登録日:2009/05/26 Tue 23:38:23
更新日:2024/12/04 Wed 16:10:56
所要時間:約 15 分で読めます
コードネームはロックオン・ストラトス。成層圏の向こう側まで狙い撃つ男だ。
俺の名はロックオン・ストラトス。ソレスタルビーイングのガンダムマイスターだ。
【初代ロックオン・ストラトス / ニール・ディランディ】
なら…狙うとしようか…!
行こうぜ!ガンダムデュナメスと、ロックオン・ストラトスの初陣だ!
搭乗機
幼少の頃から
ライフルを学んでおり、その優れた狙撃能力を買われ、ソレスタルビーイング(以下CB)にスカウトされた。
学生時代もスポーツ射撃を続けていたが、弟のライルを養う目的からか、何やら怪しげな裏稼業にも携わっていたらしい。
陽気で飄々とした性格であり、子供の頃から周囲の纏め役として人望があった。
しかし、クルジス共和国の反政府ゲリラ組織「KPSA」の無差別自爆テロにより、両親と妹のエイミーを失った過去から、
無差別テロ行為に対しては態度を一変させ、激しい憎悪を抱いている。
上記の経験から、CBとして世界を変える代償として、その暁には自らも裁きを受ける覚悟を持っている。
しかし、その心中には純粋な
平和実現への想いよりも、同時に家族を奪われた事による虚無感と閉塞感、家族を奪った世界に対する復讐心に近い感情が強く根付いており、
当人も
死の間際まで「
本当の意味で世界と向き合う事が出来ていなかった」と自認している。
余談だが、彼の機体は
他の3機と異なり、線や面ではなく点の攻撃である銃撃が主体な事もあって、
他のメンバーにも増してある程度手加減し、なるべく軍人のパイロットの機体は誘爆し難い位置を狙う等して脱出の余地を残している。
普段はこうした所謂
不殺主義的な方法を選択しているのだが、民間人を狙うテロリストに対しては一切手加減や容赦はしない。
また、自らの狙撃能力には絶大な自信を持っており、敵に近付かれる前に相手を撃破する為、「
デュナメスにビームサーベルは不要」と言い張り、
「
宣言しよう。サーベルは抜かない」と公言していた。
但し、実際には第12話での
カスタムフラッグ戦や第23話の
ガンダムスローネツヴァイ戦等、
(抜かざるを得ない状況であったとはいえ)実際に
ビームサーベルを抜いての戦闘も行ってはいる。
もっと言えば、確かにデュナメスは狙撃に主軸を置いた機体で、接近戦が(コンセプト的に)苦手としているのだが、
劇中では、
一期で最強クラスのパイロットであるサーシェスが駆る、
接近戦に強いスローネツヴァイとの戦いにおいて、
上述の通り
接近戦に向いていないデュナメスで、
「右目が見えない」というハンディを背負いながら(スペシャルエディションではさらに
トランザム後で機体性能が低下していた)も、
それまで無敗に近かったサーシェスに太刀打ちしてみせるどころか、
乗機の右腕を切り落とすという活躍を見せている。
直後にダリルの
GN-Xによる特攻を受け、その際のデュナメスの挙動からサーシェスに
「右側が見えてねぇじゃねぇか!」と看破され、そこにつけ込まれるまでは終始優勢といえる立ち回りであり、
おそらく右目が見えていれば特攻にも対処できたと思われることから、一期の時点では
最も優れたパイロットだったと思われる。
この少し前に、接近戦を得意とする
ガンダムエクシアでサーシェスのスローネツヴァイと戦った刹那は、彼に戦闘技術を教えたのがサーシェスということもあって動きを読まれてしまい、
偶然トランザムが発動して形勢逆転するまでは撃墜寸前に追い詰められていたこともあり、視聴者からは
「サーベル抜いた方が強いのでは」などと囁かれていた。
年齢不詳の
ティエリア・アーデを除けばガンダムマイスターの中では最年長という事もあって彼等のリーダー的な役割も務めており、
何かと暴走しがちな
刹那・F・セイエイの制止や
貧乏クジ的に他のマイスターのフォローを引き受けたり、ティエリアが精神的に脆い事に唯一気付く等、
苦労しつつも常に仲間を気に掛け、我が強く協調性に欠けるメンバー達を纏め上げていった。
保護者とか引率の先生とか言ってはいけない
