Object-Oriented
「モノ」に注目する考え方だよ
モノは「どんなやつか(属性)」と「どう動くか(操作)」の要素を持っているよ
「オブジェクト指向」の英語表現だよ
簡単に書くよ
Object-Oriented(読:オブジェクト・オリエンテッド)とは
「オブジェクト指向」のこと。
用語の中身としては
「モノ(どんなやつで、どう動く)」に注目した考え方のこと
です。
詳しく書くよ
最初に留意事項です。
「オブジェクト指向」と言われて「あぁ、アレのことね」と分かる方は最後まで読む必要ありません。
オブジェクト指向の英語表現が「Object-Oriented」です。
オブジェクト指向を「OO」と表現することがあります。
この「OO」が「Object-Oriented」の省略表現なのです。
※「Object-Oriented」を何となく日本語にすると「オブジェクト指向」となります。そのまんまですね。[詳細]
以上が「オブジェクト指向」の意味を知っている人向けの説明です。
「オブジェクト指向って何?美味しいの?」な人は、このまま読み進めてください。
用語の中身について説明します。
それでは、いってみましょう。
サクッと一言で説明すると
モノに注目して、それをあーだこーだする考え方
が「Object-Oriented」です。
上でも書きましたが「オブジェクト指向」の英語表現です。
※本ページでも以降は「オブジェクト指向」と表現します。
「オブジェクト指向とは何ぞや?」で本を一冊書けるくらいなので簡単には説明できないのですが、頑張って説明してみますね。
例えば、そうですね。
あなたがシューティングゲーム(射撃ゲーム)を作ろうとしているとしましょう。
シューティングゲームの基本的な登場人物は
1.自分
2.敵
3.弾
です。
そして、それぞれの登場人物には「どんなやつ(属性)」と「どう動く(操作)」が設定されます。
例えば
・「自分」は3回「弾」に当たると爆発する(どんなやつ)
・「敵」は左に動ける(どう動く)
・「弾」の色は威力と対応している(どんなやつ)
などが「どんなやつ」と「どう動く」です。
あとは、用意した
1.自分
2.敵
3.弾
を組み合わせてあれやこれやする処理をたくさん作ればゲームは完成します。
例えば
「1」の「3」が「2」に当たったら「2」が消える
(「自分」の「弾」が「敵」に当たったら「敵」が消える)
のような処理を必要な分だけ作り込めば良いでしょう。
ここまでを振り返ってみてください。
「自分」「敵」「弾」といったモノ(オブジェクト)に注目して、あれこれ考えていますよね。
このような考え方がオブジェクト指向です。
誤解を恐れずに言えば、オブジェクト指向のイメージは人形劇です。
人形劇をやるときは、まず人形を用意します。
そして、人形同士を関わらせることで1つの物語を作り上げます。
人形劇の中心は人形です。
物語は「人形に何をするか(どう動かすか)」によって決まります。
オブジェクト指向では、まずモノ(オブジェクト)を用意します。
そして、オブジェクト同士を関わらせることで1つの処理を作り上げます。
オブジェクト指向の中心はオブジェクトです。
処理は「オブジェクトに何をするか」によって決まります。
人形劇は、人形を用意して、その人形同士をあれこれすることで物語を作ります。
オブジェクト指向は、モノ(オブジェクト)を用意して、オブジェクト同士をあれこれすることで処理を作ります。
似ていますよね?
まずはオブジェクトを用意して、そのオブジェクトをあれこれしちゃうぜ!
なのがオブジェクト指向です。
一言でまとめるよ
まぁ「Object-Oriented」って単語が出てきたら「オブジェクト指向(「モノ」に注目した考え方)のことなんだな~」と、お考えください。
おまけ
■訳してみるよ
「object(オブジェクト)」の意味は「物」とか「物体」とか「対象」とかです。
「oriented(オリエンテッド)」の意味は「指向」とか「志向」とかです。
何となくくっつけると
物体指向
となります。