登録日:2009/06/19(金) 00:21:06
更新日:2024/12/21 Sat 11:15:11
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神原 駿河とは、『
化物語シリーズ』の登場人物である。
私立直江津高校の二年生。
阿良々木暦らの後輩にあたる。
学校内で知らない生徒が一人もいないほどの抜きん出た有名人であり、万年一回戦負け女子バスケットボール部をいきなり全国大会にまで導いた怪物。
友達がおらずそういった噂などにかなり疎い
阿良々木暦が知っているほどの並外れた名声を得ているが、
現在は利き腕である左腕の怪我が原因で引退しており、左腕には指が見えない程包帯を巻いている。
なぜか暦のことを異常なほど尊敬視しており、その生涯を彼に捧げると、常に人々を照らし恵みを与え続ける太陽に誓おうと思ったほど。
そう思ったのが夜だったので、とりあえずその辺の街灯に誓った。月に誓えよ
ファンクラブができるほど、特に後輩からの人気が高いが、その本性は暦をドン引きさせるほどのとんでもないド変態。
フロイトの後継者を自認しており(曰く、なんでもエロにつなげるから)、ことあるごとにセクハラ発言・行動を繰り返している(主な被害者は暦)。
暦をストーキングしたり、一度は性的な意味で襲ったりもした。
ちなみに、
千石撫子が着用したブルマやスク水は彼女の私物。
自宅は和風の豪邸で、駿河の部屋も大きいが汚部屋と称される程に散らかっており、時折暦が掃除をしている。
普通に下着や生理用品が転がってる始末である。
つまり阿良々木君はそれをかたづk、おいッ何をするやm…
運動能力は化物じみているが、実は
自転車に乗れない。
なおその運動能力は長距離走等の数字は平凡であり、短距離のダッシュや方向転換等に特化している(スタートからトップスピードに乗るまでが異様に早い)。
つまり限定されたコートの中を縦横無尽に走り回ることこそが彼女の本領で、まさにバスケットをするために生まれてきたような娘。
また、運を使う
ゲームには弱く
じゃんけんや花札20戦で全敗するほどである。阿良々木先輩に「ギャンブルをするな」と言われるレベル。
忍野メメに自己紹介したとき駿河は「駿河問いの駿河だ」と答えていた。
なぜ地名で例えず、拷問(駿河問いは緊縛拷問の一つである)に例えたのかは解らない……ことにしておこう、うん。
変態だからだろうけどな!
また、2012年1月より放送された『
偽物語』の特報でも、
主人公である
ファイヤーシスターズや、髪型を変えたりした
ひたぎ達阿良々木ハーレムの面々が登場する中、
ただ一人全裸で登場するという相変わらずの変態ぶりを見せ付け、変わった髪型よりも自身の裸体に視聴者を注目させた。
誰か止めろ。
セカンドシーズンの
花物語で久しぶりに主役を務めた。高校三年生になったからか結構落ち着いている。
余談だが、神原が電話で登場した際に流れていた
BGMは「加速する変態のテーマ」というタイトルらしい。正に神原専用
BGM。
また、登場する際は半裸以上の露出をしていることがほとんど。暦の『何で基本全裸なんだよ』というツッコミは視聴者もしたことだろう。自宅では基本全裸らしい。
神原駿河の変態発言集
あまりにも際どい発言が多すぎるためここでは一部を紹介する。
「私はレズなのだ」
「うん。つまりだな、もしも阿良々木先輩が、戦場ヶ原先輩の身体が目当てなら、私が代われると思うのだ」
「さあ、それでは、阿良々木先輩はブリーフ派かトランクス派かという話を続けようではないか」
「精神面は戦場ヶ原先輩がケアし、肉体面は私がサポートする。見よ、これこそ見事な黄金のトライアングルだ」
「阿良々木先輩、さあ、早く、私のことを『この卑しいペットが!』と呼んでくれ」
「そうか。わかった。そこまで聞けば、もう十分だ。つまり、私は脱げばいいんだな?」
「うん、そうだ……ああ、ちょっと待ってくれるかな、阿良々木先輩。すぐに裸になるから」
「何を言っているのだ、阿良々木先輩。電話とはいえ、阿良々木先輩と言葉を交わすのだぞ?ならば裸になるのが礼儀というものだ」
「甘いな、どうやら阿良々木先輩は私のスピードを軽く見ているようだ。既に私は全裸であるぞ」
「こらっ! 暴れるな! パンツが脱がせにくいだろうが!」
「召し上がれ!」
「私を本気で走らせることができるのは、阿良々木先輩と戦場ヶ原先輩とBL小説の発売日だけだ。」
