規模の経済
経済用語だよ
大量生産によるメリットを説いているよ
コスト削減の話で、よく出てくるよ
簡単に書くよ
規模の経済(読:キボノケイザイ 英:economies of scale)とは
コスト削減の話とかで出てくる経済に関する用語のひとつ
であり
「いっぱい作った方が、お得だよ!」のこと
です。
詳しく書くよ
別にIT用語というわけでもないですけどね。
某・資格試験の過去問に出てきたので取り上げておきます。
サクっと一言で説明すると
いっぱい作った方が、お得だよ!
をカッコ付けて言ったのが「規模の経済」です。
「規模の経済性」と表現されることもあります。
言葉の響きは偉そうですが、おそれる必要はありません。
要は「大量生産のメリット」に関する話です。
例えば、そうですね。
ピヨ太君がピヨピヨ苺ショートケーキを1個作りました。
ピヨ子さんがピヨピヨ苺ショートケーキを10個作りました。
ピヨピヨ苺ショートケーキに使った材料は、どちらも同じです。
どちらが1個あたりのコストは低いでしょうか?
「えっ?同じじゃないの?」と思った方は残念でした。
一般的には、まとめて10個作ったピヨ子さんのケーキの方が、1個あたりのコストは低くなります。
例えば、ピヨピヨ苺ショートケーキを作るためには生クリームを10分間泡立てる必要があります。
ピヨ太君は、ケーキ1個分の生クリームを10分間泡立てました。
ピヨ子さんは、ケーキ10個分の生クリームを10分間泡立てました。
ピヨ太君が作ったケーキ1個にはピヨ太君がチマチマ泡立てた「10分間」分の人件費がかかっています。
ピヨ子さんが作ったケーキ10個にはピヨ子さんがチマチマ泡立てた「10分間」分の人件費がかかっています。
ただし、できあがるのは10個です。
1個あたりにかかっている人件費は、10で割って「1分間」と考えられます。
ピヨ子さんのケーキ1個あたりの生クリーム泡立てコストはピヨ太君のケーキの10分の1で済んでいます。
使い終わった道具を洗う時間だって同じです。
1個作っても10個作っても道具を洗うのにかかる時間は大差ないでしょう。
その分の人件費だってケーキのコストです。
お店で売るのであれば、お値段に反映されます。
いっぱい作った方が1個あたりのコストは小さくなるはずです。
あるいは材料費です。
大量に買うことで割引してもらえる可能性もありますよね。
たくさん入った業務用の材料が割安で売られていたりもします。
パッと思いつきませんが、他にも、いろいろなメリットがあるでしょう。
基本的には、チマチマ少しだけ作るよりも、まとめて大量に作った方が得する可能性は高いのです。
これが規模の経済です。
「規模が大きくなると、コストが減ったり、お得なことが増える(可能性が高い)よ!」と言っています。
一言でまとめるよ
まぁ「規模の経済」って単語が出てきたら「大量生産のメリットについて話しているんだな~」と、お考えください。