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TINTIN@呑んだ暮れさんのマイ★ベストレストラン 2016

TINTIN@呑んだ暮れの呑み食べ歩き

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マイ★ベストレストラン

レビュアーの皆様一人ひとりが対象期間に訪れ心に残ったレストランを、
1位から10位までランキング付けした「マイ★ベストレストラン」を公開中!

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2016年は半ば訪問を諦めていた岐阜県瑞浪市の「柳家」へお邪魔できたのが1番の話題です

マイ★ベストレストラン

1位

鮨処 多田 (北新地、西梅田、東梅田 / 寿司)

4回

  • 夜の点数: 5.0

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 5.0
    • | 雰囲気 5.0
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク 5.0 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥30,000~¥39,999 -

2019/04訪問 2019/05/12

呑んだ暮れ日記 大阪北新地 鮨処 多田編 ~自分の中では大阪で1番だと思う寿司処~

大阪でNo.1だと思っている鮨処

お店は関西を代表する夜の街、大阪北新地の永楽町通りの西エリア
「串カツだるま北新地店」の東隣のリンデンビル4階に在ります
決して大阪屈指の評価を受ける名店と云う店構えでは無く
テナントビル4階のこじんまりとした佇まいが意外なお店です
店内も極々普通の寿司屋然としていて、高級過ぎて敷居が高いって雰囲気は微塵も感じさせません
板場を囲む通常8席、場合によっては9席のスペシャルシートです

大将の多田さんは、何人もの一流寿司職人を輩出している「鮨処 平野」のご出身
「鮨処 金城」「すし ふく吉」「堂島 鮨 清水」等のお店の大将は、弟弟子に当たります
多田さんは、平野の女将さんの甥っ子さんって事は知る人ぞ知るエピーソード
同じ北新地のミシュラン店「寿し処 黒杉」の大将が独立する際に
此方の板場に短期間立った事が在り、色々とアドバイスを受けて独立開店したそうです

2001年5月に独立開店
食べログの大阪府×寿司の総合ランキングで3位、4.19ポイントの評価
2017年2018年2019年と3年連続で「The Tabelog Award Bronze」を受賞  
                                     2019.5.10現在

これ以上に多田さんの凄さは、シャンパーニュの最高峰のひとつ「KRUG」に造詣が深く
日本で数少ないアンバサダー(親善大使)に任命されているんです
しかも2018年には「魚とKRUGの究極マリアージュ」を求めて
世界で12名の料理長が選ばれた際にも、多田さんはその12名に選ばれています

お店は完全紹介制なので、店を訪れた事が在る方の紹介が必要となります
初めて予約を入れる際には、紹介者から予約を入れて貰う事をお勧めします
「多田さんはミシュランお断り」と云われていますが
この紹介制のシステムとミシュランの趣旨が相入れないんです
「ミシュランガイドを拝見して予約入れたいんですけど」では紹介制になりませんからね

寿司や料理の美味しさと素晴らしさ
多田さんのホスピタリティ
全てが大阪でトップクラスのお店です


この日は気心が知れた呑んだ暮れ仲間と月例の集まり

毎月お題目のジャンルを決めて、行って見たい店を各自が提案

その中から店を絞って皆の予定と予約の兼合いで店を決めているんです

1月は、丹波篠山の『囲炉裏料理 いわや』で雪景色を眺めながらぼたん鍋を堪能

2月は、西成の名店『すき焼・鍋物 なべや』でかきたっぷりのかき味噌鍋をはふはふ

そして3月は、念願だった『鮨処 多田』を貸切っちゃいました

個人的には何度も訪れていますが、このメンバーで揃ってお邪魔するのは初めて

昨年末の忘年会でお邪魔した際に予約して、この日を迎えました

リピーター5名、デビュー4名の計9名でお邪魔した!


愉しく美味しいひと時

 多田さんは、一見さんお断りの完全紹介制でミシュランの調査さえもお断りの店
 そう書くと、気難しい大将のお店って感じもしないでは在りませんが
 実際には、気さくで、ホスピタリティ溢れた愉しい御仁なんです
 普段は、諸般の事情から撮影禁止なのですが、貸切りの場合は画像、動画に関わらず撮り放題
 多田さん自ら撮影に協力してくれるパフォーマスなんかも登場しちゃうんです
 此方へお邪魔っするなら、絶対に貸切をお勧めします

 此方では、いつもシャンパーニュで乾杯してからスタートします
 多田さんがアンバサダーを務める、シャンパーニュの最高峰のひとつ「KRUG」
 景気良く抜栓したい所なのですが、予算的には中々厳しいので別な泡で・・・
 「Diebolt Vallois Brut Blanc de Blancs 2010」で乾杯して宴がスタートしました!

 ■先付 鮪のスジの煮凝り
  鮪のスジ肉を柔らかく炊いて、そのゼラチン質で煮凝りにしたもの
  添えて在る和辛子の風味を添えて戴きます
  鮪は、生の本鮪を使った贅沢な一品です

 ■造り 白甘鯛の昆布〆
  白甘鯛の昆布〆は多田さんがお気に入りの一品
  多田さん独特の手法で皮ごと炙ってから昆布〆にして在ります
  皮めに脂が多く在るので皮を引かずに炙っているとの事です
  京都雲月の塩昆布が添えて在ります
  そのまま、若しくは山葵を添えて・・・ 

 ■バッテラ昆布 小鯛の棒寿司
  白甘鯛のやや脂ののったものを食べた後にスッキリサッパリと
  〆た小鯛とシャリの間に刻んだガリと大葉が挟んで在ります

 ■わかめのしゃぶしゃぶ
  生わかめの旬は2月3月なんだそうです
  和歌山県の田辺周辺でしか採れない「ひと葉わかめ」を使っています
  潮の香が高く、先ずはそのまま、後はポン酢で
  いつも大根と共に添えていますが、旬で美味しいので一品として
  シャキシャキの歯応えでそのまま食べても十分の美味しさです

 ■握り 鮪赤身
  最近、前半戦から握りが登場する事って増えましたね
  この日は、宮崎産の134㎏の生鮪です
  しかも最近多い手渡し寿司
  さっぱり旨い鮪で、ひとこ「旨い」って唸ってしまいました!
  赤身で香りを愉しむなら春先の鮪が1番なんだそうです
 
 ■握り 鰆
  続けて手渡し寿司です
  クセが無く、ほろっとした甘みがあり
  程良い脂が共存する美味しい一品です

 ■岩牡蠣
  隠岐の人里離れた小さな湾で養殖された3年ものの岩牡蠣です
  水質が奇麗で、潮の流れが在り、ほぼ無菌状態で養殖されています
  肉厚のぷりっとした食感でさっぱりしているのに旨みが在ります
  肝の部分は淡路産玉葱のポン酢で、身の部分は塩で戴きます
  濃厚さが無いのに妙に美味しい不思議な牡蠣です

 ■烏賊げそ炒め 台湾唐墨添え
  岩牡蠣が食べられ無い人用の代替料理です
  烏賊げそをオリーブオイルでさっと炒めて台湾唐墨の粉をたっぷり振り掛けて在ります

 ■鰹のたたき ステーキ風
  登場した瞬間「旨そう」って言葉が口に出ました
  初鰹にブレンドした醤油にすり生姜、すりニンニクを溶いて塗りながら焼くので
  ニンニクの風味が効いています
  通常のたたきの倍以上の厚さに切るのでステーキ風です
  そのまま、塩パラ山葵、生姜と玉葱何れかで・・・
  厚みが在ってニンニクの心地良い香りで美味しい

 ■生のこの子とクリームチーズの金山寺味噌漬
  蛍烏賊大吟醸粕漬と蛍烏賊沖漬けの代替料理
  クリームチーズは味噌の風味が加わり濃厚さが増長
  生のこの子は酒泥棒な一品です

 ■酒の肴になる巻物
  ・烏賊たらこ巻
  ・小肌と紫蘇、ガリ巻
  ・筋子、烏賊、紫蘇巻
  小生は全て烏賊抜きで提供戴きました
  巻物なのに酒が進むから不思議です
  特に筋子巻が美味しく、酒がグビグビ進みました

 ■鰊のお料理
  旬の北海道産の鰊を使った料理
  ・鰊の刺身
   鰊は弾力の在る肉質で骨が硬くて抜けないので骨切りをして在ります
   全く骨は気になりません
   弾力の在る肉質は他にはない
  ・鰊の塩焼
   焼いても骨が柔らかくならないので、刺身同様に骨切りをして焼いて在ります
   塩梅抜群で食べ応え在ります
  ・数の子(色が濃い)
   味噌漬けで1週間寝かせて在ります
  ・数の子(色が薄い)
   薄塩で塩焼きにしたもの

 ■卵かけご飯
  いくら醤油漬け、釧路の生馬糞雲丹、大分の龍の卵の三種の卵かけご飯
  自家製いくらの醤油漬けは3月でシーズンが終了するので、最後のいくらを使っています
  北海道釧路産の馬糞雲丹は、ミョウバンを使ってない海水生雲丹
  大分産龍の卵の卵黄をソース代わりに掛けて在ります
  三種類を混ぜるとただただ濃厚で美味しい卵かけご飯になります
  塩梅はいくら醤油漬、酢飯との相性も抜群なんです

 ■握り 小肌
  此処から後半戦がスタートです
  これ食べないと寿司を食べた気になりません
  醤油を塗った部分が、飴色掛かった銀色に輝く奇麗なビジュアル
  塩と酢だけで絶妙な〆具合、ネタケースに並べる前に酢で再度洗っています
  これ旨過ぎます!そして奇麗!

 ■握り 鮪漬け
  先に食べた赤身と同じ宮崎産の134㎏の生鮪
  鮪の赤身らしい濃い味わいと仕上げ醤油が抜群です
  寿司を食べてますって気分になります

 ■握り 細魚
  春が旬の魚です
  光のもの中ではさっぱりと淡白な味わいです
  これも好きなネタのひとつです

 ■握り 鮪中とろ
  宮崎産の134㎏の生鮪の中とろです
  背の部分に近い背とろの部位で、春の鮪なので脂ののりは控えめです
  口の中では脂がじんわり広がる感じです
  思ったよりも諄くな味わうと甘みの在る脂、シャリの酸味が相乗効果で旨い
  後を引かない上質な脂です

 ■握り 喉黒
  牡丹海老の代替料理です
  脂がのってますね
  長崎五島の上質な喉黒です
  のどぐろって聞くだけで美味しいって魔法が掛けられた様です

 ■棒寿司 シャリコマの鯖寿司
  〆加減が軽く、造りに近い幹事の鯖に少なめのシャリが程良く美味しい

  多田さん曰く、一般の鯖寿司は色んな事情から、シャリが大変多い様に思えるとの事
  鯖が覆っていないシャリの部分を切り分けて、覆った部分だけで食べるとバランスが良く
  残ったシャリは、そのまま食べても、海苔や漬物を添えても二度美味しく食べられます
  今回のシャリはそんな事を意識して少なめにしてあるとの事です

 ■握り 帆立
  剣先烏賊の代替料理
  多田さん名物「アナと雪の女王様」2019年金粉バージョン
  「淡雪塩」がたっぷりと振り掛けて在ります
  酢橘を軽く絞って、色鮮やかな錦胡麻が添えて在ります 
  貝柱の濃厚でミルキーな味わいと淡雪の塩梅が合います

  多田さんで使用している「淡雪塩」は同じ北新地の名店「カハラ」で使用しているものと同じものです
  広島県呉市の瀬戸鉄工が「瞬間高温高圧焼成法」と云う独自製法で作りだした
  米粉が混じったオリジナルの塩なんです
  淡雪のようなサラッとした感触とひらひらとした口溶けのとても上品な塩です

 ■握り 鮪大とろ炙り
  手渡しです
  全く噛む必要が無く、鮪と云うよりも霜降り牛肉って感じです
  本当にとろとろなんです

 ■お椀 蜆汁
  大粒の蜆の味噌汁です
  蜆のエキスが滲み出ています
  ほっこり落着きますね

 ■握り 穴子
  表皮に張りが在りますが身はトロふわでペーストの様な食感なんです
  甘過ぎず辛過ぎずで旨さ満点
  焼きや蒸しの穴子も美味しいですが、煮穴子も美味しですね 

 ■手巻き 炸裂ねぎトロ巻き 
  これも多田さん名物の一品!
  白葱を刻み、本鮪の骨や皮から剥き身を取る所から始まります
  スプーンを使って目の前でねぎっているシーンが見る事ができます
  シャリとほぼ同量のねぎとろが口の中でトロトロに溶けて行くような感じです
  上質で香り高くパリパリの海苔をたっぷりと使っています

 ■香の物 浅漬け胡瓜
  昆布ダシに漬けた旨みが在る浅漬けです


シャンパーニュ
Diebolt Vallois Brut Blanc de Blancs 2010(仏)
日本酒
鶴齢 純米超辛口 青木酒造(新潟)
黒龍 九頭龍 純米 黒龍酒造(福井)
惣誉 生?仕込 純米吟醸 惣誉酒造(栃木)


最後に

 数少ない経験ですが、何軒かの一流と云われる店にお邪魔した事が在りますが
 個人的には、多田さんが1番なんですよね
 このクラスの寿司を甲乙付けれる程の舌は持ち合わせていません
 って云うより差が在るとは思えないんです
 後は、余程好みと違わない限り、大将との相性じゃないでしょうか?
 そう考えると、多田さんとの相性は見事にバッチリなんです(小生の片思いですが・・・)
 今流行りの赤酢を使った様なシャリでは無く、極々普通のシャリなのですが絶妙な酸味の加減
 やや硬めの炊き加減で、口の中でパラっと解ける様な握り加減は好みどストライクなんです
 決して頻繁に通える金額では在りませんが、年に1度はお邪魔したいものです
 ご馳走様でした!


 
毎年恒例となっている、呑んだ暮れ仲間「我々クラス」の忘年会です

2年振りに新地の『鮨処 多田』へ

9名で貸切って、多田三昧を愉しみました!


「KRUG」を2本開けて忘年会がスタート!

 多田さんでは、いつもシャンパーニュで乾杯してからスタートしますが
 この日は幹事さんの発案で、多田さんが惚れ込んでいて、アンバサダーを務める
 シャンパーニュの最高峰のひとつ「KRUG」の栓を開ける事にしました
 9人なので、少なめに注げば1本で済むところですが
 我々クラスの忘年会は、そんな中途半端な事では済まさず
 2本開けてたっぷりとグラスに注いで乾杯しました!

