登録日:2009/06/03(水) 05:34:51
更新日:2024/12/26 Thu 21:08:37
所要時間:約 3 分で読めます
CV:浜田賢二(斬魄刀異聞篇)
概要
護廷十三隊十番隊隊長・
日番谷冬獅郎の所有する斬魄刀。
花弁にも似た十字状の鍔が特徴。
刀自体は普通の刀よりも少し長い程度だが、日番谷自身の身長に対しては長過ぎるため普段は背負っており、抜刀する際には鞘が氷の結晶のように分解し刀身が顕わになる。
隊長格の斬魄刀と中でも比較的初期から登場し解放も披露しており、日番谷自身が本編では準レギュラー、映画で主役級に扱われたりするほどの人気キャラなのも手伝って、各メディアでも取り上げられる機会が多い斬魄刀。
斬魄刀人気投票では1位を獲得している。
始解
解号は「霜天に坐せ~」。
解放と共に柄尻に長い鎖で繋がれた龍の尾のような三日月形の刃物が出現。
更に溢れだす霊圧が触れたもの全てを凍らせる水と氷の龍を創り出し、斬魄刀そのものにも触れたものを凍らせる能力を付加する。
これらの効果を斬術・体術に乗せ、標的を凍り付かせるのが主な攻撃手段。
所謂氷雪系の斬魄刀。
上記の三日月形の刃もちゃんと武器として機能するため、直接攻撃の手数も増えている。
能力が及ぼす効果範囲は広く、四方三里(
半径約12kmつまり
市丸ギンと1km差)もあり、それにより天候に影響を与える。
その規模と破壊力から作中では
「氷雪系最強の斬魄刀」と謳われている。
卍解「大紅蓮氷輪丸」
解放すると刀を持った腕から連なる巨大な翼を持つ西洋風の氷の龍、及び三つの巨大な花のような氷の結晶が出現する。(氷輪丸の本体を日番谷自身にまとわせたような形態)
同時に刀の鍔も十字が二重に重なったような形状へと変化しているが、鎖と三日月の刃は消えている。
「氷なのにどこが大紅蓮やねん」と思う人も居るかもしれないが、仏教の八大地獄と対を成す「八寒地獄」の最下層「摩訶鉢特摩地獄」は
余りの寒さから亡者どもの身体が裂け、飛び散った血が凍りつくことから「大紅蓮地獄」の異名を有している。
恐らくそれから取られたのだろう。
前述の通り隊長格の卍解の中でも早期に登場し、日番谷の出番の多さもあって非常に出番が多い卍解。
能力は単純に始解の出力が増大したもので、始解と卍解の性質の変化はほとんど無く、氷と凍気を自在に発し操る。
刀以外の部分は全て氷でできている為、たとえ砕かれても水(液体としてその場に無くとも空気中の水分など)さえあれば何度でも再生可能という特性を持つ。
その他にも、敵から受けてできた傷口を氷でふさぐことで、一時的に出血を止めることなどができる。
氷で像を作ったり、光の反射を生かして風景ごと相手を騙すなど、卍解としては珍しく小手先(これは初見でしか通じない技と自嘲しているため)というか繊細な技も可能とする。
またその性質上本体はあくまで刀だけであるため、卍解にとって最大のリスクである破損をほぼ気にしなくて良いという強みもある。
なお氷輪丸と大紅蓮氷輪丸の使用技は千年氷牢や氷天百華葬をはじめ作中随一の数とバリエーションがある。
日番谷自身がまだ幼いため、卍解は未完成であり、持続時間が短い。背後にある花の結晶は日番谷の残りの霊力を示すもので、
時間と共に花の花弁が一枚ずつ砕け落ちていき、十二枚の花弁全てが散った時、卍解も消える。
……と言われていたが日番谷自身は最初からこれを肯定も否定もしていない。
実は花の結晶が全て散ることで大紅蓮氷輪丸は初めて完成を迎えるのである。
「
またお得意の後付けかよ」なんて言われそうだがよく見ると辻褄が合わないことは何も言っていない。
破面のシャウロンが「散ったら卍解は消える」と作中で自信満々に推理したことで状況から見て「
そういうことなんだろう」と受け取ってしまったことが原因かもしれない。
より正確に言えば、最初にそれを発言した号では日番谷が返答しないことに注目して「これは次号でシャウロンが
なん…だと……?するな」と予想した読者も多かったのだが、
その次号では日番谷がいかにも余裕のない戦い方をしたこと、霊圧の限定解除されたことで勝ったこと(それと限定解除が遅すぎる)、
