コンパイラ型言語
プログラミング言語だよ
作ったプログラムは、人間語から機械語へ翻訳されてから動くよ
簡単に書くよ
コンパイラ型言語(読:コンパイラガタゲンゴ 英:compiled language)とは
プログラミング言語(プログラムの元ネタ(ソースコード)を書くときに使う言葉)の分類のひとつ
であり
作ったプログラムを動かすときには、プログラムの中身を最初に全部まとめて人間様が分かる言葉(人間語)からコンピュータさんが分かる言葉(機械語)へ翻訳してから動かすことになるプログラミング言語のこと
です。
詳しく書くよ
順番に見ていきましょう。
まずは予備知識として、プログラムの作り方について簡単に説明します。
「そんなの説明されなくても知ってるよ!」な人は適当に読み飛ばしてください。
プログラムを作って動かすまでの一般的な流れは
1.人間語でプログラムの元ネタを書く
2.元ネタを人間語から機械語に翻訳する
3.翻訳された指示に従ってコンピュータさんがお仕事する
です。
コンピュータさんは人間語が分かりません。
人間様はコンピュータさんの言葉が分かりません。
プログラムは人間様が作る物です。
そこで、最初は人間様が分かる言葉でプログラムを作ります。
コンピュータさんに対する「あれをやれ」「これもやって」な命令を人間語で書くのです。
次に人間語で書いたプログラムの元ネタをコンピュータさんが分かる言葉に翻訳します。
実際に仕事をするのはコンピュータさんです。
コンピュータさんが命令の内容を理解できるようにする必要があります。
コンピュータさんが分かる言葉に翻訳したので、コンピュータさんは命令の内容を理解できます。
指示に従って、お仕事をしてくれるでしょう。
かなり簡略化した説明ですけどね。
これがプログラムを作るときの流れです。
以上を踏まえて
作ったプログラムを動かすときには最初に全部まとめて翻訳してから実行するように作られているプログラミング言語
が「コンパイラ型言語」です。
例えば、人間様の書いたプログラムが
1.ご飯を食べろ
2.歯を磨け
3.早く寝ろ
だとしましょう。
それに対応するコンピュータさんの言葉が
1.ゴハンタベーロ
2.ハヲミガケー
3.ハヤクネロー
だったとします。
このとき、コンパイラ型言語で作ったプログラムは
1.ご飯を食べろ
2.歯を磨け
3.早く寝ろ
↓(翻訳)
1.ゴハンタベーロ
2.ハヲミガケー
3.ハヤクネロー
↓
1.コンピュータさん、ご飯を食べる
2.コンピュータさん、歯を磨く
3.コンピュータさん、早く寝る
のように最初に全部まとめて翻訳してから実行されます。
「コンパイラ型言語」という表現は「インタプリタ型言語」と対比されるときに、よく登場します。
インタプリタ型言語は「人間語から機械語へ翻訳しながら実行する方式のプログラミング言語」です。
インタプリタ型言語で作ったプログラムは「ちょっと翻訳してちょっと実行、ちょっと翻訳してちょっと実行」で動きます。
例えば、人間様の書いたプログラムが
1.ご飯を食べろ
2.歯を磨け
3.早く寝ろ
だとしましょう。
それに対応するコンピュータさんの言葉が
1.ゴハンタベーロ
2.ハヲミガケー
3.ハヤクネロー
だったとします。
インタプリタ型言語で作ったプログラムは
1.ご飯を食べろ
↓(翻訳)
1.ゴハンタベーロ
↓
1.コンピュータさん、ご飯を食べる
2.歯を磨け
↓(翻訳)
2.ハヲミガケー
↓
2.コンピュータさん、歯を磨く
3.早く寝ろ
↓(翻訳)
3.ハヤクネロー
↓
3.コンピュータさん、早く寝る
のように少しずつ翻訳→実行されます。
気が向いたら、併せて覚えてあげてください。
コンパイラ型言語:全部まとめて翻訳してから実行
インタプリタ型言語:ちょっと翻訳して、ちょっと実行(を繰り返す)
になるプログラミング言語です。
一言でまとめるよ
まぁ「コンパイラ型言語」って単語が出てきたら「『最初に全部まとめて翻訳してから実行』になるプログラミング言語(プログラムの元ネタ(ソースコード)を書くときに使う言葉)なんだな~」と、お考えください。
おまけ
■訳してみるよ
「compiler(コンパイラ)」は「compile(コンパイル)」+「er」です。
「compile(コンパイル)」の意味は「1つに集める」とか「編集する」とかです。
接尾辞「er」を付けると「~する人」とか「~するもの」的な意味になります。
「型言語」は日本語ですね。
何となくくっつけると
編集者型の(プログラミング)言語
となります。
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