登録日:2018/09/18 Tue 17:52:20
更新日:2024/11/24 Sun 20:21:08
所要時間:約 19 分で読めます
始まるんだよォ!!!
誰も見たことのねェ“新しい時代”が!!!
【プロフィール】
本名:ユースタス・キッド
異名:
“キャプテン”キッド
年齢:21歳→23歳
身長:205cm
懸賞金:3億1500万ベリー→4億7000万ベリー→30億ベリー
肩書:
最悪の世代
所属:キッド海賊団船長
所属船:ヴィクトリアパンク号
悪魔の実:ジキジキの実(
超人系)
覇気:
武装色、
見聞色、
覇王色
出身地:
南の海・クツック島
誕生日:1月10日(キッド=1,10から)
星座:山羊座
血液型:F型(現実だとB型)
初登場:単行本51巻・第498話・『
11人の超新星』
趣味:音楽鑑賞、武器集め
好きな食べ物:ロールキャベツ
嫌いな食べ物:
カレーうどん
イメージ国:スコットランド
イメージ職業:武器商人
CV:
浪川大輔
【概要】
2年前にシャボンディ諸島に集結した
11人の超新星の一人で、現『最悪の世代』の一角。
キッド海賊団を率いる
船長。
逆立った赤い髪と
ゴーグルを身につけ、どことなく世紀末風の出で立ち。
初登場時は
新星でありながら懸賞金額暫定1位の大物の賞金首で、その後も順調に暴れ続けたらしく
ルフィがパンクハザードに行った頃には4億7000万ベリーになっているとなかなか。
名前の由来は17世紀の
海賊ウィリアム・キッドと13世紀の海賊僧侶ユースタス。
新世界編では
四皇達を相手に、「2年間の修行をせずに新世界に挑んだルフィ」「運と人望に恵まれなかったルフィ」とでもいうべき壮絶な経験をしている。
【人物】
シャボンディ諸島上陸時点での懸賞金は、唯一
モンキー・D・ルフィを上回っていた3億1500万ベリー。
エニエス・ロビーを潰し
王下七武海を複数打ち破った主人公をも超えていたのは、彼が
民間人に与えてきた被害が大きいからだという。
というのもキッドは、自分の「
海賊王」になる夢を笑った者を皆殺しにしてきたほど短気かつ好戦的であり、新世界突入直後にも前半に引き返そうとした海賊団を壊滅させた上に磔にしている。
そのため、元
アマゾン・リリー皇帝シャクヤクはキッドがあまり好きではないとのこと。
一方、同じ夢を持ってここまで進んできたルフィや、
トラファルガー・ローに対しては強い
ライバル意識を持っているが同時に認めている。
ただ、キッドに
挑発する癖があるため、キッドといるときのルフィとローは3人ともお互い張り合って喧嘩を始める。
パンクハザードでルフィとローが一緒に居る映像を見た時は彼らが何かを企んでいるとすぐに察し、自分も遅れを取るまいと行動しだした。
なお、ルフィからは「ギザ男」というあだ名をつけられている。
そんな感じでどこか海賊や
正義について独特の価値観を持っているように思える。
これは海賊になるまでのとある経験に由来していると思われる。
欲をかいた権力者の純心に比べたら
世の悪党の方がいくらか人道的だ
クズが世界を支配するからクズが生まれる
こんな事もわからねェか
おれ達は悪気がある分かわいいもんだな キラー
民間人に多大な被害を与えてこそいるが、別に破壊や殺人を楽しむ性分ではなく、本人にとってはあくまで目的の為あるいはムカついたから暴れた結果。
シーザーが売り込みに来た毒ガス兵器といった殺戮兵器にも知っておいて損はないが、興味はないという姿勢。
非常に好戦的で荒々しい性格通り粗暴さが目立つ一方、相棒であるキラーをはじめとして仲間意識は強い模様。
幼少期は
ロボットのオモチャとレンチを手にした姿が描かれており、機械いじりが好きだったのかもしれない。
【戦闘能力】
超人系
