登録日:2017/11/26 Sun 23:40:00
更新日:2024/12/21 Sat 07:52:31
所要時間:約 5 分で読めます
背中のアームから体内の水蒸気を噴射する。山ひとつ吹き飛ばす威力。
出典:ポケモン・ザ・ムービーXY&Z ボルケニオンと機巧のマギアナ、OLM、
(C)Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku
(C)Pokemon (C)2016 ピカチュウプロジェクト、
東宝、2016年7月16日公開。
■データ
全国
図鑑No.721
分類:スチームポケモン
英語名:Volcanion
高さ:1.7m
重さ:195.0:kg
タマゴグループ:未発見(性別不明)
特性:ちょすい(みずタイプの技を受けるとそれを無効にし、HPを最大値の1/4回復する)
HP:80
攻撃:110
防御:120
特攻:130
特防:90
素早さ:70
合計:600
■概要
濃霧の立ち込める火山に生息する。
4足歩行型で大きく突き出た背中と、普段はそれを囲むように円形に連結している2本のアームを持つ。
このアームを通じて水を吸収し、体内で霧や高温の水蒸気を作り、水蒸気爆発による衝撃波を起こす。
その威力は山林を吹き飛ばし、大地をえぐり、地形をも変えてしまうほど。
バクガメスとはスケールが違うようだ。
相反する「
ほのお」「
みず」タイプの複合に「水蒸気」を当てはめた、なかなか秀逸なデザインのポケモン。
名前の由来は「ボルケーノ(Volcano=火山)」+「キャノン(Cannon=大砲)」または「キャニオン(Canyon=渓谷)」か。
色違いは金色。現在未解禁。
はっきり言って
微妙な色違いだが、ネット上では後述のネットミームの影響で一緒にネタにされてたりする。
また、ポケモンカードでは本編より先に登場している。
■映画でのボルケニオン
上記リンク先を参照。
■ゲームでのボルケニオン
手持ちに入れてミアレシティのミアレ出版とキンセツシティのキンセツテレビに行くとボルケニオンに関する情報を教えて貰える。
カロス南西部ではボルケニオンの水蒸気爆発によって自分達の暮らす平野ができたとされ、国造りのポケモンと崇められているとか。
またカロスだけでなく
ジョウトや
シンオウにも出没したことがあるという話も聞ける。
第8世代では冠の雪原における解禁、第9世代ではHOME解禁から使用可能。
何気に登場ポケモンに制限がかかった第8世代から連続参戦を続けている。
マギアナも連続参戦しているので関係ある……のかもしれない。
■対戦でのボルケニオン
炎と水という相反するタイプを併せ持つ唯一のポケモン。
これにより、みずタイプは
ひこうタイプに続いて全タイプとの
複合を制覇することになった。
攻防両面で優秀な組み合わせだが、水や
ドラゴンには一致技を両方半減されるので注意。
専用技は
威力110・命中率95で3割
やけどの追加効果を持つ特殊みず技「スチームバースト」。
「ハイドロポンプ」の上位互換であり、「ねっとう」の効果を併せ持つ強力な技である。
(「ねっとう」には威力で大きく勝るが、命中率とPPで劣るため完全上位互換ではない)
ちなみに第9世代では「スチームバースト」は勿論、「ねっとう」までもが実質的に彼の専用技と化していた。その後DLCで「ねっとう」のわざマシンは復活したものの、習得できるポケモンは大幅に少なく調整されているほか、
チャデス系統が自力習得するようになっていたりする。
他に「ねっとう」「みずのはどう」等も覚えるが、専用技を差し置いて採用するほどのものではない。
また、生態上の問題か「
なみのり」を覚えない数少ない水ポケモンである。
ほのお技は「
だいもんじ」「かえんほうしゃ」「オーバーヒート」等から選べる。
サブウェポンも攻撃範囲の優秀な「
きあいだま」「だいちのちから」、天候パで有用な「ウェザーボール」等豊富。
「ヘドロウェーブ」「ヘドロばくだん」は対フェアリー、特に水/フェアリー複合組を受け出しから狩るのに役立つ。
晴れパでの採用や
Zワザ化等工夫が必要だが、対みずタイプ用に「ソーラービーム」も使える。
「ちょすい」持ちは
ダブルで味方の「なみのり」の恩恵を受けられるが、その中でも豊富な技で差別化がしやすい。
ただしその性質上、みずタイプが基本的に使えるはずのこおり技を持たない。
