CP+2017が開幕しました。
1日くらい休んでもリカバーできそうな仕事量だったので、有給をいただいて家族で行ってきました。そんなわけでCP+初日に参加してきた雑感をつらつら書いていきます。参考までに、僕たち一家のカメラレベルですが、一言で言うと初心者です。僕がミラーレス使ってて最近「絞り」やら「露出補正」やらを自分で弄って撮り始めた程度、嫁さんがiPhoneでのデフォルトのままで撮る程度、ムスコは最近ハイハイをするようになった程度です。
会場はみなとみらい駅が最寄りのパシフィコ横浜です。周囲には新し目なマンションが大量に建っていて近未来的な感じです。1室で良いから譲ってくれないかなぁ。
- ベビーカー有りで参加した所感
- ファミリー少なし、休日に期待
- 嫁さんはスタンプラリーに夢中
- 富士フィルムブースは玄人・素人ともに熱い
- DJIのドローンデモンストレーションは面白い
- 最大ブース面積を誇ったSONY
- オリンパスは初心者にも分かりやすい良いブース
- その他のブース達
- 嫁さんが楽しんでくれて何より
ベビーカー有りで参加した所感
昨年1人で参加した時のイメージだと無謀かなーと思いましたが、さすがに9kgのムスコを抱っこしたまま歩き回るのも無理な話なので、ベビーカーを押して会場入りしました。
ガン寝するムスコ氏
今年のCP+はファミリー向けを意識しており、事前情報では混雑しがちな通路など改善しているというお話でした。実際の所どうだったかと言いますと、人が少ない午後の早い時間は快適に回れましたが、時間が経つにつれ人が増えてくるとやはり移動には難がありました。
メインの通路はまだいいとして、アクセサリーのブースが密集しているエリアはベビーカーのサイズ感と機動力では厳しいものがありました。大手の人気ブースもセミナーやってる付近は人が滞留していてツラかったです。ただ、移動には難がありましたが特に悪態をつかれたりせず、声をかければ通らせていただけたりと、個人的には悪い印象はありません。
展示会で人が多いのはしょうがないですし、ベビーカーは他の人からするとどうあがいても邪魔なものに違いは無いので、多少の苦労はやむなしかと思います。
ファミリー少なし、休日に期待
参加者の構成比はカメラおじさん・おばさん(ガチっぽい人)が8割くらいでビジネスや報道関係っぽい人が1.5割、のこりがカメラ女子(ライトっぽい人)って感じでした。平日なので小学生以上のお子さんがいる家庭がいないのは当然ですが、僕ら家族みたいにベビーカー押してまで参加しているのは片手で数えられるくらいしかいなかったです。
ブースの方も、レンズ交換式カメラと交換レンズ、そしてプロ写真家のセミナーがメインを張っている印象でした。ライト層に向けたような、アルバムサービスやカシオのセルフィーカメラなどはイマイチ人気がありませんでしたね。
とはいえ平日に休みとってまで参加する人がディープなのはしょうがないです。休日に入ってからが、ファミリー向けの本番になるのかなと思います。
嫁さんはスタンプラリーに夢中
フォーサーズ陣営が徒党を組んでスタンプラリーを開催していました。パナ・オリンパスといった大御所からブラックマジックなんてプロ向けのマニアックな所まで、全12社からスタンプを取得することでフォーサーズマウントのペーパークリップが貰えます。
プロ向けとして会議室に隔離されたエリアにベビーカー引っさげて突入するのはメンタル使いました。映像のプロって中判以上のイメージですが、フォーサーズも需要があるものなんですかね。
富士フィルムブースは玄人・素人ともに熱い
ブースの中で1番よかったのはどこかというと、僕は富士フィルムかと思います。
ちょっと前に発表された国産初の中判ミラーレス「GFX 50S」の体験コースは一般開放から1時間くらいの時間で既に40分待ちになっており、カメラおじさんたちの関心の高さを思い知らされました。既に予約状況から供給不足の声も出ていますが、1台80万近くするものがそれだけ売れるとは、お金はあるところにはあるんですね。
富士フィルムの凄い所は上級者向けだけでなくカメラに詳しく無い層に大してもアピールポイントがある所です。下記はチェキの展示です。結婚式の2次会で使われているイメージしか無いチェキでしたが、多くのバリエーションがあり、プリントされたものがオシャレに飾られているのを見ると「買ってもいいかな」と思わされます。
