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グランインセクト(FF6)

登録日:2018/11/19 Mon 07:55:24
更新日:2024/11/27 Wed 14:16:46
所要時間:約 4 分で読めます





グランインセクトとは『FINAL FANTASY Ⅵ』に登場するモンスターである。
世界崩壊後のナルシェ周辺及びマランダ周辺のフィールドに出現する。

名前だけだと虫ということ以外どんなモンスターなのかイメージしにくいが、こいつは人間大にまで巨大化したカマキリである。
『偉大な昆虫』という大層な名前だが、その名に恥じない驚異をパーティーないしプレイヤーに与えてくれる強力なモンスターである。

一体こいつの何がそんなに驚異なのか?
わかりやすくするために同じく崩壊後の同時期に出現する同種のカマキリたち2体とステータスを比較してみよう。

キラーマンティス トゥカッター グランインセクト
レベル 26 36 54
HP 1412 2500 4500
MP 110 187 420
素早さ 35 40 45
攻撃力 16 21 180
魔攻 10 12 10
防御力 115 125 145
魔防 140 140 100
回避率 0 20 0
魔回 0 0 0
経験値 953 1753 4612
ギル 731 726 501

……おわかりいただけただろうか。明らかにおかしい数値の能力値が一つある。攻撃力180ってあんた……。
雑魚モンスターどころかボスモンスターを含めた全ての敵の中でダントツの数値であり、あのブラキオレイドス(55)はおろか、魔神(60)やラスボスケフカ(80)よりも高い。というか攻撃力の数値だけならGBA版からの追加ボスの強化アースドラゴン(100)やオメガウェポン(111)よりも上である。なんだこいつ。
こんな化け物が普通にフィールドを徘徊しているのだからたまったものではない。

FF6はダメージ計算式にレベルが大きく影響する為、単純に最強の攻撃力を持つというわけではないのだが……実はレベル自体もラスダンの雑魚に迫る数値である。
パーティアタックでもないのにそれに匹敵する味方基準の攻撃力で襲ってくる、と書けばより驚異がわかるであろう。
しかも、GBA版、旧スマホ版、ピクセルリマスター版と時代を経たリメイクでも、なお高い。

グランインセクトの攻撃を前列で防御力200のキャラが受けたと仮定すると1600~1900ものダメージになる。
ちなみに同条件での通常攻撃のダメージを上記の面々と比べるとブラキオ1200~1400、魔神1200~1400、ケフカ1400~1600、強化アース3200~3600、オメガウェポン3500~4000程度となる。さすがに強化地竜や最終兵器には敵わないようだが、クリティカルヒットした場合は3300~3800と、彼らにも匹敵しうるダメージを叩き出す。
念の為に言っておくがこいつはボスモンスターでも特定状況でしか会えないレアモンスターでもなく、普通にフィールドでエンカウントする雑魚モンスターである。

しかもこいつとは飛空艇入手後、というか世界崩壊後序盤で仲間が集い出してる頃に遭えてしまう。
その頃は上記の条件よりもっと防御力が低く、HPもせいぜい2300前後だと思われる。こいつの攻撃を食らえば普通に即死しかねない。
稼ぎポイントであるマランダの砂漠での修行中に陸に出てしまうと、不意に出会う可能性があるので気をつけたい。

同時期に出会えて出現地域も近いキラーマンティスが正真正銘の雑魚モンスターなのも一種の罠か。
挙げ句の果てに体色がキラーマンティスと誤差の範囲なのも罠っぷりに拍車をかける。
普通にフィールドを歩いていて出会ったただのカマキリに埒外なダメージを食らって一瞬で葬られる様は初見では唖然とするしかない。

どこぞの迷宮といい、巨大カマキリは初見殺ししないといけない法則でもあるのだろうか……。
ちなみに防御力158以下でこいつにバックアタックで背後攻撃され、その攻撃がクリティカルヒットすると見事カンストダメージが拝める。恐ろしい……。

とはいえ、結局のところ物理特化の脳筋モンスターであり、こいつへの対処自体は極めて簡単。全員後列に下げるなり、プロテスを使うなり定番の戦法が有効。バニシュが本来の用途で使われる珍しい相手でもある。HPもそこまでではなく炎弱点なのでファイラでこちらから瞬殺してやるのも一興。
また混乱耐性がないので、ブラストボイスをかければ無双してくれる。その攻撃力を存分に発揮してもらおう。
あまりダメージの大きくない全体攻撃の「かまいたち」やMP吸収の「マインドシックル」を使ってしまうこともあるため、重ねてバーサクもかけておけば完璧。
バニシュで透明になる場合、同地域で出現するプレランタールのライフシェイバーで解除されないように気を付けるべし。

経験値が高く、沙悟浄の槍を盗めるなど、強さに見合うだけの見返りもある。
森では2体で出て来るので経験値稼ぎに乱獲される事もしばしば。ただし挟み撃ちでもされようものならえらいことになるので、アラームピアスは忘れずに。

何の変哲もない雑魚モンスターながら、その異常な攻撃力で瞬殺されて印象に残っている人は案外多いのではなかろうか。ドリル装備の人には関係ないが……。


【余談】
上記のステータス比較を見てみればわかる通り、他の同種2体の攻撃力は20前後であり、こいつの攻撃力も18の打ち間違いという説がある。
しかし『偉大な昆虫(グランインセクト)』という仰々しいネーミングや、経験値が他2体の倍以上あること、沙悟浄の槍が盗めることなどを踏まえると意図的に設定したと考えても別段不自然ではない。
過去のタイトル経験者ならマインドフレイア(FF1)とかクアールやジェネラル(FF2)とかフレアーやどくろイーター(FF5)とかでワンパンの恐怖は味わってるから納得……かも。
リメイク以降でも結局こいつの攻撃力に変更はなかったため、プログラムミスなのか意図した仕様なのかどちらかは不明である。


追記・修正はグランインセクト2体に挟み撃ちされてからお願いします。

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最終更新:2024年11月27日 14:16