『キャリコ』『カスカディア』の開発に携わったイエッツィがデザインしたオークションゲームで、昨秋にAEG/フラットアウトゲームズから発売された。魔法の森でキツネの魔術師が呪文を駆使して魔法の薬を作る。
火の鳥の羽、クリーチャーの頭蓋骨、光るキノコ、神秘的な卵、希少なハーブといった魔術素材タイルと、さまざまな特殊能力がグリッド状に並んでおり、順番に呪文トークンを置いていく。呪文トークンは前のプレイヤーより大きな数字を隣接する魔術素材タイルの上に置くか、さもなければパスする。全員がパスしたら1番大きな数字のプレイヤーが魔術素材タイルを獲得する。
素材は特定のセットを作ると価値が上がるほか、組み合わせてレシピを完成させればさらに名声が得られる。また素材を獲得できなくても、呪文トークンを森の精霊ボードに置くことで、ラウンド終了時に素材タイルを分けてもらえる。
オークションにパズル要素を加えた、フラットアウトゲームズらしい作品。バランスのとれた多様な得点手段で、森で最も偉大な魔術師を目指そう。