おそらくそのインタビュアーも何の考えもなしにといったら失礼かもだけど、ただ話の盛り上がりを作るために聞いたくらいなんだろうが、青木柚の「この二人にがっかりされたくないなってのはあるよね」という言葉がなんだかすごく眩しかったのだ。

なぜこの言葉がこんなにも新鮮に、そして瑞々しく聞こえたのだろうと、今日一日考えていた。多分それは、私が“ライバル”という存在がすごく良いものだと教えられてきた世代だからなのだと思う。

小さい頃から学生時代まで、自分が享受してきた物語の主人公のそばにはいつも“ライバル”がいた。北島マヤ姫川亜弓、早乙女らんま響良牙黒崎一護石田雨竜越前リョーマ跡部景吾うずまきナルトうちはサスケキラ・ヤマトアスラン・ザラ……(物語の偏りがすごい)

めざせポケモンマスター』でも「きのうの敵はきょうの友って古いコトバがあるけれど」というくらい、私たちの世代は“ライバル”が良いものだと教え込まれてきた。なぜライバルじゃないといけないのか?親友じゃいけないんですか?という声に答えるとするならば、ライバルは同等かそれ以上の力を持つ相手であり、切磋琢磨しながらお互いを高め合う存在なのである。いってしまえば、自分にメリットがある存在だからこそ“良い”のだ。

でも今回の三人には、最早その“ライバル”という概念すらないように見えた。ただ“あなた”と“私”がいて、大好きだからこそ“あなた”に嫌われたくない。がっかりされたくない、というすごくシンプルな話なのである。もちろんこれはライバルという概念を否定する話でもないし、彼ら三人が令和の若者すべてを代弁しているとは思わない。ただ、もう自分ファーストではなく“相手”を思う時代なんだろうなぁと、そんなことを感じてグッときた。私より遥かに若い世代の彼らは、すでにそのフェーズにいる。

もし自分が『ボクらの時代』のディレクターとかであの場にいたら、あまりの眩しさに泣いてしまうんじゃないかと思うくらい、すごく良い回だった。自分が生きてきた価値観にあるようで、抜け落ちてしまっていたものを教えられた気がする。やっぱり『ボクらの時代』は見なきゃいけないな。あの番組でしか得られないものがそこにはある。

この俳優の見分けがつかない2024

それは友人たちと行った韓国旅行での一コマである。北村匠海が朝ドラに出るかも……という話題になったとき、友人Aがこんなことをいった。

 

「北村匠海と眞栄田郷敦って似てませんか?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

似てなくない?

思わず横にいた友人を二度見した。もしかしたら「私北村匠海と眞栄田郷敦の見分けがつかないんです…」だったかもしれない。それからの話があまりに盛り上がりすぎて最初の一言を正確には覚えていないのだが、ともかく彼女は「北村匠海と眞栄田郷敦が似てる」といったのだ。

 

……似てなくない?

 

目力が強くどちらかといえばギョロッとしてて、二人ともエキゾチックな顔立ちをしているが、見分けがつかないなんてことはない。 なんなら『東京リベンジャーズ』で北村匠海と眞栄田郷敦は同じ画面に存在しているが、それは一体どういう風に映っているんだ。

一つ情報を加えておくと、友人Aは最近北村匠海を見ていないらしい。最新版の北村匠海は2017年の映画『勝手にふるえてろ』で止まっていた。(ちなみに『勝手にふるえてろ』の北村匠海は北村匠海史上ベスト3に入ります)

朝ドラ&大河はマスト、さらに毎クールドラマを数本チェックしていても、売れっ子の北村匠海を7年もの間みていないこともあるんだな…と思うと、やはり朝ドラ大河の影響力はすごい。いやしかし、最近の北村匠海を知らずとも、眞栄田郷敦は映画『ゴールデンカムイ』で目撃したようで、 それは眞栄田郷敦史においてもわりと“最新”である。その上で「北村匠海と眞栄田郷敦の見分けがつかない」のが信じられなかったものの、男性俳優の解像度が低いことを自虐する彼女らしいエピソードだった。

さらにこの話にはつづきがある。「北村匠海と眞栄田郷敦の見分けはつくが、同じ畑かもしれない」と第三者目線で意見していた友人B(毎クール視聴ドラマ数本/映画舞台好き/虎に翼を絶賛)が、「あの私も友人Aのこと言えないじゃんって言われそうなんだけどさ……」とおずおずとこんなことを言いだした。

 

 

 

「花岡(岩ちゃん)と中川大志も似てない……?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

似てなくない?