尤も、彼のスカウトを決めた
グラーベ・ヴィオレントは最初からコミュ障気味な彼等の引率をやらせるのが目的の一つでもあったらしく、保父役は云わば予定調和。
ヨハン・トリニティによって刹那が家族を殺したKPSAに所属していた事実を知り銃口を向けるが、刹那の戦争根絶への覚悟を聞き、和解。
再び戦闘が始まると周囲の制止を振り切り出撃、家族を奪った元凶である
アリー・アル・サーシェスが駆るスローネツヴァイとの死闘を繰り広げた。
怒涛の攻撃によってツヴァイの右腕を切り落とし、サーシェスを追い詰めるが、ダリル・ダッジの駆る
GN-Xの特攻により利き目の負傷を見抜かれ、機体が大破。
最終手段として近くに残っていた
GNアームズのGNキャノンを使い、ツヴァイを狙撃し大破させるも相打ちとなってしまう。
最期は宇宙空間を漂いながら遠き日の家族との思い出を脳裏に浮かべつつ、
GNアームズの爆発に巻き込まれ、その命を散らしたのだった。
スペシャルエディションⅠ「ソレスタルビーイング」では、
GNアームズの爆発後にヘルメットのバイザーが割れた状態のニールの遺体が爆風で流されるカットが追加されており、
TVシリーズと比較してニールの死がより明確になっている。
劇場版では
ELSとの対話に失敗して昏睡状態に陥った刹那の精神世界に現れ、リヒテンダール・ツエーリ、クリスティナ・シエラに続いて彼を叱咤激励した。
◆台詞集(ニール)
「コードネームはロックオン・ストラトス。成層圏の向こう側まで狙い撃つ男だ」
「全くお前は、とんでもないガンダム馬鹿だ」
「テメエだって同類じゃねえか、紛争根絶を掲げるテロリストさんよぉ!!」
「咎は受けるさ…お前を倒した後でなぁぁぁぁぁッ!!」
「絶対許さねえ……!テメエは戦いを生み出す権化だぁッ!!」
「喚いてろ!同じ穴の狢がぁッ!!」
「テメエと一緒にすんじゃねえぇぇぇぇぇッ!!俺はこの世界を―」
「けど…こいつを討たなきゃ…敵を取らなきゃ…俺は前に進めねぇ…世界とも向き合えねえ…だからさ…狙い撃つぜぇぇぇぇ!!」
「よぉ、お前ら…、満足かぁ……?こんな世界で……。俺は…、嫌だね……!」
「刹那、お前は変われ。変われなかった、俺の代わりに…」
「……狙い撃てよ……世界を……世界を、狙い撃て!」
「言ったはずだぜ、刹那。お前は変わるんだ。変われなかった、俺の代わりに…」
「生きている…そうだ、刹那。お前はまだ…生きているんだ」
「宣言しよう サーベルは抜かない」
『
第2次Z』から参戦。ニールは『破界篇』のみの登場となっている。
クロウ、
デュオ、青山と共に「
貧乏クジ同盟」を結成。更にスナイパー仲間の眼鏡…もとい
ミシェルとも親しくなる。
終盤ではサーシェスに一矢報い、宇宙に消えていった…。
その死は
カミナの時と同様、CBやZEXISに深い悲しみを与えたのだった。
条件を満たすと離脱シナリオで
ハロを手に入れる事が出来るので、プレイヤーには「
ハロ引換券」と呼ばれる事も。
『再世篇』では既に故人だが、とある条件を満たす事により、弟の
想い人を間接的ながら救うという快挙を成し遂げている。
『
第3次Z』では『再世篇』同様に故人。
よく小競り合いをしていたミスリルの
クルツと互角の勝負をしていた事、クロウを通して、アマルガムの幹部であるヴィルヘルム・カスパーの事を聞いていた事が判明した。
また、
ヨーコやミシェルに「
スナイパーの生き方のお手本」と称されている。
特にヨーコは彼も使っていたフォーメーションを披露しており、前述のカミナと同様に彼が遺したものがどれだけ大きいかが窺える。
劇場版の設定で登場。
第二部終盤でELSとの対話に失敗した刹那の精神世界に現れ、
乙姫と共に対話を呼びかけた。
また、第一部のアメリカルートを通った場合、第二部の灯篭流しイベントで刹那に悼まれている。
初代の
DLCで
ガンダムデュナメスが参戦し登場。
仇敵のサーシェスとは掛け合いがある他、各作品の女性パイロットには紳士的な対応をするなど、弟ほどではないがこちらもかなりのやり手を匂わせる。
一方で、その弟に対しては時系列の都合からCBに参加しているのを知らないため、かなり戸惑う様子が見られる。