 ■先付 鮪のスジの煮凝り
  鮪のスジ肉を柔らかく炊いて、そのゼラチン質で煮凝りにしたもの
  添えて在る和辛子の風味を添えて戴きます
  鮪は、大間産の本鮪を使った贅沢な一品です

 ■造り 明石の鮃
  縁側と身を一切れずつ
  醤油では無く多田さんお勧めの塩パラ山葵で戴きます
  身が締まって適度に脂がのった白身なのに味わいが深い鮃です

 ■造り 愛媛八幡浜の白甘鯛の昆布〆
  多田さんが日本一と考える産地の白甘鯛
  多田さん独特の手法で皮ごと炙ってから昆布〆にして在ります
  皮目に脂が多く在るので皮を引かずに炙っているとの事です
  京都雲月の塩昆布を添えて
  そのまま、若しくは山葵を添えて・・・ 

 ■造り 佐渡の寒鰤
  12Kgの佐渡の寒鰤を5日間熟成を掛けたもの
  しっとり良い脂が全体に廻っている一級品
  多田さん曰く「これぞ鰤」だそうです
  中トロと大トロがひと切れずつ
  中トロは山葵醤油で、大トロは塩パラ山葵で
  どちらも噛む必要が無く、口に中の温度で旨みたっぷりの脂が広がる感じです
  醤油とも塩とマッチして甲乙付け難い美味しさです

 ■握り 大間の本鮪赤身
  此処で握りが登場!
  しかも多田さんの手渡しです
  大間産の160kgの本鮪を7日間熟成を掛けたもの
  ねっとりと旨味が舌に纏わり着きます
  脂ののった寒鰤の後なので尚更、赤身の旨さが引き立ちます

 ■握り 淡路の寒鰆
  本鮪赤身に続いて2貫めで同じく手渡し
  鰆は魚編に春と書きますが、産卵前の11月から2月に掛けてが最も美味し旬です
  軽く塩と酢で〆て3日間熟成掛けたもの
  淡い酸味と甘さ、程良い脂が共存する美味しい一品です

 ■造り 八戸の炙り〆鯖
  八戸産1.2Kgの脂がのり切った鯖
  〆て3日間熟成掛けてから炙ったもの
  炙りには、塩パラ山葵でと多田さんからは強いリコメンド
  造りに近い、淡い塩梅の〆加減と炙りの香ばしが絶妙にマッチしています

 ■焼物 鱈白子の昆布焼き
  多田さん独自のオリジナルの一品
  ブレンドした醤油にすり生姜、すりニンニクを溶いて
  白子に塗りながら香りを付けながら焼きます
  タレの香ばしさと昆布の香ばしさが重なり合って鼻腔をくすぐります
  ニンニクの香が勝る様な気がしていました、殆ど気にならない程度の微香
  表面には張りが在りますが、中はクリーミー
  噛むとプチっと弾けて、ジュワーっとクリーミーに広がるの繰り返しです

 ■椀物 五島の九会スープ仕立て 
  柴山のセコ蟹の代替料理
  長崎県五島列島で獲れた30kgの九会
  九会のあら、昆布、淡路の玉葱で出汁を取ったスープで軽く炊いたもの
  淡い味わいなのに奥行や深さの在る不思議な味わいで絶品の旨さ胃袋に染み渡ります

 ■小肌と大葉の巻鮨と小鯛の棒鮨
  大好きな小肌が大葉と一緒に巻寿司に仕上げて在ります
  小肌の〆加減が絶妙ですね大葉のクセとの相俟って旨さ倍増って感じです
  小鯛の棒寿司は鯖の棒寿司に比べるとあっさりとしています

 ■本日の卵かけご飯
  生いくら醤油漬け、釧路の生馬糞雲丹、大分の龍の卵の
  三種の卵かけご飯のチョコッと丼です
  この日の主役は生いくらです
  本当の生ものは9月から12月にしか食べられないんです
  三種類を混ぜるとただただ濃厚で美味しい卵かけご飯になります
  酢飯との相性も抜群なんです

 ■握り 小肌
  何故か?皆が無言になってしまった一品です
  醤油を塗った部分が、飴色掛かった銀色に輝く奇麗なビジュアル
  塩と酢だけで絶妙な〆具合、ネタケースに並べる前に酢で再度洗っています
  これ旨過ぎます!

 ■握り 大間の本鮪中トロ
  大間産の160kg級の本鮪の中トロです
  脂ののりの良さよりも脂自身の良さ旨さが強く感じられます
  適度やほど良いって表現が的確な表現の一品です

 ■握り さより
  剣先いかの代替の一品です
  多田さん名物「アナと雪の女王様」2018年バージョン
  「淡雪塩」がたっぷりと振り掛けて在ります
  酢橘を軽く絞って、色鮮やかな錦胡麻が添えて在ります
  あっさり白身に最中の皮の様な淡い食感の塩が絶品です

  多田さんで使用している「淡雪塩」は同じ北新地の名店「カハラ」
  使用しているものと同じものです
  広島県呉市の瀬戸鉄工が「瞬間高温高圧焼成法」と云う独自製法で作りだした
  米粉が混じったオリジナルの塩なんです
  淡雪のようなサラッとした感触とひらひらとした口溶けのとても上品な塩です

 ■握り 大間の本鮪大トロ
  またまた手渡しです 手渡しか否かは何が違うのでしょうか??
  大間の160kg級の本鮪の大トロ
  室温だけでも溶けだし始めてる脂ののり加減
  口の中ではとろけっぱなしで噛む必要もないほど
  濃厚な旨みたっぷりな脂とシャリの加減が相乗効果で旨み爆発
  でも凄くさっぱりとした後引きの良い味わい

 ■軍艦 カツオ酒盗 オムレツ風
  パッと見は雲丹軍艦に見えてしまいますが、玉子なんです
  五島列島の漁師の手造りの歯鰹の酒盗を龍の卵の全卵でオムレツ風に
  酒盗と海苔の海の風味がマッチ、酒盗の塩梅の卵も程良く酒が進む塩梅です

 ■握り 煮穴子
  表皮に張りが在りますが身はトロふわでペーストの様な食感なんです
  甘過ぎず辛過ぎずで旨さ満点
  焼きや蒸しの穴子も美味しいですが、煮穴子も美味しですね 

 ■椀物 蜆の白味噌仕立て
  味噌椀で小休止
  普段食べている蜆とは違って大粒な蜆の旨みが味噌汁に滲み出ています
  赤出汁や合わせ味噌とは違った美味しさでとてもシンプルな味わいです

 ■手巻き 爆裂ねぎトロ巻き
  これも多田さん名物の一品!
  白葱を刻み、大間の本鮪の骨や皮から剥き身を取る所から始まります
  スプーンを使って目の前でねぎっているシーンが見る事ができます
  シャリとほぼ同量のねぎとろが口の中でトロトロに溶けて行くような感じです
  上質で香り高い海苔をたっぷりと使っています

 ■巻き 干瓢
  妙に甘過ぎず、醤油味が濃過ぎず個人的にはドンピシャな塩梅
  パリッとした香りの良い海苔と旨みの浸みた干瓢が美味しい

 ■玉 龍の卵を使ったKRUG焼印の玉
  多田さんとこの玉の焼印と云えば、プロ野球シーズン中は阪神タイガースのマーク
  それ以外のシーズンは店名の「多田」の二種類が在る事は知っていましたが
  今回はなななんと「KRUG」の焼印で登場して皆が驚きと笑みとが爆発!
  流石に「KRUG」の親善大使で、その中から、世界の凄腕料理長12名に選ばれた
  多田さんならではの焼印ですね
  濃厚な味わいで間違いのない美味しさ、エンドカットの香ばしさは堪りませんね


シャンパーニュ
KRUG Grande Cuvée 166 Ème Édition Brut NV(仏) 
Doyard Cuvée Vendémiaire 1er Cru Brut(仏)
日本酒
真野鶴 超辛口純米無濾過生原酒 尾畑酒造(新潟)
真野鶴 辛口純米酒 尾畑酒造(新潟)
惣誉 生酛仕込 純米吟醸 惣誉酒造(栃木)
大雪渓 特別純米生原酒 大雪渓酒造(長野)


最後に
 
 このクラスの寿司を甲乙付けれる程の舌は持ち合わせていません
 って云うより差が在るとは思えないんです
 後は個々の好みの違いじゃないでしょうか?
 大将との相性やシャリの加減、店の雰囲気、泡やワインの有無、日本酒のラインナップ等々
 そう考えると、多田さんの愉しく話題豊富なキャラクターは、毎回愉しく過ごす事ができます
 今流行りの赤酢を使った様なシャリでは無く、極々普通のシャリなのですが絶妙な酸味の加減
 やや硬めの炊き加減で、口の中でパラっと解ける様な握り加減は好みどストライク!
 派手や重厚な敷居の高い雰囲気ではなく、極普通の寿司屋然とした佇まい
 KRUGを始めとする豊富な泡のラインナップ・・・
 トータルで考えると、1番だと思えるお店は、此方なんですよね

 少し間が空いての訪問だったので、改めてそう感じました!
 帰りに、3月に貸切で予約を入れたので、今度は春先の旬のネタが愉しめそうです
 次回も愉しみにしています
 ご馳走様でした!


  
12月の中旬

毎年恒例となっている、呑んだ暮れ仲間「我々クラス」の忘年会です

この日はゲストメンバーを加え6人でお邪魔しました!

この日のラインナップ

先付
 まぐろ煮込み
 大間のまぐろのスジと皮を柔らかく煮込んだもの

造り 寒鰤
 13.8Kgの佐渡の寒鰤 熟成5日
 寒鰤で有名な富山県氷見産はこの時期に海温が未だ下がり切らなく
 脂ののりはイマイチ
 佐渡島周辺の鰤の方が脂ののりが良いとの事
 塩パラ山葵が絶品

造り カワハギ肝和え
 丸ハギを軽く塩で〆てから肝で和えて在る
 肝醤油やポン酢で食べるのが一般的ですが
 この肝和えが旬ならではで1番の旨さ

握り 白甘鯛の昆布〆
 このタイミングでいきなり握りが・・・
 しかも多田さん手渡しです(笑)
 皮付のまま炙り昆布〆
 京都雲月の小松こんぶ

造り 寒鰆炙り
 鰆は魚辺に春って書くが旬は11月から2月の冬
 淡路産の玉葱を摩り下ろしたポン酢で戴きます
 上質な脂を感じます

まぐろほほ肉の炙り
 大間産135Kgの本まぐろのホホ肉
 殆ど赤身肉ですね
 しかも上質な・・・
 適度な噛み応えに、動物っぽい味わい
 山形県の山一醤油謹製の「あけがらし」で戴きます
 「あけがらし」は、米麹、からし、醤油、唐辛子、麻の実、三温糖で作られ
 白いご飯、冷奴、野菜スティックなどに付けて食べても美味しいらしい

焼物 白子の昆布焼き
 昆布の上に白子をのせて炙って在ります
 食べる前から昆布の良い香りが・・・
 口の中でプチジュワ~の連続の食感
 濃厚なミルクの様な味わい

蒸物 あん肝
 ペドロ・ヒメネス種のシェリー酒に漬け込んだあん肝
 やや褐色掛かったビジュアルです
 多田さんのお勧めで
 あん肝単独と1973年醸造の古酒AFT
 あん肝に奈良漬けを重ねて純米酒のぬる燗
 旨みが変化して違った美味しいものになるんです
 面白いマリアージュを考えますね

クエのスープ仕立て
 35kgの五島列島のクエを
 丸ハゲ、昆布、淡路の玉葱で出汁を取ったスープで軽く炊いたもの
 淡い味わいですが、絶品の旨さ、胃袋に染み渡ります
 多田さん自ら仕入れに行った代物です

鮨 鯖寿司
 青森八戸の鯖
 持ち帰りや寝かせて食べる用ではなく
 仕込んだその日に店で食べる用に仕込み
 軽く造りに近い状態の〆加減

握り こはだ
 大好物です!
 〆具合が絶品です!
 寿司では欠かせないネタのひとつ

握り 赤身
 大間産の135kgの本まぐろ
 ねっとりと旨味が舌に纏わり着きます

握り 漬け
 赤身と同じまぐろの漬け
 赤身以上にねっとりした舌触り
 漬かり加減も程よく美味しい

ちょっと丼
 多田さん定番の一品
 釧路の馬糞雲丹と北海道産のいくら
 シャリよりも雲丹いくらの方が多い贅沢な一品

焼きたて玉子焼き
 プロ野球シーズンが終了したのでタイガースロゴの焼印もシーズンオフ
 エンドカットの香ばしさが堪りません

握り つゆだく煮蛤
 蛤出汁のジュレがのっています
 口の中でジュレが解けて正につゆだくです
 蛤の味が濃厚で柔らかく煮上がってます

握り のどぐろ
 多田さんから手渡しで食べる様にと云われましたが
 一旦置いて撮影しちゃいましたw
 白身ですが脂がのってます
 のどぐろって聞くだけで美味しいって魔法が掛けられた様ですw

握り しらさ海老
 食べてません

握り さより
 しらさ海老の代替料理
 好きなネタで嬉しいです

握り 焼穴子
 焼き目の在る表面はややパリッとしていますが
 内側はふわとろです
 海苔で巻いて食べると磯の香りが加わって旨みが増します

手巻き 爆裂ネギトロ巻き
 これも多田名物の一品!
 唯一醤油を使う寿司です
 白葱を刻み、骨や皮から剥き身を取る所から始まります
 口の中でトロトロに溶けて行くような感じです

巻き 干瓢
 妙に甘過ぎないのが良いです
 パリッとした香りの良い海苔に旨みの浸みた干瓢が美味しい

巻き 梅紫蘇胡瓜
 梅の酸味と紫蘇の風味で口の中がスッキリ!