なんなら中川大志が『Eye Love You』で演じた役も“花岡”なので、私と同じく 『Eye Love You』にどハマりしていた彼女に「花岡(岩ちゃん)と花岡(中川大志)も似てない……?」みたいな感じで聞かれていたら、その意味について一生悩むことになっていた。というか、現在進行形でほぼ毎日目にしている『虎に翼』の岩ちゃんと、あんなにハマってスペースまで一緒にした 『Eye Love You』の中川大志が同じにみえるというのか。“7年みていない北村匠海”とはワケが違う。

……似てなくない?

“北村匠海と眞栄田郷敦の見分けがつかない”友人Aもさすがに「似てないと思う」と言っている。並べられた岩ちゃんと中川大志の画像には“イケメン”と“演じた役名が花岡”この二つの共通点しかない。しかし画像を並べた上で「結構似てるなと思っちゃった」と友人Bは自白した。おそらく顔タイプ診断みたいなものを勝手にやったら、岩ちゃんはいわゆる“子供顔”(顔短め)で中川大志は“大人顔”(面長)なので、そもそものタイプが違わないか……?さらに友人Bは「『あなたがしてくれなくても』の岩ちゃんも誰かに似てるな~と思って、いま『俳優 30代 イケメン』でググってるが全然出てこない…」と言っていたが、たぶん一生出てこないんじゃないかと思う。

しかし、世間の人たちの解像度はこのような感じなのだろうか。むしろ友人たちは、平均よりもかなりエンタメを摂取している人たちだから、世間の解像度はもっと低いのかもしれない。私がドラマウォッチャーだから、俳優の顔の見分けがつくというのは大いにあるだろう。その謎を探るべく、明日菜子はアマゾンの奥地へと向かった……。

というわけで、ここではアンケートとマシュマロでの申告を結果報告とさせていただきます。ただ、ドラマをかなり見ている私をフォローしている人(または私と属性が近い人)たちが回答しているので、平均よりは“エンタメに詳しい人”の意見だと思う。しかし、ドラマに詳しい人でも間違える/ドラマに詳しい人だからこそ提示できる“似てる俳優”なので、制作側の方はぜひ参考に、私と同じドラマウォッチャーの方々は「ほえ~」と思っていただけたら幸いです。

ちなみにW花岡の似てる/似てないアンケートを集計した際、「中川大志は福士蒼汰のほうが似てる」という意見が大量に届きましたが、「『Eye Love You』の一話ずっと福士蒼汰だと思っていた」とすでに福士蒼汰・中川大志を同一人物だと思っていた人の話からのスタートなので割愛しました。

北村匠海と眞栄田郷敦

↑話が出た瞬間、私は友人Aに黙ってスッ……とアンケートをとった。この結果だけを見ると「ほら、やっぱ似てないじゃん!!」といえるのだが、711票のうち28%つまり200人ほどが「北村匠海と眞栄田郷敦は似てる」というならそれはもう“似てる”のではないかと思い始めた。ちなみに届いたマロでは圧倒的に「似てない」が多かったです。

【似てる派】

・実際に一瞬間違えた

・たまに似てる

・明日菜子さんのツイートを見て確かに似てるかも…!と思った

・同じブロックにはいる

・北村匠海が掘りが深くない頃から応援しているせいか、似てるか考えたことがなかったのですが、言われてみれば目頭が似てますね!?

→北村匠海が掘り深くない頃あったっけ……?

