Excel で複数の新しいシートを追加して、名前を変更する操作が手間です。効率のいい方法はありませんか?
シートの挿入、変更、削除をリボンに追加する方法もあります。
Excel で新しいシートを追加するには、画面下でシートのタブが並んだバーの右にある「+」ボタンをクリックするのが一般的です。
あるいは「シートを挿入する」ショートカットキー
Alt + Shift + F1 あるいは Shift + F11
もありますが、覚えづらいし離れたキーの組み合わせで使いづらいです。
さらに新しいシートを追加した直後に「シートの名前」を変更するには新しいシートのタブをダブルクリックして変更可能な状態にします。、
ダブルクリックの代わりに、タブを右クリックして現れたメニューから「名前の変更」を選択して実行する方法もあります。
これらは大した操作ではないものの、3つ以上のシートを次々に追加して、それぞれ名前を入力したいときは結構、手間に感じます。
「新しいフォルダー」を作成するときのように、シートを追加したと同時に「名前の変更」ができればいいのですが、そうはなっていないのです。
では、リボンでの操作はどうかというと、リボンの「ホーム」タブには「セル」グループがあり、その中に「シート」の操作も隠れており、
- 挿入 > シートの挿入
- 削除 > シートの削除
- 書式 > シート名の変更
という操作が可能ですが、ワンクリックで実行できないのが不便です。
同様に「リボン」の「アクセスキー」の連続入力を使って
- 「シートの追加」は Alt+H,I,S
- 「シートの削除」は Alt+H,D,S
- 「シートの名前の変更」は Alt+H,O,R
というキー操作も可能ですが、覚えられないし、4つのキー操作なので、それほど効率化にもなりません。
そこで「リボンのユーザー設定」で「ホーム」タブの中に、たとえば「セル」の隣に「新しいグループ」として「シート」グループを追加してみます。
追加した「シート」グループの中に「シートの挿入」「シートの削除」「シート名の変更」を追加します。「コマンドの選択」は「すべてのコマンド」を使った方が「シート」関連のコマンドが見つけやすいでしょう。
「シート」グループなのでコマンド名に「シートの」は不要なので「名前の変更」で調整します。
これでシートの追加、削除、名前変更がワンクリックで可能となります。
ただし、いったん「削除」すると「Ctrl+Z」などで元には戻せないので「削除」は慎重にすべき操作なのでボタンにしない、という考え方もあります。
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さらにシートの「挿入」「削除」「変更」を右クリックでメニューから「クイック アクセス ツールバーに追加」を選択して追加することもできます。
「クイック アクセス ツールバー」に追加したら、普通にワンクリックで使えるのですが、
「Alt」キーを押すと「挿入」「削除」「変更」に数字の「アクセスキー」が表示されるので、その数字キーを押すだけで操作できるようになります。
つまり「Alt + 5」でシートの挿入、「Alt+6」で削除、「Alt+7」で名前の変更ができるということです。
さらに「Keyboard Manager」の「ショートカットの再マップ」を使えば、さらに効率よい操作も可能となります。
いずれにせよシートの「挿入」「削除」「変更」を今後もよく使うなら、「クイック アクセス ツールバー」に残せばいいし、たまたま多くのシートを使ったのなら「クイック アクセス ツールバー」から削除してもいいでしょう。
「クイック アクセス ツールバー」で「Alt + ひと桁の数字」が使えるのは「Alt + 9」までなので、本当に使うコマンドに絞り込みたいです。
そこで一時的によく使うコマンドは「クイック アクセス ツールバー」に追加しても、終了したら削除する、という運用はありでしょう。
理解を深めるための「パソコン用語解説」
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