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ラグナロク

登録日:2009/11/10(火) 22:19:20
更新日:2024/07/03 Wed 13:07:12
所要時間:約 8 分で読めます





①一般的に

北欧神話における事象の名称。
原義は古代ノルド語で「神々の運命」であり、「神々の黄昏」、「最終戦争」、「世界の終末の日」等の意味で解釈されている。

ラグナロクの前兆として、夏のない終わらない冬がやってくる。
太陽のスコルとハティに飲み込まれ、地上から秩序は失われてしまう。

やがて、ラグナロクが始まり、これを受けて神々の門番ヘイムダルがギャラルホルンを吹き鳴らす。
悪神ロキ、巨狼フェンリル、世界蛇ヨルムンガンド、冥府の番犬ガルム、霜の巨人族ヨトゥン、炎の巨人族ムスペルが攻め上ってくる。
神々は主神オーディンを筆頭にヴァルキュリア、エインヘリャルと共にこれをヴィーグリーズの原野で迎え撃つ。

オーディンはフェンリルに食い殺されるが、オーディンの息子ヴィーザルがフェンリルを倒す。
ロキは神々の門番ヘイムダルと互いの体に互いの頭が刺さって相打ち。
ガルムは隻腕の戦神ティールと相打ち。
ヨルムンガンドは雷神トールに打ち倒されるが、トールもヨルムンガンドの猛毒で倒れる。
戦場に残ったムスペルの長であるスルトが炎の剣(レーヴァテインとも言われるが不明)で豊穣神フレイを倒し、世界に炎をまき散らして世界樹ユグドラシルも含めて焼き尽くし、どこかへと去っていく。

人間はリーヴとリーヴスラシルという1組の男女のみがホッドミーミルの森に隠れて生き残る。
心正しき者のみが住む天界を残して世界は滅びるが、戦いを生き残った僅かな神々と共に、新たな世界が始まる。


というのが、ラグナロクの大まかな流れである。

世界の終末における神々と巨人族の壮絶な戦いでは、神々も滅びる。
狼が太陽を飲みこみ、星々は天から落ち、大地は震え、木々は根こそぎにされる。
凄絶な戦いの後にこの世は滅びるが、その後のことについては、
エッダは美しい緑の大地が海中から浮かび上がり、この新しい世界に生き残った神々と人類が住み、
誠実な人びとが永遠に幸福な生活を送ることになるだろうと予言して終わっている。

(平凡社「世界大百科事典」より引用)



アニヲタWiki的に

全消しと同義ではあるが、その規模がWiki全体に及ぶ場合に使われる。
元ネタは無論①から。
その破壊力もさることながらWiki篭りの精神を粉々に打ち砕くそれはまさしく終末の日と呼ぶに相応しい。



③ラノベ的に

角川スニーカー文庫のライトノベル
スニーカー大賞受賞作で、作者は安井健太郎(通称ヤスケン)。
元傭兵ギルド員のリロイと喋る剣ラグナロクの物語。
ラグナロクによる一人称視点と、卓越した戦闘描写が特徴である。
外伝であるEXもあり、こちらはラグナロク以外の視点になることもある。ただし、リロイの視点になることはない。
現在11巻まで出しているが、絶賛休載中。
再開は角川スニーカー文庫からヤスケンが出禁食らったので多分無い。
理由はヤスケンの筆が遅いのと、レーベルカラーに対し本作の血みどろファンタジーという作風が合わなくなってしまったの2点で、決して角川スニ文編集部が悪い訳ではないと本人が説明している。
オンライン小説サイト小説家になろうにてリバイズド版の進行中で、こちらはオーバーラップ文庫から発売中。



④オンライン的に

ラグナロクオンライン(RO)は韓国のゲーム会社グラビティによって製作されたオンラインゲームである。
詳細は項目を参照。



なのは的に

八神はやて嬢の最強砲撃呪文。

「響け。終末の笛~」
の詠唱から始まる「夜天の王」たる八神はやて嬢の最強砲撃。
良く「ラグナロクブレイカー」と間違われる。


⑥スパロボ的に

各シリーズにおけるネオ・グランゾン戦。



⑦ロックマンゼロ的に

ロックマンゼロ4Dr.バイルが衛星軌道上に作り上げた巨大衛星砲台の名前。
最終的にバイルと一体化し、ゼロに破壊されて大気圏突入の摩擦熱で消滅

……していなかった。
バイルの怨念がこもったラグナロクの破片はライブメタル・モデルVとして後世まで残り再び戦いの火種となる。



⑧FF的に

ファイナルファンタジーシリーズに登場する武器の名称。
初登場はⅢからだが、GBA版ⅠやPSP版Ⅱなどでも登場しているので、名称だけでいえばシリーズ皆勤賞とも言えなくもない。
ポーションやフェニックスの尾といったシリーズ定番のアイテムとしてファンからも認知されている。

多くの作品に共通して言えるのは、
  • 入手時期が終盤
  • 最上位クラスの攻撃力(最強ではない)
  • 装備可能キャラが限定されている

であろう。

神々の文字が刻まれた最強の剣らしい。
外見はⅣ~Ⅵが一番ってかジャスティス。


~各作品での違い~ ※外伝作品は除外

【FF1】

FCWSPS版では未登場。
後にGBA・PSP版で、最強クラスの武器として登場。
装備できるのはナイトのみ。


【FF2】

FC・WS・PS・GBA版では未登場。
まあⅡまでは「マサムネ」の時代だからね!
PSP版ではフリオニール「専用」の武器として登場。
「空気読めや」なんて言ってはいけない