「何か良いこと、あったらエロいな!」
各話の活躍(ネタバレ注意)
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化物語 |
包帯で隠している左手は、肘の辺りまでが猿のような腕に変貌している。
その経緯は、彼女が小学生の頃に遡る。
当時神原は、母が残した「猿の手のようなミイラ」に願い事をした。
徒競走で一番になりたい一心で「足が速くなりたい」と願った。
結果、徒競走で一緒に走る筈の同級生四人が病院送りになった。
程なくして神原は「持ち主の願い事を三つ、歪んだ形で叶える」アイテム――『猿の手』の存在を知る。
ゆえに神原は、誰よりも速く走れるよう努力した。
願いが再び、誰かを傷つけるような形で成されないよう、誰にも追いつかれないようにした。
結果、足が速くなるという願いは、叶えられた。
月日は流れ、中学時代。
バスケットという「願いの関わる可能性が低い場所」で、誰も追いつけないほどのエースとなった神原は、戦場ヶ原ひたぎの友人となり、彼女に対し強い憧れを抱いていた。
そして、ひたぎの卒業の一年後、当然の様に彼女を追いかけ、同じ私立直江津高校に入学する。
しかし、そこで見たのは、怪異に重みを奪われ変わり果てたひたぎの姿だった。
最初は何とかひたぎを助けようとするが強く拒絶されてしまい、未練を残しながらも身を引いた。
だが、その一年後。
阿良々木暦がひたぎを怪異から救い、二人は付き合い始める。
それを知った駿河は衝撃を受け、気づけば小学生以来決して祈る事をしなかった『猿の手』に、祈っていた。
かつては手首までしかなかった筈の『猿の手』が、肘の辺りまで伸びている事に考えを巡らせる間もなく
「戦場ヶ原ひたぎの傍に居たい」と、願った。
そして気がつけば、神原駿河の左腕は猿の手――怪異になっていた。
しかしそれは、真に『猿の手』と呼ばれるものでは無い。
ある意味では『猿の手』より対処が楽で、
ある意味では『猿の手』より対処が非常に厄介な怪異であった。
・怪異【レイニー・デヴィル】
『雨降りの悪魔』『泣き虫の悪魔』とも呼ばれる、ヨーロッパで古くから伝わる低級の悪魔。
「雨の日に家出した子供が、猿の群れに食い殺された」という伝承を起源に持つ怪異であり、その姿は「雨合羽を着た猿」として描かれるという。
「祈った人間の願いを三つ、その意図を歪める格好で叶える」点では、『猿の手』と同じだが、決定的に違う点がいくつかある。
一つは代償。
『猿の手』は基本、願いを歪めて叶えるだけであり、「願う事」そのものには代償を要求しない。
例えば「金が欲しい」という願いを「お金では買えない『最愛の家族』の死に伴う保険金」という形で叶えるが、これは願いを叶える過程で生じたものであって、願う事そのものの代価ではない。
だがレイニー・デヴィルは、願いと引き換えに「祈った人間の魂」を奪う。
そして奪った魂を養分として、自らを成長させる。
最初は手首までだった手が肘の辺りまで変化――否、成長した理由はそこにある。
そして三度願いを叶えると、その人間の魂だけでなく、肉体までも完全に奪い、乗っ取ってしまう。
二つ目は、願いの読み取り方。
『猿の手』は「過程」こそ歪だが「願い」自体はそのまま成就する。
金が欲しいと願えば、手段はどうあれ一応金は手に入る。
だが、レイニー・デヴィルは願いの“裏”――特にネガティブな感情に起因する意思を読み解く。
例えば、小学生時分の神原の願いは「足が速くなりたい」だったが、本当に心底そう思っていれば、悪魔はそれをそのまま叶える。
なのに何故「同級生をボコボコにする」という結果をもたらしたのか。
理由は単純。神原がそう願っていたから。
当時神原は転校したばかりで周囲に馴染めず、足の遅さも手伝って同級生に揶揄われていた。
足が速くなり、徒競走で一番になれば状況が変わると考え『猿の手』に縋った訳だが、
その願いには「自分をからかう同級生を見返したい」という“裏”――もっと言えば「同級生をぶちのめしたい」という暗い願望もあった。
レイニー・デヴィルはそれを的確に読み取り、願った夜に神原に憑りつき、同級生を襲撃して廻ったのだ。
ちなみにこの「祈った人間の肉体に憑りつき、願いを叶える為に行動する」という点も、『猿の手』とは大きく異なる特性なのだが、
