登録日:2021/02/02 Tue 13:04:59
更新日:2024/11/24 Sun 21:53:01
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やれやれ哀しいな
我が“鉄の試練”誰一人逃れられぬのに…!!!
まァ御仁方々言いてェ事は色々あろうが…
主張したくば まずはここで生き残る事だ
●目次
【プロフィール】
本名:オーム
異名:スカイブリーダー
年齢:27歳→29歳
誕生日:3月25日
星座:牡羊座
身長:189㎝
所属:スカイピア元四神官
覇気:
見聞色(心綱)
悪魔の実:なし
出身地:
空島ビルカ
初登場:単行本26巻・第241話・『天の裁き』
血液型:XF型(現実だとAB型)
好物:空ひじきと空大豆の煮物
CV:
竹本英史(
ナバロンの海兵ドレイク、
X・ドレークなども担当)
【概要】
愛用のサングラスは両端がトゲのように鋭く尖っているため、
ゾロからは「ツノサングラス」と呼ばれた。
神の島「アッパーヤード」では、アッパーヤードへの侵入者に与えられる四つの試練のうち
「鉄の試練」を担当。
使用するのは
「鉄雲」という、鉄の高度を持ちながら雲のように軽く変幻自在な特殊な加工雲。
これを有刺鉄線状にして
雲貝に仕込み
地雷の様にエリア内に設置し踏んだり触れたりした者を襲う。
この奇襲性とオーム自身の攻撃、そして愛犬ホーリーのサポートという隙のなさから、これまで
生存率0%という恐るべき試練と化している。
【人物】
その外見とは裏腹に意外と理知的で、幸せを求め欲するがゆえに争い、そして戦いの中で死んでいくという人間の性を憂い哀しみ、時には胸を痛めて涙することも。
・・・のだが、悩み悲しみ過ぎた結果「人間の争う性」を解決するための結論として「みんな死んだらいい」という考えに至ってしまった色んな意味で哀しい男。
ゆえに敵対者を容赦なく排除する。
エネルには「(シャンディアが)“ゴッド”に見えることすらおこがましい」と語るなど心服しており、恐怖支配による「平和」と、万人に絶対的な死をもたらすエネルは、彼にとって救いだったのかもしれない。
一方、仲間である神官達とは犬猿の仲。
うっかりの多い
ゲダツを
チョッパーが破ったことについて
「あんなバカ(ゲダツ)は消えた方が世のためさ そう思うだろ」と吐き捨てており、ある種の同族嫌悪かもしれない。
だが人を見る目はあり、自分と互角にやりあうゾロを
「お前が青海人の要だな」と評している。
まぁ間違ってはいないが、その頃
真の要の人は大蛇の腹の中で右往左往してエネルも気づかなかったし…
【戦闘能力】
生くる術なし 哀しみの求道
ここは生存率0% “鉄の試練”!!!
上述の鉄の試練に加え、片刃の
剣を使用する。
これは柄の部分に鉄雲入りの雲貝が仕込まれており、雲を追加することで変幻自在に長さや形を変える。
これによりオームは通常の剣士とは異なるリーチ・攻撃範囲で戦うことができる
のだが、空島以外では雲貝は使えないため、仮にエネルと共にフェアリーヴァースに行っていたら、新しく武器を用意しないと一番弱体化するであろう神官だった。
また、エネルや他の神官同様
心綱(
見聞色の覇気)の使い手であり、探知範囲は他の神官と同じくアッパーヤード全域。
オームの場合、隠れたり逃げたりした相手の気配を察知して正確に対処することができる。変幻自在かつリーチのある攻撃を主体とするオームの戦術と非常に相性が良く、ほぼ一方的に相手を攻めることが可能である。
加えてオームが厄介なのはその冷静かつ冷徹な性格。他の神官達は油断や慢心から心網を乱す描写が多々あるのに対し、オームは相手を倒そうが、鞭の様な剣を扱う自分の戦闘スタイルを「曲芸戦士」と侮辱されようが昂って油断する事はなく、心網を常に安定して発動している。見聞色の覇気を使うには冷静さを保つ事が重要である為、こうしたオームの性格は極めて見聞色向きであると言えるだろう。
