登録日:2024/02/04 Sun 01:50:00
更新日:2024/12/15 Sun 18:50:50
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過去を無きものになど誰にもできはしない!!!
…この戦争の上に立ち!!!
●目次
【プロフィール】
本名:ネフェルタリ・コブラ
身長:182cm
肩書:
アラバスタ王国国王
年齢:48歳(超新星編)→50歳
(享年)
悪魔の実:なし
出身地:偉大なる航路前半・楽園・サンディ島・
アラバスタ王国
誕生日:2月13日
星座:水瓶座
血液型:F型(現実だとB型)
初登場:単行本16巻・第142話・『ドクロと桜』
好物:コナーファ(中東の菓子)
CV:家弓家正(初代-312話まで)→上田敏也(二代目-512話)→
郷田ほづみ(三代目-776話以降)
【概要】
偉大なる航路前半に位置する、サンディ島の砂漠の王国
アラバスタ王国の第12代国王で、アラバスタ編の主要人物である王女の
ネフェルタリ・ビビの実父。
『
国とは民である』と常に人民のことを考え、国民からの信頼も非常に厚く、海賊である
麦わらの一味に対しても分け隔てなく接する非常に器の大きい人物で、王様の鑑と呼べる名君。
【人物】
前述の通り、アラバスタ国民に対しても真摯に接し、普段は気さくで温厚な性格。
だが、王としての厳格さや有事の際の決断力もしっかり持っており、
世界会議で
革命家ドラゴンの議題が上がった際に
ワポルが『ウチの国(ドラム王国)には無関係でどうでもいい』と国王らしからぬ態度を取った際にはワポルを一喝する厳格さ
中の人的にはブロリーと親父ィを見せたり、反乱軍が宮殿に差し迫っていても一切動揺せず『
例え、我々が滅んでもクロコダイルさえ討伐できれば国は国民の手によって再び再生される』と考えるなど、王としてかなりの覚悟を持っている人物。
こんな名君の代名詞のような男だが、愛娘のビビの事は溺愛している親バカな一面もあり、砂砂団と遊ぶ幼少期のビビをお忍びで見に行ったり、ビビに手を出し誘拐しようとしたチンピラをフルボッコにしたりしている。
その一方で、ただ溺愛するだけではなく、親としての自覚もしっかり持っており、幼少期のビビが過ちを犯して
ペルに折檻され諭された際には、王女に手を出した事に激怒したイガラムを制止し、ペルの行動を黙認する一面も。
本人曰く「パパと呼ばれていたが『父上』も悪くない」らしい。
また意外にノリが良くスケベな一面もあり、
サンジがイガラムに女湯の場所を聞きにいった際には、イガラムが『
アホか!!言えるわけなかろうが!!ビビ様もおられるのだぞ!!』と突っ込んだにもかかわらず『
あの壁の向こうだ!!』と自らも
ゾロを除いた当時の麦わらの一味の男衆と共にノリノリでビビや
ナミがいる女湯覗きを試みたり、翌日のビビの着替え中に部屋に入ってイガラムの妻であるテラコッタに殴られたりといった具合である。
新世界編ではクロコダイルの一件による心労があった為か、白髪交じりで容姿も超新星編よりも老化が顕著で、肉体も車椅子を用いるなど衰えてしまっている様子。
しかし娘のビビに見合いを勧め婿をとるように促したり、肉体的には衰えているにもかかわらず自らの足で世界会議への出席をしようとする等、ビビへの溺愛ぶりや、王としての責務をこなそうとする実直さはいささかも変化がない。
【戦闘能力】
非能力者で、
六式や
覇気のような戦闘技術を持っているわけではない。
しかし、幼少期のビビを誘拐しようとしたチンピラをボコボコにしたり、クロコダイルや
ロビンに襲われて大きなダメージを負っているにもかかわらず、
クロコダイルを撃破して気を失っている
ルフィをおんぶし
麦わらの一味に届ける等、超新星編以前のコブラは身体能力や腕っぷしが全くないという訳でもない様子。
同じ王様ポジジョンであるドレスローザのリク王や
エリザベロー2世のように明確な戦闘シーンはないが、戦闘が全く出来ない完全な非戦闘員と言うわけでもなさそうだ。