【似てない派】

・濃さの方向性が違う

・ガタイと骨格の大きさが違いすぎる

中川大志と岩田剛典

友人Bが衝撃的なことを言った後、私はまたもやスッ……とアンケートを取った。今回は「同じ畑ではある」の項目を設置した。個人的には同じ畑にもいないのだが、「同じ畑ではある」が32%つまり200人以上もいるので、認めざるを得ないかもしれない。

【似てる派】

・同じ畑にはいるなぁと感じる

・まぁ種類は同じだけど、間違えない

・笑顔が犬っぽくて両方ハマってた時期があったので多分同じ顔タイプ

・あんまり似てない!に紗がかかったようにみえるので同じ畑。

・声質と話し方が同じかもしれない。顔は似てないと思うが、声だけ聞いたらわかんないかも

【似てない】

・同じ系統の部屋にはいると思うけど似てるとは思わない

・それならまだ北村匠海ゴードンの方が分からなくは無いかも

・似てると思ったことは一度もないのでびっくり

・中川大志と岩田剛典はあんまり似てないと思います、、、。ただ私も一時期岡田将生と松坂桃李を同一人物だと思っていました。お恥ずかしい、、、。

・胡散臭さが表面的か内面的かで違うから似てない

→これは非常に鋭い指摘だ……!おそらくそのような意図でキャスティングされていることもありそう。中川大志は白タートルが似合うベンチャー系企業の若手社長みたいな胡散臭さがある(おそらく自宅にはビジネス書が陳列している)が、岩ちゃんは一見タートルネック族よりは親しみやすそうに見えて、ハマったらズブズブになりそうな胡散臭さが……!マッチングアプリで出会ったらいけないのは圧倒的に後者です(彼らが演じる役の話です)

【違う人に似てる派】

・中川大志くんは松本穂香ちゃんに似てると思います!!!

→そうか……?

・アンチヒーローに出てきた岩ちゃんを見て、中沢元紀くん(下剋上球児の翔くん)髪染めたんだな、と思ってた

・アコムのCMの鈴木伸之を見るたび「これは岩ちゃんじゃないほう」と言い聞かせている                        

それは似てる

【細田佳央太&萩原利久】

・顔がめっちゃ似てる訳ではないことは理解しているが、どちらかが出ているたびにどちらかに間違える。ちなみに福士蒼汰と中川大志の見分けはつくどころか似ていないと思う    

・ 未だにぱっと見では分からない。ちなみにジャガー横田と北斗晶の見分けもつかない 

→これはわかる……なんなら私が見間違える俳優は誰だろうと考えた際、真っ先に浮かんだのが、細田佳央太&萩原利久だった。一時期は本当に分からなかった。ちなみに私はジャガー横田と北斗晶の見分けはつく。

【木村文乃&伊藤歩】

・この二人は以前から今も分からない      

→一人しか挙げていなかったが、この二人は分からない人多そう

【綾野剛&笠松将&清原翔&上杉柊平】

・似てると思ってる人はわたし以外にもいると思ってます!

・綾野剛と清原翔はたぶん血のつながった兄弟

→実は【綾野剛と笠松将】【笠松将&清原翔】みたいな形でそれぞれ届いていたのだが、綾野剛ー笠松将ー清原翔ー上杉柊平のグラデーションのように感じる。『らんまん』で佐久間由衣が片思いしていた相手を笠松将が演じていて、そんな組み合わせアリなんですか……!?とドキドキした思い出。

【岸井ゆきの&古川琴音&趣里】

・岸井ゆきのと古川琴音がそっくりすぎて、なんなら趣里も含めて三つ巴で似てます      →すごく多かった。ここも岸井ゆきのー古川琴音ー趣里のグラデーション。よく見ると似ていないのに不思議だ

【 井上祐貴&伊藤健太郎】

・マルスのとき、最終話近くまでずっと伊藤健太郎くんだと思ってた…                        

→この二人も似てますよね。最近テレビドラマに出ているのは井上祐貴と言いたいところだが、今期の日テレ土曜22時枠に出演するのは伊藤健太郎です。

【小島藤子&松井愛莉】

・いつもどちらが出ているか判別はつかないが、二人とも可愛い                        

・本当に見分けがつかなくて、小島藤子を松井愛莉だと思ってドラマを5話くらいまで見てた                        

→わかります、ここもパッと見だと判別に迷う。しかしどちらも可愛い。

【浜野謙太&ハマオカモト】

・最初は同一人物で、浜野さんがアーティスト活動の時はハマオカモトと名乗っているんだと思っていた。今でももし浜野さんを音楽番組で見かけたら判断つかない。

→ハマケンが音楽番組に出る可能性、ぜんぜんある

【徳永えり&安藤聖】

→「どうしてもお伝えしたかった」と追加でマロをいただきました、似てます。

おじさん俳優の見分けがつかない

アンケートを取ってみて、特に皆さん“おじさん俳優”の見分けがついていないのではないか……?と思いました。並べてみたら分かるけど、そもそもの名前を覚えきれていないor知らなかったためにどっちがどっちか分からない……という現象が多発しています。