また天性の勘がそうさせるのか、
金色の機体を相手取ると耐ビームコーティングを警戒し、
マント機体にも難儀を示している。
収録時期の影響か刹那とティエリアへのコメントはあるが、何故かアレルヤ相手には一切無い。中の人的に後々収録されてもおかしくはなかったのだが…。
EXVS2OBの中期アップデートでキャラグラフィックが更新され、EXバースト時カットインではハロと一緒に写るようになった。
ライルの機体に乗ると専用台詞を呟く。
CROSSRAYSでは、弟の
恋仲と対決すると姑のような台詞で攻撃するためかなりシュール。対するあちらもかなり混乱するが。
Season02から00参戦に伴い、デュナメスと共に参戦。
更に1stシーズン後半を取り入れたLINXTAGE03では、片目に眼帯をした状態の彼が収録されている。セリフも後半のセリフ中心にしゃべる。
彼自身の描き下ろされたカードイラストは、
クリスマスを迎えるかつての自分の家族を想うものや最後のハロと別れるものなど切ないものが多い。
【2代目ロックオン・ストラトス / ライル・ディランディ】
オーライ。ケルディムガンダム、ロックオン・ストラトス…狙い撃つぜぇ!
CV:
三木眞一郎
性別:男
年齢:29歳(2nd)→31歳(劇場版)
誕生日:3月3日
身長:186㎝
体重:68㎏
血液型:O型
所属:反政府組織カタロン /
私設武装組織 ソレスタルビーイング
本名:ライル・ディランディ
別名:ジーン1
人種:アイルランド人
搭乗機
初代ロックオン・ストラトスことニール・ディランディの双子の弟で、
ケルディムガンダム及び
ガンダムサバーニャのマイスター。
容姿こそニールと瓜二つだが、髪型が微妙に異なっている。また、性格面でも後述の一面を持っている他、喫煙者でもある。
気付かない方も割と多いが、実は1stシーズン第9話冒頭に於ける家族の墓参りをするシーンの時点で既に登場している。
結構間違われ易いが、自分以外の誰かの花がある事に驚いていた方がライル、木陰で見守っていた方がニールである。
またニールが走馬灯で思い浮かべた昔の家族団欒の描写で椅子が一つ余っていたことに加え、今際の家族への言葉で「ライルの…生きる未来を…」と名前が出てきていた。
兄の援助の下、AEU領内の大商社で働きつつ、反政府組織カタロンの構成員「
ジーン1」としても活動していたが、
2ndシーズン第1話の終盤にて突如現れた刹那からCBへの参加を薦められ、カタロンとの橋渡し兼
スパイとして加入。
初陣の戦闘直前に兄の
決め台詞を尋ねるといった軽い面も見られたが、
砂漠地帯にあるカタロン基地の救援に向かった際にアロウズによる無差別殺戮を目撃し、以降はアロウズへの敵意を高め戦いに集中するようになる。
自身より優秀だった兄・ニールとは幼少期からしょっちゅう比較されてきた所為でコンプレックスを抱いており、兄と比較される事を酷く嫌っている。
その為、兄と同じコードネームで呼ばれる事を内心では嫌がっていた。
また、家族を奪ったテロに関しては現場に居なかった為にどこか達観した所があり、刹那が元KPSAと知ってもニールの時とは違い、冷静さを保っていた。
尤も、「世界の変革より私怨か…。兄さんらしいと思ってな」や「尊敬してんだよ。家族が死んだのは10年以上前の事だ。俺にはそこまで思い詰める事は出来ねえ……」等、
実感の無さと「自分は優秀な兄には到底及ばない」という卑屈さが前面に出た形になっているのだが。
アニュー逃走から間もなく仕掛けられた次の戦闘では新型機の
ガッデスを駆るアニューと一騎打ちを繰り広げる。
ファングとGNヒートサーベルで攻撃するアニューとガッデス。ライルとケルディムはGNピストルとシールドビットのアサルトモードで対抗し、やがてトランザムを発動しライルが圧倒する。
チェックをかけた状態でライルは攻撃を止め、驚くアニューにライルは自分の恋人として戻るよう説得にかかる。
アニューがライルの言葉を受け入れ、コクピットから身を乗り出した瞬間、
リボンズ・アルマークが脳量子波でアニューの意識を乗っ取り攻撃を再開。
説得の際にGNピストルを放棄してしまったことが仇となり、リボンズの猛攻でシールドビットも次々と破壊され反撃する事もできずケルディムは大破。