悪魔の実ジキジキの実の能力者で、
磁気を操る能力を持つ。
実の名前はコミックス99巻SBSにて明らかになった。
新世界編では、この能力で失った左腕に
義手をつけている。
身体から磁力を発して周囲の金属を集めることができ、「周囲の鉄クズ」「
刀」「銃砲類」を自身の腕の周囲に集め、巨大な腕を形成するのが主な攻撃手段。
敵の武器を奪うことができるほか、集めた金属の塊を反発させて相手に飛ばす芸当も可能。
また磁力の吸い寄せを逆用し、敵船の鉄に自ら吸い寄せられることで敵船に向けて空中移動するといった応用も見せている。
身体能力やタフネスと言った基礎戦闘力も非常に高く、効力が弱められているとはいえ
海楼石の手錠を付けられ力が抜けている状態で同じ条件のルフィと同等の労働を軽々こなせるなど、決して能力だけで生き残って来たわけではなく、格上の
カイドウに完膚なきまでに叩きのめされながらも決して折れなかったりと精神力も非常に強い。
また、「
覇王色の覇気」の覚醒者でもある。
◆技
ロック音楽用語関係から主に名付けられている。
鉄の砲弾に磁力を与えて磁石にし、磁力の反発で砲弾を寸止めしてさらに跳ね返す。
アニメ版988話では、鉄の腕を
ロケットパンチのように射出する技を披露。
磁力によって周囲の金属
と幻のポケモンを引き寄せて作り上げた巨大な右手を叩きつけ、鉄の掌で敵を潰す。
偉大なる航路編で多用していた技はこれと思われる。
磁力によって周囲の金属を引き寄せて鎧のように纏う。
キッド本体を覆う鎧と、空中に浮く巨大な手が特徴。
鬼ヶ島ドーム中の鉄を集めて
カイドウに挑んだときは手だけでもカイドウの体並の大きさを誇り、カイドウからも「
まるで怪物」と歓喜された。
殆どが鉄のため、キッド本体以外の鎧や手がいくら破壊されても本体はノーダメージというアドバンテージがある。
原作ではワノ国編百獣海賊団
艦隊相手の時に初使用していたが、アニメ版978話ではこの技を使わず直接腕だけを大きくする
磁気万力を使用。
「磁気魔人」で構築した巨大な鉄の巨人の両拳で、敵を左右から挟むように押し潰す。
「磁気魔人」で構築した巨大な鉄の巨人の両拳で相手を掴み、スープレックスの要領で投げ地面に叩き付ける。
周囲の鉄をかき集めて
巨大化した
ビッグ・マムを上回るサイズの巨大な鋼鉄の牛を構築し、痛烈な体当たりをぶちかます。
周囲の鉄をかき集めて左腕に砲身を形成し、
レールガンの要領で強烈な砲撃を叩き込む
必殺技。
アニメではシャンクスの未来予知の中でであるが砲撃というよりは
メガ粒子砲レーザー砲のような照射しつつの薙ぎ払いといった芸当も見せている。
キッド曰く
「とっておきの一撃」の言葉は伊達でなく、タフネスの権化とも言えるビッグ・マムすら
受け止め耐える以外の防御が出来なかった程であり、続け様に放たれた2射目は彼女を“場外”へと叩き出した。
だがこの技の真の恐ろしさは砲身の構築・維持のために発する磁力が周囲の鉄全てに及ぶという点にあり、
遠距離の船であっても、「船に搭載した鉄パーツが引っ張られる」→「船自体が引っ張られるために回避不能に陥る」。
そのため個人戦闘よりは対艦・対施設で真価を発揮する技と言える。
この技を放とうとしたキッドには、
赤髪のシャンクスも戦慄の表情を浮かべたほど。
覚醒
「覚醒」した能力による技で、他者の肉体や別の物体に磁気を帯びさせる。
対象に特定の磁気を付与することもでき、相手と壁にそれぞれ「S」と「N」の磁気を帯びさせることで壁に貼り付けて動きを封じることが可能。
性質上標的が大きければ大きいほど吸い寄せられる物体の量が増えるため大きな身体の相手ほど不利になる。
ただし、覚醒にまだ慣れていないようで通常使用時より莫大な体力を消耗するうえ、磁気を付与していられる時間制限もある模様。
