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最上魁星(仮面ライダービルド)

登録日:2021/06/16 Wed 08:57:00
更新日:2025/03/10 Mon 09:24:47
所要時間:約 ? 分で読めます







全ては計画通りだ。世界の終わりまで後30分!…もう誰にも止められない。


最上(もがみ)魁星(かいせい)とは映画『仮面ライダー平成ジェネレーションズFINAL ビルド&エグゼイドwithレジェンドライダー』の登場人物である。



【概要】

今回の映画のメインヴィラン。
「並行世界」がテーマなだけあって2つの世界に同一の人物が2人存在し、お互いが共通の目的のため協力して暗躍するという歴代ライダーの敵でも異色の悪役。

自身が開発したトランスチームシステムの前身である生体兵器「カイザーシステム」を所持。
更に自身が開発したもう一つの発明「並行世界移動装置エニグマ」が持つ平行世界合体能力で2つの地球を消滅させ、更に平行世界に分かれた自分と合体することで不老不死の存在「バイカイザー」になろうと目論んだ。
その前準備として『ビルドの世界』と『エグゼイド達の世界』にて細菌兵器「ネビュラバグスター」を利用したバイオテロとバイオハザードを引き起こす。


【それぞれの世界の最上魁星】

『ビルドの世界』最上魁星


…驚いたか?私の姿に……


元東都先端物質学研究所所属の科学者で葛城巧の師に当たる人物。
ある時、スカイウォールから抽出したネビュラガスの中からバグスターウイルスを発見したことで並行世界の存在を知覚しエニグマの開発を開始するも、政府の予算が降りなかったことを理由に東都の研究所を離れて難波重工に移籍。
以後は難波重工で葛城巧を助手に並行世界についての研究に没頭する。
またこの間に並行世界の存在を提唱する論文も発表している。
だが助手の葛城と揉めた末に葛城は研究所を出奔。
この時の葛城との口論が原因でエニグマの誤作動に巻き込まれ左半身にダメージを負い、現在は半身をサイボーグ化して補っている。

テンションが低く物静かだが、本性は狂気と野心に憑り付かれた傲慢なマッドサイエンティスト。
自身の計画を頓挫させかけ、事故とはいえ自身の半身を奪った葛城巧を「自分のライダーシステムを難波重工に売り込むため自分への協力を放棄した裏切り者」と唾棄して凄まじい憎悪を抱く。

紫色のトランスチームガン「ネビュラスチームガン」を使い「カイザー(レフトカイザー)」に変身する。


『エグゼイド達の世界』最上魁星


白衣のドクター!幾らお前達でも救えない命が1つだけある。そう…『世界の命』だぁ!!


並行世界に存在するもう1人の最上。ただしこちらは財団Xの科学者。
白い着物を着込んでおり、拠点である財団Xの研究所内に和風の居室を構える独特の美的センスを持つ。傷のような化粧といい、ライブのときの大槻ケンヂっぽい
ビルド世界の最上とは対照的に、飄々としていて「ファンキー」が口癖の陽気でエキセントリックな人物だが、本性は財団Xのメンバーの例に漏れず冷酷かつ残忍。
そして何よりビルド側の最上と同じく非常に傲慢。

財団Xが開発した人造コアメダル、複製ホロスコープススイッチを使い再生怪人を従えている。
ちなみにこちらの世界の最上もカイザーシステムを保有しており、ネビュラスチームガンを使い「カイザーリバース(ライトカイザー)」に変身する。


【並行世界移動装置エニグマ】

最上魁星が研究・開発を進めていた並行世界移動装置。
巨大な手を模した形に、手のひら部分に目のような部分が存在している奇怪な造形が特徴。共通機能として、
並行世界への干渉能力の他光学迷彩によるステルス機能を備えている。
二つの世界にそれぞれ一基ずつ存在しており、起動したことで1つの宇宙に二つの世界の地球を同時に存在させる力を発揮。
更に2つのエニグマが手をつなぐように合体することによって並行世界を一つに衝突させるように融合させる力を発揮できる。
なお不完全な状態でも並行世界の移動は充分に可能という世紀の発明であり、作中では実際に葛城巧がエグゼイドの世界に来訪していた。

デザインは宇宙鉄人キョーダインのガブリンがモチーフ。


  • 『ビルドの世界』のエニグマ
では…身を以て知るがいい!『エニグマ』、起動!

『ビルドの世界』で建造されたエニグマ。
当初は最上と葛城巧が協力して制作にあたっていたのだが、葛城がエニグマの真の機能が『並行世界合体装置』であるを知ったことによって離反。
その際に起きた揉め事による事故でビルド世界の最上は左半身に重傷を負い、サイボーグ化することになる。
劇中では一時的な並行世界へのワープホール展開を行い、万丈をエグゼイドの世界へと飛ばしてしまう。


  • 『エグゼイド達の世界』のエニグマ
さあ!今こそ神話の始まりだ!ファンキーターイム!!『エニグマ』、起動!