とどめの一撃の寸前で駆けつけた刹那の攻撃がガッデスを貫き、
ダブルオーライザーの形成する量子空間内でアニューと最期のやりとりを交わしたのだった。
帰還してからは命を救われたと理解しながらも思わず刹那を殴り付け、怒りのあまり後になって謝罪しつつも刹那の後ろ姿に銃まで向けてしまう。
が、引き金を引けず、兄に呼び掛けてただ項垂れる事しか出来なかった。
しかし、皮肉にもこの出来事により、大切な人間に目の前で死なれる無力感や、行き場の無い憤りを初めて知り、兄がどういう想いを抱えて戦っていたかを理解する。
嘗ては兄を真似つつも、彼と比べて軽めの口調で「
狙い撃つぜぇ!」という
決め台詞を若干茶化したように言っていたりもしたが、これ以降はそれも無くなった。
この時、改めて実感した兄を含む家族を奪われた怒りを初めて爆発させた。
当初は
トランザムを使用出来ない船内の通路という場所での待ち伏せ、
そして
GNビットを即座に相殺して遠距離での優位を潰すサーシェスの戦術と閉所故に常に近・中距離戦という環境の所為もあって大苦戦してしまう。
が、徐々にGNビームピストルⅡを利用しての超近接戦闘に慣れてきた為に持ち堪えられるようになり、
刹那の
トランザムバーストでサーシェスが動揺した隙を突き、敗北寸前の劣勢からほぼ互角の戦いにまで持ち込む。
死闘が続きケルディムの方が損傷が多く若干劣勢にあったが、最後は
セラフィムガンダムのトライアルフィールドで停止したアルケーを撃破し、逃亡しようとするサーシェスを追い詰める。
この際、アニューの件を思い出して一度見逃してチャンスを与えようとしたが、サーシェスはすかさず反撃を試みた為、早撃ちで彼に引導を渡したのだった。
なお、このアルケー戦では、一応(戦闘時に)右目が見えなかったニールとは違って身体そのものは万全だったとはいえ、
序盤は押されていたアルケーの動きに徐々に付いていき、渡り合えるほどになるという「狙撃だけでなく接近戦も強い」才能を見せていたため、
兄と同様に、「やっぱりサーベルは装備しておいた方が良かったのでは」とか、「サーベルを使えばそのまま斬り殺して終了だったので縛りプレイとしては正解」と言われることも。
その後、苦戦する刹那を援護。
劣悪な機体状況にも拘らず、
ガデッサを相手に攻防を繰り広げた末、最後はたった一秒のトランザムによる奇襲で勝利を収めた。
この時の相手は奇しくもアニューと同タイプのイノベイドである
リヴァイヴ・リバイバルであった。
そして最後まで右目を閉じたままだったニールと、片目を開いて打破したライルの対比。兄を越えた瞬間でもあった。
最終決戦後はカタロンを離れ、ソレスタルビーイングで「ロックオン・ストラトス」として生きる事を家族とアニューの墓前に報告した。
劇場版以降でも、変わらずガンダムマイスターとして活躍しており、アニューとの経験は彼が誰とでも分かり合えると自信を持つに至った大切な思い出として抱き続いている。
なお、二期のサーシェスとの生身の一騎打ちで、早撃ち勝負を制したことからも分かるように、ライルは狙撃よりも早撃ちを得意としているが、
その二期では、狙撃を得意としたニールに合わせ、長距離狙撃に特化されたケルディムに乗っていたため、早撃ちの才能を活かす機会には恵まれなかった。
しかし劇場版では、ライルに合わせ、早撃ち・乱れ撃ちに特化して開発された
ガンダムサバーニャに搭乗したことで、自身の才覚を大いに発揮し、
どこぞのスーパーコーディネイターばりのマルチロックオンからの乱れ撃ちで、視界にいるELSを片っ端から撃ち落とす活躍を見せた。
ツインハロシステムハロ二機による強力なサポートもあったが、
イノベイターや
超兵でも生き残ること自体難しかったELS攻防戦の前線に立ち、
彼らと違って
普通の人間でありながら最後まで生き残ったという点では、まさにスーパーエースパイロットと言えよう。
キャラクターデザイン担当の高河ゆん女史が描いた漫画では、幼少の頃から周囲の人間に頼りにされていたニールにコンプレックスを抱いていた事と、