『ONE PIECE グランドバトル3』ではアラバスタステージの背景に登場。時折強烈なチョップをかましてきて、自然系能力者すら吹っ飛ばしてしまう。
【来歴】
◆アラバスタ編
本編初登場はアラバスタ編。
当時のアラバスタは、実態は
バロックワークスの陰謀であったが、ダンスパウダーによる雨の独占を国民から疑われ王への不信が蔓延しており、コーザ率いる反乱軍が結成され、国王軍と反乱軍による大規模な衝突一歩手前の状態まで追い込まれ国内が非常にギスギスして不安定な状態だった。
しかし、そんな殺伐としている状況でも国王であるコブラは国王軍から反乱軍に攻撃を仕掛ける事は一切認めず、なんとか両軍の衝突を抑制しているという
綱渡りの状態であった。
そんな中、イガラムとビビの調査結果が書かれた手紙を
カルーから受け取り、この事件の真の黒幕が当時
王下七武海の一人でアラバスタの英雄と称されていた
サー・クロコダイルだった事が判明。討伐対象を即座にクロコダイルに定め、兵を差し向けることを決意する。
しかし、クロコダイルの部下である
Mr.2ボン・クレーが扮した偽の国王をナノハナに仕向ける為に、
Mr.4と
ミス・メリークリスマスがコブラを拉致した事で監禁されてしまう。Mr.4ペアが国王を拉致した事でボンクレーがナノハナに赴き、偽物の国王を演じて『
この国の雨をダンスパウダーを用い奪ったのは私だ』と宣言した事により、国民や反乱軍の怒りは頂点に達し、国内は大混乱に陥ることになり、国の根幹を揺るがす程の大規模な戦争の発生を余儀なくされてしまう事になる。
アラバスタでの大規模な戦争が発生した後は、クロコダイルに王宮に連行される事になる。更にロビンに腕を杭で刺されたり、出血してフラフラなのに
歴史の本文の在り処まで案内させられたりと狼藉の限りを尽くされることになる。
クロコダイルがプルトンの情報を得ることが出来ないと確信すると、最早助からないと腹をくくり、クロコダイルを『お前ごときにこの砂の国はやれんな……』と地下神殿を崩落させて道連れにしようと試みる。
しかしクロコダイルは『俺は肉体を砂に変え脱出できる‼てめぇは犬死にさコブラ‼』と嘲け笑っていた所にルフィが現れ、クロコダイルとルフィは最後の一騎討ちに突入。ルフィはクロコダイルを撃破する事に成功する。
その後、ロビンから手渡されたクロコダイルから受けた毒の解毒剤をルフィに処方し手当てした事で、復活したルフィにロビン共々自身も救助され、なんとか一命は取り留める。
戦争の真相が国民に伝わり、意気消沈する国王軍と反乱軍を一喝&鼓舞し、戦いを終結に導く事に成功する。これが冒頭のセリフである。
戦争終結後は麦わらの一味を宮殿に匿い、一味の療養場所や大規模な宴
と女湯覗きを提供した。
そうして男性陣とはっちゃけた後は、権威という衣を纏わぬ裸の状態で一味に
土下座。一個人として改めて感謝の言葉を伝えるのであった…。
◆エニエス・ロビー編
◆マリンフォード頂上戦争編
白ひげが死亡した事により海賊達が今まで以上に活発になった事で『
海賊が全てルフィ君たちのようだったら問題ないのだが、そういう訳にもいかんからな』と部下のペルや
チャカにアラバスタの警備を命じていた。
◆新世界編
ニコ・ロビンに会った日から世界政府に歴史の本文のことやネフェルタリ家の空白の100年の行動について問う為と、クロコダイルから被害を受けたことで、元凶である
王下七武海制度の撤廃を世界の国王に主張する為、病弱な身を押してでも聖地マリージョアに赴くことを決意する。
マリージョアでは同じ
王下七武海の一味である
この連中から被害を受けたドレスローザのリク王や同じく七武海撤廃派の
海軍本部大将の
藤虎と三人で会談を行い撤廃案をまとめる。会議の場で改めて、世界中の王たちに王下七武海の撤廃を主張し、
新型兵器の存在もあり、撤廃は無事可決されるのであった。
その後は
五老星に上記の内容について問う為、会談を申し入れる。
しかし、世界会議終了後、詳細は謎だが新聞にはなんと革命軍No.2の
サボによって殺害されたと報道され、コブラの遺体の横にサボが立っている姿が新聞に写真付きで掲載されていた。
果たしてその真相は……?