磁気を「付与」させた相手を中心として周囲の金属を集め、一斉に激突させる。
【劇中での活躍】
★偉大なる航路・超新星編
シャボンディ諸島で他の超新星(億越え賞金首)たちと共に初登場。
短気な性格ゆえ、自分を挑発してきた
スクラッチメン・アプーといきなり小競り合いを起こしていた。
この時点で、シャボンディ諸島へ同時期に到着していた
11人の超新星で唯一ルフィより懸賞金の高い人物であり、ルフィと出会った際も
ライバル視している態度が見られた。
天竜人のチャルロス聖を殴ったことにより
人間屋に集まった
海軍を、ルフィ・ローと共闘して撃退した。
その中で
パシフィスタとも交戦している。
マリンフォード頂上戦争を見て時代の変化が押し寄せることに湧き、すぐさま偉大なる航路後半である新世界に入る。
頂上戦争を生き延びたルフィがまたマリンフォードに乗り込み『オックスベルの16点鐘』をしたニュースを知って、自分もまた闘志を滾らす。
早速、あまりの過酷さに心が折れて前半の海「楽園」へ戻ろうとしていた海賊団を壊滅させた。
相手は完全に戦意喪失しており、「勘弁してくれ、おれ達はもうこの海から出るところなんだ!生きて楽園へ帰らせてくれ!」と
命乞いするありさま。
しかしキッドによって磔にされた挙げ句
死ぬか生きるか!!! そんな覚悟もねェ奴らが!!!
この海に来るんじゃねェよ!!!
…と吐き捨てられていた。
★新世界編
ローの元4億4000万を超える懸賞金額を引っ提げ、パンクハザード編にて再登場。
X・ドレークらと共に強豪海賊として世間を賑わせている。
2年の月日が経つ間にかなりの修羅場を経験してきたようで、顔に大きな傷が残っているほか、左腕が丸々金属製の義手となっている。
本人曰く左腕は
赤髪海賊団との抗争によって失ったものだそう。
後に「
シャンクスに会う事すら無く敗退した」と語っている事や、キッド海賊団と赤髪海賊団の再対決に際して「敵はきっとお怒りだぞ」と軽口を叩く
ベン・ベックマンにラッキー・ルゥが「ベックお前が言うな!恨まれてんのは誰だよ!」と言っている事から、腕を奪ったのはベックマンである事が示唆されている。
ビッグ・マム海賊団のナワバリに迷い込んだこともあるが、将星
クラッカーとの交戦などを経て、将星に(本人曰く)手傷を負わせて、奪うものは奪い、撤退した。
その後も
タマゴ男爵によればビッグ・マム海賊団傘下の船を2隻沈めて結構な損害を与えるなど
四皇に対しても一切従属せずに交戦してきた。
また、新世界のとある小さな島にアジトを構え、隠れ家として利用している。
因みにそこは上空に
空島伝説がある土地である。
パンクハザード編
裏社会との繋がりを得たのか、
シーザー・クラウンの公開実験を映像
電伝虫を通じて視聴。
「仲買いするような性分じゃない」としてシノクニには興味を持たなかった。
その裏でキラーの勧めもあって、同じ「最悪の世代」の
スクラッチメン・アプー、
バジル・ホーキンスをアジトに招き
海賊同盟を持ち掛ける。
相変わらず性格が合わないアプー、二人の諍いを前に早々に帰ろうとするホーキンスと掴みこそ最悪だったが、キラーの仲裁もあって無事に同盟を結成。
ドレスローザ編・ゾウ編
…が、結成後の宴会中、そのカイドウが
空から降ってくるという意味不明な事態に遭遇してしまう。
カイドウは趣味の「
自殺」で空島から飛び降りたのだが、さも当然のように無傷。
その後完膚なきまでに叩き潰されてしまったようで、
百獣海賊団が拠点している島にボロボロの姿で幽閉されてしまった。
ワノ国編でホーキンスが語ったところによればアプーは元々カイドウ傘下であり、「おれの部下になるなら歓迎する」と最強の軍隊をつくるべく強い兵隊を欲してそう語ったカイドウに対し、ホーキンス自身も勝ち目も