昨今は写真はデジタルで見る事が多いかと思いますが、プリントされたものはLCDを通してみるものとは違った魅力があります。富士はチェキ以外にもアルバム作成のサービスも展開していて、僕もムスコのハーフバースデーでアルバムを作りました。
チェキもアルバムもターゲットは女性を向いている印象です。ブースの雰囲気も可愛さを感じさせるものでした。人口の半分は女性ですし、女性の方が消費が好きです。そちらに目を向けた商売もアリなのかなというのが今回嫁さんとブースを回っての気付きでした。
これは富士のブースでは無いです。アルバムのサービスを紹介しているところは富士以外にもちょくちょくありました。デジタル全盛の今だからこそ小さな子供の成長をアルバムに残したいという考えは割と共感できます。
DJIのドローンデモンストレーションは面白い
ドローンって卑怯ですよね。こんなの飛んでるの見ると欲しくなっちゃいますよ。
大きいものはmavic proでしょうか。折りたたみが出来るというのは耳にしていましたが、飛行中に空中静止状態で変形しはじめて中々興奮させてくれました。日本だと飛ばす所に制限があるので実仕様を考えるとテンションが落ちてしまいますが、やっぱりドローンは面白そうだなぁ。
最大ブース面積を誇ったSONY
前のエントリーでも触れましたが、今年はニコンのブースが小さくなり、その分SONYが吸収しました。そんなSONYの目玉はレンズとフラッシュということで、ちょいとムスコ達を置いて列に並んでまで体験しよう…というほどの熱意は湧きませんでした。同僚のカメラおじさんは新レンズのスペックを見て興奮していたので、良いレンズなんだと思います。
展示で興味深かったのがこちら。α7S2というフルサイズのミラーレス一眼ですが、宇宙ステーションの船外カメラとして使用されているそうです。確かに7S2は暗闇に強いカメラとして有名ですが、民生用のカメラが技術の粋といっていい宇宙用品に用いられているとはSONY好きとしては嬉しいですね。
オリンパスは初心者にも分かりやすい良いブース
オリンパスはフラグシップミラーレスの「OM-D E-M1 Mark II」を全面で押してました。個人的に好感だったのは「こういうことができる」というのを分かりやすく体験させてくれた事です。例えば暗所撮影でここが凄いとか、ミルククラウンを作れますよ、とかシチュエーションを用意してくれているんですよね。
他のブースが被写体だけ用意して好きに試してくれと言わんばかりの設営をしている中、初心者でも特徴や撮れる写真を理解できるよう、分かりやすさを重視したオリンパスのブースは体験していて楽しかったです。詳しい人だと、自分で自由に撮る方が面白いのかもしれません。
ちなみに、体験後にアンケートに答えるとSDカードケースが貰えます。
ノベルティに文句言うのもなんですが、SD2つは少なすぎるのでは……せめてあと1枚microSDを入れさせて欲しかったです。
その他のブース達
キヤノン先生は相変わらず人気です。作例展示が凄かった。
Theta、今年はOculusじゃ無くてスマホの360度画面…残念。
GH5は見れず触れず。6Kフォトは面白そうですね。
嫁さんが楽しんでくれて何より
他にも色々回ったりしたんですが、写真を撮ってなかったりモザイクがけが面倒なのでここらで〆に入ります。
家族で行くという事でベビーカーへの懸念やカメラに疎い嫁さんが楽しめるかとか、色々不安材料がありました。実際、移動に関してはやはりツラい所もありました。
けど、嫁さんがいろんなブースで興味を持って体験したり、話を聞いたりしているのを見て、僕は来てよかったと思ってます。確かにマニアックなところが多い展示会ではありますが、詳しく無い人でも楽しめるよう、各企業とも趣向を凝らしてくれているように感じました。
休日になると、もっとライト寄りな雰囲気になるんじゃないでしょうか。もしこの土日に予定が空いているなら出かけてみるのも良いと思いますよ。
この記事の写真はα6000で撮っています。
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去年の参加記事です。