そして、「空の畜産家」を名乗るだけあり動物の躾は一級品であり、後述の愛犬ホーリーに様々な事を教えてサポートさせている。
四神官最高の生存率0%「鉄の試練」は伊達ではなく、まさに試練においてエネル最強の部下と言える。
技
刀身を
鞭のように伸ばして攻撃する基本技。
リーチはかなり長く、石壁をも破壊してその向こうにいる相手も攻撃できる上、鉄の強度なので生半可な攻撃は効かない。出力も高く、三十六煩悩鳳とぶつかった際は弾き返している。
刀身を四角い壁に変化させて攻撃を防ぐ盾にする。突進してくる相手に衝突させてダメージを与えるという使い方も可能。
刀身を扇状にして広範囲を攻撃する。
刀身をフォークの形にして突き刺す。
刀身をフェンシングの如く細く長くして振るう。
ホーリーにエリア内を走らせ鉄雲を全て起動し、周囲を有刺鉄線でドーム状に包み込み逃げ場を無くす『鉄の試練』の真骨頂。
要するに複数人で行うチェーンデスマッチ会場を作り上げる技である。
【ホーリー】
CV:龍谷修武
オームの愛犬。
犬でありながら飼い主の5倍はある巨体でオームが頭や背中に乗ることも。
更には並のしつけには留まらない「
空の畜産家」オームの指導により、二足歩行と
拳闘(ボクシング)を身につけている。
基本噛みつきはしないが、原作252話では
シャンディアの戦士を噛み砕いている。
要は
巨人族が犬の動きで襲い掛かってくるようなものであり、これだけでも非常に厄介な存在。
加えて「鉄の試練」の有刺鉄線トラップがある場所を把握しており、敵をトラップの位置まで殴り飛ばしてトラップの餌食にしたり、
白荊デスマッチの発動をこなしたりもできる。
【本編での活躍】
故郷の空島ビルカを滅ぼした後、エネルや他の神官ともにスカイピアに侵攻。
スカイピアを支配し、アッパーヤードを拠点としてエネルを守りつつ反乱分子の
シャンディアと戦い続けていた。
普段は、沢山の人間の頭蓋骨が棒の上に乗った並んでいる草原にいるようで、
森のサトリの玉の試練をクリアしたルフィ達はそこのエリアを通過している。
しかし、シャンディアの戦士達の迎撃にオームが出向いていたこともあってか、ルフィとオームが会うことはなかった。
麦わらの一味がやってきた際にエネルが「生き残り5名を
限りない大地に連れて行く」余興のサバイバル戦では、
巨大豆蔓途中の、「エネルの社」下にある小さな島雲に「鉄の試練」を展開して待機。
エリアに入り込んだ
チョッパーと対峙し、鉄の試練にはめて撃破する。
次いで
ロロノア・ゾロと対峙し、
ワイパーら他の戦士達もテリトリーに入ってきたため、白荊デスマッチを作動させる。
ホーリーとのコンビネーションや心綱による先読み、そして鉄雲を駆使してゾロを苦戦させるが、ゾロの新技「百八煩悩砲」で鉄雲を破られ倒された。
その後、ホーリーはゾロの指示で「頭打って気絶」させられた。
エネル撃破後はゲダツ以外のメンバーと共に雲流しの刑(人1人分のスペースの島雲に乗せられて空中に追放されるという実質的な死刑)に処された。
ゾロはこのちょっと前に鉄を斬れるようになったのだが、ただ硬いだけではなくそれに雲の不定形さを合わせたトリッキーな戦術にかなりの苦戦を強いられ、三刀流の飛ぶ斬撃という新たな戦法を使わせた強敵であった。
【余談】
四神官で唯一プレイアブルキャラとして参戦している。
鉄雲によるリーチの長さと攻撃範囲が売りで、原作通り設置型の鉄雲を仕掛けることができる。
他の神官は奥義で登場し、オームと共にそれぞれの試練で攻撃に参加している。
他が「ゲダツ(解脱)」「サトリ(悟り)」「シュラ(修羅)」と比較的元ネタが分かりやすいが、
オームはバラモン教系の神聖文字「オーム(唵)」。
密教系では現在でも「スヴァーハー(
ソワカ)」とともに使われているほか、
日本ではあるカルト団体がこれを名乗っていたことで有名であろう。
しかし他に比べてわかりにくいせいか、「エネルが電気だから電気抵抗の単位のΩだろ」と思われている模様。