逃げる隙も無かったことから心が折れて降伏を選択、キッドとキラーのみが動けなくなるまで抗ったとのこと。
気骨のある者を好むカイドウは殺さずに投獄する程度にとどめていたものの、ルフィにドフラミンゴが倒されて
SMILEが手に入らなくなることにいら立ち悪酔いした際に
「おい お前教えてやれよ 同世代のバカ共に!! 『早く逃げろおれ達がやってたのは 海賊ごっこだった!!』…ってよ!!」とキッドを嘲笑した。
「兎丼」囚人採掘場
カイドウは彼を馬鹿にしていたが、同時に実力そのものは認めており、キッドをアプーやホーキンスと同じく己の傘下にしたがり、彼の心を折るためにあえてトドメを刺さずに、ワノ国の牢獄「
兎丼」で囚人労働者として生かしている。
疫災のクイーンがキッドを屈服させる役を任されているものの、当然キッドは中々屈していない。
それどころか虜囚の身に落ちても元気いっぱいで、今もカイドウの首を諦めず。
同じくカイドウにのされて囚人になったルフィと、労働の成果・食事の量などくだらないことで張り合いながら働きつつ、ともに反撃の機会をうかがっていた。
海楼石の枷を付けられた自分たちを「弱者」と自虐しつつも、副看守長のドボンをルフィとともにボコボコにし、囚人たちの希望として崇められることに。
その後、隙を見て海楼石の手錠をつけられたまま牢獄から脱走するも、相棒キラーが、コンプレックスだった笑い声を上げ続けながら連行される変わり果てた姿を見て思わず飛び出してしまい、銃弾を撃ち込まれて捕獲されてしまう。
SMILEの外れを黒炭オロチに食べさせられて笑うことしかできなくなり、「キッドを救いたければ命令に従え」と黒炭オロチに仲間共々いいように使われた結果変わり果てた姿となったキラーだったが、キッド当人は知る由もなく怒りに震えるしかなかった。
脱獄は死刑ということで、クイーンの手で水責めの形で処刑されかけてしまうが、そこに
記憶喪失の
シャーロット・リンリンがおしるこを求めて乱入し、その騒動で死を免れた。
クイーンは眠りについたリンリン護送のために囚人採掘場を離れ、ルフィも心が一度は折れていた囚人達の心をつかみながら採掘場を制圧。
雷ぞうが探し出した手錠の鍵によって自由の身となったキッドとキラー。
だが、アプーとホーキンスの裏切りで瓦解した「同盟」の苦い記憶や、“自分ひとりでは死んでいた”“ルフィたちに助けられた”という事態に揺れつつも素直になれない性分と高いプライドゆえにルフィと共に行くこともできず、当然ながら
百獣海賊団に屈する気もなく、
百獣海賊団とオロチに囚われている自分の仲間を解放しようと、キラーと共に兎丼を出て独自に行動を開始する。
金色神楽
鬼ヶ島では、自分達を騙した
アプーに怒りのあまり急襲をかけるが、撃破には失敗し敵の多さのあまり苦戦を強いられる。
一足先に大暴れしていたルフィやゾロに対してツッコんでいたが当のキッドもキラーの制止を無視してアプーに攻撃したりSMILEの外れを食べさせられた相棒を馬鹿にした敵に攻撃していたため本質がルフィやゾロとさほど変わらない事にキラーは呆れていた。
そのまま、カイドウが
赤鞘九人男いる鬼ヶ島ドーム屋上へ、カイドウと闘うための大量の鉄を集めながら向かい、到着。ルフィ・ロー・ゾロ・キラーと共にカイドウ&ビッグ・マムと闘う。
カイドウ退治のため、ルフィは弾く覇気を修得・ローは体内への攻撃を狙うのに対し、自身は「いかにカイドウが固かろうと、大重量で潰されれば“圧死”はするはず」と大量の鉄でカイドウを押しつぶす戦法をとった。
キッドとキラーはマムを請け負い、場内へと突入。ビッグ・マムと対峙する最中、ゾロを
サンジの下へ送り届けた
トラファルガー・ローから同盟を持ちかけられる。