【豊川悦司&豊原功補】

・電車男観ててトヨエツだと思ってた人がトヨ違いでびっくりしました                        

→豊川悦司と豊原功補って名前も似てるよね、と思ったら実は“豊”しか合ってないんだよね。

【リリーフランキー&吉田鋼太郎】

・初めてテレビで拝見した時、見分けがつかなくてえええっ??って驚いたのを思い出した     

→シェイクスピア演じてそうな方が吉田鋼太郎。

【葛山信吾&田中実】

→ここはそっくりでしたよね……私もあんまり見分けつかないな……

【緒形直人&吉岡秀隆】

・今は髪型や雰囲気が変わったので認識できるが、ミステリーもので脇を豪華に固めるキャストと・して同時に出てきて、トリックや事件概要が全くわからなくなったことある

【平山祐介&高橋努】

・ずーっと見分けがつかないというかごっちゃになっていたが、お二方とも虎に翼に出ているのを見て、最近見分けられるようになった。

【北村一輝&沢村一樹】

→よくよく見たら名前もそんなに似てないのだがね……一気に見積もりしてくれる方が沢村一樹です

【本並健治&安藤政信】

→おそらく兄弟ですね(兄弟ではない)                 

【野間口徹&矢柴俊博】

・20年近く何らかのテレビドラマ観てる生活をしてますが、未だに見分けられる自信がない        

→メガネのおじさん俳優なことしか共通点がないが、見分け方を説明しろと言われたら難しい

【國村隼&松平健】

『オリバーな犬〜』で当時初見だった國村隼の事をずっと松平健だと思って見てた。因みに、松平健の事はマツケンサンバで有名になった演歌歌手(?)と認識していたので「この人、歌だけじゃなく演技もするんだ」と妙に感心した。

→クニジュンサンバむしろ見たい

兄弟・姉妹の見分けがつかない

兄弟姉妹俳優も混乱している人が続出。他人でこれだけ見分けがつかないのだから仕方ない。

【上白石萌音&上白石萌歌】

・顔が違うのは分かったうえで名前も相まって混乱する 。 

・上白石姉妹は、双方いたるところで拝見するが、未だに区別がつかない。  

・・顔も雰囲気も似ているし、名前も一文字違いなので混乱を極めている。しかも萌「音」と萌「歌」なので漢字のジャンルまで同じで難しすぎ。先日も、姉が萌歌で千尋役!と言ったら違うと言われた。一生無理な気がする。

→最後の人はすべての情報が間違ってて面白すぎるんだよな。ガーリーな雰囲気が萌音で姉、カジュアルな雰囲気が萌歌で妹。もねがあね!!

【市川実日子&市川実和子】

・ちなみに上白石姉妹の見分けはつく

【柄本佑&柄本時生】

やっぱりイケメン俳優がわからない

友人たちもそうですが、最近流行りのイケメンが同じ顔に見える……という人は少なくないようです。おそらく「イケメン」というカテゴリの畑に一気に入れて、そこから細かくジャンル分けできないのが原因だと思われます。

【岡田将生&溝端淳平】

・先日のポストを機に気付いた。普段はキャストを見てからドラマを見るので認識はできるが、イケパラでパッと見たときにわからなかった

→平成中期のドラマは特にみんな流行りの髪形をしているので、余計にわからなくなる。福士蒼汰&中川大志も若いころは特に見分けつかなかったもんなぁ。

【亀梨和也&佐藤健】

ここで圧倒的に票を伸ばしたのが亀梨和也&佐藤健!私は元々アイドル好きなので全然見分けがつくんですが、言われてみたら確かに顔の輪郭とか切れ長な感じとか似てるかも……?ちなみに田仲陽成くんというジュニアが昔の亀梨和也にそっくりなので、調べてみてください。

