Excel で現在、選択しているセルの行の選択や削除はできますか?
選択セルの行や列を選択できるショートカットキーがあります。
Excel で特定の「行」あるいは「列」を選択するときは「行番号」あるいは「列番号」の部分をマウスでクリックするのが一番、直感的な操作のはずです。
でも、マウスで行番号あるいは列番号の場所までポインターを移動させ、クリックするという操作は多少、時間がかかる場合があります。
そんなとき、もし選択中のセルを含む行あるいは列を選択したいなら、以下のショートカットキーが有効です。
- 選択セルを含む行を選択 Shift + Space
- 選択セルを含む列を選択 Ctrl + Space
ただし「選択セルを含む行を選択」の「Shift + Space」が有効なのは IME が「半角英数字」モードのときだけで、もし「ひらがな」モードで「Shift + Space」を押すと半角スペースが入力されてしまいます。
もし半角スペースが入力されたら「Esc」キーを押して、入力前の状態にして、「半角/全角」キーで「半角英数字」モードに切り替えてから再度「Shift + Space」で「選択セルを含む行を選択」できます。
複数行のセルを選択した状態で「Shift + Space」を実行すれば、複数行を選択できますし、
複数列のセルを選択した状態で「Ctrl + Space」を実行すれば、複数列を選択できます。
行が選択された状態で、「Shift」キーを押しながら「上矢印(↑)」キーを押せば、上の行が追加で選択されて、「下矢印(↓)」キーを押せば、下の行が追加で選択されます。
同様に列を選択した状態で「Ctrl」キーを押しながら「左矢印(←)」キーを押せば、左の列が追加で選択されて、「右矢印(→)」キーを押せば、右の行が追加で選択されます。
ただし、「Ctrl + 矢印」で選択範囲を広げた直後に「Shift」キーを押したまま逆方向の「矢印」キーを押すと選択範囲が狭まります。
◆◇◆
特定の行あるいは列を選択した状態で、その選択した行あるいは列を削除したい場合は以下のショートカットキーが有効です。
- 選択行あるいは列を削除 Ctrl + 負記号(-)
- 選択行あるいは列を追加 Ctrl + 正記号(+)
※「正記号(+)」の入力は「Shift + ;(セミコロン)」と 2キー
になります。テンキーも使えるなら単独キー「+」が使えます。
※選択されているのが複数行あるいは複数列であれば、追加の操作で同じ行数の行、あるいは同じ列数の列が追加されます。
もちろん、操作ミスをしたり、実行結果が期待するものと違ったら 直後にショートカットキー「Ctrl + Z」で元に戻せます。
理解を深めるための「パソコン用語解説」
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