小学生の時と異なり、祈った後も未だ腕に憑りついたままというのは、神原の「“裏”の願い」が成就していない、という事の証明でもある。
二度目の願いをしてから程なくした日の夜、『雨降りの悪魔』は神原の意志に応え、阿良々木を襲撃した。
「戦場ヶ原の隣に居たい」という願いを叶えるために、
現在進行形で戦場ヶ原の「隣」に居る、阿良々木を襲った。
だが、かつてとの違いとして、同級生は「学校を欠席する程度の怪我」で(一応)収まったのに対して、阿良々木は(吸血鬼特性が無かったら)致死レベルの怪我を負わされた。
同級生達は怪我で済み、阿良々木が殺されかけたのは、駿河の想いの差。
それほど彼女は阿良々木に対し、明確な殺意を持っていた。
一年前に自分では為せなかった事を成し遂げた、阿良々木暦に嫉妬し、憎むようになっていたのだ。
対処方として忍野が提案したのは三つ。
一つ目は「神原に阿良々木を殺させ、願いを成就させる」
願いを叶えれば腕は元に戻り、以後二度と手に願いをしなければ神原は助かる。
二つ目は「憑りついた猿の手を、神原の腕ごと切り落とす」
物理的に離れてしまえば、猿の手が神原を操り暴走することは無い。
そして三つ目は「阿良々木を殺す事は神原には出来ない=“裏”の願いを成就する事は不可能だ」とレイニー・デヴィルに認識させる事。
議論の末、この選択を取った阿良々木は殺意全開の神原と対峙し、そして殺されかかる。
だが、忍野の連絡を受け現れた戦場ヶ原が「阿良々木君を殺したら神原を殺す」と宣言した事で、
「阿良々木を殺した場合、今度は“表”の願いが成就しない」という図式が成立。
願いを叶えられなくなったレイニー・デヴィルは姿を消し、左手こそ猿の手状態のままではあるが、神原は正気を取り戻すに至った。
事件解決後は、自分のために命をかけてくれた暦に対して、負い目を感じながらもなついている。
和解したひたぎとも関係は良好で、あの嫉妬深いひたぎも駿河が暦とデートするのを許可している。
ただし副音声でのヴァルハラコンビはエロトーク&脱線のオンパレードで出禁になった。
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花物語 |
阿良々木達が卒業した高校に一人残された神原。
そんな時「悪魔様」の噂を耳にする。
絶対に悩みを解決する悪魔の話。
左腕の事もあって気になり悪魔様の正体を調べた。
その正体はかつてのバスケの宿敵。神原と同じく怪我で引退を余儀なくさせられた「毒の沼地」「飛ばずの沼地」「泥沼ディフェンス」の異名を持つDFに定評のある『沼地蝋花』だった。
沼地は、悪魔様の名を語り各地で他人の不幸話と“悪魔の体”を収集していた。
沼地の手によって“猿の手”を奪われてしまい、結果として元々の手を取り戻した神原。
しかし、沼地は3年前に自殺しており、『怪異を集める怪異』と化していたのだった。
“猿の手”を取り戻し、沼地を救ってやる為バスケットの勝負を挑む事にした神原。
結果、神原は試合に勝ち、猿の手の他にも沼地の収集した様々な悪魔の体を手に入れた。
余談だが、母親の声の幻聴がよく聞こえ、あまつさえ会話している。
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加筆、修正をしてくれるのか!?さすがすぎる!!
- 副音声でガハラさんに阿良々木絡みでいじられた時に(冗談だろうけど)最後の1回使っちゃおうかな的な発言。基本誠実で責任感つーか罪悪感が強いのに。余程腹に据えかねたんだろうなあ。 -- 名無しさん (2014-05-07 11:05:37)
- 副音声でのガハラさん曰く「神原のエロスには艶披味ウいのよ」らしい。 -- 名無しさん (2014-06-14 04:38:57)
- 物語シリーズにおける残念な美少女その1。その2、その3は↓の方に任せよう。 -- 名無しさん (2014-10-25 02:49:04)
- その2は阿良々木月火で。マイペースに走っているところとかかなぁ。彼女の -- 名無しさん (2014-10-30 05:09:29)
- 続き→魅力なんだけれどね。その3は↓に任せます -- 名無しさん (2014-10-30 05:11:24)
- レズ(笑) -- 名無しさん (2015-03-16 11:57:11)
- かわいい -- 名無しさん (2016-09-05 16:37:12)
最終更新:2024年12月21日 11:15