恋次については限定解除が戦闘中に行われたことによる不意をつけていなければ苦しかったと述懐したことで(日番谷は相手全体の実力が想定を上回っているという点で驚愕した)、
もう誰もシャウロンの推理を疑う者はいなくなっていた。
ただしこれまたよく勘違いされているが、登場当初は氷輪丸は完成してはいなかったので、
それ以前においては花弁が無くなると能力が解除されてしまうか、完成がすぐ途切れるか、完成に至らないかのいずれかだと思われたのだが、
実は日番谷の卍解を奪った
蒼都が大紅蓮氷輪丸を使用した際は、後ろの氷華が
存在しない。
つまりこの氷華自体が日番谷が
卍解の修練を積んだ後に出たものだという証明でもある。
これらの情報を総括するとやはり氷華が散って卍解が解けるというデメリットはなく、大紅蓮氷輪丸が完成するまでのタイムリミットだった可能性の方が高い。
ただ完成したとは言えこの形態になるのには時間がかかるため、まだ発展途上だとも予想される。
ちなみにこの氷輪丸だがよく見返して見ると斬月並みに緻密な描写と伏線が張られていたりする
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それを纏めるとこちら |
シャウロンは華が散れば卍解が解けると語っているが、日番谷は肯定も否定もしていない。
ハリベル戦で華が半分ほど散ったおかげで卍解状態でも天相従臨が使えるようになったと言っている。つまりこの氷華は単純に卍解が解けるタイムリミットだけを示すものではない
蒼都が使っても氷華は出ないので、あの華自体が日番谷が修練の果てに身に着けた物。
蒼都を倒した時の日番谷は卍解を維持できない満身創痍だったにも関わらず、花弁は一枚も散っていない
こういった点からあの氷華が卍解のタイムリミットだということを疑問視出来る描写はかなりあったりする。
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最終章突入に辺り、日番谷の卍解の完成自体は仄めかされていたものの(※どういうものかは不明だった)長らく日の目を見なかったが、
ジェラルド・ヴァルキリー戦でついにお披露目された。
本人曰く卍解の力を完全には制御できていないためなのか
少し老け、日番谷自身の肉体が
急成長して大人となり、手足や首周りに氷の衣装が形成される。
巨大隕石を一撃で粉砕した
更木剣八以上の攻撃力に加え、直接触れなくても手を向けるだけで対象物を氷結させる事ができる。
そして「氷結させた物質の全ての機能を停止させる」という効果が付与された事で、相手の能力を封印して無効にすることも可能。
戦闘能力がこれまでとは段違いに向上している。
更に、足を4歩進めた者の地水火風の全てを凍結する「四界氷結」なる技が発動し、
相手が距離を詰める・技の構えを取るなどの当たり前の動作をしただけで相手の空間が自動で凍りつくなど、これまでとは趣の異なる能力も見せた。未完成のときとは違って、技に水分を使う前準備が必要な様子もない。
瞬時に相手の踏みしめた空間の全てを凍結させるため、躱すことは恐らく不可能と思われる。
相手は4歩歩いてはいけないという前情報も無いため、完全な初見殺しである。
(仮に分かっていたとしても、相手はほぼ動くことが出来ず攻撃も防御もろくに出来ないため、氷結を避ける対処法が有るのか不明)
巨人の如く超巨大化したジェラルドを瞬時に全身凍結させていることから、凍結速度、範囲ともに非常に強力。
こちらは、使用者が恐らく動けず身体が砕けやすくなり命の危険に晒される袖白雪の絶対零度や卍解の白霞罸と違い、特にデメリットはなくノーリスクで発動できる。
また、任意で氷の翼を生やす事により、日番谷本体に触れた者を一気に氷結できる。
氷輪丸は性質上、大気中の水分が無ければ能力を使用できない、というか物理的に維持が出来ない。
なので総隊長の卍解によって乾燥し始めた頃合いで使用不可になると日番谷自身が説明していたが、
この時は滅却師に奪われた状態(しかも奪った直後なので修練しているはずもない)であり、ましてや死神でもない者が使用しているためとも思われる。