そんな中、ホーキンスの能力で彼が受けるダメージをキッド自身に肩代わりさせられてしまい思うように動けなくなってしまった上でビッグ・マムの攻撃を受けたりと次第に劣勢となってしまうが、ホーキンスの能力の欠点とキッドの底力を信じ抜いたキラーの一撃で解放され、再び調子を取り戻す。
一時はビッグ・マムの「威国」を受けて絶体絶命になるも、ローの覚醒した能力によるとっておき「KROOM」で窮地を脱すると同時に彼女にかなりの深手を負わせ、キッドは直前に覚醒した能力による「
付与」で「磁石人間」にした後に放つ大技・
磁気激突を決めて見せる。
かなり優勢まで追い詰めるがそれでもマムは倒れることがなく、そればかりか「ライフorおしるこ」と
魂の言葉を放ち、周囲の人間の魂を奪い、キッドの使用してた鉄骨に奪った魂を宿され、終いにはマムは寿命1年を引き換えに自身をパワーアップさせてしまう。
再び立ち上がるマムに追い詰められ絶体絶命になるものの、キッドとローは諦めることはなく立ち向かい、ローのワノ国本土まで大穴を開ける穿刺波動を放ち大ダメージを与え、キッドの渾身の一撃の電磁砲をマムに食らわせ勝利に王手をかける。
しかし、まだ抵抗をするマムにローが自身の覚醒に使用した凪で魂の言葉を封じ、キッドは電磁砲をマムに再び食らわせ、彼女をワノ国本土のマグマへと突き落とした。
ワノ国出航の際はルフィとのくじ引きに勝ち、次の進路を東に定める。
出航前にローからロード歴史の本文の写しを「抜けがけはつまらない」という理由で渡された。
その際にキラーとの会話で"ひとつなぎの大秘宝"入手の手がかりとなる"火ノ傷の男"なる人物の存在について話した。
エッグヘッド編
記録指針に従って東に進んだ結果、キッド達は巨人族の総本山「エルバフ」に辿り着く。
島にはかつての因縁の相手であるシャンクス達、「
赤髪海賊団並びにその傘下」が集結しており、キッドは前回の戦いでシャンクスの顔すら拝めず惨敗した記憶を思い出し、再び「
赤髪海賊団」に勝負を挑む。
「赤髪海賊団」に挑ませまいと9隻の傘下海賊団が立ち塞がるも、キッドは
10秒で殲滅する旨を宣言、いきなり
「電磁砲」を構える。
シャンクスは、
「見聞色の覇気」の未来視によって「
電磁砲の攻撃により、
傘下9隻が一瞬で壊滅する未来」を予知し、
「被害がでかすぎる!!!」「流石だな」と本気で焦りを見せ、自ら出撃。
「電磁砲」の発砲前にキッドに向けて、
「覇王色の覇気」をまとった全力の「神避」を繰り出す。
シャンクスは「見聞殺し」という「見聞色の覇気」の先読みを無効化する特技を有しているためか、キッドは目の前にくるまでシャンクスに反応することができなかった。
「神避」が直撃したキッドと咄嗟に援護したキラーは一撃で昏倒し、その余波と「覇王色の覇気」だけでも多数の船員が気絶もしくは船外に吹き飛ばされる被害を出す。
一撃でキッドとキラーが倒された船員達は、ロード歴史の本文の写しを差し出しながらキッドを見逃すよう必死で嘆願。
シャンクスは何も言わず撤収するが、そこに予め待機させていた
ドリー・ブロギーは「人の故郷に銃口向けたら、同じ目に遭う覚悟をしろよ?」と
「覇国」で船を攻撃。
海賊船ヴィクトリアパンク号は
一撃で船体を真っ二つに切り裂かれ轟沈。
新世界「エルバフ」にて ─────
懸賞金30億の海賊 ユースタス”キャプテン”キッド率いる
キッド海賊団 ────
“壊滅”
「四皇」
赤髪のシャンクスの本気の恐ろしさをまざまざと見せつける形で、恐ろしく呆気なく"ひとつなぎの大秘宝"争奪戦から脱落してしまった……。
【キッド海賊団】
南の海出身の海賊団でメンバーは31人で構成されている。
海賊旗はキッドの顔を模したもの。逆立った髪型が炎で表現されており、後ろにはナイフがX字状に交差させてある。