お新香 胡瓜
 多田さんが特注している漬物
 昆布だしに鷹の爪を加えて浅漬けにしたもの
 絶品の漬物です

水菓子 蜜柑 紅まどんなと有田みかんの手絞りジュース
 紅まどんな
 愛媛県農林水産研究所果樹研究センターで開発された品種
 JA全農えひめの登録商標
 たいへん薄くてやわらかい外皮とじょうのう膜(薄皮)を持ち
 果肉もゼリーのようになめらかで果汁たっぷりです
 有田みかんの手絞りジュースは素朴な味わい

 シャンパーニュ
 ■SELOSSE PAJON Grand Cru Avize Blnac de Blanc(仏)

 日本酒
 ■陸奥男山 超辛純米酒 八戸酒造(青森)
 ■龍力 山田錦生誕80周年 純米酒80 本田商店(兵庫) 
 ■あたごのまつ 特別純米 新澤醸造店(宮城県)
 ■亀泉 純米吟醸原酒 高育63号 火入 亀泉酒造(高知)
 ■木戸泉 長期熟成酒ニューアフス(AFS)1973 木戸泉酒造(千葉)
 ■常きげん 山廃仕込み純米酒 鹿野酒造(石川)
 ■黒龍 純米吟醸 純吟三十八号 黒龍酒造(福井)
 ■田中六五 純米生酒 糸島産一等米山田錦  白糸酒造(福岡

 グラッパ
 ■Berta PAOLO BERTA
 ■Berta Casalotto


最後に

 北新地で評判の高い店は結構行って見ましたが
 寿司と料理自体は小生のバカ舌では甲乙付けられません
 結局は、お店、強いて云えば大将との相性がポイントではないでしょうか??
 その観点で云えば、我々クラス全員一致で此方『鮨処 多田』が
 OUR BEST 寿司店って事で再認識しました
 またお世話になりますネ
 ご馳走様でした!

画像と料理更新

師走のある日、呑んだ暮れ仲間のH氏とK氏と三人で忘年会

かなり久振りに多田さんへ泡と寿司を堪能しに行って来ました!

今回は、貸切では無いので原則撮影は禁止

多田さんの許可を得て、許される範囲で撮影した画像のみアップしています

中途半端な構成ですが、ご理解下さい


先付け
 ■多田さんが1番美味しいと思う豆腐と鯛の酒盗
  まったり濃厚な豆腐の味わいに酒盗が合います
  鰹の酒盗に比べるとあっさりって云うか上品な味わい
  この美味しい豆腐って何処の豆腐か聞くの忘れました

造り
 ■ひらめ
  熊本県天草産の天然もの
  白身なのに濃厚な味わい、食感は歯応えが在るのねっとり
  多田さんお得意の塩パラ山葵で戴きました
  「皆さんで世界に広めましょう」って云ってましたw

 ■寒鰤 
  佐渡産の13kgの大物 熟成四日
  程好い脂ののりです
  寒鰤と云えば富山県氷見産が有名ですが
  12月に入っても海温が下がらず脂ののりがイマイチ
  だから佐渡産なんだそうです

 ■カワハギ
  旬の肴
  肝と薄造り別々に食べてもOKですが
  肝を薄造りで巻いて戴くのがお勧め
  ぽん酢、山葵醤油、塩パラ山葵どれでもOKです
  普段は肝醤油で刺身を食べますが、この食べ方の方が旨さが倍増です

 ■〆鯖ちょい炙り
  関鯖です
  身が厚く脂ののりが抜群
  しっとりとした食感に濃厚な味わい
  多田さん一押しのネタです
  生姜と玉葱のおろしぽん酢との相性抜群です
  勿論、塩パラ山葵でも美味しい!

料理
 ■せこ蟹
  兵庫県北部、香住の柴山漁港で水揚げされた一品
  小生はNGなのでパスw
  たっぷりの外子の醤油漬、かに酢で食べます
  身を外した際に出た細かい身を使った「蟹酒」を皆さん美味しそうに召し上がってました

 ■白子
  せこ蟹の代替料理
  生で食べられる鮮度の白子
  軽くボイルして在ります
  濃厚でクリーミーな味わい
  新潟県妙高市で作られる辛味調味料「かんずり」で食べると中々美味しかったです
  ぽん酢は使わずに、かんずりと塩ぱら山葵で半分ずつ食べました

 ■クエのスープ仕立て
  五島列島40kgの大物
  水揚げされた際の写真を見せてもらいましたが不気味で大きなビジュアルでした
  ぽん酢を使わなくてもクエ本来の味と出汁の味わいで食べる事ができます
  このタイミングでのスープはひと息付けます

 ■焼きたて阪神タイガース焼印付玉子焼き
  熱々です
  ふんわり味わいの在る玉子焼き
  添えられたエンドカットは香ばしくて絶品です! 
  でも小生はタイガースファンじゃ無いのに・・・w

 ■鰯の塩焼
  追加で全員が註文!
  多田さんで扱ってる鰯は大きめで身が厚く脂ののりも抜群
  醤油も大根おろしも必要なく、軽く振られた塩だけで十分美味しく食べる事ができます
  毎度必ず食べる必須メニューです

 ■牡蠣の昆布敷きちょい焼き
  追加で小生だけが註文!
  北海道サロマ湖産の1年ものの牡蠣
  1年ものは無菌なんだそうです
  生で食べるか?炙って食べるかをチョイスできます
  小生は炙りをチョイス!
  炙りと云っても昆布の上に牡蠣を並べ、牡蠣を直接炙るのでは無く昆布に火を通します
  牡蠣は殆ど生の状態ですが昆布の風味が加わって旨みが倍増します

 ■チョッと丼
  生いくらと雲丹のひと口丼
  今シーズン最後の生いくら
  雲丹は北海道産の馬糞雲丹
  シャリの上に溶いた黄身を垂らし、その上に雲丹、更にいくらが盛られてます
  プチプチの食感のいくら、クリーミーな雲丹
  どちらも濃厚な味わい、特に雲丹は溶いた黄身と相俟って特濃状態なんです


いつもなら多田さんにお任せしてひと通り食べてから好きなネタを追加するのですが
今回は多田さんの提案で、各自が好きなものを註文する事になりました!

 ■こはだ
  大好物です!
  〆具合が絶品です!
  店に入って最初にネタケースを見たときから狙ってました(笑)

 ■さより
  すり生姜であっさりと戴きます!
  上品な味わいのネタです
  こはだ同様に好きな一品

 ■つぶ貝
  噛み応えの在る食感
  海の味がします

 ■赤貝
  肉厚で食感が素晴らしい
  普段食べてるものとは何が違うのでしょうか?
  口の中で磯の香りが広がります 

 ■
  〆鯖と同じ関鯖です
  身の厚み、脂ののりは実証済み
  ある意味おかわりです

 ■のどくろ炙り
  これは多田さんのリコメンド
  三人共に戴きました
  のどくろって云うだけで旨いと洗脳されてしまいますね

 ■笹蒸し穴子
  熊笹の葉に包んで蒸し焼きにして有ります
  ほのかに笹の移り香が漂います
  ヅメと塩とふたつの味わいを愉しみます
  口の中で蕩けてしまいましたw

 ■つゆだく煮蛤
  かなり大粒です
  後掛けでジュレの様なとろみの在る煮汁を塗ります
  だからつゆだく?
  貝味わいを凝縮した一品です

シャンパーニュ
 Alexandre Penet Extra Brut(仏)
 CHARLES HEIDSIECK BRUT RESERVE(仏)

日本酒
 白鷺の城 稀代 天秤搾り しぼりたて特別純米生酒 田中酒造場(兵庫姫路)

今回、寿司に関しては、お任せでは無く自分のチョイス!
全8貫中、貝類が3貫、光物が3貫と完全に好みに偏ったラインナップ 
H氏が美味しそうに食べていた大間の本鮪を食べなかった事を翌朝に後悔w
やはり多田さんのリコメンドで食べた方がバランス良く食べられるんでしょうね

今年は例年よりも新地の高評価の寿司店へ行く機会に恵まれました
最高峰と云われる予約困難店や此方の師匠や弟弟子のお店にもお邪魔しました
どちらの店も流石に評判に見合った内容のお店ばかり
でも今回改めて認識したのは、多田さんのシャリ具合が1番好みって事
それだけで無く、店との相性も良い様に思えます
本当に美味しくて満足できました
ご馳走様でした!

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【再訪】
久し振りに多田さん貸切りました!

席に着くと、宝石箱の様な旨いもんが詰まったネタケースが、視覚に訴えて来ます(笑)

この日戴いた旨い料理はこんな感じ・・・

【お通し】
丹波の黒枝豆
多田さんで戴くと枝豆もひと味もふた味も違います(笑)

【お造り】
ひらめ
明石産の天然ものです
多田さんお得意の塩パラ山葵で戴きました
生蝦蛄
能登産です
この大きさは今年は中々手に入らないとの事
小生は食べれませんw
赤身
食べれない生蝦蛄の代役
戸井(函館)産の140Kg級の本鮪
ねっとりと旨味が舌に纏わり着きます(笑)
ひらめの肝
最初に登場した明石産の天然ものの肝
濃厚で魚ではなく四足系のレバーの様な味わい
秋刀魚
北海道根室産です
大阪の市場に入荷する秋刀魚の中では最も大きいサイズ
脂がのってます(笑)
ちょい炙りの〆鯖
五島列島産です
〆具合抜群! 軽く炙って香ばしさがプラスされて旨味が深く感じます
鰹の塩たたき
三陸産のもどり鰹です
塩はシンプルで美味しです
表面温かく、中心が冷たい食感が面白い

【料理】
明石たこと大根の炊き合せ
諸般の事情で食べておりませんw
クエのスープ仕立て 
白身魚と玉葱から取ったスープでクエを・・・ 
クエは五島産で35Kgクラス
クエの身の旨さより、スープの旨さが勝っていると思います
クリームチーズの金山寺味噌漬け
この時呑んでいた酒「奥播磨 恩」に合せて出してくれた肴です
腐乳の様なキツめの発酵具合では無く優しくほのかにって感じが酒と合います
ちょっと丼
これも多田名物
この日は、馬糞雲丹(北海道)、赤雲丹(しまなみ街道)、いくら(北海道)の三色丼
雲丹の食べ比べも面白いですね
個人的には赤雲丹の方が繊細な味わいで好みでした!

【鮨】
こはだ
大好物です!
白甘鯛
八幡浜産
軽く熟成させた白甘鯛に小松こんぶ(京都雲月)を添えて有ります
赤身 
戸井(函館)産の140Kg級の本鮪
下手なトロや大トロを食べるより、間違いなくこの赤身の方が濃厚で旨味が詰まってます
ボタン海老
富山産です
立派な大きさですね
NGの小生は見てるだけで蕁麻疹が出て来そうです(爆)
食べてません! 勿体ないなんて云わないでねw
赤貝
北海道産で磯の香満点です!
大トロ 
戸井(函館)産の140Kg級の本鮪
室温で溶け出す位の脂ののり具合!
口の中では噛まずに溶けちゃいましたw
〆かすご
本鯛の稚魚で漢字では春子鯛と書きます
鯛に比べるとあっさりとした味わい
〆て食べるのが一般的な様です
煮はまぐり
かなり大粒です
表現の出来ない味わいw
味が濃厚なのだけは判ります
笹蒸し穴子
淡路産です
笹の葉に包んで蒸し焼きにして有ります
ほのかに笹の移り香が漂います
口の中で蕩けてしまいましたw
生さば
五島産です
〆て有るのとは別もんです
脂がのっていて美味しいんです
爆裂ネギトロ手巻き
これも多田名物の一品!
唯一醤油を使う寿司です 
白葱を刻み、骨や皮から剥き身を取る所から始まります
口の中でトロトロに溶けて行くような感じです
(阪神タイガースロゴ入り)
クライマックスシリーズ必勝祈願!
でもこの時は、広島に負けるとは・・・

蜆の味噌汁
これで〆てご馳走様でした!

毎度ながら、幸せな気分になれました! 満足 満足・・・・


シャンパーニュ
Varnier Fanniere Grand Cru Avize Blanc de Blancs Brut Zero
David Coutelas Cuvée César Millésime2002

日本酒
ねぶた 淡麗純米酒(青森)
天領 長期冷蔵熟成 純米大吟醸(岐阜)  
奥播磨 「恩」 純米吟醸 雄町50 9BY(兵庫)

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【再訪】
先月に引き続き2度めです!

一見さんお断り、撮影お断り、取材お断り、ミシュランさえもお断り・・・

どうしても画像が欲しかったので今回は総勢9名で貸切っちゃいました(汗) 

ではこの日料理の数々を・・・

・シャキシャキもずくの温かいスープ仕立て
今回はスープ仕立てです
梅肉と生姜で味を調えてあります
先ずはこれで体を温めて、暖機運転させる為の一品
・ひらめ造り
明石産の2.5Kgの天然もの!
塩パラわさびで戴きました
初めて食べるひらめの肝煮は酒の肴に最高です(笑)
・生しゃこ
アレルギーなので食べていませんが食感はカニ、味はエビって感じで絶品だそうですw
・〆さば
鯖も明石産
軽く〆て出す前に酢洗いしているとの事
生なのか〆たのか迷うくらい絶妙な塩梅が滅茶苦茶いい感じ!
軽く生姜醤油を付けると違った味わいも愉しめます
・生白子
北海道産の真鱈の白子
生で食べるのは初めて、全く臭みやエグみは有りません
美味しい自家製のポン酢で戴きました!
・もどり鰹のたたき
醤油を塗りながら炙って有ります
藁で炙ったものより、香ばしくて薬味要らずで十二分に美味しい
塩ぱらわさびで食べてもGood!
・昆布出汁と淡路産玉葱で炊いたクエ
五島列島産の8Kgの大物
隠し味でカルピスバターが加えられています
出汁が胃袋に染み渡ります!
・いわしのタレ焼き
大ぶりで脂がのっています
前回の塩焼きも感動でしたが、鰯ってこんなに美味しんですね(涙)
白飯カモ~ンって感じですw
・うに、いくらミニ丼
本来は甘エビとの三種なのですが、アレルギーなので甘エビ抜き
その分うにといくらの量が増えたので大満足(爆)
いくらは粒が大きくて味が濃厚、うには滅茶苦茶クリーミー・・・
思わず納豆飯の様に掻き混ぜて食べちゃいました(爆)

ここで前半戦が終了し、後半戦へ・・・
お酒も日本酒にチェンジ!