それが原因で兄と共に習っていたライフルを辞め、家族から離れて寮生活をしていた経緯が描かれている。
だが、当のニール本人は弟のコンプレックスに気付いていなかった模様。
2ndシーズン開始の1年前にも刹那がライルをスカウトしに来ていたが、勧誘直前に気が変わり、正体は明かさなかった。
この時一度ライルと顔を合わせているが、ライルは刹那と会った事を覚えていなかった。
外伝作品の『00P』では、ガンダムマイスターのスカウト担当であり、兄・ニールをスカウトした張本人であるグラーベは、ライルもマイスター候補の一人として考えていた。
しかし、
ガンダムエクシアのサポートを行う狙撃機のデュナメスには狙撃により長けた兄の方が適している事や、
上記のコミュニケーション能力と兄弟間のコンプレックスを考慮した結果、ライルのスカウトは見送られる事になった。
◆台詞集(ライル)
「違うね。俺の名はロックオン・ストラトス。ソレスタルビーイングのガンダムマイスターだ」
「なぁ、ハロ。兄さんは戦う時に、何か言ってたか?」
「
ネライウツゼ、ネライウツゼ」
「オーライ。
ケルディムガンダム、ロックオン・ストラトス、狙い撃つぜぇ!」
「フラレタ、フラレタ」
「気付かせてやったんだ。……比較されたら、たまらんだろ」
「逃げんなよ…逃げんなよ…逃げんなよアロウズ!!!」
「その名の通り……狙い撃つぜぇ!!」
「アニュー、愛してるよ」
「もう一度お前を俺の女にする!!嫌とは言わせねぇ!」
「貴様みたいな奴に、兄さん達は!」
「兄さんの事、責められねぇな…こいつだけは、許せねえ!」
「システムの助けがなきゃ、イノベイターもその程度かよ!」
「俺は戦う…ソレスタルビーイングの、ガンダムマイスターとして!」
「鈍いんだよ、イノベイターのくせに…」
「これが…ソレスタルビーイングだ……! ア、アニュー……」
「何を企んでいようが、この先に行かせるわけにはいかねぇな!」
「たとえ刹那が来なくても…全力で狙い撃つ!」
「諦めるかよ…クソッタレがぁぁ!!」
「俺に任せなぁ!!!」
「行くぜハロ!!」
「了解!了解!!」
「乱れ撃つぜぇぇぇっ!!」
「俺達は……ソレスタルビーイング!!」
「アニューとだって分かり合えた!お前らとだって!」
◆ゲームでの活躍
スーパーロボット大戦シリーズ(ライル)
『第2次Z』から参戦。ライルは『再世篇』からの登場になる。
CBに入ったライルは兄の遺志を継いで戦いに身を投じていく。ミシェルからは「あなたはあの人(ニール)と違う」と嫌悪感を抱かれたりもした。
クロウからは逆に「ロックオン・ストラトス」の名を継いた覚悟を認められた。尤も、「貧乏クジ同盟」の一員として期待していた面もあるかもしれないが。
リボンズに洗脳されたアニューが刹那の精密射撃によって助かった際には、彼に感謝の念を表している。
因みにこの精密射撃、刹那が1年前にニールから教わったらしい。結果的に兄は、弟の想い人を救ったのだった。
余談だが、アニューとの戦闘では困惑するセリフや、原作の「もう一度お前を…俺の女にする!嫌とは…言わせねえ!!」とは別に対イノベイドの汎用セリフまで適用されてしまう。
「その人を見下した態度が気に入らねぇんだよ!」の後にアニューを撃墜すると色々散々な気持ちになれるだろう。
『
第3次Z』の
中断メッセージでは、クルツと共に漫才を披露した(青山はツッコミ)。
木星のCB基地で働くアニューとは度々連絡を取り合っているらしい。
劇場版の設定で参戦。
原作では1分足らずの登場だったデュナメスリペアに長く乗る機会があり、第一部終盤でサバーニャに乗り換える。
真矢がファフナーのパイロットになった際にはミシェルと共にコーチを務め、蒼穹作戦ではスナイパー組一丸となって応援した。
EXVSシリーズ(ライル)
ケルディムとサバーニャで登場。
ケルディムの方では収録時期が最初期だったせいかほぼ掛け合いが無い。台詞もどこか自信の無さを感じさせるものが多く、兄へのコンプレックスが反映されている。
その兄とは連携を成功すると固有台詞が存在するのだが、2on2の
ゲームでこの兄弟を組ませるのは事故に等しい。
サバーニャではさすがに多く新録されており、掛け合いも数多。
恋仲を喪失した経験からか