【FF3】

記念すべきラグナロク初登場作品。
「われこそ さいきょうのけん ラグナロクなり」なんて自分から喋っちゃう自信家さん。
彼はオニオンソードに会った事がなかったんだろうね。
ただオニオンソード自体汎用性は皆無な上に有効活用するための条件が非常に厳しく(その頃には普通とっくにクリアしている)、本当に実質最強の剣である。
消費武器だけどしゅりけん使った方が強い?あの…ほら、剣じゃないし…。

本作では暗黒剣(FC版攻略本の挿絵では湾曲刀)。故にラスダンのボスの皆さんから一部のザコ敵相手にはダメージが減退する始末…。
ナイト、魔剣士、忍者(FC版)、戦士(DS版)のみ装備可能。


【FF4】

セシルが装備出来る最強の聖剣。
ダークバハムートたんが大事に抱えて守っています。
エクスカリバーと違い何故か投げられないので、増殖させてから悲しむ人が続出した。

GBA版ではライトブリンガー、DS版ではなぜかオニオンソード、とリメイクされる度に不遇になっていくのが不憫で仕方が無い。


【FF5】

すっぴん、ナイトが装備出来る最強の騎士剣。
オメガを追うもの」と仰々しい二つ名をもった神竜が何故ラグナロクが入った宝箱に篭っていたのかは永遠の謎。
そんな神竜たんのドジっ子スキルのせいで多くのプレーヤーが涙した。

ブレイブブレイド(ノーチキン)には一歩及ばないが、実質最強の剣である。


【FF6】

ティナロックエドガーセリスが装備出来る剣(騎士剣ではない)。
MP消費で必ずクリティカルヒット、追加でフレア発動など、まさしく最強の武器として君臨するのだが……。

  • 「ラグナロック」か「ラグナロク」か
この作品のラグナロクは幻獣「ラグナロック」の魔石を削り出した剣という設定があり、あくまで二者択一。

ここで魔石を選ばないと魔法「アルテマ」の修得に一苦労してしまうため、多くのプレーヤーが魔石を選んだ事だろう。

  • 互換武器「ライトブリンガー」の存在
闘技場でラグナロクを賭けると幻の聖剣「ライトブリンガー」が現れる。
攻撃力自体は同じだが、能力補正はこちらの方が上。

ロックにはバリアントナイフ、エドガーにはド(ry、
他の二人は魔法メインなのだから、そもそも活躍する場がない……なんていっちゃいけない。

ちなみにGBA版ではラグナロク入手し放題なので魔石一択でおkですにょ。


【FF7】

クラウド専用の剣。攻撃力としては「アルテマウェポン」の次に高い。
マテリア成長なしのアルテマ(ryよりこちらを選ぶ人が多いのではないだろうか。

アポカリプス?
(∩゚д゚)アーアーきこえなーい


【FF8】

この作品では武器ではなく「飛空艇ラグナロク」として登場。
めがっさカッコイイにょろ!

おっとリノアの悪口はそこまでだ。


【FF9】

スタイナー専用の騎士剣で事実上の最強武器。
比較的早い時期に入手可能であり、アビリティ「ショック」のカッコよさといったらもうね。

……エクスカリバーⅡ?そんなの廃人しか興味ないでし。


【FF10】

ティーダ専用の武器として登場。
この作品では武器攻撃力という概念はなく、
基本的に武器の名称はアビリティの組み合わせによって決まる。

ラグナロクの場合は、
  • AP3倍
  • ドライブをAPに
  • トリプルドライブ
の3つがあることが決定条件。

「最強の武器」ではないが、その有用性から「最高の武器」と呼べるだろう。
でもあの外見だけは絶対に許せない。


【FF11】

  • 鯖のひとつ
  • レリック武器両手剣最終形
  • 歴史上の出来事


【FF12】

分類は両手剣。騎士剣装備3のライセンスさえ取得すれば誰でも装備可能。
攻撃力は最強と呼ぶには程遠いものだが、追加効果のドンムブは非常に強力。

おっとオイヨイヨの悪口は(ry


【FF13】

ルシの最終形態。
コクーンを破壊する使命を背負った者がラグナロクになる。


【FFT】

分類は騎士剣。PS版においては存在自体が規格外のカオスブレイドを除けば最強の騎士剣。
…なんだが、手に入るタイミングが非常に悪く、ディープダンジョンに行かない場合はなんとラスボス戦直前で入手。
今更装備の付け替えをするのが面倒なのでそのままスルーされる事も考えられる。下手すると入手した事にすら気づかれない可能性も。
おまけに永久ヘイストでシリーズでも屈指の使い勝手の良さを誇るエクスカリバーがあるため、その点でもスルーされかねない。
ちなみにこっちは永久シェルがあるが…うん、まぁ、正直どうでもいいよね。
そしてディープダンジョンで手に入れる場合は程なくカオスブレイドも手に入るわけで……ぶっちゃけ不遇。

なお、グラロクというエクスカリパーのような偽物も登場した。
こっちは攻撃力1の剣でトードの効果付き。攻略本ではこれが落ちているところをラグナロクと誤植していたため、悲劇が起きた。


また、スクエニとディズニーのコラボ作品であるキングダムハーツシリーズでは必殺技として登場。
キーブレードの先から大量の追尾弾を出す技である。

基本的に主人公のソラが使用し、1では普通に、CoMではストック技、2FMではリミットフォーム時に使用可能。
2では召喚したジーニーが使用。
KH358/2Daysではシオン第2形態が使用。
追尾性能が高い上、ラグナロク→バリアをやられるとかなり辛い。
さりげなく防御力無効化の状態異常も備わっている。
BbSではテラヴェンアクア共通のシュートロックコマンドとして登場。
コマンドボードのボーナスとして、序盤から使用できる。



追記・修正はラグナロクが起きてからお願いします。

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最終更新:2024年07月03日 13:07