こおりタイプ複合のみずタイプが「ねっとう」を覚えられないのと同じく、ボルケニオンは炎との複合故か「れいとうビーム」を覚えられない。
なので、ドラゴンと渡り合うには「
めざめるパワー(氷)」か
霰パでの「ウェザーボール」が必要。
「ソーラービーム」以外でみずタイプへの打点が欲しい場合、めざパは
くさorでんきタイプで使うのも手。
物理技は「フレアドライブ」「
じしん」「ばかぢから」「ストーンエッジ」「
だいばくはつ」等。
「ニトロチャージ」は1回の発動で
130族まで抜ける。
しかし、物理みず技を一切使えないため、完全な物理アタッカーとしては使いづらいのが惜しい所だった。
変化技でめぼしいのは「おにび」「ほえる」「くろいきり」程度。
種族値は特攻が高く、耐久力も物理・特殊共に平均以上。
素早さは
いましめられしフーパと並んで低く、
禁止級でコイツより遅いのは
マギアナしかいない。
「
こだわりスカーフ」を巻けば130族をギリギリ抜ける程度にはなる。
攻撃も特攻に次いで高いものの上記の通り物理みず技を覚えないため、活かすなら
両刀型での運用が基本となるだろう。
しかし、いわ技以外は特殊技で賄える上、「だいばくはつ」も鈍足故に使い所が難しい等両刀にするメリットが乏しい。
しかし、
USMでは教え技で「アクアブレイク」を習得。
これにより、物理型でも無理なく運用できるようになった。
ただ、禁止級にはほのお・みず技に耐性を持つ相手が多いのが最大のネックとなる。
ゲンシグラードンにはまだ「じしん」や「だいちのちから」が有効だが、
カイオーガへの打点は威力の低いめざパや雨下で弱体化する「ソーラービーム」。
パルキアや
レックウザ相手だとさらに手詰まりになる。
しかも大きな欠点は上記の通り変化技のレパートリーが乏しいため、サポートがとにかく向かない。
相手によって戦い方を変えられず、アタッカー一辺倒になりやすいのが辛い所である。
一般ポケモンとして登場していれば固有タイプや専用技の強みを活かしてより活躍できたのかもしれない。
■余談
入手方法が概要にも書いてあるように2016年の映画前売り特典によるものだが、
配信はその一回限りで今からボルケニオンを正規入手するには当時前売り特典で受け取ったプレイヤーから譲ってもらうしか方法がなかった。
- 2020年11月にキャンペーンによる再配信が決まった。
対象は一度しか配信されてないボルケニオンと
マーシャドー、
7年ぶりの再配信となる
ゲノセクトが対象となり、図鑑コンプ勢の助けとなる。
ボルケニオンはこちらの手段で入手する方がおすすめ。
- 2019年4月頃にはボルケニオンにまつわるデマ情報がキッカケのネットミームが巻き起こった。
そのデマに騙されたキッズの怒りの文章のですます口調が
ジョルノ・ジョバァーナを彷彿とさせ、当時のアニメ効果と相まって『ワザップジョルノ』が当時流行した。
追記・修正は蒸気の力でお願いします。
- 映画観て好きになったけど、よりによって前売り券配布だったというねw -- 名無しさん (2017-11-27 08:10:15)
- この記事見てるとき隣がヴァイスシュヴァルツのジョジョ五部だったのが草。すっかりニコ動でネタにされるようになって・・・。 -- 名無しさん (2019-06-12 13:30:25)
- あなたを詐欺罪と器物損壊罪で訴えます -- 名無しさん (2019-11-17 16:00:34)
- 色違いがすっかりネタに -- 名無しさん (2020-06-03 13:48:23)
- 不要なタグを消しておきました -- 名無しさん (2020-06-26 18:06:50)
- あなたを詐欺罪と器物損壊罪で訴えます!理由はもちろんお分かりですね?あなたが皆をこんなウラ技で騙し、セーブデータを破壊したからです!覚悟の準備をしておいて下さい。ちかいうちに訴えます。裁判も起こします。裁判所にも問答無用できてもらいます。慰謝料の準備もしておいて下さい!貴方は犯罪者です!刑務所にぶち込まれる楽しみにしておいて下さい!いいですね! -- 名無しさん (2024-02-24 20:22:45)
- 連動かシークレットで、次の新作でゲットできるといいね。 -- 名無しさん (2024-02-27 23:28:32)
- まさかあんなところから知名度上がるなんて誰が想像できたよw -- 名無しさん (2024-04-01 23:33:15)
最終更新:2024年12月21日 07:52