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ロゼと黄昏の古城

登録日:2021/02/05 (金曜日) 19:39:43
更新日:2024/11/13 Wed 18:41:22
所要時間:約 3 分で読めます





茨に魅入られ、少女はを捧げる――



『ロゼと黄昏の古城』とは、日本一ソフトウェア開発のPlayStation Vita用ソフト。2016年4月26日発売。2017年4月12日にはWindows版がリリースされた。

htoL#NiQ-ホタルノニッキ-』から続くフリーゲームみたいなノリの作品の一つで、ジャンルは古城探索アクション……の皮を被った幼女リョナゲー。
と、隙あらば幼女(合法ロリも含む)に過酷な運命を歩ませ、一部では日本一鬼畜ウェアと揶揄されている同社だが、本作はその真骨頂ともいうべき怪作である。

本作はジャンル名の通り古城を探索し、仕掛けを解きながら先へと進んでいくのだが、本作の主人公は本編開始の時点で死ねない呪いにかかっており、その不死性を存分に発揮しながら攻略しなければならない。
ちなみに、死亡回数0回クリアは絶対に不可能。なぜなら死なないと先に進めない場所があるから。
具体的に説明すると、エリア解放のために自ら処刑器具に入らなければいけないのだが、ギロチンや鉄の処女はまだマシな方で、徐々に下がってくる石壁に押し潰されたり、トゲトゲの歯車の間に落ちてミンチになったりする。
これ以外にもちょっとした段差で転落死したり、巨大な茨のトゲで死んだり、王蟲みたいな虫に食われたりと悲惨な目にあう初見殺しのオンパレード。おまけに完全に行き詰まってしまった場合、各部屋にある中間セーブポイントに戻るために自殺しなければならないという徹底ぶりである。

ストーリー背景はラスボス関連を除き極力ぼかされており、回想シーンや収集アイテムなどから断片的に読み取った上で色々と考察しなければならない。
エンディングに関しても解釈次第でどうとでも受け取れるようになっており、完全にプレイヤーに判断を委ねる内容となっている。


【登場キャラクター】

  • ロゼ
主人公。気がついたら呪われた状態で古城の地下牢の中にいた。おうちに帰るべく古城からの脱出を目指す。
上記の通り呪いによって不死身である他、血の回収・投与によって時の止まってしまった物体を動かせる状態にしたり、再び時の止まった状態にすることができる。
また、他人の血を回収することで持ち主の記憶を読み取れる。

  • 巨人
ロゼが古城内部で出会った卵形の一頭身。正面は渦巻き模様で、手触りはしっとりしている。
頑丈な体を持ち、茨のトゲはおろか、基本的に底無し穴にでも落ちない限り傷つかない。
ロゼの心強い味方であり、物を持ち上げたり投げたりするのが主な役割。
どうやら下記の吸血鬼を倒すために造られた存在だった模様。

  • 司書
書庫で出会う老人。呪いによって巨大化しているが、かろうじて自我を保っている。
彼の発言は背景考察のヒントにもなる。
最終的には…

  • 吸血鬼
王国に呪いを振り撒いた元凶。ラスボスかと思いきや、実はとっくの昔に巨人に倒され死亡していることが判明する。
当人は滅びても呪いは残ったため、人々の苦しみは終わらなかった。

  • ブラン
ロゼと瓜二つの少女。彼女もまた呪われており、茨を操る力を持つ。
昔はロゼと仲睦まじかったようだが、今では強い憎しみを抱いている。

  • ヴィオラ
真のラスボス。現代における呪いの使用者。
ロゼとブランが呪われたのも、ブランがロゼを憎むようになったのも、古城の有り様も、全部彼女のせい。



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最終更新:2024年11月13日 18:41