・「CMに出ている佐藤健」を亀梨和也と見間違える。逆もある。毎回どんなCMでも間違える。ドラマとかだと絶対わかるが、CMみたいに突然くるとわからなくなる            

・ジャニに疎い私からすると亀梨和也と佐藤健は同じ顔に見える。背の高さと華奢かどうかで判断してる。                        
・佐藤健と亀梨和也 年々同化していて そのうち新たな1人が爆誕してしまいそうと思ってる(ホラー)   
・映画「美しい星」を観た時、へぇ〜佐藤健が出てるのか、と思って観てたらエンドロールでそれが亀梨和也だったと知ってショックを受けた。映画の内容よりそれが一番記憶に残ってる 

小学生のころの話ですが、亀梨和也さんと佐藤健さんの見分けがつかず、実写版るろうに剣心の主演は亀梨さんだとずっと思っていました。あとこれは顔だちというか髪型までの雰囲気?も含めてのことだと思うのですが、同じく小学生のころ、何食べのケンジは滝藤賢一さんが演じられてるとなぜか思い込んでいて、違うと知ったときにこれは絶対嘘だと思ったのを覚えています 

→「小学生のころの話ですが」という前置きで『るろうに検心』と 『何食べ』の話が始まったことが衝撃的すぎてなんも入ってこなかったです

【上杉柊平&杉野遥亮】

・情報を入れていなかった『ミスターゲット』で混乱              

・ミスターゲット見ながら、上杉柊平が杉野遥亮に見える瞬間が何度も何度も何度もあった。もはや同一人物だと思ってる

→まだ『ミスターゲット』をチェックできていないのですが、髭ナシの上杉柊平が杉野遥亮に見えるというマロが2件も届いたので、これはもう見分けがつかない俳優として認定させていただきます。

【新原泰佑&高杉真宙】

→舞台『ロミオとジュリエット』で二人が同じ空間にいることを生で目撃しました。個人的に新原泰佑は横浜流星に似ていると思った、めちゃくちゃイケメンなことに変わりはないが……

【曽田陵介&綱啓永】

・毎回エンドロールを観るまで分からない。調べるたびに覚えようとしたものの、どちらも恋リアに出演されてたり役のポジション的に近いものが多かったりと共通点が多くてもう…

【竹野内豊&大谷亮平】

・本当に見分けがつかない。あれに出てたのそっち?って後から気付くことがあったので怖い

→大谷さんが出始めのころ、ドラマ垢(私のTL)が「ジェネリック竹野内豊」と呼んでいました。すみません。

【長田成哉&毎熊克哉】

・そもそも同一人物(すべて長田さん)だと思っていました。

→ここも似てますねえ……!よくぞマロに書いてくれました。

【二宮和也&松山ケンイチ】

・GANTZで共演したときに同じような顔なのに一緒に出ていいの?!って余計な心配をした

【板垣李光人&吉野北人】

・魔法のリノベをみたとき、途中まで板垣くんだと思っていた

【矢野聖人&磯村勇斗】

・最近磯村くんが売れてきたのでだんだんわかるようになった

【竜星涼&長妻怜央】

 ・いつか共演を!ぜひ兄弟役で!ちなみに清水尋也と川島如恵留も似ていませんか          ・今期見ている別のドラマにそれぞれ出ているがすごく似ている    

  →私事で大変恐縮ですが、かつて私の担当ジュニアが長妻くんでした。当時「ながつって竜星涼に似てるよね」と周りに話していたら「さすがにそれは良くいいすぎ」と言われた思い出があります。ビッグ……ミドルになって帰ってきてくれてありがとう。ちなみに清水尋也と川島如恵留はよく見たら似てない

 かつて見分けがつかなかった人たち

今は二人とも売れているから認識は出来るが……という人もいませんか?