【余談】
- ギャグ漫画『ワンピースパーティ』では新世界にある薬草が効くらしく、ビビとペルが獲りに向かっている。
【注意】この先のリンクには単行本107巻・1085話のネタバレが含まれています。
世界会議4日目に虚の玉座の部屋にて五老星と対談し、世界政府創設の最初の20人の1人であり、800年前アラバスタを統治していた女王“リリィ”の行方と、“D”について質問をしていた。
だが、その会話を聞いていたのか
イムがその場に突如現れ、虚の玉座に座った事に驚愕する。
「イム」という名に心当たりがあったのか、イムの事を質問しようとするが本人から自分の詮索をしないようにと釘を刺された。
イムの口から世界中に散らばる“D”の名を持つ者達はかつて世界政府と敵対した者達である事と、800年前のリリィのミスにより歴史の本文が世界中に散らばった事を明かされた。
そしてイムから「歴史の本文の解放は本当にミスだったのか… それとも計画的だったのか…」と示唆され、アラバスタに届いた「リリィの手紙」の送り主の名を言うように迫られた。
世界一のタブーであるイムを見た事で自分は助からないと悟ったコブラは、送り主の名は“ネフェルタリ・D・リリィ”であると正直に告げた。
それを聞いたイムからコブラは攻撃されてしまうが、会話を聞いてたサボが乱入して、イムや五老星の攻撃から守られる。
その際、攻撃を受けて倒れているコブラをバックにしてサボが立っている時に、壁に設置されていた電伝虫に写真を撮られてしまう。
サボによって抱えられるが、自分を置いていくようにとサボに進言した。
その時、サボにルフィとビビへ
といった伝言をするようにと託した。
とサボに告げるが、イム達の追撃を受けたサボはコブラを手放してしまう。
コブラは最後の力を振り絞り、リリィの手紙の内容を話してサボを庇い彼を逃して力尽きた。
50歳没。
彼の正式な本名は『
ネフェルタリ・D・コブラ』である事が明らかになり、
これの一人であった事が判明した。
つまり、彼を死に追いやったのはサボではなく、サボに暗殺犯の濡れ衣を着せようとしたイム及び五老星であったのが真実である。
- 中の人だいぶ前に代わってたのね。 -- 名無しさん (2024-02-04 01:55:31)
- 新世界編に突入してから敵味方問わず現在の時系列でも死亡するキャラが増えているけどエース以来の生きてほしかったキャラでもある。麦わらの一味が彼の死を知ったらどんな反応するのか。 -- 名無しさん (2024-02-04 02:05:26)
- 50歳だったのか…かなり老けてる気がするけど気苦労多かったんだろうな -- 名無しさん (2024-02-04 06:31:47)
- ↑↑麦わらの一味は案の定コブラの死を悲しんでいたよ -- 名無しさん (2024-02-04 09:06:51)
- 充分な王器だと思うんだが覇王色持ちじゃないんだよな -- 名無しさん (2024-02-04 15:29:39)
- ↑うえ ルフィもコブラ心配のあまりに今までの冒険をちゃらにしてでも逆走しようとしてたぐらいだからね -- 名無しさん (2024-02-05 02:52:06)
- コブラの死を受けてビビの精神状態は大丈夫なのかと心配になったな -- 名無しさん (2024-02-05 13:23:42)
- ↑一応モルガンズの所にいた時は一晩くらい泣いてたって言ってたな -- 名無しさん (2024-02-05 14:19:27)
- コブラを殺した攻撃って五老星ではなくイム様の物なのかな。判明した五老星の正体ではあんな攻撃できなさそうだし。 -- 名無しさん (2024-06-28 17:27:10)
- 享年50歳、想像より若かった印象。いや18の娘がいるならそれくらい? -- 名無しさん (2024-10-06 19:04:46)
- 古代兵器があるとかいう偽情報に踊らされた奴に国をひっかき回されたと思えば、2年後命を失う 思えば不憫なキャラだ -- 名無しさん (2024-12-15 18:50:50)
最終更新:2024年12月15日 18:50