共通デッキビルドで宮廷競争『フォー・ア・クラウン』多言語版1月下旬発売
ホビージャパンは1月下旬、『フォー・ア・クラウン(For a Crown)』の日本語を含む多言語版を発売する。ゲームデザイン:M.ランブール、イラスト:P.マファヨン、3~5人用、8歳以上、30分、6600円(税込)。
ルポ・プロドゥクシオン(ベルギー)の年明けの新作で、日本語・英語・タイ語の3ヶ国語同梱となっている。自分に都合の良い傭兵を雇って宮廷内の影響力を高め、王座を目指す共同デッキビルドゲーム。全員で1つのカードデッキを作る中に、陰謀と裏切りが渦巻く。
影響力の高いプレイヤーから順に、さまざまな能力を持つ傭兵1枚をお金(またルビー)で雇い、自分のカードスリーブをつけて裏向きで共有デッキに置く。全員が傭兵を置いたら、共通の山札としてシャッフルし、上から1枚ずつ公開し、自分の傭兵がめくられたらその効果を受け取る。
効果はルビーの獲得、他プレイヤーからのルビーの泥棒、宮廷内での影響力アップ、他プレイヤーの悪評など。カードがすべてめくられたらラウンド終了で、前のラウンドのカードに付け足し、みんなでデッキを構築していく。4ラウンドで最も多いルビーを獲得したプレイヤーが勝者。
現在の影響力の順位を参照するカードもあり、他のプレイヤーの思惑を読み、どのカードを自分のものとしてデッキに送り込むのかの駆け引きと、何が起こるかわからない運の要素が楽しめる。
内容物 カード 62枚、カードスリーブ 32枚、宝箱 7つ、肖像駒 5個、ボード 1枚、ダイス 1個、トークン 115枚、タイル 11枚、ルールブック 1冊
ボードゲームカフェバー:2024年の新規開店は54件
2024年のボードゲームカフェバーの新規オープンは54件だったことが、当サイト調べでわかった。昨年の47件から1割以上の増加。閉店は14件で、コロナ禍後のピークは過ぎた模様だ。
ボードゲームカフェは2016年から急増したものの、コロナ禍で長期休業を余儀なくされた。このため2021年には1割程度落ち込んだが、その後は年間50件前後を維持している。プレイスペースの開業は21件で前年並みとなり、閉業は10件で2022年をピークに減少傾向にある。
開業数は横ばいだが閉業が少なくなったことから、店舗数は増加傾向に転じており、ボードゲームカフェは昨年末よりも25件(+9%)、プレイスペースは10件(7%)増えた。現在、日本国内で営業しているボードゲームカフェは295件、ボードゲームバーは67件、ボードゲームプレイスペースは161件(ボードゲームカフェバー/プレイスペースリンク集)。
調査のため全店舗のXやインスタをチェックしたが、年末年始で多くのお店が大盛況の様子。平日の集客や相席の調整など課題もあるが、来年もボードゲームを気軽に楽しめる場としてさらに発展していくことを願う。
※定期的に調査・見直しを行っているため、数値は今後変わる可能性があります。