【関水渚&広瀬すず】

・映画「コンフィデンスマンJP プリンセス編」を見たとき、広瀬すずちゃん???と思って見てた。そこが気になって1回目見た時、ストーリーが入ってこなかった

・関水さんを初めて見た時、「広瀬すずなんか大人っぽくなった?あ、姉のアリスか」と思ったのに赤の他人だった

→わかります。私も『プリンセス編』を見た際、関水渚は広瀬姉妹の3番目だと思ってました。

【宮崎あおい&二階堂ふみ】

・二階堂ふみが売れ始めの頃区別つくまで結構時間かかった                        
・最初から別の人だと認識はしていたが、ヒミズの二階堂ふみを見たときすごく似ていると思った                        
・Womanのときの二階堂ふみがそっくり。満島ひかりが母親役なのにあおいちゃん学生なの…?と思った                        

→こちらも分かります。私は映画『悪の教典』を見たときに、宮崎あおい……?となった

【二階堂ふみ&山本舞香】

・よくどっちが菅田将暉が唯一の女友達っていうちょいきも紹介をしてたほうだっけ?とあやふやになる 

→いきなり菅田将暉に飛び火

【見上愛&小松菜奈】

・見分けがつかない時が増えた!JRAのCMに見上愛が出始めた時、2ヶ月ぐらい経って小松菜奈では無いことに気づいた。姉妹役で共演してほしいです

→光属性の小松菜奈=見上愛と認識しております。

同じポジションの人の見分けがつかない

冷静になったら全然違うのだけれど、同じ属性(または同年代)だと見分けがつかない……という現象も発生するようです。

【峯村リエ&池谷のぶえ】

・最近はだいぶわかるようになったが一時期は区別がつかなかった

→このブロックの代表選手といっても過言ではない              

【坂口憲二&伊藤英明】

・小さいころから彼らの判別が苦手。医龍に出てたのが…海猿に出てたのが…そして今出ている人は…と落ち着いて考えれば正解に辿りつけはする。両方とも身長が高くてガタイがいい、ひげを生やしていることもあり、見分けポイントが難しい

 【山崎紘菜&北香那】

・ドラマで見かけるたびにどちらかを確認するが、すぐにわからなくなる。このマシュを書くにあたっても、『舞いあがれ!』の航空学校の同級生と『どうする家康』の側室のキャストをわざわざ確認した。

【成海璃子&三吉彩花】                  

・見分け方教えてほしい 

→見分け方……声がハスキーな方が成海璃子!たぶんイエベが成海璃子でブルベが三吉彩花!

似て……る……?

ドラマや映画をたくさんみているであろう人たちの意見なので、友人たちを超えるぶっとんだ意見はさすがに出てないだろうと思っていたのですが、後半になるにつれて怪しいものが増えてきました。むしろエンタメをたくさん摂取しすぎておかしくなっているのかもしれない。

西垣匠は中島健人の王子様感と菊池風磨の色白&慶應スペックを掛け合わせた存在ということですか?ざっくりすぎん???あと全体的にそれほど似てないんだけど、西畑大吾&髙地優吾は似てなくない?私が双方のオタクから怒られそうだからやめて???

この解像度なら中川大志と岩ちゃんも似ててもいいだろ!!!!と我々のLINEグループで話題に。

似てないな?

まだまだ見分けがつかない人たち

二日間の募集に関わらず、100件以上のマシュマロをいただきました!ありがとうございます!全て紹介したかったのですが力尽きました、紹介抜けてたらごめんなさい。以下ダイジェスト版です。

※正しくは犬飼貴丈さんですすみません🙇

 

ダイジェスト版だからまあまあ似てる等は全く関係ございません。ただただ力尽きました。地味に【戸塚純貴&細田善彦】とか【白洲迅&松村北斗】とか【柏原収史&和田聰宏】とか全然似てねえじゃねえかと思います。最多得票は【細田佳央太&萩原利久】、つづいて【亀梨和也&佐藤健】【上白石姉妹】も多かったです。

 

ちなみに先日の韓国旅行にて、おしゃれショップ・TUMBRINSにいた馬を私は本物だと思っていました。メンバーに「TUMBRINSに本物の馬がいました……!」と伝えたら、その時一緒にショップに行った菜子さんに「本物なわけねえだろ!!!」と言われました。長い付き合いの中で、あれだけ声を荒げた菜子さんを見たことがありません。

福士蒼汰と中川大志は見分けられるが、生きてる馬とレプリカの馬は見分けがつかない。それが私たちなのです。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

 

しらんがな