2024-10-01から1ヶ月間の記事一覧
声楽は、声も身体の使い方も明らかに違います。ギャップに直面することで、そこから埋まらない差が見えてきます。遠くにあるほど全体が見えやすいということです。☆
自分が正しいと、そう考えてしまうと、自分の都合のいい音楽になります。 それはその人の音でしかなく、まわりの人は認めるかもしれないが、結局、2〜3年で終わってしまうのが、大半です。大切なのは、ヴァージョンアップです。
勘がよいアーティストは、自己否定的です。まわりが、そのアーティストを肯定するのです。☆ 実際は、逆のケースがほとんどですが、だから、成り立ちません。
今の感覚や身体で考えてはいけません。優れた先達から学ぶことは、彼らの感覚や身体を自分に当てはめてみることです。自分と全く違うところから、ギャップを見出し、接点をつけていくのです。
次の目的に対して、どういうギャップがあって、そのギャップはどういうメニュで克服していけるかをみていくことです。
自分だけで練習を続けていると同じところをくるくる回るだけだったり、そのうち行き先がわからなくなってきてしまいます。めざす方向とそのステップを把握しておくことです。
こういう勉強は、アンテナを鋭くしていき、気づいていくことです。気づいていくのだから、気づいていないことを知っていけばいいのです。それが他人のところにいって、学ぶ最大の理由です。
応用性を高めていくために、より基礎的な基本が大切です。基本トレーニングだけでは、基本そのものが深まっていかないので、応用してみては、その実力不足のところから、基本で補強していくと考えた方がよいです。
歌にはいろんな要素があります。組み立てや音楽的な要素なども、作詞、作曲もそうです。 声がよくないからといって、プロになれないものではありません。
正しく要領よいやり方はあるかもしれない、でも、それで正しい歌い方、綺麗な歌い方、綺麗な声が出せたとしても、そんな歌は、個性としては認められにくいでしょう。
正しくやったところでプロの道はありません。ヴォイストレーニングそのものを誤解されてしまうかもしれませんが、トレーニングの本質は、基本的にどこまで深めていくかということになります。深めれば深めるほどいいということでなく、結果的に出していくと…
徹底的な何か強みがあれば、トレーナーも何もいわなくなるでしょう。 あるいは、そのトレーナーが評価するかどうかはっきりとしてきます。 あなたはあなたです。そのレベルが高いか低いかとなります。
トレーナーをよく変える人がいます。そして、自分を褒めてくれる人についてしまうのです。 実際、今は、どこのトレーナーも何かしら褒めてくれます。 でも、トレーナーによって価値観も違うし教える内容も違います。 そのトレーナーに認められたら世の中に通…
たった一つの声で見せていくということを考えてください。 そうであれば、日本人の多くのプロ歌手は、黒人のトレーナーのレベルのこともできていません。
私は、プロは20年続いてようやくプロといっていいのではないかと考えています。 20年続いている人を思い浮かべてみてください。作詞作曲の力でないところで、続けられている人は少ないでしょう。
レッスンでやるべきことは一旦、現実をクローズして、基礎的な部分で考えることです。そうでないと本物がわからなくなります。 日本の場合は、音声を一番に考えません。問われるのは表現力、オリジナルの表現ですが、これを一番に考えないようにします。
本来は、その人のトレーニングの一番高いところの上に、プロデュースしていかなければ次代に通用しないはずなのです。しかし、メジャー化するにつれ、歌の世界も役者の世界もアイドルやタレントの世界と同じで、加工された部分での受け狙いになりがちとなり…
客商売ですから、どうしても会場のお客さんが求めるようにすることが多いです。 そこでは、パワーやオリジナリティはあまり問われません。自ずと安定を求め、守りになりがちです。プロデュースとトレーニングの方向は、日本ではまだ一致していないことが多い…
実際のライブでは、習ったことは、全部忘れてよいのです。トレーニングと必要以上に結びつけないことです。 もう身についているものは出てくるし、そうでないものは出てこないと割り切ることです。
本来は、即効の効果に安易にのってはいけないのです。 日本の場合は、あるところまでのトレーニングをして、それを応用するケースが多いです。 ここでは、歌うときはアカペラでも通用できるように、しっかり身体から声をだす練習から行います。
歌手としての実績や実力の部分と別に、曲がヒットしないとプロの活動はなかなか続けられません。 そういう見方とここのレッスンでの判断は、違っています。 トレーニングのときは、将来の可能性を考えた方がいいし、プロデュースのときは現時点で考えなけれ…
プロデューサーは、世の中のマーケットから見ています。すると求められるパターンが、およそ決まってきます。 加工しているものは10年前のとは、全く違います。加工技術が進化していくからです。 10年前に歌っていて、今も歌っている人のほうが、レベル的に…
音響技術が進歩しているので、言葉をそれなりにいえたら、しっかりと発声できなくても、高い音や大きい音も効果的に出すことができます。そうした結果、どれもが似てくるのです。 誰もが、似てきます。 音響のリバーブのかけかたで、何とでもなる、そのこと…
自分の延長上でなければ勝負できないことは、実際はあまりありません。 むしろ、そうでないものに合わせてしまった方が、 うまくなってきたとか、プロっぽいといわれ、求められたりします。 創っていくものを本人がよほどきちんと把握していないと迷うだけで…
声の判断は、本人だけでなく、まわりもあいまいです。そこで問題が起きてきます。 まわりの人やバンドの人は、声については、よくわかりません。 歌い手の声が、おかしい、よくないと思っていることも多いのです。 しかし、それが本人に一番扱いやすい声の場…
自分のものが延長上に歌になっていくということは違和感もあることです。 自分の声に慣れてないし、何よりも新しいものや、その人らしいものが出てきたときは、それまでなかったものなので違和感を覚えて当然です。
歌は他人の歌い方に憧れて、そこを目標にしている人が多いです。そこでギャップが出てきます。自分の声は嫌いだけど、ああ歌いたい、そうなったときが、難しいです。
人によって、状態は全く違うので、どんなメニュも適している人もいれば適していない人もいるのです。一概に、何をやるべきか、とはいえません。
声も身体自体を変えていくことがベースです。身体をすべて変えるわけでなく、5%、10%と声に関係する部分に関して強化することです。
役者も変わっていきます。10年ほどで役者っぽい身体になってきます。 ピアニストで、腕に筋肉がついてくるのと同じです。 音楽家であっても肉体を使っています。 ドラムやヴォーカルは、比較的、肉体を使う部分が大きい、全身運動です。