登録日:2012/03/12(月) 04:37:55
更新日:2024/11/28 Thu 21:27:00
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《A・ジェネクス・バードマン》
チューナー・効果モンスター
星3/
闇属性/
機械族/攻1400/守 400
(1):自分フィールドの表側表示モンスター1体を持ち主の手札に戻して発動できる。
このカードを手札から特殊召喚する。
この効果を発動するために
風属性モンスターを手札に戻した場合、このカードの攻撃力は500アップする。
この効果で特殊召喚したこのカードは、フィールドから離れた場合に除外される。
DUEL TERMINAL −トリシューラの鼓動!!−で登場したカード。愛称はバードマン、トリッピー、鳥野郎など。
その愛称通り、見た目は緑色のボディをした鳥の意匠を持つマスコット体型のロボ。A・ジェネクスモンスターの例に漏れず、SD体型の人型デザインをしている。
モンスターを手札に戻すことで自身を特殊召喚するというトリッキーな効果を持つ。
召喚権を使わずにチューナーを出せるので
S召喚につなげていきやすいが、特殊召喚されても自分フィールドのモンスターの数は変わらないのですぐにシンクロという訳にはいかない。
しかし《俊足のギラザウルス》や、《マジック・ストライカー》などの手札から特殊召喚できるモンスターと組み合わせれば召喚権を使うことなく、
X召喚やS召喚をすることができる。
また、
風属性モンスターを戻した場合は攻撃力が1900に上昇し下級アタッカーとしても使えるようになる。
そしてこのカードの評価が高い一番の理由は、《
レアル・ジェネクス・クロキシアン》の存在だろう。《
D-HERO ディアボリックガイ》や《邪帝ガイウス》などのレベル6闇属性とシンクロし、敵モンスターを寝取る姿はまさに外道。
あまりの便利な為か2013年9月1日の改訂にて
制限カードに指定されてしまった。
長らく制限カードに留まっていたが、環境のインフレもあり2022年7月1日の改訂でようやく
準制限カードへと緩和され、次の改訂である2022年10月1日には遂に無制限へと完全釈放された。
上記のように優秀な効果を持つため、収録弾の「トリシューラの鼓動」絶版後は値段が高騰。
ノーマルのくせに1枚2000円くらいにまで高騰したショップもあったという。
現在は「
シンクロン・エクストリーム」などの
ストラクチャーデッキに何度か再録されたため安価で買えるようになっている。
完全なる余談だが、《ミスト・コンドル》と攻守が同じであり効果も似ているので《ミスト・コンドル》を参考にして作られた
ロボットという説がある。しかし外見は全然似てない。
『TERMINAL WORLD』で新録された絵違いでは、その《ミスト・コンドル》と共に霞の谷の神風に乗って谷間を高速飛行する姿が描かれている。
また、《トランス・デーモン》という端末世界とは無関係であるはずのモンスターが、時空の狭間より《A・ジェネクス・バードマン》を引っ張り出している。
どうやら端末世界のその他のOCGカードの世界観とは別の次元のようだ。
相性のいいカード
もちろんだが属するテーマそのものと相性が良い……とは言えなかったのが過去の状況。
《A・ジェネクス・バードマン》が出たばかりの頃のジェネクスは、レアルと
A・ジェネクスも込みで横へ広げる能力が低く、場のカードを戻して特殊召喚するこのカードだけでは展開を広げ辛かった。
転機となったのは拡張パック『TERMINAL WORLD』での新規カード追加。
《リペア・ジェネクス・コントローラー》という「手札にジェネクスが加わると
手札内の好きなジェネクスを召喚する」という
少々イカれた展開力を持つリンクモンスターが現れた点がポイント。
召喚時にサーチを行うレアル(ターボ、クラッシャー、マグナ)を手札に戻し《リペア・ジェネクス・コントローラー》の効果で再召喚してサーチ、そのサーチ先も《リペア・ジェネクス・コントローラー》の効果で召喚するというぶん回しが可能。
場のカードを能動的に手札に戻せる効果を持ち、チューナーなのでバウンスする仕事を終えればS素材になれる《A・ジェネクス・バードマン》は、《リペア・ジェネクス・コントローラー》による大量展開の要の一つとして大活躍できる。
最高クラスの相方にしてワンキルパーツの一つ
詳しくは項目内へ
特殊召喚が容易な星6闇属性なため、《レアル・ジェネクス・クロキシアン》を出すのによく使われる。
《終末の騎士》で落とす→《終末の騎士》バウンス《A・ジェネクス・バードマン》→《A・ジェネクス・バードマン》とシンクロ、の流れの誕生により手札2枚で相手の強力なモンスターを奪うことができるようになった。
《E・HERO エアーマン》でサーチしたあと《デステニー・ドロー》や《ダーク・グレファー》等で墓地に送り、《E・HERO エアーマン》戻して《A・ジェネクス・バードマン》という流れも有り。
手札に戻すことでもう一度帝の効果を使うことができる。《邪帝ガイウス》とシンクロして《レアル・ジェネクス・クロキシアン》になるも良し。《雷帝ザボルグ》とシンクロして星8シンクロモンスターになるも良し。
効果を使い終わったあとのゼンマイの効果を再利用することができる。
また《A・ジェネクス・バードマン》は星3なため《発条空母ゼンマイティ》のX素材にもなれる。前述の《俊足のギラザウルス》等と組み合わせれば召喚権を使うことなく呼び出せる。もちろん普通にシンクロに使うのも有り。
風属性モンスターをバウンスする事で大量展開できる。上がった攻撃力でそのまま殴ってからシンクロするのも良い。
エアトスをバウンスする事で召喚権を使うことなく攻撃力1900のモンスターを繰り出せる。シンクロしても墓地に行かないのもエアトスとシナジーしている。
追記・修正はモンスターを手札に戻してからお願いします。
- 2013年9月1日、あまりの便利さに制限カード入り・・・。 -- 名無しさん (2013-10-03 22:53:32)
- ぶっちゃけ全然活躍してないのに、「何か悪さしそうだから」と言う理由で制限行き… これは風属性の強テーマが出る可能性が微レ存? -- 名無しさん (2013-10-04 00:19:23)
- ボムフェ制限になったからそのうち戻ってきそう -- 名無しさん (2015-01-17 05:47:37)
- キーではないからなくてもいいけど、まああった方が回転速度3割増しで早い -- 名無しさん (2015-02-06 03:58:02)
- 今だと方界にも使われてるな -- 名無しさん (2016-07-20 13:22:30)
- そのうちターン1がついて緩和されそうな予感がする -- 名無しさん (2021-05-25 15:10:37)
- エラッタ無しで釈放しても許される時代になったのか -- 名無しさん (2022-09-11 21:11:57)
- ジェネクス新規のお陰で遂にジェネクスデッキで輝くときが来たかもしれない セルフバウンスで召喚権を増やして除外されたらリターンゼロで回収だ -- 名無しさん (2023-10-12 16:43:39)
最終更新:2024年11月28日 21:27