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ベラルーシ大統領、7期目の当選確実 野党は「でっちあげの選挙」と批判

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投票所で投票するルカシェンコ大統領=26日、ベラルーシ首都ミンスク/Evgenia Novozhenina/Reuters

投票所で投票するルカシェンコ大統領=26日、ベラルーシ首都ミンスク/Evgenia Novozhenina/Reuters

(CNN) ロシアの同盟国ベラルーシで26日、大統領選挙が実施され、ルカシェンコ大統領(70)の7期目の当選が確実視されている。ルカシェンコ氏は1994年から権力を握り、欧州最長の在任期間を誇る。

2020年に行われた前回選挙ではルカシェンコ氏が80%以上の得票で圧勝した。野党は不正を訴え、野党指導者のスベトラーナ・チハノフスカヤ氏が正当な勝者だと主張した。首都ミンスクでは数十万人が抗議したが、ソ連崩壊後最も厳しい弾圧が行われた。

チハノフスカヤ氏は今回、ベラルーシ国民に再び抗議行動を行うことは求めなかった。同氏は代償が大きすぎることを理由としている。

20年の政権による容赦のない取り締まり以降、チハノフスカヤ氏は2人の子どもとともに亡命生活を送っている。人権活動家によると、ベラルーシには同氏の夫を含む1200人以上の政治犯が拘束されており、チハノフスカヤ氏は2年近く夫と連絡を取れていない。

チハノフスカヤ氏は、夫が収監され出馬を阻止されたのち、20年に初めて出馬。ルカシェンコ氏は政治家として経験の浅いチハノフスカヤ氏を過小評価したとみられ、同氏の出馬を容認した。この看過が、数十年にわたる政権の支配に最大の脅威をもたらした。

英国のナイジェル・ゴールドデイビーズ元駐ベラルーシ大使はCNNに対し、「彼は自己満足に陥り、国民の機運を完全に見誤っていた」と語った。「だからこそ、今回は一切リスクを冒していないのだ」

今回、ルカシェンコ氏は名ばかりの対抗馬と対峙(たいじ)しているが、そのうちの一人は「大統領の代わりにではなく、大統領と並んで出馬する」と述べている。独立した監視員が投票を監視しないのは今回が初めてで、海外の投票所も開設されていない。そのため、国外に住む約350万人の国民が投票を阻まれた。

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