登録日:2021/02/05 (金曜日) 19:39:43
更新日:2024/11/13 Wed 18:41:22
所要時間:約 3 分で読めます
と、隙あらば幼女(合法ロリも含む)に過酷な運命を歩ませ、一部では日本一鬼畜ウェアと揶揄されている同社だが、本作はその真骨頂ともいうべき怪作である。
本作はジャンル名の通り古城を探索し、仕掛けを解きながら先へと進んでいくのだが、本作の主人公は本編開始の時点で
死ねない呪いにかかっており、その不死性を存分に発揮しながら攻略しなければならない。
ちなみに、
死亡回数0回クリアは絶対に不可能。なぜなら死なないと先に進めない場所があるから。
具体的に説明すると、エリア解放のために
自ら処刑器具に入らなければいけないのだが、ギロチンや
鉄の処女はまだマシな方で、
徐々に下がってくる石壁に押し潰されたり、トゲトゲの歯車の間に落ちてミンチになったりする。
これ以外にもちょっとした段差で転落死したり、巨大な茨のトゲで死んだり、王蟲みたいな虫に食われたりと悲惨な目にあう初見殺しのオンパレード。おまけに完全に行き詰まってしまった場合、各部屋にある中間セーブポイントに戻るために
自殺しなければならないという徹底ぶりである。
ストーリー背景は
ラスボス関連を除き極力ぼかされており、回想シーンや収集アイテムなどから断片的に読み取った上で色々と考察しなければならない。
エンディングに関しても解釈次第でどうとでも受け取れるようになっており、完全にプレイヤーに判断を委ねる内容となっている。
【登場キャラクター】
主人公。気がついたら呪われた状態で古城の地下牢の中にいた。おうちに帰るべく古城からの脱出を目指す。
上記の通り呪いによって
不死身である他、血の回収・投与によって時の止まってしまった物体を動かせる状態にしたり、再び時の止まった状態にすることができる。
また、他人の血を回収することで持ち主の記憶を読み取れる。
ロゼが古城内部で出会った卵形の一頭身。正面は渦巻き模様で、手触りはしっとりしている。
頑丈な体を持ち、茨のトゲはおろか、基本的に底無し穴にでも落ちない限り傷つかない。
ロゼの心強い味方であり、物を持ち上げたり投げたりするのが主な役割。
どうやら下記の吸血鬼を倒すために造られた存在だった模様。
書庫で出会う老人。呪いによって
巨大化しているが、かろうじて自我を保っている。
彼の発言は背景考察のヒントにもなる。
最終的には…
王国に呪いを振り撒いた元凶。ラスボスかと思いきや、実はとっくの昔に巨人に倒され死亡していることが判明する。
当人は滅びても呪いは残ったため、人々の苦しみは終わらなかった。
ロゼと瓜二つの少女。彼女もまた呪われており、茨を操る力を持つ。
昔はロゼと仲睦まじかったようだが、今では強い憎しみを抱いている。
真のラスボス。現代における呪いの使用者。
ロゼとブランが呪われたのも、ブランがロゼを憎むようになったのも、古城の有り様も、全部彼女のせい。
実は
彼女も元々は呪いの被害者であった。
彼女が呪いにかかった当時、「呪いにかかった者は死刑」という決まりになっており、ヴィオラは巨人と共に逃亡生活を送っていた。既に家族と死別していた彼女の心の支えは、巨人と、故郷に残した恋人だけであった。
しかし、ついにヴィオラは王国に捕まり、処刑されそうになるのだが、その間際に彼女が見せられたものは、
ヴィオラを逃がした罪により拷問を受け、見るも無惨な姿となり息絶えた恋人であった。
処刑が執行された後(もしくは呪いの力でもってその場から逃げた後)、呪いと執念でかろうじて生き延びたヴィオラは、吸血鬼の亡骸が納められている棺桶へと潜り込み、自分にこんな運命を強いた王国に
復讐するべくその機会をうかがっていた。
ロゼとブランがヴィオラの復讐に巻き込まれたのは、二人が現代国王の娘だからである。
追記・修正を捧げよ…。
- これ欲しかったのに名前忘れて予約しそびれてそのままだったゲームだわ。思い出した、項目立ててくれた人ありがとう! -- 名無しさん (2021-02-06 15:29:25)
- いやもうホント、日本一ソフトウェアは幼女に対して親でも殺されたのかというほどエグいゲーム。罠にかけて殺すとかじゃなくて自分から態々死にに行かせるところとか上から圧殺する処刑器具で一気に押し潰すんじゃなくて敢えてゆっくりじわじわ圧をかけながら殺すところとか死が近づいて怯えるロゼちゃんの仕草の異様な作り込みとかゲーム制作者の精神状態を疑うレベルでドン引きしたわ。 -- 名無しさん (2021-12-05 02:08:44)
最終更新:2024年11月13日 18:41