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京急が株主優待制度を拡充 鉄道を投資で楽しむ「株鉄」の世界

鉄道会社の株主になると「株主優待」としてその路線の乗車券や割引券、グループ会社の割引券や招待券が貰えることがあり、そうした鉄道会社への株式投資を楽しむ「株鉄」という鉄道趣味があります。ただその場合、必ずしも金銭や優待だけが目的ではないそうです。

1000株以上の株主に配布される優待割引券

 2014年11月25日、東京都と神奈川県に路線網を持つ京浜急行電鉄が株主優待制度を拡充。その制度で発行している「グループ施設株主優待割引券」に、羽田空港の京急駅構内にある対象店舗で利用可能な「コーヒー1杯無料券」(年2回発行)が追加されました。2015年3月31日の基準日に株主名簿へ記録された株主のうち、1000株以上を所有する株主が対象で、2015年6月末に発送の予定とのことです。

 京急電鉄では株主優待制度として毎年3月末と9月末の時点で1000株以上を所有する株主に対し「グループ施設株主優待割引券」を、合わせて所有株式数に応じて「電車・バス無料きっぷ」「電車・バス全線パス」などを発行しており、その内容を充実させた形です。同社は「当社グループの重要な戦略拠点であり、今後ますます日本全国、世界各国からの利用客の増加が見込まれる「羽田空港」にある京急線羽田空港駅でご利用いただける優待を設けることで、当社株式への投資の魅力を高めてまいります」と述べています。

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京成電鉄の「株主優待乗車証」。1000株以上の所有で発行される(2014年1月、恵 知仁撮影)。

 さて、鉄道ファンには乗るのが好きな「乗り鉄」、撮るのが好きな「撮り鉄」、とにかく時刻表が好きな「時刻表鉄」など様々なジャンルがありますが、鉄道会社への株式投資を楽しむ、いうなれば「株鉄」も存在。その理由のひとつに、こうした株主優待制度の存在が挙げられます。

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