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機動戦士ガンダムF90 FastestFormula

登録日:2019/11/05 Tue 22:05:50
更新日:2024/11/10 Sun 10:39:54
所要時間:約 5 分で読めます






マフティー動乱より7年…
押し寄せるMS小型化の波の中、暗躍するチームがいた
未知なる「F90」の物語、開幕!



概要

機動戦士ガンダムF90 FastestFomula(ファステストフォーミュラ)」は「月刊ガンダムエース」2019年8月号から2024年4月号まで連載された漫画
バンダイによる「F90 A to Z Project」の一環として、同プロジェクトでリリースされたミッションパックが発表順に登場するという構成になっている模様。
作中では随所に過去の関連作品へのオマージュが散りばめられているのも特徴で、コックピットディスプレイの表示内容などはその一例。

章の合間に『機動戦士ガンダムF91 フォーミュラー戦記0122』の物語が挿入されるなど、『機動戦士ガンダムF91』関連作品の総まとめな側面も持っており、特に小太刀右京氏が途中参加する第2部からは小説版『F91』や『F90』『シルエットフォーミュラ』『クライマックスUC』のキャラクターの他、『鋼鉄の7人』『ガイア・ギア』に繋がる描写も描かれる*1などオールスター作品のような様相を見せ、SNSなどで話題を呼んだ。詳細はこちらも参照。
また、『ムーンクライシス』『サンダーボルト』『漫画版Vガンダム』などの正史とは異なる世界観の作品に関する設定や存在を示唆するようなネタなども取り入れられており、正史の枠に収まらない状態となっている。

掲載誌 月刊ガンダムエース
漫画 今ノ夜きよし
シナリオ イノノブヨシ
シナリオ協力 小太刀右京(第2部途中から参加)
キャラクターデザイン 金世俊
メカニックデザイン 大河原邦夫
森木靖泰



目次




あらすじ

U.C.0112年。MSの小型化が提唱され、サナリィが開発したMS「F90」が連邦軍第13実験戦団において試験を重ねていた。
試験は1号機を担当する「チームA」、2号機を担当する「チームB」の2チームに分かれて実施され、宇宙・地上を問わず様々な環境・条件でのテストを経て、連邦軍の次期主力MS開発のためのデータが収集されていく。
しかし平穏に見える世界で、極秘裏に進められていたはずのテストに暗雲が立ち込め始める──



登場人物

連邦軍代13実験戦団チームB

パッツィ・アンゲリカ(31)
一児の母というガンダムシリーズを通しても珍しい主人公。
連邦軍代13実験戦団でF90二号機のテストパイロットを務めるフリーランスのMSパイロット。待遇は少尉。
F90を「気を遣う機体」と言いながらも、各タイプを乗りこなす腕前を持つ。
一見柔和そうに見えるものの、自身やリヴに危害を及ぼす者には断固として対処し、逆境にめげることなく戦い抜く粘り強さも持つ。

リヴ・アンゲリカ(13)
パッツィの息子。F90の試験に同行し、常にパッツィを見守り続ける。年齢を考えると少々歳が近いようだが…?
パッツィ曰く「私の心強い騎士(ナイト)」とのことだが、整備員のヘルプからは「か弱い王子(プリンス)」呼ばわりされる。
危機が迫るたびに何かを感じ取り、聞こえるはずのない声をパッツィに届けるなど、その言動にはニュータイプじみたものがある。

ヘルプ・ヘイデン(44)
F90二号機を担当するメカニック。
肩書きは単なる「スタッフ」だが試験全体の指揮も行っているらしく、不測の事態が起きた際には指示を飛ばす姿が見られる。

ギデオン・ブロンダン(33?)
地球連邦軍所属のMSパイロット。階級は中尉。
F89とともに連邦軍代13実験戦団に編入され、F89の操縦を担当する。
連邦軍正規パイロットとしてのプライドを持つ。

ゲイツ(?)
MSパイロット。階級は中尉。
第1話に登場したリゼル隊の一人。

デューク(?)
MSパイロット。階級不明。
第1話に登場したリゼル隊の一人。


ランデッガー重工

オイエル・ランデッガー(37)
ミドル級MSを開発・製造する「ランデッガー重工」のCEO。
極秘であるF90の存在を知っており、何やら含みのある言動をしているが…