そして氷輪丸自身も天候(言い換えるなら大気)を操る力を持っているため、雨や雪を降らして大気の水分を増やすなど、
斬魄刀に選ばれた真の所有者である日番谷自身が操っていれば、何かしら対処可能ではないかと思われる。
本体
大きな翼を纏った氷の龍。
「潤林安」当時の日番谷の夢の中や『The DiamondDust Rebellion もう一つの氷輪丸』の作中に現れた。
まだ幼く出会ったばかりの日番谷を「小僧」と呼んだが、現在は「主」呼びである。
アニメオリジナルの『斬魄刀異聞篇』では刀を扱う都合上か、端正な外見の青年の姿で登場した。
その他
劇場版『The DiamondDust Rebellion もう一つの氷輪丸』
タイトルの通り、同じ銘の斬魂刀が登場。
真央霊術院時代の日番谷の親友・草冠宗次郎が所持者であり、解放時の外見や能力も日番谷の物と同系統だった。
ただし演出上の問題か日番谷の物はシンプルな水色の氷を生み出すのに対し、草冠の物は紫がかった氷を生み出している。
何故、同じ銘で同じ能力の斬魂刀があったかは不明。
少なくとも当時の四十六室(BLEACH終了前後で大規模な組織改革が為されたので現在の四十六室とは別物)としては前例も無くあってはならぬことであったらしく、
日番谷と草冠は尸魂界への反意など無かったにもかかわらず決闘を強いられた。
草冠は卍解は会得していないが、本来なら卍解を使わなければ斬れない王印を増幅された霊圧の始解で斬り、最後は所持者自身が氷輪丸と同化し怪物と化した。
ちなみに同化後は日番谷の氷輪丸の本体に似た氷の龍を思わせる姿になったが、四肢を持ち二足歩行するなど全体的に怪獣っぽいシルエットだった。俺自身が氷輪丸になる事だ
追記・修正頼むぞ。
- 氷輪丸の本来の力が完全体のやつならば、残火に並ぶ最強の斬魄刀になる -- 名無しさん (2017-04-27 00:25:59)
- コメントが多くなっていたとのことでリセットしました -- 名無しさん (2017-04-27 21:04:04)
- 残火の太刀で使えなくなるってあれは敵で、ましてや死神でもない奴が使っていたのとからなのと、 味方の大将が登場し、これから反撃の狼煙が上がるニュアンスとしての表現だからな。 冬獅郎の記事ではその辺書かれているんだからこっちも修正しとけ -- 名無しさん (2017-04-28 11:23:14)
- 刀の振り方知らんやつが名刀持ったって宝の持ち腐れなのと一緒 斬魄刀に選ばれた本来の持ち主が本来の力でちゃんと残火の太刀と対峙して、 使えないという描写がない限り本当に使えなくなるなんて断定はできない、 仮にも最強同士なんだから一方的に使えなくなるなんて考えられないけど -- 名無しさん (2017-04-28 11:25:32)
- 実はジャンプのBLEACH特集で「”昔”は花が散ると解除だったが今は~」とか修行で能力が変化した事を師匠が意味深に触れていたりするので後付というより成長して変化しただけだったり -- 名無しさん (2017-05-30 03:20:50)
- エスパーダは1から10までと言ってたシャウロン……花弁でもやらかしていたか… -- 名無しさん (2017-06-22 22:17:49)
- 認めない奴は多いだろうが、ロギア系&能力凍結の概念系を見ればぶっちゃけ氷雪系どころか全斬魄刀最強だと思う -- 名無しさん (2017-07-09 21:00:34)
- 流石人気投票1位の斬魄刀だな -- 名無しさん (2017-07-10 14:31:33)
- 地水火風の全て凍結で残火が封印される可能性もあるわけで、 氷輪丸の使い手のほうが強い場合、残火のほうが使えなくなると思う -- 名無しさん (2017-08-18 13:26:26)
- 荒らしコメントを削除しました -- 名無しさん (2017-09-21 18:33:23)
- 近距離、遠距離攻撃に、特殊能力、汎用性色々揃った万能タイプの斬魄刀 -- 名無しさん (2017-10-01 12:22:36)
