登録日:2011/12/23(金) 15:42:39
更新日:2023/05/25 Thu 21:21:47
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“箱”など開かずともいい。そんなことで晴れるほど、浅い怨みではないのだ
目次
緒元
型式番号:AMA-X7
全長:77.8m(水中巡航形態)
頭頂高:31.8m(陸上戦闘形態)
本体重量:196.8t
全備重量:283.9t
主動力:熱核融合炉
出力:21,460kw
スラスター(ホバー)総推力:226,480kg
センサー有効半径:12,800m(陸上)、240km(ソナー水中)
装甲材質:ガンダリウム合金
武装:大口径メガ粒子砲
拡散メガ粒子砲×2
大型アイアン・ネイル×2
リフレクタービット×12
搭乗者:
ロニ・ガーベイ
マハディ・ガーベイ(原作、バンデシネ)
アッバス・ガーベイ(原作)
ワリード・ガーベイ(原作)
機体解説
正面からは扁平に潰れた菱形シルエット、2本の前脚とその先端から展開される三本爪の大型クローを持つ。
その付け根からは貝殻を思わせる丸みを帯びた装甲が張り出しており、その姿はまさに怪獣。
更に肩の装甲内に電磁流体誘導推進ユニット(MHD)を仕込んでおり、新たに追加されたミノフスキークラフト・エンジンとの併用で超静粛にして驚異的な水中機動力を獲得した。
前脚を後方に向けた水中巡航形態と、前脚を前方に向けた水中格闘形態は
ヴァル・ヴァロを思わせる。
ソナーに捕捉されないその神出鬼没さから、連邦軍内では「海の亡霊(シーゴースト)」と呼ばれていた。
しかし、本機の真価は陸上で発揮されるとされ、陸上行動時には前脚と本体ブロック、背面装甲を接地させ、ホバークラフトでの移動。
アイアン・ネイル以外の各種武装も使用可能となり、単機で敵拠点を制圧する程の戦闘能力を発揮する。
管制は少人数パイロットで運用可能であり、コクピットブロックは前面の壁一面がスクリーンとなっており、その手前に操縦・索敵・防御を司るオペレーター席が並ぶ。また非常時には操縦者での一元操作も可能。
制御系の補助としてサイコフレームも搭載されている。
OVA版ではシナリオ変更に伴い単座式に変更。
一応マハディの席は操縦席前方下部にロニと向かい合わせの形で存在する。どうやらロニの脳波をモニターしていた模様。
武装
頭部に内蔵されている大型のメガ粒子砲。発射時には頭部が上下左右に開き砲門を露出する。
本機の武装の中でも最大の破壊力を誇り、ダカールの沖からの射撃ですら市街地のMS数機を一薙ぎで消し飛ばす威力を持つ。
両肩の装甲表面に内蔵。砲門は斜め上に固定されやや射角が限定されているが、リフレクタービットとの併用で広範囲をカバー出来る。
後部のコンテナに搭載され、使用時には射出されプロペラで機体周囲に滞空。
その状態で接触したビーム兵装を反射することで防御だけでなく、攻撃にも転用できる。
前脚部分に装備されている三本の大型格闘用クローアーム。
先端部だけでもMS並のサイズで、敵機を鷲掴みにしそのまま握りつぶしたり、殴り潰すことも出来る。
劇中では前脚と合わせ潜水艦を一撃で撃沈したり、空母の船体を船底から突き破り甲板上にいたMS諸共叩き潰すパワーを披露している。
接続部はフレキシブルアームとなっており、水中では脚部先端に、陸上形態では脚部中ほどから前方に向けて展開されている。
劇中での活躍
小説版
マハディ・ガーベイとその息子達によって運用され、単機でダカールを火の海にし、私怨による破壊と殺戮を行った。
日頃から白人による被差別的扱いを受け続けた鬱憤が溜まっており、
ユニコーンをガランシェールで座標近くまで輸送しNT-Dによる箱の情報開示を促すための陽動とは言っていたが、実際には破壊と蹂躙を目的とした怨念返しを目的としていた。
しかしあまりに過剰な虐殺に、リフレクター・ビットを制御していたロニが父に反発して射殺されたのを機にビットによる防御力が失われ、そこを
ユニコーンと
デルタプラスによる一点突破攻撃によって撃破された。
OVA・アニメ版
EP4で登場。
こちらでは操縦は単座式になっており、両親を殺され
復讐に燃えるロニが搭乗。
冒頭、ガランシェール降下の陽動を兼ねて
カプールと
ジュアッグと共にダカールを襲撃し、市街地や地球連邦政府の議会を破壊。
その後、
トリントン基地を襲撃するもサイコミュの暴走で民間人も巻き添えにしてしまう。
