【12月22日 AFP】ウクライナは21日、国境から約1000キロ離れたロシア中部の都市カザンに無人機攻撃を行った。地元当局によると、無人機は高層の集合住宅に突っ込んだが、犠牲者は確認されていない。

国境からこれだけ以遠の場所への攻撃はまれだが、カザンが位置する石油資源豊富なタタルスタン共和国は、これまでもウクライナの無人機攻撃を受けてきた。

同共和国の首長はテレグラムで、「以前は工業施設が攻撃されていたが、今や敵は朝、民間人を攻撃するようになった」と非難した。

ロシアのソーシャルメディアに投稿された動画では、高層ビルに無人機が衝突し、火の玉が発生する様子が確認できる。

ロシア外務省のマリア・ザハロワ報道官は、無人機2機が37階建ての集合住宅に衝突した語った。ウクライナは工業施設を標的としていたが、工業施設に被害はなかったと明らかにした。(c)AFP