・こはだ
〆具合が絶品!
〆さば同様に軽く酢で〆てにぎる前に酢洗いしてあります
好物の鮨ネタのひとつ
・さより
すり生姜であっさりと戴きます!
これも好物の鮨ネタのひとつ
・玉
今回は最初から作る所を見せて戴きました ←貸切特権
半面が焼けて半熟の状態で板に移してひっくり返します
焼き上がると、焼印を押して切り分けます
この店の焼印は店名と虎党のマークの2種類
店主曰く阪神は色んな意味で終わっちゃったのでしばらくはお蔵入りだそうです(爆)
竜党マーク作って来るから使ってって云ったら拒否されましたw
・赤身
軽くヅケにしてあるそうです
他のネタの素晴らしさに若干存在感が薄かったかも?
・しらさ海老
殻をむく所から始まります
この海老としてはかなりの大ものの様です ←シャリがすっぽり隠れてます
まぁアレルギーなので・・・・
・ちだい
漢字で書くと血鯛
何となくオドロオドロしい名前ですが、上品な高級魚の様です
福井名産小鯛の笹漬の鯛と仲間の様です
バッテラ昆布がのっていて、江戸前と関西が融合した一品です!
・赤貝
コリコリ感満点!
普段食べてる赤貝と何が違うのでしょうか?
旨味も満点です!
・大トロ
最近大間産のマグロの入荷が殆ど無い様です
この日はカナダ産
室温で溶け出す位の脂ののり具合!
口の中では噛まずに溶けちゃいそうです
濃厚な旨味が詰まってます
個人的には大間産じゃなくても全然満足なんですけどねw
・穴子
笹の葉に包んで蒸し焼きにして有ります
ほのかに笹の移り香が・・・
タレと塩で一貫ずつ
・ネギトロ手巻き
唯一醤油を使う寿司です ←他の寿司はいっさい醤油を使いません
白葱を刻み、骨や皮から剥き身を取る所から始まります
口の中でトロトロに溶けて行くような感じです
・〆さば
数量限定でしたが、アレルーギー特権で!
造りで食べても絶品ですが、シャリと合わさると更に旨さ倍増(笑)

この店のシャリは本当に美味しく、口の中でのほぐれ方が素晴らしい感動もんです
炊き方、にぎり具合の妙が作り出す匠の技なんでしょうね!
だって口の中でシャリの一粒一粒がハッキリと判る感覚
兎に角、シャリが美味しいって感じたのは、この店が初めてなんです!

・蜆の味噌汁
大粒の蜆が旨く、味噌汁は胃袋に染み渡りました
赤出汁では無く、白味噌です
・山芋の梅酢漬け
口の中がサッパリ!

シャンパーニュ
・Domaine Guy Larmandier Grand Cru Cramant Blanc de Blanc Brut
・Veuve Eleonore Cuvee prestige d'antan Blanc de Blanc Grand Cru 1998

いや~この日も、旨くて感動的な肴と鮨!そして泡と日本酒!堪能致しました(笑)

年内にもう一度来れたら幸せだろうなぁ・・・・

主催してくれたH氏に感謝!

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この日は呑んだ暮れ仲間のH氏のお誘いで新地の人気鮨店多田へ・・・・

同じく呑んだ暮れ仲間のK氏と三人で鮨屋呑み! ←新地で寿司屋呑みって何年振りでしょうか?

このお店は一見さんお断りで、紹介もしくは一度以上来店していないと入れません(汗)

店内はカウンターのみ9席(8席って情報も有りますが・・・)で思っていたより庶民的な雰囲気(笑)

鮨ネタの木札の中にシャンパン各種って書いてあって思わず笑ってしまいましたw ←泡はネタの一種なんですね・・・

この日は同じ時間に3組の予約でしたが、どちらの席にもシャンパンのボトルが・・・

この店では泡を呑みながら魚をつまむのが日常的な様です ←我々はこの後、泡を2本軽く空けちゃいましたw

因みに、撮影禁止だと聞いていたので店内では一枚も撮っていません ←果たして文章だけで伝わるのかな・・・

・じゃこおろしと青森産もずくの酢の物
パッと見はじゃこおろしですが、その下に美味しいもずく酢が隠れています
自家製のポン酢は、酢は一切使わず柑橘のみなので優しい酸味
・めいち鯛造り
フエフキダイの一種の高級魚
夏から秋が旬の様で、上品な脂がのって旨みの詰まった白身
店主お勧めの塩パラわさびで食べました(笑)
・大間の鮪の赤身造り
200Kg超えの鮪の赤身は今まで食べた事が無い絶品!
これも塩パラわさびで食べてみました
・秋刀魚醤油焼き
骨抜きの切り身を重ねて焼いてあります
表面はカリカリで中はレアで面白い味わいの一品
・ごま鯖造り
鯖の中でも足が早く、余程鮮度が良くないと造りでは食べれない魚
甘みの有る脂がのって美味しい!
・もどり鰹のたたき
生暖かいままで提供されますが臭みも無くて薬味は使わず食べます
これも今まで食べた事があるたたきとは全く別もんです
・昆布出汁と淡路産玉葱で炊いたクエと松茸
クエは長崎の五島列島産の20Kg超の大物(笑)
クエは冬が旬だと思っていたが、1番美味しいのは今だそうですw
松茸は長野産の高級品で香りが抜群
昆布と玉葱の出汁は、ほんのり甘みが有り、クエの旨みと松茸の香りで贅沢な一品
・いくらと赤うにのミニ丼
いくらは今年初物!粒が大きくて味が濃厚あっさりと仕上げてあります
赤うには愛媛産でクリーミーで濃厚、口の中で解けて行きます(笑)
・鰯の塩焼き
大きくて身が締まっていて脂ものっている・・・
H氏ご推奨の一品

そろそろ頃合も良くなったのでここから握りに、酒も日本酒に・・・
・こはだ握り 
〆具合が絶品
シャリはほんのり温かく、口の中でひと粒ひと粒が判る位の硬さの炊き方
味わいのあるシャリで今までに食べた事が無い感じで実に旨い!
・赤貝
コリコリの食感と磯の香りが・・
・鮑
生じゃなく蒸?煮?ひと手間加えてあり、柔らかい!
鮑はコリコリの食感で食べるものだと思い込んでいましたが、目から鱗の一品
肝も軽く火が通してあり、生以上に濃厚さが・・・
・うに軍艦
淡路島の由良産のうにです
今の時期は1番美味しいらしい
・中とろ
大間産の200Kg超の鮪の中とろ
何も云うことはありませんw
・中とろ炙り
炙ると香ばしさが出て、旨みが増す様な気がします
・玉
焼きたての玉に阪神マークの焼印
店主の阪神頑張れ!の気持ちを込めて・・・
竜党の小生は一口で阪神マークを平らげました(笑)
・穴子
笹の葉に包んで蒸し焼きにして有ります
ほのかに笹の移り香が・・・
タレと塩で一貫ずつ
・ネギトロ手巻き
多分中とろだと思います
贅沢な手巻きで〆ました(笑)
・蜆の味噌汁
大粒の蜆が旨く、味噌汁は胃袋に染み渡りました
・山芋の梅酢漬け
口の中がサッパリ!


多分最近食べた鮨の中では断トツの1番は間違いないと思います! ←味や感動以外に料金もね(爆)

感動に関して云えば、銀座 久兵衛 銀座本店で食べた時を上回って居た様に思えました

取り敢えず、次月も来ようって事になり、貸切予約をして店を出ました(汗)

  • 卵かけご飯
  • 握り 小肌 
  • 鰹のたたき ステーキ風 

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2位

京松蘭はなれ (京橋、大阪ビジネスパーク、大阪城北詰 / 日本料理、焼肉、創作料理)

1回

  • 夜の点数: 4.6

    • [ 料理・味 5.0
    • | サービス 4.8
    • | 雰囲気 4.2
    • | CP 4.8
    • | 酒・ドリンク 4.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥10,000~¥14,999 -

2016/12訪問 2017/01/11

呑んだ暮れ日記 大阪京橋 京松蘭はなれ編 ~肉尽くしで呑んだ暮れる~

年の瀬も迫った12月中旬

毎月定例でご一緒している呑んだ暮れ仲間のKくんが11月に入籍

忙しく全国を廻っている彼なので、中々お祝いの席が設けられずにいたんです

年内にはと思い、声掛けしてみんなの都合が合致したのが唯一この日でした

肉が食べたいねって事で選んだ店は『京松蘭はなれ

メンバーEちゃんが手配して予約を取ってくれました


拘りの肉料理のお店です

 お店は、呑んだ暮れ天国の京橋界隈
 JR、京阪京橋駅より京阪電車の高架の南側の道路を西へ進みます
 『大阪王京橋総本店』の手前の螺旋の非常階段の在るビルの5階
 エレベーターを降りるとそのままお店のエントランスです
 暖簾を潜って店内へ入ると、調理場を囲むL字のカウンター10席のみ
 照明の加減、高さの在るカウンターとチェアは、まるでバーの様な雰囲気です

 京橋の人気焼肉店『京松蘭
 ネット上では、2号店とか別邸だとか姉妹店だとかって表現が大半の様ですが
 実際には、『京松蘭』と同じ仕入れの様ですが経営は全く別との事
 じゃ何故『はなれ』なんでしょうね??
 長崎五島列島ご出身のご主人、山口県ご出身の奥様が切盛りする
 2015年8月にオープンした、肉懐石のお店です


おしながきはシンプルにひとつ

 おしながきの表紙を捲ると・・・
 「おまかせコース」 ¥12000 (税別価格)
 この一行のみ
 
 肉の仕入れによって産地や部位は違ってくる様ですが
 総重量300g超の牛肉の料理を10品程度の懐石料理として提供されます


肉肉肉の肉懐石

 入籍のお祝いだったので、先ずは泡で乾杯!
 奥さんを大切にして明るい家庭を築いて下さいねw ⇐お前が云うなw

 ■食前酒
  丹波産の葡萄にグラッパを加えたもの
  グラッパって通常は食後に呑むもの
  それを食前に持って来るとはオーナーは曲者ですねw

 ■北海道産 サーロインのコブの炙り刺しとハラミ刺し
  コブはサーロインの希少部位で殆ど流通しない
  長崎の海塩(オーナー出身地)
  山口の甘めの醤油(夫人出身地)
  こんな所に夫婦愛が・・・
  ハラミ刺しは脂がのっていて、やや甘めの醤油との相性が抜群です

 ■北海道産 イチボの藁焼
  目の前の炭火の焼き場で藁焼きします
  肉の下に五島列島産の焼きなす
  肉の上に柚子のジュレ
  柚子ジュレの淡い柑橘の風味が爽やかです

 ■北海道産 ミスジ
  炙って旨みのましたミスジを酢飯と合わせ
  芽葱を添えて柚子を絞って戴きます
  肉寿司ですね

 ■島根県産 リブロースのマキ
  マキはリブロース芯に巻き付くように位置する希少部位
  揚げたうるいに肉をのせて
  徳島県産の神山しいたけと長野県産のはなびらたけの餡を掛けて在ります
  このきのこ風味が深くて旨いんです
  肉の旨みが負け気味かもw

 ■自家製肉味噌と新鮮生野菜
  ・キャベツ
  ・紅芯大根
  ・みどり大根
  ・黒人参
  ・黄人参
  ・ロマネスコ

   カリフラワーの一種で16世紀にローマ近郊で開発された
   味はブロッコリーに近く、食感はカリフラワーに近い
  ・アンディーブ(レッド)
   アンディーブは仏語、チコリーは英語で同じもの
  ・鈴かぼちゃ
   成熟する前のわずかな期間に収穫した貴重なかぼちゃで
   生のままで食べるのが一番美味しく種も柔らかく食べられます
  ・島らっきょ
  ・はなっこりー
   山口県農業試験場で中国野菜のサイシンを母親、ブロッコリーを父親として
   育成され平成8年より栽培され始めた山口県の新しい野菜
  ・胡瓜

 ■広島県産 フィレカツ
  細かなパン粉で衣の層が非常に薄く仕上げて在ります
  五島列島産のフレッシュトマトのソース
  五島列島産の新ジャガの素揚げ添え
  1枚はカツのままで、もう1枚はカツサンドで戴くスタイル
  ソースで合わせてトーストにのせて在るマッシュルームが妙に旨そうなんです
  カツの旨さはこのマッシュルームとソースで倍増
  香ばしく焼き上げられたトーストで食べると旨さが倍々に膨れます

 ■北海道産 ハネシタのレア サラダ仕立
  アンディーブと一緒に食べます
  タスマニアマスタード添え
  肉の甘みとアンディーブの淡い苦みがマッチしています
  サラダ仕立てですが、やっぱり肉ですw

 ■2時間半煮込んだホホ肉 すき焼き風
  トロトロに煮込まれた甘めの味付けのホホ肉
  繊維状に口の中で解ける様な食感です
  五島列島産の烏骨鶏の卵で食べますが
  濃厚な黄身の味わいが甘めの味付けと相乗効果
  添えられている九条ネギ、春菊、焼き豆腐添も肉同様に美味しんです
  
 ■島根県産 ロース芯の牛蒡巻き揚げ
  リブロースとは非常に柔らかく霜降りが多く入りやすい部位
  ロース芯はその中心部分で最もやわらかくて味がよい部位
  北海道帯広の「わだのごぼう(登録商標)」を使っています
  糖度が20度弱で甘くて柔らかく香りも良いのが特徴、生食も可能です
  五島列島産の南瓜「くり将軍」とスナップエンドウの揚げ物が添えて在ります

 ■和牛ミンチのボロネーゼ
  太めのパスタに見えますが、パスタの代わりに
  五島列島特産の「五島うどん」が使って在ります
  五島うどんは地元特産の椿油を使って手延べしたうどん
  日本三大うどん(諸説あり)稲庭、讃岐、五島の一角と云われています
  パスタとは違ったコシの在る食感が濃いめのソースと合います

 ■大分県産ラム芯とハラミ
  ラム芯は腰(もも)からお尻にかけての部位
  肉のきめが細かく柔らかい赤身肉です
  ニンニクチップと山わさびで戴きます
  この辺りに来ると結構満腹感が・・・w

 ■〆の和牛そぼろの出汁茶漬け
  軽く炙った焼きおにぎりの上に和牛のそぼろと刻み昆布
  周囲に刻んだ大葉が盛り付けて在ります
  あご出汁を掛けて茶漬けで戴きます
  味噌汁は五島さんのあおさと鳥取産シジミ
  刻んだ茗荷の風味が効いています

 ■五島列島のほうじ茶のアイスとかんころ餅
  甘さ控えめで、ほうじ茶の苦み風味が効いたアイスクリーム
  これなら小生でも美味しく食べる事ができます
  
  かんころ餅は、サツマイモを混ぜこんだ餅の一種で
  五島列島の郷土料理のひとつ
  これはチョッと甘かったかなぁ・・・
  干しイモの様な風味が在ります

 シャンパーニュ
 ■Eric Rodez Champagne Grand Cru Ambonnay Cuvee des Crayeres(仏)
 白ワイン
 ■Mittnacht Freres Alsace Cuvee GYOTAKU(仏)
 赤ワイン
 ■Joel Gott Wines Cabernet Sauvignon 815 2014(米)


最後に
 
 トータルで300g超の希少部位の数々
 肉尽くしが11品続いても飽きが来ません
 確かに満腹になりましたが、最後まで愉しく食事する事ができました
 料理に気を取られていたのか?
 いつもに比べると酒量は半分程度w
 それ位に食べる事に集中していた様です

 ひと皿毎に手が込んでいて
 良質の希少部位の肉が惜し気もなく使われています
 この肉懐石は非常にCPが高いと思います

 オーナーと奥様の雰囲気そのままの店の空気
 所々に郷土愛と夫婦愛が見え隠れするのもこの店の独特な物なんでしょう
 この日の主役で在る、入籍直後のKくんも何か感じるものが在ったのではないでしょうか?
 大満足でした
 ご馳走様でした!
 