船員同士の仲間意識は深く、キラーが笑うことしか感情表現できなくなった後は、キラーが目立たないよう船員全員が普段から「ファッファッファッ!」と大笑いする陽気な海賊団にしようと決めている。
船員の1人が言った「よくもキラーさんを明るい人にしてくれたな!!」は愛ある迷台詞である。
SBSによれば、元々は南の海のとある世界政府非加盟国出身で、後の主要メンバーであるキッド、キラー、ヒート、ワイヤーの4人はそれぞれ4つある不良グループのリーダーとして毎日を過ごしていた。
そんなある日キッドの親友であるヴィクトリア・S・ドルヤナイカが島全体を王のように牛耳っていたギャングに殺害されてしまう事件が発生してしまう。
これに激怒したキッドは4つのグループを一致団結させて国一番のギャングを討伐することになり、結果倒すことに成功する。
その後、『こんな狭い世界にいたくない』と不良達を引き連れて海に出たキッド達は自分の船にヴィクトリアパンク号と名付けた。
キッド海賊団戦闘員で、副船長というポジションでこそないが、事実上のキッド海賊団のNO2でもある。
彼もまた
11人の超新星かつ「最悪の世代」の一人で、
ロロノア・ゾロ同様船長ではないがその中に数えられている。
キッドの右腕的存在だが、彼とは幼馴染でもあり、船長と船員を超えた「相棒」といったあたり。
現在もお互い呼び捨てかつタメ口で話す仲。
常に穴の開いた
ジェイソン風の仮面をかぶっており、その素顔は窺い知れない。
詳細は項目参照。
ヒート
キッド海賊団船員。
ドレッドヘアーで、口には裂けたような縫い跡がある。
口から火を噴いて戦う。
キッドの事を「キッドの頭」と呼ぶ。
ワイヤー
キッド海賊団船員。
角のある頭巾をかぶった男。三叉槍を武器にして戦う。
【余談】
彼の独特な髪型について、60巻
SBSに「彼の髪型はチューリップですか?菊ですか?」との質問が来たことがある。
尾田っちの解答は「菊」。
因みに同時に聞かれたマルコの髪については「パイナップル」らしい。
キッドとキラーは、嫌いな食べ物が二人とも同じ
カレーうどんである。
その理由は幼少期、二人とは仲良しで初恋の相手である
シルトン・ドルヤナイカちゃんにある。
一緒に
カレーうどんを食べた際にカレーまみれになった彼女を笑った事でボコボコにされ、フラれてしまった思い出があるためだという。
いつ頃の話かは不明だが、後の大海賊である二人もまた、昔はルフィと同じくそこまで強くなかったのかもしれないカイドウやリンリンがヤバすぎるだけなんだけどな。
上述の通り現在は故人だが、トラウマでカレーうどんが嫌いになったり、乗っている船の名前にとられたりしていることを考えれば彼らにとって忘れられない存在であることは容易に想像できる。
ワノ国編の
金色神楽で彼が金属を集めて巨大な腕を作るシーンにはポケモンのメルタンが紛れ込んだりしている。
ちなみに
尾田栄一郎氏は、
週刊少年ジャンプ2018年52号(11/26発売)の巻末コメントでは、「
ポケモンGOを
2年以上家の中でやってる。誰か伝説のポケモンください」とコメントしたり、漫画『すすめ!ジャンプへっぽこ探検隊!』31話「ONE PIECE 熊本復興プロジェクト 前編」にて、メディア担当編集の内藤が、ポケモンGOに尾田氏がドハマりしていることを明かしたりしている。
上記のように金属を集めて腕を描くのは凄まじい手間がかかるため、
ワノ国編では一部CGを用いて描かれている。
金色神楽でアプーに襲いかかろうとする986話では、引き伸ばしのためかアプーの存在にキレてやたら笑いまくるキッドというシュールな場面が描かれた。
追記・修正お願いしまファッファッファ!!
キッド海賊団は明るい海賊団になったらァ!!
最終更新:2024年11月24日 20:21