子持ちや
恋人を残して消えた人には後悔しないように忠告したり、
生真面目な激情家には飄々とした態度で接し煙たがられている。
こちらはポジティブかつ快活な台詞が多く見受けられる。
SDガンダムGジェネレーションシリーズ(ライル)
デュナメスに乗せると兄への郷愁を感じさせる台詞を呟く。
【余談】
『00』ファンが「ロックオン」とキャラを呼ぶ場合、大抵は兄のニールを指し、弟のライルは「ライル」のままで呼ばれる事が多い。
ノベライズ版では地の文で兄の呼び方が終始「ロックオン」であるのに対し、弟はその時々の本人のスタンスで「ライル」「ロックオン」と呼び方がコロコロ変わっており、一定していない。
それ以外ではライルの場合、名前が判明していなかった1stシーズンでは「ドッペルゲンガー」だの「ロックオフ」だの散々な言われ様だった。これは酷い。
CVを務めた三木氏が第四回声優アワードで助演男優賞を授賞した際も、「ロックオンとライルの二役を演じた」と称された事がある。
容赦しねぇ。項目荒らしに慈悲なんかくれてやるか……!
今日の編集は……容赦ねぇぞ……!
全て過ぎた事だ。昔を悔やんでも仕方ねぇ…。
そうさ、俺達は過去じゃなく…未来の為に追記・修正するんだ。
- 「狙い撃つぜ!」をクルツ君がパチンコで言ってた、寒いけど。 -- 名無しさん (2013-10-09 02:28:01)
- もう廃れて久しい旧時代のガソリン車だから維持費だけでかなり金が飛ぶけど、弟にプレゼントしてやろう -- 二ール (2013-11-24 08:18:51)
- ニールとクロウが友達になってたのが…死ぬとわかってるのが余計来た。 -- 名無しさん (2013-11-24 17:59:37)
- ああ、貧乏くじ同盟… -- 名無しさん (2013-11-24 18:09:54)
- 創作物で人を死なせるという演出も楽じゃないんだな、と思ったキャラ。あれで生きてると思った人、いたんだ・・・。 -- 名無しさん (2013-11-24 18:42:39)
- ドラマCDでマジで刹那のパパ役してて笑ったwwwwおおおお父さん、そんなふしだらな真似許しませんよ!! -- 名無しさん (2013-11-26 15:01:40)
- ↑2前作にはネオとか言う男がいてだな・・・ サーベル使わないって言ったのはプライドもあったんだろうな・・・なんか格闘戦も兄さんのほうはめっちゃ強いイメージがあるけど・・・ -- 名無しさん (2013-12-28 22:37:38)
- ↑片目、しかも利き目が使えない上にトランザム使用後の性能の低下した機体でツヴァイの右腕落としてるからな。ダリルの特攻がなけりゃデュナメスでツヴァイを倒せてた。 -- 名無しさん (2014-01-09 15:04:25)
- とあるギャグもの同人誌で「ニールとライル、どっちが兄かわからない人は“兄ル”ディランディと覚えてくれ」というネタがあった。お陰で完璧に覚えました。 -- 名無しさん (2014-03-10 22:15:17)
- やっぱりニールだな、ライルはアニューと会うまではチャラ男っぽいし。 -- 名無しさん (2014-03-10 22:24:37)
- 作品内外で兄と比較されながらも、兄とは違う「ロックオン・ストラトス」として成長して行くライルの姿は良かった。 欲を言えば、もう少しカタロンのスパイ設定を活かして欲しかったなぁ。 -- 名無しさん (2014-03-10 22:43:43)
- 兄貴の方の死は美化されてる感があったので、もっと惨めで惨たらしい死に様の方が良かった気も。監督さえ「自分のテロを棚に上げてる」と発言してたんだし、だったらそれくらいはとね -- 名無しさん (2014-03-10 23:02:47)
- ↑まあそこはサーシェスとのやり取りで触れられてるしねぇ。死体が今も埋葬されることなく宇宙をさ迷ってると考えると充分罰は受けてると思う -- 名無しさん (2014-03-10 23:14:18)
- ↑ひょっとしたら劇場版でELSに呑み込まれて、ライルの前に現れた可能性が微レ存…? -- 名無しさん (2014-03-10 23:41:07)