 

  • 広島県産 フィレカツ
  • 広島県産 フィレカツ 1枚はカツで
  • 広島県産 フィレカツ マッシュルームソースのトースト

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3位

鮨処 平野 (北新地、東梅田、大江橋 / 寿司)

1回

  • 夜の点数: 4.8

    • [ 料理・味 4.8
    • | サービス 4.8
    • | 雰囲気 4.8
    • | CP 4.8
    • | 酒・ドリンク 4.8 ]
  • 昼の点数: -

    • [ 料理・味 -
    • | サービス -
    • | 雰囲気 -
    • | CP -
    • | 酒・ドリンク - ]
  • 使った金額(1人)
    - -

2016/01訪問 2016/02/12

呑んだ暮れ日記 大阪北新地  鮨処 平野編 ~恐れ入りました~

『画像と料理更新』

ちょうど1年振りに2度めの平野さんです

電話で予約を入れた際には、名前と連絡先しかお伝えしていませんでしたが

席に座ると、「○○様は、甲殻類と烏賊と蛸がアレルギーで・・・・」

常連でもない、1度しかお邪魔した事が無い小生のNG食材が把握されているのには驚きです

○○って苗字は全国でも5番目に多く、きっと此方を訪れる中に何人もいると思います

連絡先で照合されたのかな?? 

新地のそれなりのレベルのお店なら、まぁこれ位の事は珍しくないのかも知れません


それでは、この日のお料理です

 この日もソムリエールのお嬢さんのセレクトのシャンパーニュで乾杯して食事がスタート!

 ■数の子
  白海老を軽くヅケにした料理の代替料理です
  のっけから皆と違う料理w
  出汁の味が前面に出てる感じでは無くほんわりと旨さと食感が口の中に広がります

 ■酒粕のバターソテー
  去年も戴いて気に入った一品!
  酒粕をバターでソテーして、砂糖と醤油でシンプルに味付けて在ります
  新酒がでた後のこの時期にしか提供しないとの事です
  自宅で真似してみたけど、焦げてしまって中々上手くできなかったと伝えると
  女将さんに笑われてしまいました(笑)

 ■造り 白身魚盛 平目縁側
  先ずは、白身の三種盛から・・・
  縁側のコリコリした食感が溜まりません
 ■造り 白身魚盛 鯛
  熟成の効いているのがわかる食感
  味わいも濃厚で旨みが凝縮されています
 ■造り 白身魚盛 肝巻かわはぎ
  カワハギと肝の組合せって酒がすすみます
  肝醤油で刺身を食べる事が多いですが
  この食べ方の方が旨さが倍増です

 ■造り インド鮪 スジ切りの赤身と中とろ
  インド鮪の血合いの真横の肌理の細かい部分です
  
  平野の大将は、インド鮪しか使いません
  インド鮪は脂の甘み、旨味がずば抜けていますが
  色変わりが早く取り扱いが難しい為に敬遠される事も珍しくなく
  本マグロを使うお店が多いんだそうです

  スジ切り
    スジに対して45度の角度で包丁入れてスジを切ります
    スジ抜きとは対照的に解けながらもシャキッとする独特な食感です
  
 ■造り 赤貝とたいらぎ貝柱 
  蟹身のカニ味噌掛けの代替料理です
  肉厚で食感が素晴らしい赤貝
  口の中で磯の香りが広がります 

 ■造り インド鮪ヅケ
  ビジュアルがヅケっぽくなく普通の赤身の造りに見えます
  白醤油で5分間だけヅケにしているとの事
  ヅケって云うと色が変る程度ヅケ汁に漬けるイメージと別物
  淡い味付けと白髪葱の風味と食感が絶妙にマッチしています

 ■鯨 尾羽毛とさえずり
  前回も戴いた鯨、尾羽毛はさらし鯨の事です
  大衆酒場で肴で食べる赤い縁取りのベーコンも好きですが
  さえずりは独特な肉の様な風味ととろっとした食感が堪りません
  自家製の酢味噌で戴くおばけも酒が進みます
  
  同席者の中には、鯨に馴染みの薄い世代もいて鯨が話題に
  大将が鯨の部位等を説明して在るシート見せてくれて
  俄かの鯨教室なりました(笑)

 ■煮鮑とつぶ貝  
  つぶ貝は煮蛸の代替料理
  肉厚な鮑は食べ応えが素晴らしいです
  造りで戴くこりこりとした鮑も美味しいのですが
  食感が在るのに柔らかい何とも云えない一品です
  つぶ貝は貝臭さ満点!


 ■握り さより
  上品な味わいのネタです
  こはだ同様に好きな一品!
  尾の部分は炙って出して貰いました

 ■握り 大とろスジ抜き
  お造りと同様にインド鮪
  お造りはスジ切りでしたが、握りはスジ抜きで!
  室温で溶け出す位の脂ののり具合!
  口の中では噛まずに溶けちゃいましたw

  スジ抜き 
    スジとスジとの間の身を切り取ります
    スジの食感が全く無いので正に口の中で解ける食感です

 ■握り あじ
ひかりものって美味しいですね
  少しすり生姜が効かせて在ります

 ■軍艦 蝦夷馬糞雲丹と由良の黒雲丹
  雲丹の食べ比べです
  北海道産の馬糞雲丹と淡路島由良の黒雲丹
  馬糞雲丹は兎に角濃厚でクリーミー
  黒雲丹は磯野香り満点で甘みの在る味わい
  どちらも代表的なブランド雲丹なので甲乙付け難い

  由良の雲丹は、夏場は赤雲丹この時期は黒雲丹と地元で呼ばれている様で
  実際には、むらさき雲丹なんだそうです
  全てが別物だと思っていたので勉強になりました!

 ■蜆となめこの味噌汁  
  寿司には赤出汁だと思って居ましたが
  白味噌が登場したのは以外です
  ひと息付いて後半戦へ

 ■握り 焼き穴子
  平野流お得意の熊笹蒸し焼きの穴子
  穴子は店で捌き、日本酒をたっぷり 加えた煮汁で40分煮た後に
  煮穴子を熊笹にのせて蒸し焼きにします
  ほのかに笹の移り香が漂います
  口の中で解けてまうふわとろな食感
  ヅメと塩で戴きました!

 ■巻 鉄火
  巻かずにそのまま食べたい位に美味しそうな鮪です
  海苔がパリッとしていて香りよく握りとは違った旨さが在ります
  
 
  平野の焼印が押された玉子焼き
  吉野葛を加えて2時間掛けてじっくりと焼き上げて在ります
  上品な甘さでお菓子の様な食感です

 ■巻 干瓢  
  妙に甘過ぎないのが良いです
  パリッとした香りの良い海苔に旨みの浸みた干瓢が美味しい一品

 ■こはだ
  ひと通り食べて、大好物のこはだを食べた無い事に気付く
  仕込みは塩、酢、昆布の三段〆
  下からは粗塩、上からは粒子の細かい塩を振ります
  酢洗いをして米酢に30分漬け、ザルに上げ3時間寝かせます
  更に昆布で挟み1日おいてやっと仕込み完了
  手間が掛かってますね!

 ■梅しそ手巻
  梅と紫蘇の相性は抜群
  これで本当に最後にしました(汗)

 ■太巻き
  個室のお客さんのお持ち帰りの仕込を観ていて
  無性に自宅への手土産にしたくなっちゃいました
  同行者も全員欲しいって事になり、大将に無理を云って作って戴きましたw

  玉、穴子、干瓢、椎茸を具材に海苔を内側に裏巻きを作ります
  更に裏巻を海苔で巻き上げます
  微妙な加減を調整して形を整えます
  此処までは二番手さんの仕事
  此処から大将へバトンタッチして、更に形を微調整
  切り分けて、保湿用の紙に包み、木箱へ入れて完成です

  自宅で持ち帰ると家族は大喜びでした!

 シャンパーニュ
 Ruffin & Fils Cuvee de Reserve Brut(仏)  

 日本酒
 大吟醸 幻の瀧 皇国晴酒造(富山)
 宗玄 特別純米 純酔無垢 宗玄酒造(石川)
 醴泉 純米吟醸 山田錦 玉泉堂酒造(岐阜)

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呑んだ暮れ仲間のH氏と一度は多田さんの師匠の店に行ってみたいねって話題に・・・

鮨処 多田』はH氏が常連の新地の高級寿司店

小生もH氏と一緒に何度か訪れてお気に入りのお店です

トップ画像の包丁は『鮨処 多田』の大将愛用の包丁なんです

食べログ「大阪府×寿司」総合ランキング4位の評価

そんな多田さんが修行した師匠の店が『鮨処 平野』です

メディアへの露出が殆どなく、一見お断りの会員制を謳う敷居の高いお店

一見お断りって事は、紹介も何もない小生が直接電話で予約を入れても断られるって事なんです

でも何を血迷ったか?頭の中では理解していたのですが、予約の電話を入れてしまったんです(汗)

電話の向うは女性の丁寧な受け答え

何も云わずに希望の日時と人数を伝えると席は用意できるとの事

此方の名前と連絡先を告げると予約が完了してしまったんです(汗)

正に狐につままれたって気分でしたw

小生の苗字は全国で6番目に多いので、同姓の常連さんと勘違いされたのではないのか?

当日行ってみたら人違いで門前払い喰らうのではないのか?

H氏とも何故なんだろう?って話題沸騰でした

当日行ったら全てが解決するって事で開き直る事にしました! 

と云いながら、断られたら何処へ行こうかなんてマジで考えましたが(笑)


名店と云われる店はこんなお店 

 小生が知ってるだけでも此方で修行した大将の店は三軒在ります
 『鮨処 多田』『鮨処 金城』『すし ふく吉』『堂島 鮨 清水
 それ以外にも海外で活躍しているお弟子さんもいる様です
 特に多田金城は既に大阪でもトップクラスのお店です
 
 お店は北新地の永楽町通りの中ほどのニュー八千代会館と云うビルの4階
 白木の存在感の在るカウンター8席と個室が2部屋
 この道46年の大将と女将さん、ソムリエールのお嬢さん、お弟子さん他数名で切盛りしています

 お品書きはおまかせのみ
  ■おまかせコース(料理+寿司) 21600円~
  ■おまかせにぎり 16200円~
 おまかせコースで酒代を加えると平均20000円台後半ってところでしょうか?
 我々はシャンパーニュを1本呑んだので限りなく30000円に近い金額でした(汗)


18時半に予約の○○ですが・・・

 店の前に来ると最近チョッと感じて無かった緊張感(汗)   ←寿司を食べるのに何故こんなに緊張するの・・・
 引き戸を開け一歩店内へ入るとTVで見覚えの在る大将と女将さんが満面の笑みで迎えてくれました
 予約時間と名前を告げると「お待ちしてました」と云われホッとしました(笑)
 奥のカウンター席へ導かれ、席に腰を下ろした瞬間に全身から力が抜ける様に緊張感が消えましたw

 女将さんに一見の小生達の予約を何故受けて貰えたのか訊ねてみました!
 1月に放映されたTV番組「魔法のレストラン」での特集に取上げられる事が決まって
 今までの取材拒否、会員制を謳った姿勢に少し変化があった様です
 そんなタイミングに電話を入れた小生がラッキーだったのでしょうか?
 紹介もなしに小生の予約を受けて貰えたのは何かの間違えだと思っていたと女将さんに伝えると笑われましたwww


鮨ひと筋46年の大将の料理

 お嫌いなもの、苦手のもの?と聞かれたので海老、烏賊、蟹、蛸がNGで在る事を告げて
 ソムリエールのお嬢さんのセレクトのシャンパーニュで乾杯して食事がスタート!

 酒の肴の波状攻撃
  ■酒粕のバターソテー
   酒粕をバターでソテーするって発想は小生の頭の中には在りません
   シンプルな砂糖と醤油の味わいは酒の肴にピッタリ
   自宅で真似できそうです(笑)

  ■白魚の熊笹蒸し焼き
   白魚を熊笹で蒸し焼きにしたもの
   多田さんでも熊笹使った料理って在るのでこれは平野流なのでしょうか?
   笹の青々した香りと白魚の磯の香りが食欲をそそります!

  ■造り カワハギ肝巻き
   カワハギと肝の組合せって酒がすすみます
  ■造り ひらめ 
   熟成した旨みとこりこりの食感が堪りません
  ■造り 中とろ
   インド鮪の血合いの真横の肌理の細かい部分です
   大将はインド鮪の脂のノリの質が気に入っているとの事

   インド鮪は脂の甘み、旨味がずば抜けていますが、色変わりが早く取り扱いが難しい為に
   敬遠される事も珍しくなく、 本マグロを使うお店が多いんだそうです
   高級店で鮪と云えば大間戸井がの本鮪だと思い込んでいた小生は目から鱗でした(汗)

  ■小柱の醤油風味  
   松葉蟹の解し身筋子のせ、蟹身かに味噌のせの代替料理です

  ■鮟肝ポン酢
   濃厚でしっとりとした肝と優しい酸味の自家製ぽん酢の相性が抜群です!