幸福になろうと生まれ 幸福を欲して戦いに死す
ならば最初から何をせずともよかろうて
抜き差しならない人の性だ、 哀しいな…
…だが救いの道は一つある
みんな追記、修正したらいい
- 飛ぶ斬撃を初披露したのはブラハム戦だし、「使わせた」って表現は間違っちゃないけどなんか違くね? -- 名無しさん (2021-02-02 13:33:32)
- 見た目に反してトンタッタ並みに素直だったホーリー。頭打って気絶しろを本気で実行するとはなw -- 名無しさん (2021-02-02 16:15:06)
- チョッパーはシュラに襲われずゲダツとも遭遇せず万全の状態だったらオームにワンチャン勝てたんだろうか、あとホーリーの通訳も。 -- 名無しさん (2021-02-02 17:35:20)
- ↑3、百八は初めてなんだし しかしコイツ、ゾロかルフィ以外で勝てた奴いるのか? -- 名無しさん (2021-02-02 18:53:42)
- ↑2 遠距離攻撃手段無いのがかなりキツいな。ランブルボールからのトラップ逆用でワンチャンあるくらいで、勝ち筋はかなり薄いはず -- 名無しさん (2021-02-02 18:55:38)
- グラバト3だと通常技はもちろん、必殺と奥義のリーチも全キャラ随一(勝てるのはロビンぐらい) -- 名無しさん (2021-02-02 19:18:01)
- ↑3ロビンなら勝てそう。横やりが入らなければだけど -- 名無しさん (2021-02-02 19:19:29)
- 人が幸福を欲し、それでも争い死んでいく姿を見て悲しみ続け、「みんな死んだらいい」と極論に至ってしまった色んな意味で悲しい人。 そこまで強くなければ人の苦しみを理解できるいい人に成れたかもしれない。 -- 名無しさん (2021-02-02 20:17:31)
- オームの技の「アイゼン」は、ドイツ語で鉄の意味。ドイツ語に英語をくっつけた技名になってる。完全催眠と黒棺の人ではない。 -- 名無しさん (2021-02-02 21:30:16)
- 地の利ありきな感じはするけど見聞色と貝の変則剣術も加味すると億越えレベルにはいたかもね -- 名無しさん (2021-02-02 23:46:56)
- 神官同士で普段から喧嘩ばっかりしてたらしいし、単純な戦闘力は4人共ほぼ互角。試練の厳しさで生存率に差がついたってところか -- 名無しさん (2021-02-03 00:39:27)
- ダズとどちらが強いだろうか? -- 名無しさん (2021-02-03 02:55:47)
- 勝ち筋がかなり薄い、というか、チョッパーからすればゲダツは格上の相手だったと思う。だから読んでた当時、爽快感が凄かった。 -- 名無しさん (2021-02-03 03:20:14)
- ↑2 相性的にダズ……って言いたいけどグラバドで打撃技(ハンマー変形)とか拘束技とか使ってたから微妙かな -- 名無しさん (2021-02-03 19:36:56)
- 海外版のグランドバトRUSHではまさかの参戦を果たしてた -- 名無しさん (2021-02-03 23:03:39)
- ↑5試練の差というより性格の差だと思う。うっかり>>お遊び>慢心>殺意 -- 名無しさん (2021-02-09 16:03:26)
- チョッパーが気絶した後にエネルの電撃食らって気絶してた奴等がチョッパーより先に目が覚めてる辺り、こいつの攻撃力だけはエネル以上なのかチョッパーがモロすぎるだけなのか -- 名無しさん (2021-02-10 03:33:12)
- こんなに強くなければ人の苦しみを理解できるいい人に成れたかもしれない。 -- 名無しさん (2021-02-13 18:49:06)
- 技が多いのと格ゲーにむいてる武器やデザインだからプレイアブルになったんだろうな… -- 名無しさん (2023-10-20 09:42:03)
最終更新:2024年11月24日 21:53