MLBの盗塁男、ヘンダーソン氏が65歳で死去
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【12月22日 AFP】米大リーグ(MLB)の歴代最多盗塁記録を持つリッキー・ヘンダーソン氏(65)が死去したと、21日に遺族が発表した。
米エンタメ情報サイトTMZは、ヘンダーソン氏が肺炎のため短期間入院した後、20日にオークランド近郊で亡くなったと報じている。ヘンダーソン氏は今月25日に66歳を迎えるはずだった。
ヘンダーソン氏は1979年から2003年までの24シーズンにわたり、九つの球団でプレー。オークランド・アスレチックスには4度在籍し、1989年にはワールドシリーズのタイトルを獲得した。また1993年には、アスレチックスからトレードされた3か月後にトロント・ブルージェイズでもワールドシリーズ制覇を経験した。
「盗塁男」の異名を持つヘンダーソンは、通算1406盗塁と2295得点の大リーグ記録を保持しており、1982年にはシーズン130盗塁の最多記録を樹立した。シーズン100盗塁を達成した選手は他にいない。12シーズンにわたってア・リーグの盗塁王に輝き、1990年にはア・リーグのレギュラーシーズンMVP(最優秀選手)に選ばれた。
その他は、通算3055安打、297本塁打、1115打点、打率2割7分9厘でキャリアを終えた。2009年には資格取得1年目で米野球殿堂入りを果たした。(c)AFP