  ■
   小鯨のベーコン、さえずり、さらしの三品
   当たり前ですが、普段食べ慣れてる縁が赤いベーコンとは全くの別物
   この手の本格ベーコンの中でも今まで食べた中では間違いなくトップクラスの美味しさ
   さえずりは初めて食べましたがとろとろの食感で今までに食べた事がない一品
   さらしも普段たべ馴れたものとは別物ですね
   自家製の酢味噌が大変美味しい・・・
   このひと皿だけでも相当量の酒が呑めそう(汗)

  ■煮蛸と煮鮑
   蛸NGって伝えたのに(汗) ←女将さんから弟子くんにイエローカード1枚www
   造りのこりッとした食感も好きですが煮るとこんなに柔らかくなるから不思議です
   肉厚な鮑は食べ応えが素晴らしいです

  ■〆鯖
   1時間程度しか酢に漬けてないのでかなり軽めの〆具合
   旨い!

  ■雲丹烏賊
   烏賊もNGって云ったのに・・・ ←女将さんから2枚めのイエローカード
   北海道産の馬糞雲丹は濃密な味わい

  ■数の子味噌漬け
   正月に食べる出汁で味付ける一品とは違った味わいです
   数の子自身の濃厚さが増します

 此処から寿司が始まります
  ■さより
   ひかりものの中でもさっぱりとした味わい

  ■こはだ
   寿司ネタの中でもかなり上位に好きなもの!
   単に〆て在るだけではなく、深みが在ります
   
   仕込みは塩、酢、昆布の三段〆
   下からは粗塩、上からは粒子の細かい塩を振ります
   酢洗いをして米酢に30分漬け、ザルに上げ3時間寝かせます
   更に昆布で挟み1日おいてやっと仕込み完了
   手間が掛かってますね!

  ■あじ
   生姜と醤油で戴きます
   好きなひかりのも三連発は嬉しいですね

  ■大とろ
   お造りと同じくインド鮪です
   此方では、包丁技の違いで2通りの大とろを愉しむ事ができます!

   スジ抜き 
     スジとスジとの間の身を切り取ります
     スジの食感が全く無いので正に口の中で解ける食感です
   スジ切り
     スジに対して45度の角度で包丁入れてスジを切ります
     スジ抜きとは対照的に解けながらもシャキッとする独特な食感です

    どちらも素材自体は、鮪本来の旨味と脂身の甘さが絶妙に絡んで感動的に旨いんです
    本日のメインディッシュって感じでした!

  ■焼き穴子
   口の中でアッと云う間に溶けてしまいそうなとろとろに仕上がった平野流の熊笹蒸し焼きの穴子
   お弟子さんお店で同じ様に必ず登場します(笑)

   煮た時の反り返り方が違うので腹は皮を上に、尾は身を上に握ります
   穴子は店で捌き、日本酒をたっぷり 加えた煮汁で40分煮た後に
   煮穴子を熊笹にのせて蒸し焼きにします
   この日は、ヅメと塩で戴きました!

  ■干瓢巻
   関西では珍しいですよね
   此方ではカウンターだけでしか提供していないとの事
   パリッとした香りの良い海苔に旨みの浸みた干瓢が美味しい一品
   
  ■煮蛤
   言葉に出来ません
 
  ■ねぎとろ巻
   中とろがまともに入った贅沢すぎる巻きです
   旨くない訳が無い!

  ■
   デザート代わりに(笑)
   白身魚すり身と山芋に奈良吉野産卵を少しずつ合せて
 2時間じっくり焼き上げた一品!

  シャンパーニュ
  Pierre Gimonnet & Fils BRUT PREMIER CRU GASTRONOME BLANC DE BLANCS 2004
  日本酒
  4種類ほど呑みましたが銘柄は失念です(汗)


最後に

 大阪で超が付く老舗の高級寿司店
 TV番組で頂点へ登り詰めるまでのストーリーを知っていたので、大将と女将さんが身近に感じました
 お二人とも気さくな方で、H氏が包丁について質問すると新旧色々な包丁を取り出して触らせてくれました
 それと多田さんに出入りしている事を伝えると多田さんの結婚式の写真等を見せてくれました(笑)
 話している中で知ったのですが、多田さんは女将さんの甥っ子なんだそうです
 単なる一番弟子では無かったんですね
 
 胃袋も気持ちも十二分に満たされ大満足!
 でもこの機会が終わってしまう事が妙に勿体無く感じてしまいました
 このクラスのお店の味の差って殆ど感じる事が出来ず甲乙付けるのは小生の舌では困難ですが
 流石に此方はトータルの満足度は高いと思います
 それは長年培ったものと大将と女将さんの人柄では無いでしょうか??

 もう一見では無いので次回からは堂々と予約できるので再訪したいと思います
 有難う御座いました!

  • Ruffin & Fils Cuvee de Reserve Brut(仏)
  • 造り インド鮪 スジ切りの赤身と中とろ
  • 握り さより

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4位

京松蘭 本店 (京橋、大阪ビジネスパーク、大阪城北詰 / 焼肉、ホルモン)

1回

  • 夜の点数: 4.4

    • [ 料理・味 4.2
    • | サービス 4.5
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 5.0
    • | 酒・ドリンク 4.2 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥6,000~¥7,999 -

2016/01訪問 2017/08/03

呑んだ暮れ日記 大阪京橋 京松蘭編 ~肉まみれの夜~

さぁ年明け一発めは京橋へ出撃です!

大阪で勤務の際は、行き帰りに京橋を通過していますが

呑み歩く機会も減ったので、半年ぶりに途中下車しました(笑)

この日の河岸は、呑んだ暮れ仲間のEちゃんが手配してくれた超人気の焼肉店

京松蘭

 兎に角、安くて旨い
 色々な産地や部位の肉が登場する肉のテーマパーク
 勿体ないけど食べ切れない
 レディースコースは男でも、お腹がぱんちくりん
 店を出た後は、暫く肉を観たくない
 
 等々の評判をよく耳にする人気のお店です


有名芸能人お断り

 店の入口に表示されてますが真偽のほどは???
 
 お店は、JR、京阪京橋駅より京阪電車の高架の南側の道路を西へ進みます
 道路が二本に分かれてから次の交差点に在る赤い柱のビルの4階
 同じビルの2階と3階には焼鳥の『播鳥 京橋店』が在ります

 店内はシンプル造り
 4名掛け、6名掛け、12名掛け等の席が在り総席数は60席
 満席近い店内へ入っても煙が気にならない程に換気が行き届いています
 平日でも2~3回転は間違いなく、肉が品切れで致し方なく閉店する事も在る様です
 
 元々は、生野区小路の超人気店『松蘭本店』の2号店として
 現在の場所より国道1号線に近い場所に店舗が在りましたが、現在は独立し経営は別々
 その際に『京松蘭』の店名に変わった様です
 同じ京橋には肉懐石料理の『京松蘭 はなれ』も在ります


お品書きはコースのみ

 焼肉店でコースのみって云うのは神戸市兵庫区の『ポッサムチプ』以外に経験なし
 しかも2種類しかないなんて・・・

京松蘭コース】 6000円~6500円
 ■キムチ
 ■キャベツ
 ■一品
 ■塩焼き3種
 ■タレ焼き6種
 ■ホルモン5種

レディースコース】 4800円~5500円
 ■キムチ
 ■キャベツ
 ■一品
 ■塩焼き3種
 ■タレ焼き3種
 ■ホルモン3種

  ※レディースコースは男性も可
  ※ライス、スープはご要望によりサービスにてお付けいたします(おかわり自由)
  ※ウーロン茶は無料サービス

追加メニュー
  「希少部位各種」 各1600円
   ■ヒレ
   ■サーロイン
   ■ロース芯
   ■ミスジ
   ■リブロースのマキ
   ■ハネシタ
   ■三角バラ
   ■上ハラミ

  「ホルモン」
   ■タン先 800円
   ■上ミノ 800円
   ■テッチャン 700円
   ■アカセン 700円
   ■ココロ 500円
   ■ツラミ 700円

  「キムチ、野菜」
   ■キムチ単品 350円
   ■キムチ盛 750円
   ■もやしナムル 350円
   ■チシャ 350円
   ■キャベツ 200円

   ※その他本日のおすすめあります
    ヒウチ、カイノミ、サガリ、ラムシン、イチボ、フランク、ヘッド、マルシン


レディースを註文するのは抵抗が在りますが・・・

 50歳を超えたオヤジがレディースってネ(汗)
 でもそれで十分だと、お店側も手配してくれたEちゃんも云うので・・・

 ■キャベツ
  途中、箸休めになります

 ■豆もやしナムル
  大好物なんですよね
  これが在れば、他のナムルは無くても大丈夫!

 ■キムチ三種
  白菜、胡瓜、大根の三種類
  美味しいです
  酒を呑み始めてばかりなのに、白飯欲しくなりますw

 ■マルシン ロースト
  焼肉店だと思ってたら、最初にローストビーフ
  しかも部位はマルシン(汗) 
  牛モモの一部で、柔らかい赤身と程よい脂
  肉刺し、ユッケに最適の希少部位

 ■上ハラミ  肉刺し
  お久しぶりです!
  牛の肉刺し食べるのいつ以来でしょうか??
  やっぱ旨いですね

 ■ロース 塩焼き
  熊本県産雌の未出産牛
  口の中に入れると甘さと美味さと柔らかさが加速度的に広がります

 ■サーロイン 塩焼き
  北海道産
  塩焼き良いなぁ
  タレの味で肉の味が判らなくならない
  ロースに比べると口の中で存在感在り

 ■上タン
  北海道産
  あレレ・・・
  タンなのに噛み応えが無いぞ
  こんなに柔らかいタンは滅多にお目に掛れない
  タンを食べてる実感が薄いです(汗)

 ■焼野菜
  ・種子島産安納芋
  ・宮崎産イエローズッキーニ
  ・ベルギー産リーキ葱
   リーキは英語名で、ベルギー名はポアロー、日本名はポロ葱
   空洞が無く甘みの在る身が詰まった葱
   ビシソワーズを作る時に使う葱です
   甘みと香りが強いです

 ■ヒレ タレ焼
  沖縄県産
  沖縄県産の牛肉を食べる機会って滅多にない様な気がしませんか?
  普段ヒレって食べませんが、美味しいですね

 ■ミスジ タレ焼
  栃木県産
  肩甲骨の下あたりの肉で、素晴らしい霜降りに肉の甘み
  1頭で2kgぐらいしか取れないそうです
  すき焼き風に生卵の黄身を絡めて食べます
  呑んでる最中なのに、再び白飯が欲しくなる味わい

 ■リブロース タレ焼
  熊本県産 
  最も厚みのあるロース部分で霜降りになりやすい部位
  きめが細かく肉質も良い
  肉そのものを味わう料理に最適
  肉本来の味わいが深く、食べた感が非常に強くアピールしています

 ■イチボ 塩焼き
  熊本県産 
  お尻の先の部分の赤身肉
  やわらかい赤身肉で、味に深みがある部位です
  赤身なのに、適度な刺し入っています

 ■ハラミ 塩焼き
  鹿児島県産 
  横隔膜の筋肉の部位
  分類は内臓系だが赤身肉に近い食感

 ■ハツ 塩焼き
  牛の心臓です 
  生食OKの鮮度なので軽く炙って戴きます
  身の中に脂が少ない割にはうま味も多く、コリコリした食感
  柔らかく脂肪も豊富で濃厚な味わい

 ■上ミノ
  第一胃です
  肉厚で純白に近い白色です
  かなり歯ごたえがあるので包丁で切り込みが入っています
  普段食べてるミノとは別物んも様な歯応え

 ■シマチョウ
  牛の大腸部分
  ホルモンの王道の一品
  脂部分が多いですが赤身の脂とは違いあっさりしています
  朝鮮語で大腸のことをテッチャンと呼ぶのでそのまま呼ぶことも在ります

 ■並ロース タレと塩
  誰かが追加した様ですが、お腹がぱんちくりんだったので
  食べていません
  今考えると勿体ない事をしましたw

  途中で、皆が白飯とスープを美味しそうに食べていたので、ツラれて註文w
  ご飯の上にホルモンをのせて即席ホルモン丼にして食べました
  スープは何とも云えない美味しさで、おかわりしたかったのですが、体が受付けて暮れませんでした(汗)

  麦焼酎
  佐藤 佐藤酒造(鹿児島)

  赤ワイン
  Girard Petite Sirah Napa Valley 2013(米)
  Joel Gott Wines Cabernet Sauvignon 815 California 2013(米)


最後に

 このコースの何処がレディースなのでしょうか??
 途中から修験者の荒行でも体験している様な満腹感と戦いでしたw

 普通は〆に冷麺、クッパ、ビビンバ等のどれを註文しようか考えるのですが
 その必要は全く在りません
 大半の方は、肉だけで十分過ぎて、麺だ米だと頭が廻らない程に満腹だと思います
 メニューには端から無いのが食べ終えてから理解できました

 一体何種類の部位を食べたんでしょう?
 明らかにメニューに書いてる品数以上は食べてるでしょうね
 焼肉と云うよりは肉料理のコースの様なメニュー仕立て
 これなら、余り焼肉が得意では無い小生でも頑張って食べたいと思えます
 
 肉を食べる機会が在れば是非とも再訪してみたいと思います
 ご馳走様でした!
 誰も二軒め行こうって口にしませんでした(笑)

  • Girard Petite Sirah Napa Valley 2013(米)
  • ロース(熊本県産雌牛) 炙り
  • イチボ(熊本県産)とハラミ(鹿児島県産) 炙り

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5位

熊の焼鳥106 (天神橋筋六丁目、天満、扇町 / 焼き鳥)

3回

  • 夜の点数: 4.2

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.0
    • | CP 4.0
    • | 酒・ドリンク 4.3 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥6,000~¥7,999 -

