登録日:2020/05/25 (月) 00:07:20
更新日:2023/07/20 Thu 11:19:48
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出典:犬夜叉、79話「邪見の鉄砕牙ブン取り作戦」、読売テレビ、サンライズ、
2000年10月16日~2004年9月13日まで放送、©高橋留美子/小学館・読売テレビ・サンライズ 2000
■概要
CV:大神いずみ
奈落が生み出した
分身の一人。
神無の妹であり、以降生まれる分身たちの姉になる。
外見は赤い瞳に羽の髪飾りを付けた芸者のような姿をした勝気な表情の和服美人であり、人間換算で17歳。しかし生まれて間もないので実年齢は0歳。
他の分身もそうだが、
半妖の奈落から生み出された分身とはいえ、奈落とは違い完全な妖怪。そのため妖力を失う日がない。
性格は外見同様に勝気な性格で、自身の性質である『風』のように自由を求める。
しかし神楽は奈落によって裏切り防止のために心臓を切り剥がされており、命令を背いたりすれば殺されてしまう。
自由でありたいと思う神楽にとって誰かの命令を聞くなんて言語道断なのだが、聞かないと殺されてしまうため渋々命令を聞いている。
しかしこの現状に満足してはおらず、虎視眈々と奈落の寝首を搔く機会を待っている。
本編では当初奈落の命令で
犬夜叉の命を狙っていたが、
自分の力では奈落を倒して心臓を取り返すなんて不可能だと判断をしてからは、密かに犬夜叉一行を支援するようになる。
また、琥珀の記憶が戻ったことを知った後は利害の一致もあり、実質(半ば本人同意の上で)利用する関係に。
さらに
犬夜叉より強い
殺生丸にも注目し、犬夜叉同様に
殺生丸一行にも奈落を倒してもらおうと接触する。
殺生丸も当初は神楽と会話もしてくれなかったが、何回も交流する事で少しずつ打ち解けていき、
殺生丸が魍魎丸から神楽を庇った事もあった。
特に中盤、あの世とこの世の境に
四魂の欠片があると判明し、
それを取りに行くには牛頭と馬頭が門番をしている門を通るしかないが、死者ではないと門を通る時石化してしまうという厳しい条件があった。
この石化を防ぐ手段がなく犬夜叉一行はおろか奈落も他の行く手段を探すしかなかったが、
殺生丸だけは天生牙の力を認められ門を通る事が出来たため、神楽は
殺生丸こそが奈落を倒せる存在だと確信する。
こういった交流のなかで神楽は
殺生丸に恋慕というか、
殺生丸の自由さに憧れていたというか、とにかく
殺生丸に惹かれていく。
そして、
奈落の分身である白童子の反逆の一件で完全に離反し、
犬夜叉たちが奈落から自分の心臓を取り戻すまで奈落から逃げ切ることを決意。
しかし、神楽は奈落から心臓を返されると同時に触手で貫かれたあげく、神楽でも耐えきれないほどの瘴気を送り込まれてしまう。
瀕死になりながらも逃亡する神楽。
たとえ僅かな時間とはいえ束の間の自由を手に入れ喜びながら、死に場所を花畑に決める。
薄れゆく意識の中で神楽は、一人寂しく死んでいく……本当にこれが求めていた自由なのか?と思っていたが、そんな時
殺生丸がやって来る。
最初は奈落を追って来たのかと思ってガッカリしたものの、神楽がいるとわかった上でやってきたと分かり喜んでいた。
上記2つの出典:犬夜叉完結編、2話「神楽の風」、読売テレビ、小学館、サンライズ、
2009年10月3日~2010年3月29日まで放送、© 高橋留美子/小学館・読売テレビ・サンライズ 2009
この時の神楽は
天生牙でも救えないほどの重体であり、
殺生丸に看取られながら、最後に彼に会えたことに喜びながらこの世を去った。
奈落から解放された彼女は、ようやく自由な「風」となった。
神楽の死は
殺生丸に大きな影響を与えており、魍魎丸に神楽の死は「無駄死」と侮辱された時は怒りの表情を見せ、闘鬼神が壊れるのも厭わず攻撃を加えるなど、彼女の死が
殺生丸に慈悲の心を芽生えさせる一因となった。
■戦闘
風を操る力を持つ。移動の際には髪飾りの羽根を巨大化させ、それに乗って空を飛ぶ。
さらに神楽は妖気の風を操れるため彼女の周囲には『風の傷』が存在しない。
その実力は四魂の欠片を2つ持つ
鋼牙を倒すほど。
風の傷を習得したばかりの頃の
犬夜叉と互角くらいだが、
竜骨精を倒し風の傷を常時発動できるようになった
犬夜叉には勝てない。