『エグゼイド達の世界』で建造されたエニグマ。
如月弦太朗の母校・天ノ川学園高校の敷地内に光学迷彩機能で密かに設置されており、ネビュラバグスターウイルスに加えて天ノ川学園高校上空のザ・ホールから降り注ぐ過去最大のコズミックエナジーをエネルギー源として利用しようと企んでいた。
起動するとゲーマドライバーやガシャットの機能に干渉し、ガシャットを利用したライダーシステムを停止させた。


【配下】

  • ネビュラバグスター
最上がネビュラガスをバグスターウイルスに投与することで突然変異させた細菌兵器。
今作の新規怪人枠兼戦闘員枠。
見た目は戦闘員のバグスターとほとんど変わりないがネビュラガスの影響で頭頂部が白くなっている、
見た目は雑魚のようだが、通常のバグスターウイルスよりも戦闘力や感染力が増大。
特に感染力が非常に強力で、感染していない人間が感染した人間に触れられただけでネビュラバグスターへと変貌しネズミ算式に数が増えていく特性を持つ。
更にエグゼイド達『ゲームの仮面ライダー』の力が無ければ倒せないという反則的な耐性を持っており、ゲームの仮面ライダー以外のライダーには脅威となっている。

  • Xガーディアン
『ビルドの世界』の最上がもたらした技術によって製造された、財団X製のガーディアン。
頭部と胸部に「X」のエンブレムが刻まれている以外は『ビルドの世界』のガーディアンと同じ仕様。
エニグマの防衛やサポートを担うためか相当な数が存在している。下手したら日本人口より多いかも…。
財団X関連ということからか、『KAMEN RIDER memory of heroez』にも登場している。
新たに生産されたものと思われるが、『平ジェネFINAL』の時点で夥しい数の機体が登場していたため、エニグマに関する騒動の中で破壊しきれなかったものが運用されている可能性もある。

  • グリード
エグゼイド側の最上が操る、財団Xが複製したコアメダルから生まれたグリードの複製。
メンバーはアンク、ウヴァ、カザリ、ガメル、メズール。

  • ホロスコープス
こちらもエグゼイド側の最上が操る、財団Xが複製したダミースイッチから生まれたホロスコープスの複製。
メンバーはキャンサー、スコーピオン、レオ、ヴァルゴ。


【カイザーシステム】



あっちの世界にいるもう一人のオレと融合した時、オレ達『最上魁星』は不老不死となる!鬼ファンキーだろ~!

永遠の命を手に入れて、全ての並行世界を操る帝王!

『バイカイザー』となるのだぁああああっ!!


『ビルドの世界』における最上魁星により、ネビュラガスとバグスターウィルスを融合させて作りだした生物兵器。
『ビルド』本編に登場したトランスチームシステムの原型でもあり、そのデザインにはナイトローグやブラッドスタークの意匠が見受けられる。
武器にはネビュラスチームガンを使用し、後の後継機でもあるエンジンブロス、リモコンブロスと同様にギアリモコンギアエンジンを使用することで
それぞれ「カイザー」「カイザーリバース」へと変身する*1
必殺技はギアリモコン/エンジンを使って発動する「ファンキードライブ」。歯車型のエネルギー弾を飛ばしたり、回し蹴りを放つ。
この段階でもビルド達ライダーを苦戦させていたが、その真価は並行世界の彼らが出会った時に発揮される。


カイザー(レフトカイザー)


『エニグマ』だよ…。これで並行世界にアクセスできる

この宇宙には、無数の世界が並行して存在している。パラレルワールドという言葉なら…知っているだろう?

身長:202.0cm
体重:103.5kg
パンチ力:20.3t
キック力:24.8t
ジャンプ力:ひと飛び32.4m
走力:100mを2.8秒

スーツアクター:中田裕士

『ビルドの世界』の最上魁星が「ネビュラスチームガン」「ギアリモコン」で変身した姿。
左半身が青色の歯車に覆われている非対称の外見が特徴。
後のリモコンブロスと違い、ギアの色が金と青になっている。

装甲には特殊な蒸気を用いて戦闘能力を強化する装置「ネビュラジェネレーター」を搭載しており、一定時間、自身のあらゆる動作を高速化し、攻撃の威力を高めることが可能。
腕部に装着された攻撃装置「ギアトルクガントレット」から青い歯車型のエネルギーカッターを生成・射出して攻撃できる他、ガントレットにはエニグマのコントロールユニットを内蔵している。
額の歯車型の出力調整装置「グラッジシグナル」を搭載。
これは変身者の怒りの感情が一定レベルを超えた際、胸部のネビュラジェネレーターを高稼働させ、制御不能な程の戦闘力をもたらす機能を持つ。

ただし、こちらの世界の最上は半身に重傷を負っている関係から長時間戦闘が出来ないことがネック。
なお、本編中では変身シーンは描かれなかった。


カイザーリバース(ライトカイザー)


どこまでもファンキーな奴等だ!仮面ライダーに世界を救う力なんて…無いのになぁ!!

Gear(ギア) Engine!(エンジン!)

ヒャハハハ…ヒャハハハハハハ!カイザァァァァァッ!!