2017/11訪問 2017/12/01

呑んだ暮れ日記 大阪天六 熊の焼鳥編 ~持ち込みでワイン会~

人気の焼鳥店は路地裏の隠れ家

 お店は大阪の呑んだ暮れで賑わう天満界隈の北の外れ
 天神橋筋6丁目の飲食店街「レンガ通り」に在ります
 『マッシュアップ』や『群青』の人気店と同じ路地
 会員制って云っても敷居が高い風では無く、しかも焼鳥店っぽくなくて、看板も掲げていない
 カジュアルでシンプルな佇まいなんです
 唯一の店の主張は庇の上に鎮座する炭を背負って、焼鳥を咥えたの木彫り風の赤い熊の置物
 これを目標に店を見付けて下さいね
 
 ドアにはロックが掛かっていて、会員カードをかざすか、暗証番号を入力しないと
 ロックが解除されませんのでご注意下さい

 店内はやや照明を落としていて、焼鳥店と云うよりはダイニングバーって雰囲気 
 焼場、調理場を囲む逆L字のカンター12席と奥に6名掛けのテーブル席の計18席
 会員制で在りながら、この18席を確保するためにし烈な椅子取りゲームが展開されます

 小生は会員制への移行期間中に会員になったのですが、現在は会員の紹介が無いと
 会員にはなれない様です 
 ただし、非会員の方でも16:00~と20:30~の予約は受けて貰えますが
 連日満席で多分予約可能なの数か月先でしょうか?
 7月1日より、会員制導入に続いてまたまた他店では例を見ない新システムが導入
 ↑の非会員予約可能な時間帯の席をチケットぴあで購入する事ができる様になりました!
 1席3000円ですが、その3000円は当日の飲食代へ全額キャッシュバックされるんです
 アイデアマンの店主は面白い事考えるものです(笑)

 圧巻の「鶏刺し25種盛り」は1日限定2組
  木箱に散りばめられた宝石の様なんです
  摩訶不思議なネーミングやどの部位か全く想像もつかないものまで・・・
  解説片手にいい歳した大人達が子供の様に目を輝かせてわいわいガヤガヤ

 〆のお勧めは「熊のたまごかけご飯」
  熊流TKGは着眼点が違うんです
  毎朝、丁寧に解体する朝〆の鶏から、卵に成長する前の金柑とか
  ちょうちんって呼ばれている黄身を二つ生でのせたTKGなんです
  店のキャラクターの熊ちゃんの切り抜きの海苔が添えられているのは
  店主の茶目っ気以外の何者でも在りませんが・・・
  表皮の膜の弾力がハンパでは無く、箸で軽く突いた程度では破れません
  焼とりを串から外す際に使用した器具の先の鋭利な部分で膜を破ると
  濃厚でドロドロの黄身が流れ出しますが流れ出します
  ご飯にしっかりと混ぜ合わせて食べると激アツな旨さ!
  明らかに塩分は足りない状態なのですが、濃厚な黄身の味わいで十分食べ進む事ができます

  話題先行だけでは無く、実力も供なわった焼鳥の良店です
定期的に通っているお気に入りの焼鳥店です

関西初の会員制焼鳥店として話題となり

日本初の店の予約を「チケットぴあ」で販売する等

TVや雑誌への露出も多く、人気の焼鳥店として大阪では話題のお店です

各自1本ずつワインを持ち込んだワイン会と非会員の仲間からのリクエストでお邪魔したダイジェスト版です


基本はコース料理です

基本コース
 ■おまかせ10串 2500円
  サラダ、雲丹ムネ付
限定コース】   
 ■おまかせ13串 3000円
  サラダ、雲丹ムネ付
   ※早い者勝ち! 1日6人限定
 ■おまかせ16串 3500円
  サラダ、雲丹ムネ付
   ※予約限定!前日まで
 ■熊の焼鳥スペシャルコース 11000円(1人5500円)
  雲丹ムネ、鶏刺し25種盛り、串10種、ちょこっとサラダ、熊のたまごかけご飯
   ※予約限定(現在約1ヵ月待ち)1日1組(2人)    
 
 ※追加の串があればスタッフにお尋ね下さい

熊のぼったくりメニュー
 ■熊のローキック 480円
 ■耕平の愛想笑い 4円
 ■大輔のオチのない話 100円
 ■風生(かずさ)の二流の太鼓持ち 1000円
 ■ヤスの恋愛講座 1分100円

鶏刺し
 ■鶏刺し5種盛り 980円
 ■脂ぎも 600円
 ■ささみ 600円
 ■要予約 鶏刺し12種盛り 2500円
 ■1日2つ予約限定 鶏刺し25種盛り 5000円
  ※現在約1ヵ月待ち

一品】 各380円
 ■厚揚げ 
 ■雲丹ムネ
 ■もも皮ゆびき 生七味ぽん酢
 
一品上】 各480円
 ■クリームチーズの味噌漬け
 ■えぇトマト
 ■白菜明太子
 ■えぇつけもの2種盛り ■スモークチーズ

ご飯もの】 
 ■うにスープ茶漬け 480円
 ■まかない丼(最強ポン酢使用) 480円
 ■2合で30本の手羽先の先出汁で炊いた 鳥めし 480円
 ■熊のたまごかけご飯 
  ・ノーマル 480円  
  ・遠スペ 1500円
  ・平スペ 1500円
  ・日本一高いたまごかけご飯 5000円


鶏刺し盛りは外せない

 大人数での利用が殆どなので、席と同時に「鶏刺し盛り」も必ず予約します
 「12種盛り」でも十分満足度は高いのですが、1日2組限定の「25種盛り」
 他所では見馴れない、聞き馴れない部位ばかりで、話題性や物珍しさが加味されて
 皆でワイワイ盛上る事間違いなしなんです(笑)
 
 通常は、鶏刺し盛りに「基本コースのおまかせ10串」を合わせて予約をして
 当日、〆のご飯ものを追加するスタイルです

 ■鶏刺し12種盛り
  25種盛りから比べると、かなりコンパクトな感じもしますが
  25種盛り同様に全てを食べる事は出来ないので
  12種盛りでも十分満足度は高いと思います

  左上から横へ  
   ◎一段目
    心臓、つくね、脂肝
   ◎二段目
    ハツモト、つくね、脂肝
   ◎三段目
    ずりとろ、スネ、ひざ軟骨、ムネ
   ◎四段目
    ずりのえんがわ、おしりえんがわ、ずり、ささみ

 ■1日2つ予約限定 鶏刺し25種盛り 
  標本箱の様な木箱に収まった25種類の鶏刺し
  何度見ても、見馴れている筈なのに、その都度ワクワクさせられます
  多分これを見て心が動じな人って殆ど居ないと思うんです
  12種盛りも同じですが、朝〆の鶏肉を丸のまま仕入れて
  早朝から自ら解体するからこそ、こんな面白い刺盛りが提供できるんです
  だからこそ、要予約だったり限定品なんですね

  左上から横へ  
   ◎一段目
    心臓、つくね、手羽先、かんむり、脂肝
   ◎二段目
    ハツモト、ずり、手羽のえんがわ、せせり、背肝
   ◎三段目
    ずりとろ、ずりえんがわ、手羽元、肩、白子、ムネ
   ◎四段目
    ソリレス、内もも、スネ、背中、ひざ軟骨
   ◎五段目
    うらもも、はらみ、腰、ささみ   
   ◎六段目
    おしりえんがわ、はらみ、腰の皮(上)、腰の脂(下)

   25種類の中で、食べた事が在る、知っている部位ってどれくらい在るでしょうか?
   解説片手にいい歳した大人達が子供の様に目を輝かせてわいわいガヤガヤ
   特に女性にインパクトが大きいのは、形状が余りにもそのまんまな
   「かんむり」と意味深な「白子」でしょうか?
   物珍しさ、テイスト、ビジュアル全てで愉しめるアイデア料理です

 ■おまかせ10串 
  これがこのお店の基本の焼鳥コースです
  焼鳥10種類に、雲丹ムネ、サラダ、箸休めの柴漬けと大根おろしが付きます
  焼鳥10本って考えると、やや足りないかなぁって方もいるとは思いますが
  鶏刺し盛りを食べて、〆のご飯を考えたら十分なボリュームです
  足りなければ追加も可能ですから・・・

  ・雲丹ムネ
  ・焼物 ももねぎ
  ・箸休め 柴漬けと大根おろし 
  ・焼物 まるはつ
  ・焼物 ひざなんこつ
  ・焼物 つくね
  ・箸休め サラダ
  ・焼物 梅やげん
  ・焼物 とろ皮
  ・焼物 ハラミ
  ・焼物 はつもと
  ・焼物 金針菜 
  ・焼物 手羽先 

  はつもとの代わりにきもが登場しましたが、これもぷりぷりで美味しんです
  たまに違った素材が提供されるのも嬉しいですね
  
  焼物を口元へ運ぶと備長炭の炭香が鼻を抜けて行くんです
  先ずはその香りでうっとり、そして食欲を掻き立てられます
  ジューシーなもの、歯ごたえのあるもの、ふんわりとしたもの、味に特徴があるもの
  計算された緩急の在る10種が飽きさせる事無く続きます
  焼鳥って炭火で一気にってイメージが有りますが
  敢えて低温でじっくり、煙でいぶす様に焼き上げるのが熊流の拘り

 ■ご飯もの うにスープ茶漬け
  一見、至って普通の海苔茶漬けに見えない事も無いのですが
  しっかりと鶏の味わいを感じるスープに練り雲丹が隠し味で加えて在るんです
  呑んで食べての〆としては卵かけご飯よりもマッチしている様な気もするのですが
  他所には無いインパクト大の卵かけご飯にどうしても軍配が挙がる気がしちゃいますw

 ■ご飯もの 熊のたまごかけご飯
  鶏刺し25種と同じくらいインパクトの在る一品です
  卵に成長する前の金柑とかちょうちんって呼ばれている黄身を
  二つ生でのせたTKGなんです ハーフサイズはひとつです
  店のキャラクターの熊ちゃんの切り抜きの海苔が添えられているのは
  店主の茶目っ気以外の何者でも在りませんが・・・

  表皮の膜の弾力がハンパでは無く、箸で軽く突いた程度では破れません
  焼とりを串から外す際に使用した器具の先の鋭利な部分で膜を破ると
  濃厚でドロドロの黄身が流れ出しますが流れ出します
  ご飯にしっかりと混ぜ合わせて食べると激アツな旨さ!
  明らかに塩分は足りない状態なのですが、濃厚な黄身の味わいで十分食べ進む事ができます
  これも外せない一品です

スパークリングワイン
Egly Ourier Les Vignes de Vrigny 1er Cru(仏)
MOET&CHANDON ROSE IMPERIAL(仏)
Ferrari Brut(伊)
Donelli Lambrusco Reggiano Rosso(伊)

ワイン
Jaffelin Chablis(仏)
Andreas Tscheppe Hirschkafer(墺)
Si Rose Christian Binner(仏)
Fixin 1er Cru Les Arvelets Domaine Denis Berthaut(仏)

日本酒
美丈夫 純米大吟醸 舞 浜川 浜川商店(高知) 
DATE SEVEN 2017 生酛~EpisodeⅢ~ 宮城の7蔵(宮城)
楯野川 純米大吟醸 限定流通品  楯の川酒造(山形)


最後に

 とにかく人気店なんです
 会員でも不自由さを感じてしまいます
 勿論、料理が美味しい事と、ワイン等を持ち込みし易いって使い勝手の良さも在りますが
 店主以下、スタッフの皆さんの対応が素晴らしんです
 満席状態が1日に3回転する忙しさなのですが、気配り、目配りが素晴らしいんです
 だから中々思う様に予約が取れなくても、通ってしまうんですよね
 次回は12月に予約をしようと店長の耕平くんに相談していたのですが
 提案してもらった日程と同行者の予定が合わずにお流れに・・・
 また日程調整して相談しますので宜しくです!

 ご馳走様でした!
「会員番号2〇〇番 TINTIN@呑んだ暮れです」

関西初の会員制 焼鳥店『熊の焼鳥』の会員なんです

会員ではない呑んだ暮れ仲間達のリクエストで訪れた最近2回のダイジェスト版です

いつも大人数でお邪魔するので、店内唯一のテーブル席の予約をゲットするのは中々困難なんです


人気の焼鳥店は路地裏の隠れ家

 お店は大阪の呑んだ暮れで賑わう天満界隈の北の外れ
 天神橋筋6丁目の飲食店街「レンガ通り」に在ります
 『マッシュアップ』や『群青』の人気店と同じ路地
 会員制って云っても敷居が高い風では無く、しかも焼鳥店っぽくなくて、看板も掲げていない
 カジュアルでシンプルな佇まいなんです
 唯一の店の主張は庇の上に鎮座する炭を背負って、焼鳥を咥えたの木彫り風の赤い熊の置物
 これを目標に店を見付けて下さいね
 
 ドアにはロックが掛かっていて、会員カードをかざすか、暗証番号を入力しないと
 ロックが解除されませんのでご注意下さい

 店内はやや照明を落としていて、焼鳥店と云うよりはダイニングバーって雰囲気 
 焼場、調理場を囲む逆L字のカンター12席と奥に6名掛けのテーブル席の計18席
 会員制で在りながら、この18席を確保するためにし烈な椅子取りゲームが展開されます

 小生は会員制への移行期間中に会員になったのですが、現在は会員の紹介が無いと
 会員にはなれない様です 
 ただし、非会員の方でも16:00~と21:30~の予約は受けて貰えます
 平日の16:00~の予約は連日満席です
 7月1日より、会員制導入に続いてまたまた他店では例を見ない新システムが導入
 ↑の非会員予約可能な時間帯の席をチケットぴあで購入する事ができる様になりました!
 1席3000円ですが、その3000円は当日の飲食代へ全額キャッシュバックされるんです
 アイデアマンの店主は面白い事考えるものです(笑)


基本はコース料理です

基本コース
 ■おまかせ10串 2500円
  サラダ、雲丹ムネ付
限定コース】   
 ■おまかせ13串 3000円
  サラダ、雲丹ムネ付
   ※早い者勝ち! 1日6人限定
 ■おまかせ16串 3500円
  サラダ、雲丹ムネ付
   ※予約限定!前日まで
 ■熊の焼鳥スペシャルコース 11000円(1人5500円)
  雲丹ムネ、鶏刺し25種盛り、串10種、ちょこっとサラダ、熊のたまごかけご飯
   ※予約限定(現在約1ヵ月待ち)1日1組(2人)    
 
 ※追加の串があればスタッフにお尋ね下さい

熊のぼったくりメニュー
 ■熊のローキック 480円
 ■耕平の愛想笑い 4円
 ■大輔のオチのない話 100円
 ■風生(かずさ)の二流の太鼓持ち 1000円
 ■ヤスの恋愛講座 1分100円

鶏刺し
 ■鶏刺し5種盛り 980円
 ■脂ぎも 600円
 ■ささみ 600円
 ■要予約 鶏刺し12種盛り 2500円
 ■1日2つ予約限定 鶏刺し25種盛り 5000円
  ※現在約1ヵ月待ち

一品】 各380円
 ■厚揚げ 
 ■雲丹ムネ
 ■もも皮ゆびき 生七味ぽん酢
 
一品上】 各480円
 ■クリームチーズの味噌漬け
 ■えぇトマト
 ■白菜明太子
 ■えぇつけもの2種盛り
 ■スモークチーズ

ご飯もの】 
 ■うにスープ茶漬け 480円
 ■まかない丼(最強ポン酢使用) 480円
 ■2合で30本の手羽先の先出汁で炊いた 鳥めし 480円
 ■熊のたまごかけご飯 
  ・ノーマル 480円  
  ・遠スペ 1500円
  ・平スペ 1500円
  ・日本一高いたまごかけご飯 5000円


「鶏刺し25種盛り」は外せません

 グループでの利用の際は「鶏刺し25種盛り」は外せません
 皆でワイワイ、盛上る事間違いなし!
 特に初めての方には物珍しい部位ばかり・・・
 基本コースのおまかせ10串と〆の名物の熊のたまごかけご飯と合わせて予約します

 ■1日2つ予約限定 鶏刺し25種盛り 
  標本箱の様な木箱に収まった25種類の鶏刺し
  これを見て全く心が動じない方っているのでしょうか??
  朝〆の鶏肉を丸のまま仕入れて、早朝から自ら解体するからこそ
  こんな面白い刺盛りが提供できるんです
  だからこそ限定品!

