常に野球帽&野球関連の変な服を着た、ぱっと見冴えない大男・妻夫木一三。
初めは、身長の高さくらいしか良いトコないなぁ〜と思いつつ読んでいたけど、これがなかなかに男前だった
まず、佐藤への想いを自覚してから告白までの行動が早くて思い
切りが良い。
とても彼女いない歴=年齢とは思えない
ちなみに、何だかんだで手も早い(当然お預けハプニングはあるけど)
佐藤の不幸体質の凄まじさを身をもって体験してボロボロになっても、佐藤の歴代の恋人たちの様に佐藤を責めないし拒まない。寧ろ、妻夫木がケガをする度にいつも不安そうな顔をする佐藤を慰めて、慈愛に満ちた優しい笑顔を向ける妻夫木の大人な態度には感服妻夫木の前で佐藤の事を広と呼び捨てにして、死神と侮辱した佐藤の元彼をぶん殴る気概も素敵
佐藤と付き合いはじめてから異常なハプニングに見舞われ続け、常に満身創痍な状態なので、妻夫木も時にはカマキリの交尾(笑)を思い浮かべつつ葛藤しているけど、躊躇い逡巡するのは極僅か『くるならきやがれ!』と、不幸や災難を受ける覚悟を決める思い切りの良さは天晴れ
結局、佐藤の不幸体質は治ってないし、この体質故に発生するお預けハプニングの弊害もあって妻夫木と佐藤はあんなにもラブラブなのに、この漫画のH度はちょっと低め。佐藤と付き合いはじめてから妻夫木が見た何かの啓示のような夢の正体も明かされなかった。他の方も書かれているように、スライド式で読みにくいのも難点。
が、それらを差し引いても5つで。
小さな子供みたいに可愛らしい佐藤に癒され、妻夫木の男っぷりに惚れ惚れして、思いやりと危険に満ち溢れた二人の日常にあっという間に引き込まれました
二人の今後をもっといっぱい読みたいってくらいに面白かったです
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