バナージの説得で一旦攻撃を停止するも、親代わりであったカークスを殺されたことを知ったロニが暴走し、デストロイモードになったユニコーンとサイコフィールドを激突し合う。
その後はバナージの呼びかけとカークスの思念でロニは正気を取り戻すも、バナージは撃つことが出来ず、見かねた
リディがビームマグナムを撃ち、コクピットは蒸発し機能停止した。
なお、最後のメガ粒子砲発射の際、リフレクタービットがユニコーンと
デルタプラスへの攻撃をかき消している。
これはマハディの怨念にロニが抗った結果と思われる。
漫画版
こちらでは単座式ではあるが、向かい合う形で正面に父のマハディ・ガーベイが搭乗し指揮を執っている。
ダカールを襲撃し、自分たちを蹂躙してきた白人に対する私怨を果たそうとするなどマハディの暴走が小説版と似通っている。一方で逃げ遅れた子供たちがシャンブロの通るすぐ横のビルにいたり、飛んできたジムの腕に押し潰される市民の姿が描写されるなど無辜の市民たちに襲い掛かる絶望感も随一。
しかしマハディは蹂躙による悲惨な状況に嫌気の差したロニの反発を射殺によって封じ、一時はバナージの怒りを買う。ロニは残留思念でバナージを導いたうえで彼の不殺を考慮してシャンブロの制御機能を封殺させるが、直後にそれでは足りないと判断したリディがビームマグナムをコクピットに撃って沈黙した。
9月のアップデートにて8-Dにボスとして登場。
はっきり言ってカルネージと並んでこの
ゲームで一番強いボス機である。
まずリフレクタービットを常時展開しているので、攻撃が後ろからしか通らない。そして火力の高いゲロビ。ここまでは分かる
- ゲロビが敵僚機に当たらない
- ゲロビに当たらないおかげで大暴れするシナンジュ
- やたら停滞時間が長いためコストや機体によっては避けることの出来ないザクスナ
- ガードしないとステージのどこにいても当たるプレッシャー(予備モーションが長いため対応出来ないことは無いのだが…)
- プレッシャーの「攻撃アラートが発生直前まで鳴らない」特性によって、絶対にプレッシャーをガード出来ない味方僚機
- プレッシャーからの追撃で耐久を削られすぐに墜ちる味方僚機
- 気づいたらもう4墜ちしてた味方僚機
どれか一個ぐらい消してくれて丁度いいぐらいではないだろうか
とはいえMAである以上隙は多い。上手くケツに食らいつこう。
なお覚醒すると青白く発光する。どう見ても深海生物
『ネオジオングお台場に現る』での活躍(?)
東京お台場のガンダムフロントにて上映されたスペシャル映像「ネオジオングお台場に現る」では、
突如
時空の穴からお台場に現れ、シャンブロを追って現れた
ネオ・ジオングと地上での死闘を繰り広げる。
最終的には彼らを追ってきたユニコーン及び
バンシィ・ノルン(この映像限定のハイパービームジャベリン装備仕様)、そして
ネオ・ジオングに持ち上げられ、元の世界に返された。
もはや怪獣扱いだが中に誰かが乗っていたかは不明。
追記・修正は、『ジーク・ジオン』と言いながらお願いします。
- マンガ版では首の背中側の付け根に制御系が集中しており、そこを破壊されると機能停止することがロニから告げられた
まあ機能停止することを知っていたのがバナージだけで、リディが再びコクピットぶち抜いて親父殺したがな -- 名無しさん (2013-07-10 13:55:52)
- バンデシネではマハディ居るんだな。ここで知った -- 名無しさん (2014-07-14 16:53:54)
- キット化されるんかな? -- 名無しさん (2014-08-18 19:24:03)
- お台場で暴れていたシャンブロさん -- 名無しさん (2014-11-18 23:09:09)
- まさかの闇皇帝のリアル化 -- 名無しさん (2014-11-18 23:12:30)
- 最後のゲロビの時のリフレクタービットってユニコーンにサイコミュジャックされてたんだろうけど、ロニがバナージ守ってるみたいでよかったな -- 名無しさん (2016-06-29 17:38:41)
- ジオンて連邦に以上に海に詳しくないか? -- 名無しさん (2018-12-19 14:52:03)
- こいつ水陸両用MAのくせして水中で使用できる武器がクローしかないのな。魚雷でも積んでるもんだと思ってた -- 名無しさん (2021-07-05 22:54:32)
最終更新:2023年05月25日 21:21