- 違反コメントを削除しました -- 名無しさん (2017-10-03 00:10:04)
- 攻撃力は残火の太刀が上だが、特殊能力や汎用性は、再生できたり、分身作ったり、動くだけで自動凍結させたり、 物質の機能を停止させて能力を封印したり出来る氷輪丸のほうが遥かに高い -- 名無しさん (2017-10-03 12:18:41)
- 記事と関係ないコメントを削除しました。 -- 名無しさん (2017-10-05 11:33:40)
- 依頼のあったコメントを削除、及びIP規制依頼しました。 -- 名無しさん (2017-10-16 11:43:12)
- 四界氷結と残日獄衣って似てる技だな、互いに相手の接近を許さず飛び道具は自動凍結や蒸発して無力化される 威力は後者のほうが上だけど、前者は相手が動くだけで発動するから対応力が凄まじい -- 名無しさん (2017-10-16 20:29:15)
- 袖白雪は完全な絶対零度だけど、氷輪丸は世界の物質を構成する四大元素の全てを氷結する。 白霞罸に自滅の危険が無かろうが、完全な格違いになってるわ ジェラルドの希望の剣の能力自体を封印できたのも、すべての物質を氷結できるおかげかな -- 名無しさん (2017-11-22 03:14:22)
- 地水火風という「万物」がこれで成り立ってるという概念を凍らせる、数少ない味方サイドの概念系能力 -- 名無しさん (2018-04-06 01:10:58)
- 凍り付くは -- 名無しさん (2020-01-25 14:33:52)
- 絶対零度は原始の振動がほぼ停止したことを意味するから、時間をも凍るはあながち間違いでもない -- 名無しさん (2020-01-25 14:34:52)
- 上でも書かれてるけど袖白雪は確かに凄い攻撃力だけどデメリットも絶大だしそれしか出来ないこと考えたら応用がいろいろ効くこっちのが最強なのは至極当然 -- 名無しさん (2020-02-03 20:37:42)
- 完全に山じいと対になる斬魄刀。下手したら山じいより強くなる可能性すらある。これで白霞罸のような近くにいるだけで凍る機能もつけば完全にアンチテーゼ。 -- 名無しさん (2020-02-09 16:31:48)
- 最大の問題は寿命だな...... -- 名無しさん (2020-05-10 23:16:42)
- 炎熱系と氷雪系は圧倒的頂点がいるせいで同系統のほかの斬魄刀がすべて下位互換という悲しい結果に -- 名無しさん (2020-07-01 18:23:42)
- 刀単体の記事とかいるか、日番谷の項目とほとんど同じ内容だし無駄じゃないかね -- 名無しさん (2020-09-26 05:37:03)
- ドラゴン疑惑が湧くくらいには異常な刀 -- 名無しさん (2020-10-07 20:55:35)
- 結構細かく描写してんだな氷輪丸。というかなんでこんなにギミック満載なの…? -- 名無しさん (2023-07-28 21:47:11)
- そら自分を氷輪丸だと言い張っている異常竜ですしおすし -- 名無しさん (2023-08-28 20:03:36)
- 日番谷の魂が浅打に写し取られたというより日番谷の中にいた何かが浅打に乗り移ったっぽいんだけどそこんとこどうなんですかね王悦さん? -- 名無しさん (2023-09-19 12:30:51)
- 完成したら強さと汎用性が跳ね上がる斬魄刀。 -- 名無しさん (2024-05-09 18:16:40)
- 十刃の番号といい、卍解の持続時間といいシャウロンの考察がことごとく外れててひどい。 -- 名無しさん (2024-06-05 18:27:18)
- 蒼都も卍解の鍛錬をしたとか言ってたけど、氷華が無いことを疑問に思わなかったのかね? -- 名無しさん (2024-09-18 17:28:36)
- 藍染隊長との空座町決戦の時に卍解完成状態なら太刀打ちできたかも。 -- 名無しさん (2024-09-18 17:44:02)
最終更新:2024年12月26日 21:08