ファンキー!

行くぞォォォッ!


身長:202.0cm
体重:103.5kg
パンチ力:20.3t
キック力:24.8t
ジャンプ力:ひと飛び32.4m
走力:100mを2.8秒

スーツアクター:中田裕士

『エグゼイド達の世界』の最上魁星が「ネビュラスチームガン」「ギアエンジン」で変身した姿。右半身が赤色の歯車に覆われている非対称の外見が特徴。
また後のエンジンブロスと違い、ギアの色が金と赤になっており、変身音声にEngine(エンジン) Running(ランニング)Gear!(ギア!)の音声が含まれていない。

胸部には特殊な蒸気を用いて戦闘能力を強化する装置「ネビュラジェネレーター」を搭載しており、一定時間、自身のあらゆる動作を高速化し、攻撃の威力を高めることが可能。
そして腕部に装着された攻撃装置「ギアトルクガントレット」から赤い歯車型のエネルギーカッターを生成・射出して攻撃できる他、ガントレットにはエニグマのコントロールユニットを内蔵している。
額の歯車型の出力調整装置「グラッジシグナル」を搭載。
これは変身者の怒りの感情が一定レベルを超えた際、胸部のネビュラジェネレーターを高稼働させ、制御不能な程の戦闘力をもたらす機能を持つ。

なお『ビルドの世界』側の最上と異なり五体満足なので基本戦闘に支障がない。


バイカイザー


愚かな真似を…。エグゼイドの力を返すために、自らエニグマを合体させるとはな……

せいぜい私の前でひれ伏すがいい~!!


Gear(ギア) Remocon!(リモコン!)
Gear(ギア) Engine!(エンジン!)


ファンキーマッチ!


「「バイカイザー」」

フィーバー!

Perf(パーフェ )ect!(クト!)


フッフッフッフッフッ…。アッハッハッハッ……。遂に手に入れたぞ……帝王の力を!!


私こそ帝王…。仮面ライダーなど、塵に等しい……!

身長:202.0cm
体重:108.0kg
パンチ力:40.6t
キック力:49.6t
ジャンプ力:ひと飛び64.8m
走力:100mを1.4秒


スーツアクター:中田裕士

『ビルドの世界』と『エグゼイド達の世界』がエニグマによって接近し、互いの世界がつながったことによって2人の最上魁星が合体し、誕生した究極の戦士。
カラーリングの配置はビルドと同じであり、カイザー、カイザーリバース時に足りていなかった胸部のギア部分が合体し、頭部も歯車を模した物となっている。
一見するとヘルブロスよりスペックが低いが、こちらには特殊な蒸気で自身の戦闘力を2倍に倍加させる「ツインネビュラジェネレーター」が搭載されており、
一時的とはいえ、あのムテキゲーマーと互角に戦う程の戦闘力を発揮していた。
そして上記のカイザー、カイザーリバースの「ギアトルクガントレット」を両腕に装備。エニグマのコントロールユニット機能も健在となっている。
額にはカイザー・カイザーリバースと同じ「グラッジシグナル」を搭載し、怒りの感情に合わせてジェネレーター出力を強化できる。

この姿になること、そして並行世界合体の際に手に入れる太陽系の惑星の配置によるエネルギー(コズミックエナジー)を利用することによって不老不死の力を得て、すべての並行世界を操る帝王として君臨することが魁星の真の目的であった。
だが並行世界が合体する直前に戦兎と永夢が行った決死の作戦により、予定した時刻に少し早い段階で並行世界の合体が果たされることになる。
これによって惑星エネルギーを得ることのできる配列のタイミングにズレが生じ、バイカイザーとなっても不老不死を得ることができていなかった。
その事実を告げられ、そしてビルドとエグゼイドがそれぞれラビットタンクスパークリングフォームムテキゲーマーへと変身することによって形勢逆転。
一気に追い詰められ、最後は並行世界を跨いだ2人のライダーダブルキックによってエニグマ諸共爆発四散。その野望は潰えることとなった。


余談

後に彼の開発したカイザーシステムはエンジンブロスリモコンブロスに受け継がれ、『ビルド』本編で再登場することになる。

万丈龍我を早々に別世界に転移させるなど、『ビルドの世界』の最上魁星は黒幕の存在を把握していたと思わしき行動が節々に見られる。
その黒幕の方も本気で焦っていた様子であり、戦兎とパラド達に出来る限りの情報とフェニックスフルボトル・ロボットフルボトルを渡すという行動まで見せていた。
なお、結果論だが最上の提唱した並行世界の理論は、皮肉にもその黒幕の野望を覆すのに大きな役割を果たしている。
エニグマ然り、『ビルド』本編のハザードトリガー然り、「悪魔の発明」と呼ばれたはずの危険な代物が、世界を救う切っ掛けになったと言えよう。


追記・修正は平行世界でよろしくお願いします。

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最終更新:2025年03月10日 09:24

*1 なお、ブロス仕様の物とはカラーリングが異なっており、それぞれボトルのギア部分が変身後の色を模した青、赤となっている