グリゼルダ(?)
オイエル・ランデッガーの秘書。


サナリィ

ジョブ・ジョン(?)
サナリィ技術部門重役。F90の開発を主導している。
一年戦争時、ホワイトベースに連邦のパイロット候補生として乗船し戦った経験を持つ。

連邦軍第2実験戦団「Fastest Formula」

ディル・ライダー(16)
U.C.0115年におけるF90二号機のパイロット。連邦軍所属で階級は准尉。
身元情報は部隊中でも秘匿事項とされる謎多き少年。年齢とニュータイプ能力で正体がバレバレな上、作中のある人物からもすぐに正体を看破されている。
Nタイプを運用可能であり、ファンネルを使用していることから、ニュータイプであると考えられる。

ランディ・ホーキンス(59)
Fastest Formula所属、フェア・レディの艦長。階級は大佐。

ウスライ・アミエ(20)
Fastest Formula部隊のオペレーター。階級は少尉。
ディルの個人的なメンタルケアをしているようだが……?

その他、ヘルプおよびギデオンがチームBから参加している。

連邦軍第13独立部隊

ベルフ・スクレット(19)
連邦所属のMSパイロット。「機動戦士ガンダムF91 フォーミュラ戦記0122」の主人公。
本作ではプロローグで登場。F90の暫定パイロットに任命され、その過去に思いを馳せる。

ブラウン・ウッダー(62)
同じく連邦所属の整備兵。「機動戦士ガンダムF91 フォーミュラ戦記0122」から出演。
プロローグに登場し、ベルフとの会話の中で「公にできないミッションパック」をはじめとする多数の装備群、およびそれらの試験を行った部隊の存在を示唆する。



登場メカ

MS

F90
連邦軍の要求に基づきサナリィが開発した、時期主力MS開発のための実験機。
登場するのは主に2号機だが、本作では「機動戦士ガンダムF90」での濃紺ではなく、一号機と同様の白ベースにハードポイントのカバーが赤色になった「ロールアウトカラー」になっている。
疑似人格OS*2は当初初期状態の「C.A.」だったが、UC0112年のランデッガー重工による襲撃事件の際に緊急処置として「C.A-Ⅲ」がインストール*3される。
詳細は個別項目を参照。

OMS-06RF RFザク
OMS-09RF RFドム
OMAX-03RF RFアッザム
プロローグに登場。

MSA-0120
F90と次期主力MSの座を争ったアナハイムの試作MS。
第1話に1コマだけ登場。
出番はこれだけかと思いきや……?

RGM-109 ヘビーガン
連邦軍の主力MS。
U.C.初の主力級小型MSとして配備が進められている。

RGZ-95 リゼル
連邦軍の宇宙用可変MS。
第1話の模擬戦で登場。

FD-03 グスタフ・カール
連邦軍の旧主力MS。
第2話の模擬戦に攻撃側で参加。

D50C ロト
サナリィが開発した特殊任務用MS。
第2話の模擬戦に防御側で参加。

F50D
同じくサナリィ製の、戦車型に変形可能な小型MS。
同じく第2話の防御戦に攻撃側で参加。

F89
F90開発前に作られた試作MS。
18M級と大型だがF90にダウンサイジングする際に積み込めなかった機能も入っているので部分的に優れる所もある。
この時点では平凡な見た目と装備をしている。
第5話でF90Fタイプと模擬戦を行った。


MA

カルハリウス
3話で登場した水中用可変型MA。
フィルム状のパーツを使用した無音航行が可能で、潜水艦に探知されていながら大型海洋生物と誤認させることで警戒されずに接近した。
高威力のメガ粒子砲や手動誘導の魚雷等で武装し、四肢を展開して格闘戦モードへ変形する機能を持つ。


艦船等

アドミラル・ティアンム
エイブラム
ラー・カイラム級戦艦。プロローグで登場。

ランブルフィッシュ
ジュノー級潜水艦。第3話で登場。

フェア・レディ
スペース・アーク級巡洋艦。FastestFormula部隊の母艦。



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最終更新:2024年11月10日 10:39

*1 ただし、『ガイア・ギア』の設定を取り入れた影響で従来の宇宙世紀の設定では存在しない「ヌーボ・パリ」に関する描写があるなど、宇宙世紀の正史との整合性が曖昧な面も生じている。

*2 公式設定資料や公式掲載作品すら間違っているケースが少なくないがF90の「管制コンピューターハード」自体は「8000系ニューロコンピュータ」であり「A.R」や「C.A」はあくまで「OSプログラム」でしかない

*3 先述の通りあくまで「OSプログラム}なのでインストールやアンインストール、デリート等操作はあくまでソフトウェアに対する物となる