UT工程
システム開発における工程だよ
「合体前の部品は、それぞれちゃんと動く?」を確認するよ
「UT」の部分は「Unit Test」の略らしいよ
簡単に書くよ
UT工程(読:ユーティーコウテイ)とは
「単体試験」のこと。
用語の中身としては
システム開発における工程のひとつ
であり
「合体前の部品は、それぞれちゃんと動く?」を確認するテストのこと
です。
詳しく書くよ
順番に見ていきましょう。
まずは予備知識として「単体試験」について簡単に説明します。
「そんなの説明されなくても知ってるよ!」な人は適当に読み飛ばしてください。
単体試験は、システム開発における工程のひとつで「合体前の部品のテスト」です。
システムを作るのときの流れとして、システム全体をまとめて一気に作ることは、ほとんどありません。
機能や部品単位で分けて作って、最後にそれを合体させることで完成するのが普通です。
つまり、システムというのは普通のロボットではなくて合体ロボなのです。
ピヨレッドからピヨピンクまでが合体してピヨピヨ大魔神になります。
ピヨピヨ大魔神がちゃんと動くかを確認するとき、まずは合体前の部品がきちんと動くかを確認します。
合体前の部品がきちんと動かなければ、合体しても動くわけがありません。
ピヨレッドが風邪気味なら、ピヨピヨ大魔神だって完全体にはなれないでしょう。
この「合体する部品はちゃんと動く?」を確認する工程が単体試験です。
単体試験は一般的に、プログラミングの次の工程としてやります。
以上を踏まえて
「単体試験」を何となく横文字にしてみた呼び名
が「UT工程」です。
「UT」は「Unit Test(ユニット・テスト)」の略と言われています。
「unit(ユニット)」は「単位」や「集団」などと訳されるのが普通ですが、ここでは「部品」と解釈してください。
システムの合体前の部品をテストするのがUT工程です。
注意点として、各工程の区切り方や呼び名は結構あいまいです。
お仕事現場によって、工程の区切り方や呼び方が違ったりします。
単体試験にしても「UT工程」と呼ぶ現場もあれば「PT工程」と呼ぶ現場もあります。
その他の独自の呼び方をしている現場もあるでしょう。
このページに記載されている内容は、あくまで一般論です。
実際にどのように区切ってどのような呼び名を使うかは、お仕事現場のルールに合わせてください。
一言でまとめるよ
まぁ「UT工程」って単語が出てきたら「単体試験(合体前の部品のテスト)のことなんだな~」と、お考えください。
おまけ
■訳してみるよ
「UT」は「Unit Test(ユニット・テスト)」の略らしいです。
「unit(ユニット)」の意味は「単位」とか「部隊」とか「1つ」とかですが、今回は「部品」と捉えてください。
「test(テスト)」はカタカナで「テスト」で分かりますよね。
「工程」は日本語ですね。
何となくくっつけると
部品テスト工程
となります。
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