また、皮肉な事に奈落に心臓を握られている間は、身体を貫かれるほどの攻撃を受けても再生し、死ぬ事もない。
扇子で巻き起こした旋風にて敵を貫く。
妖気を込めた風で白骨死体や妖怪の死体をも操る技。
死体に言葉を喋らせることさえ可能。
■余談
そのキャラクター性や最期からファンからの人気も高く、2019年の『全るーみっくアニメ大投票』ではキャラクター部門で総合20位(作品別でみると7位)にランクインしている。
映画『
鏡の中の夢幻城』では、奈落が死亡(実際は仮死状態)した際一時的に心臓が戻っているが、作者曰く、実際は奈落が死んでも心臓が戻るかは不明で、神楽が自由になれる保証は無かったらしい。酷な言い方にはなるが、神楽が本当に自由になるには退場という手段以外なかったらしい。
作者としても、彼女の死は印象に残っているエピソードの一つとして挙げている。
声を担当した大神いずみの本業はアナウンサー。
夫はかの
元木大介である。
追記・修正は自由を求める方がお願いします。
- 殺生丸に看取られた時「最期に会えた」と満足してるのが本当嬉しそうで幸せそうで・・・。恋だったんかなあ、やっぱ。 -- 名無しさん (2020-05-25 00:14:34)
- 着やせするのか、脱ぐとすごい... 作中で五本の指に入るプロポーションじゃなかろうか。 -- 名無しさん (2020-05-25 00:30:33)
- アニメ版の最期の時はマジ泣ける -- 名無しさん (2020-05-25 00:47:01)
- アナウンサーと思えないほどの演技だった記憶 -- 名無しさん (2020-05-25 01:08:58)
- 天生牙で救えないほどの重体だったというか、奈落の分身だから天生牙が死を認識できなかったんじゃないのあれって -- 名無しさん (2020-05-25 07:28:24)
- 殺生丸「笑っていた・・・」は良い -- 名無しさん (2020-05-25 10:42:54)
- はい、酢昆布 -- 名無しさん (2020-05-25 15:24:36)
- そう言えば鋼牙って結局こいつが死んだの知らないまま戦線離脱したのかな?奈良と同レベルに憎い相手だった筈だが -- 名無しさん (2020-05-25 17:16:13)
- 漫画でも見てもアニメで見ても「 哀しく or やっと解放されたんだな 」と感じた....。 ↑2それ神楽( ヒト )違い。↑例え、あの場に鋼牙が居ても、神楽のあの最期を見るか・心境を知ったら、憎悪の気も失せる展開になるかも...。 -- 名無しさん (2020-05-25 20:34:56)
- 高濃度の瘴気に侵されてしまっていたから、黄泉の使いを切っても肉体の崩壊は止められなかったんじゃないだろうか -- 名無しさん (2020-05-25 21:15:29)
- 着物を裂かれて上半身裸で「ち、ちくしょう…」と唖然とするコマには本当にお世話になりました(言っちゃいけない、ネタかもしれないけど) -- 名無しさん (2020-05-25 23:29:31)
- ↑ かなりスタイルよかったよね、 -- 名無しさん (2020-05-25 23:43:34)
- 留美子本で作者が「神楽はあそこまで殺生丸と絡ませるつもりはなかったんですよね」とか「神楽は奈落から自由にはなれないから物語から退場して貰った」って言ってて衝撃だったわ -- 名無しさん (2020-07-16 10:07:25)
- 後半の殺生丸って神楽のために奈落追っかけてる感じ全然しなかったけどなぁ…。りんちゃん誘拐されたからボコボコにしたってイメージ強いわ -- 名無しさん (2020-10-01 08:04:42)
- 神楽の死は犬夜叉で一番鮮烈に覚えてるシーン -- 名無しさん (2020-10-07 22:36:08)
- 続編で殺生丸に妻子がいる事が判ってから神楽ファンは捏造記事でっち上げ過ぎなんだよ。気持ちわかるけどさー -- 名無しさん (2020-11-14 09:24:50)
- 半妖の夜叉姫の2期やったら殺生丸の回想シーンでいいから登場してほしいッス! -- 名無しさん (2021-08-01 10:13:27)
- ねずみ男と同じ裏切り者 -- 名無しさん (2023-07-02 12:53:48)
最終更新:2023年07月20日 11:19