- さて、表面は弟に近く、内面は兄に近いクルツくんとの絡みや如何に -- 名無しさん (2014-03-19 14:27:00)
- ↑4大森倖三の漫画版だと黄金便器のビームを生身で受けて死んでたり -- 名無しさん (2014-03-29 00:17:11)
- ライルの「狙い撃つぜ!」がだんだん軽いものから重くなっていくのに声優ってすげーと思った -- 名無しさん (2014-03-29 00:20:05)
- 中の人繋がりで、某ベルトを思い出す。ロック・・・オン! -- 名無しさん (2014-03-29 00:56:43)
- ニールもゲーム版でだけど一度「乱れ撃つぜ」を使ってる。劇場版の台詞は「狙い撃つぜ」同様ハロに訊ねたのだろうか? -- 名無しさん (2014-04-13 18:37:24)
- 兄貴と得意分野が違うだけでパイロットとしては別段劣ってないと思う。サーシェスも狙撃戦向けの機体で接近戦で粘るライルに手強いと感じてるし。あと「兄さんのことを悪く言えねえな……コイツだけは!!」は物凄い殺気が籠ってた -- 名無しさん (2014-04-23 21:19:36)
- 兄はニールとして死んで、弟はいつかロックオンとして死ぬんだろうか… -- 名無しさん (2014-07-10 18:16:54)
- 弟は29歳でガンダムパイロットになったのか。初めてガンダムに乗った年齢を考えると、歴代最年長では? -- 名無しさん (2014-12-16 21:15:20)
- そろそろニール生存ルートのあるゲームは出ないもんだろうか、スパロボでもGジェネでもいいからさ -- 名無しさん (2014-12-20 15:21:12)
- まぁ欲しいけどそれやるとライルの存在全否定になっちゃうからねぇ。共演するにしたって何に乗せるよって話だし -- 名無しさん (2015-03-11 18:43:46)
- ↑ なお、ソシャゲのスパロボCCでやっちゃいました。マジで -- 名無しさん (2015-03-11 19:11:48)
- 空白の50年の間に果たして三代目は現れるのだろうか…!? -- 名無しさん (2015-03-11 20:02:04)
- 兄って射撃は勿論ガンカタの腕と言いサーベルでの接近戦と言い基本的に目立った死角どこにも無いよね -- 名無しさん (2015-07-21 00:46:54)
- ↑ 実際は描写ないからわからないけど、単体戦闘能力特化の兄貴と複数戦闘能力特化の弟だったみたいだからな。叶わぬ願いだが、狙撃特化ケルディム改修機〈兄貴搭乗〉とサバーニャ〈弟搭乗〉の共演も見てみたかったな。 -- 名無しさん (2015-10-13 14:28:37)
- ライルは当初嫌いだった。フェルトにキスしたことで。でも、比較されるの嫌だったんでしょ? 他にいろいろ、フェルトに分からしてあげる方法とかあったと思うのに・・・ -- 名無しさん (2016-12-05 15:12:13)
- ↑キスのようなことをしてまで別人だと気づかせたいほど、兄と重ねて見られるのが嫌だったんじゃまいか? -- 名無しさん (2016-12-05 15:35:58)
- 老兵となって死んだり、ベッドで安らかに……って死にざまが想像できん。きっと最後は、40代半ばで、どこからか狙撃されて死ぬんじゃあるまいか。もちろん、死に際にその狙撃者を返り討ちにして。 -- 名無しさん (2016-12-05 15:37:12)
- ↑アニューのことをずっと想ってるみたいだから少なくとも誰かに看取られながらってのはないよな。絶対生涯独り身だと思う -- 名無しさん (2016-12-05 15:41:53)
- ↑3 そうだけどさ・・・まぁ確かにね・・・ -- 名無しさん (2016-12-05 15:50:53)
- ライルってソレスタルビーングに入った時は軽口が目立ってたな。ティエリアに怒られてたし。 -- 名無しさん (2016-12-20 10:42:06)
- ↑5 だけど -- 名無しさん (2016-12-30 07:22:21)
- ↑ミス そうだけど、フェルトを泣かすのは許さない。 -- 名無しさん (2016-12-30 07:41:05)
- ↑履歴見たけど今月入ってからちょくちょく似たようなコメントしてるよね。ちょっとしつこくない?同じコメに対して二、三回もレスしてるし -- 名無しさん (2016-12-30 08:18:51)
- いまや、三木さんの役では、リュウセイを超えて、こちらだなぁ。 -- 名無しさん (2017-02-14 08:20:00)
- もし、自由にニール生存かつライル登場ルートを考えても良いのなら、ニールとフェルトの恋愛が原作以上に進み、①利き目を負傷後、フェルトがニールを説得し、治療を受けさせる。ニール治療中に急遽狙撃が必須の事態になり、ライルがスカウトされる。②ニールが最後の狙撃を行う直前、フェルトのことを思い出して踏み留まる。原作の第1期~第2期間にニールの治療が行われるが、予想外のトラブルで治療期間が延びる。第2期開始に間に合わないため、代役としてライルがスカウトされる。とかどうよ? どの道、原作第2期相当のシナリオ中はライルがデュナメスに搭乗するから、サバーニャの開発に必要なデータも収集でき、ニール治療完了後は前衛の弟、後衛の兄、の図式が出来上がり。 -- 名無しさん (2017-06-03 02:46:02)
- 刹那のファング処理は言わずもがなだけど、片目塞がった状態でサーシェスのファングを初見で撃ち落とすニールも今考えれば相当イッてた。 -- 名無しさん (2017-06-03 08:37:38)
- 考えてみれば、ELSとの決戦で、アレハレがハルート失ったのに対し、ロックオンは中破しながらもサバーニャ失ってないんだよな……。 -- 名無しさん (2017-06-03 09:56:09)
- 大体機体が半壊してから突然動きが良くなって対ELS最前線でコックピット剥き出しで目視戦闘始める奴が普通なわけなかろう -- 名無しさん (2017-06-20 20:00:16)
- 2ndシーズン以降のガンダムはトランザムの途中解除や性能低下の抑制も出来るようになってはいるが、終盤とはいえトランザムまで使ってよくELS戦を機体含めて生き残ったな…ホルスタービットが盾としても機能するのもあるだろうけど。マイスターで唯一の一般人なのにある意味1番人外めいた事してるな。 -- 名無しさん (2019-08-15 02:29:56)
- ↑ 後の作品であるAGEのアセムや他作品だとマクロスのマックスやイサムみたいに人のままで限界まで技量を極めた感じがするね。 -- 名無しさん (2020-01-08 21:04:58)
- 中の人である三木さんもマイスター唯一の生身の人間(体いじってない)ということに誇りと言うかこだわりがある旨の発言をしていた。本当よく最後まで活躍したよ。 -- 名無しさん (2020-02-29 20:06:11)
- 片目を失った姿を「ロイ・マスタング」と呼ばれていたが、その声優が後日ロイ・マスタングになるとは、言霊の力なのか。 -- 名無しさん (2020-04-02 20:07:24)
- ライル1stからいたのかすっかり忘れてた -- 名無しさん (2020-07-06 09:36:08)
- 個人的に2人のロックオンの本名の覚え方で「兄(にい)ル」は本当に秀逸だと思う -- 名無しさん (2021-08-23 21:14:55)
- 公式で言及されたわけではないファン考察に過ぎないけど、ニールの「狙い撃つ」ことへのこだわりは家族を奪った無差別テロを憎みながらKPSAと同類のテロリストに身をやつした自分に課す最後の一線だった説、かなり好き -- 名無しさん (2021-10-01 15:53:14)
- >名無しさん (2020-07-06 09:36:08)一瞬ぐらいな感だったしな。とはいえ一期自体をだいぶ後でちゃんと見たからライルが出てた事自体マジで知らんかった。当時はロックオン人気のために急遽追加で出したのかとかアホな事思い込んでたわ。 -- 名無しさん (2022-02-03 06:25:51)
最終更新:2024年12月04日 16:10