 左上から横へ  
  ◎一段目
   心臓、つくね、手羽先、かんむり、脂肝
  ◎二段目
   ハツモト、ずり、手羽のえんがわ、せせり、背肝
  ◎三段目
   ずりとろ、ずりえんがわ、手羽元、肩、白子、ムネ
  ◎四段目
   ソリレス、内もも、スネ、背中、ひざ軟骨
  ◎五段目
   うらもも、はらみ、腰、ささみ 
  ◎六段目
   おしりえんがわ、はらみ、腰の皮(上)、腰の脂(下)

  摩訶不思議なネーミングやどの部位か全く想像もつかないものまで・・・
  解説片手にいい歳した大人達が子供の様に目を輝かせてわいわいガヤガヤ
  この中で特にお気に入りなのは、の形状が余りにもそのまんまな
  鶏冠の刺身のかんむりw
  物珍しさ、テイスト、ビジュアル全てで愉しめるアイデア料理です

 ■おまかせ10串 
  これがこのお店の基本の焼鳥コースです
  10串で足りるの?って思うのですが、毎回、満足、満腹って感じなんです

  ・雲丹ムネ
  ・焼物 ももねぎ
  ・箸休め 柴漬けと大根おろし 
  ・焼物 まるはつ
  ・焼物 ひざなんこつ
  ・焼物 つくね
  ・箸休め サラダ
  ・焼物 梅やげん
  ・焼物 とろ皮
  ・焼物 ハラミ
  ・焼物 はつもと
  ・焼物 金針菜 
  ・焼物 手羽先 

  焼物を口元へ運ぶと備長炭の炭香が鼻腔をくすぐり食欲を掻き立てます
  ジューシーなもの、歯ごたえのあるもの、ふんわりとしたもの、味に特徴があるもの
  計算された緩急の在る10種が飽きさせる事無く続きます
  焼鳥って炭火で一気にってイメージが有りますが
  敢えて低温でじっくり、煙でいぶす様に焼き上げるのが熊流の拘り
  毎度同じ様なネタのラインナップですが、飽きる事が無いのが不思議です 

 ■ご飯もの 熊のたまごかけご飯
  これも外せない一品です
  昨今、どんなジャンルでもTKGを良く見掛ます
  高価なブランド卵やTKGを想定した特注の醤油等々
  こだわりのTKGは珍しく在りません
  でも熊流は着眼点が違うんです
  毎朝、丁寧に解体する朝〆の鶏から、卵に成長する前の金柑とか
  ちょうちんって呼ばれている黄身を二つ生でのせたTKGなんです
  店のキャラクターの熊ちゃんの切り抜きの海苔が添えられているのは
  店主の茶目っ気以外の何者でも在りませんが・・・

  表皮の膜の弾力がハンパでは無く、箸で軽く突いた程度では破れません
  焼とりを串から外す際に使用した器具の先の鋭利な部分で膜を破ると
  濃厚でドロドロの黄身が流れ出しますが流れ出します
  ご飯にしっかりと混ぜ合わせて食べると激アツな旨さ!
  明らかに塩分は足りない状態なのですが、濃厚な黄身の味わいで十分食べ進む事ができます
  これも必食の一品です!


 スパークリングワイン
 FERRAI ROSE(伊)
 VALDO ORIGINE Vino Spumante Brut(伊)
 
 白ワイン
 Kendall- Jackson VINTNER`S RESERVE CHARDONNAY 2014(米)

 日本酒
 日高見 超辛口 純米酒 平孝酒造(宮城)
 上を向いて歩こう 純米吟醸 火入 上溝酒造(福岡)
 鶴齢 純米酒 山田錦65% 無濾過生原酒 H28BY 青木酒造(新潟)
 天吹 うるとらDRY 旬の辛口 天吹酒造(佐賀)
 玉乃光 94(串) 純米吟醸 玉乃光酒造(京都)


最後に

 名古屋コーチン、比内鶏、薩摩地鶏等のブランド地鶏を使って美味しい店
 そんな店も珍しく在りません
 でも此方では、鳥取県産のブロイラーを使用しているんです
 ブランド地鶏を使用しなくても、焼き方、塩を振るタイミング、煙の当て方
 炭の温度等々、やり方ひとつで美味しい焼鳥に仕上げる事ができる
 そんな事を実践しているお店なんです

 今回2度共に初めての方が大半でしたが、満足戴けた様で会員冥利に尽きます(笑)
 毎回満足させてくれる店主、スタッフの皆さんには頭が下がります
 ご馳走様でした!
 また、頑張って予約しますネ
 
『画像とおしながき更新』

4月から関西で初めての会員制の焼鳥店とリニューアルオープンした『熊の焼鳥

前回お邪魔した際に会員になる為の手続きを済ませていたので、自宅に会員カードが届きました

気心が知れた呑んだ暮れ仲間と月例の呑み会の5月のお題目として予約してあったので

この日会員制にリニューアルされてから初めてお邪魔しました!

入口は以前に比べるとよりシンプルとなり、益々焼鳥屋とは程遠い佇まい

ドアの左手のカードリーダーに会員カードを翳すとロックが解除されます

店内は大きく変わって無い様にも見せますが

予告通りに奥の小上りがテーブル席に変わっていました

この日の我々の席はこのテーブル席です

カウンター席メインで大人数での利用にあまり向いていないお店ですが

唯一このテーブル席は8名位まで対応可能なグループ向けの席です


おしながきも一部リニューアル

基本コース
 ■おまかせ10串 2500円
  サラダ、雲丹ムネ付
限定コース】   
 ■おまかせ13串 3000円
  サラダ、雲丹ムネ付
   ※早い者勝ち! 1日6人限定
 ■おまかせ16串 3500円
  サラダ、雲丹ムネ付
   ※予約限定!前日まで
 ■熊の焼鳥スペシャルコース 10000円
  雲丹ムネ、鶏刺し25種盛り、串10種、ちょこっとサラダ、熊のたまごかけご飯
   ※予約限定(現在約1ヵ月待ち)1日1組(2人)
   
 ※追加の串があればスタッフにお尋ね下さい

鶏刺し
 ■鶏刺し5種盛り 980円
 ■脂ぎも 500円
 ■ささみ 500円
 ■要予約 鶏刺し12種盛り 2500円
 ■1日1組予約限定 鶏刺し25種盛り 5000円

一品】 各380円
 ■厚揚げ
 ■雲丹ムネ
 ■もも皮ゆびき 生七味ぽん酢
 ■耕平の愛想笑い 0円

一品上】 各480円
 ■クリームチーズの味噌漬け
 ■えぇトマト
 ■白菜明太子
 ■えぇつけもの2種盛り
 ■スモークチーズ
 ■熊のローキック

ご飯もの】 
 ■焼鳥屋のねぎとろ 480円
 ■うにスープ茶漬け 480円
 ■まかない丼(最強ポン酢使用) 480円
 ■2合で30本の手羽先の先出汁で炊いた 鳥めし 480円
 ■熊のたまごかけご飯 
  ・ノーマル 480円
  ・遠スペ 1500円
  ・平スペ 1500円


今回は25種類の鶏刺しが目玉

 今回の愉しみは何と云っても1日1組予約限定の鶏刺し25種盛り
 前回の12種盛りでも感動ものだったのだから
 この日は一気に倍増って事でしょうね
 焼物は基本コースのおまかせ10串、〆も名物の熊のたまごかけご飯を予約済み

1日1組予約限定 鶏刺し25種盛り
  圧巻のビジュアルです
  木箱に整然と並べられた鶏刺し25種類
  これだけの種類もの鶏刺しが存在する事が想像もできませんでした
  毎朝手作業で鶏を解体しながらこれだけ多種の鶏刺しを作り出すのって
  気が遠くなる様な作業なんでしょうね

  左上から横へ  
  ◎一段目
   心臓、つくね、手羽先、鶏冠、脂肝
  ◎二段目
   ハツ元、ずり、手羽縁側、首肉、背肝
  ◎三段目
   ずりとろ、ずり縁側、手羽元、肩肉、白子(豆の様なヤツ)、胸肉
  ◎四段目
   ソリレス、内もも、スネ肉、背肉、軟骨
  ◎五段目
   裏もも、ハラミ(上)、腰肉(上)、腰の皮(下)、ささみ
  ◎六段目
   お尻縁側、ハラミ(下)、腰の脂
  
   こんな部位名が存在するの?って云うのも在りますが
   これだけの種類は他店では揃わないでしょうね
   鶏冠の形状が余りにもそのまんまなのは(笑)
   テイストよりもビジュアルで愉しむ料理なのかも知れません

おまかせ10串
 ■雲丹ムネ
 ■焼物 ももねぎ
 ■箸休め 
 ■焼物 まるはつ
 ■焼物 ひざなんこつ
 ■焼物 つくね
 ■箸休め サラダ
 ■焼物 梅やげん
 ■焼物 とろ皮
 ■焼物 ハラミ
 ■焼物 金針菜 
 ■焼物 手羽先
 
 炭の香りを纏った焼鳥って何とも云えない食欲のそそり方をします
 他にも炭火焼きの焼鳥店は何軒も在りますが、評判の高い店って何かが違うんですよね
 この店もそんな何かが違う店のひとつ
 鶏肉自体が美味しいのか?焼き方が美味しいのか?タレや塩が美味しのか?
 全てのレベルが高くバランスが良いからなのでしょうね

〆の料理
 ■飯物 熊のたまごかけご飯
  二度目なので感動はやや薄れちゃいましたが
  旨さには変わり在りません
  初めてのメンバーは驚きを隠せませんって表情でしたが・・・
  
  とにかく濃厚でドロドロの黄身
  玉ひもの黄身を生で食べ様って発想するなんて・・・
  他所でも在りそうですが、観掛けた事は在りません
  これは是非とも毎回戴きたい一品です

 ■甘味 フルーツ大福
  大阪堺の一心堂謹製
  フルーツと大福って小生にとっては二重苦
  もちろん食べてませんw

スパークリングワイン
VALDO ORIGINE Vino Spumante Brut(伊)

日本酒 
美丈夫 純米大吟醸 舞 浜川 浜川商店(高知)   
玉川 Ice Breaker 純米吟醸 無ろか生原酒 木下酒造(京都)


会員制になっても予約の困難さはあまり変わって無いようです
同行したメンバーが予約を入れると
程よい時間帯の予約は1カ月半先だった様ですw
------------------------------------------------------------------------------------------------------------   

TV番組「魔法のレストラン」に登場して以来、行って見たいお店でした

以前、予約をしようと電話を入れましたが繋がらず

予約困難な店との噂も多々在り

行きたい気持ちは在るものの、そのままスルーしていましたw

思いは通じるもので、呑んだ暮れ仲間のEちゃんが予約が取れたとのお誘いが・・・

でも予約は16時(汗)

4月から会員制の店になるとの事で普通の時間は全く空いてないらしんです

この日は、運悪く関東方面へ出張w

午前中に仕事を片付けて、新幹線 ⇒ 山手線 ⇒ 東京モノレール ⇒ ANA ⇒ 大阪モノレール ⇒ 阪急 ⇒ 大阪市営地下鉄

と乗り継いでお店に向かいました!


レンガ敷きの路地裏に在る店

 お店は天神橋筋六丁目のレンガ通りの一画
 『マッシュアップ』『群青』の人気店と同じ路地
 熊の手形付の木彫りの看板が無ければ、焼鳥屋とは思わない雰囲気の佇まい
 店内は焼場と調理場を囲む逆L字のカウンター10席程度
 奥に6名までが座れる小上りが在りマス
 スタッフのTシャツ、ドリンクのコースター等々に熊のイラストがあしらわれています

 以前も人気店『天ぷら 和』が在った場所
 現在は天神橋筋7丁目へ移転して『天星』として営業中
 2014年8月からはこの店になりました


基本はコースで

コース
 ■初級 おまかせ10串コース 2500円
  サラダ、雲丹ムネ付
   ※追加の串があればスタッフにお尋ね下さい
 ■中級 おまかせ13串コース 3000円
  サラダ、雲丹ムネ付
   ※早い者勝ち! 1日6人限定
 ■上級 おまかせ13串コース 3500円
  サラダ、雲丹ムネ付
   ※前日まで!予約限定
 ■限定 熊の焼鳥スペシャルコース 10000円
  雲丹ムネ、鳥刺し25種盛り、串10種、サラダ、熊のたまごかけご飯
   ※1日1組(2人) 予約限定

鶏刺し
 ■鶏刺し5種盛り 980円
 ■脂ぎも 500円
 ■ささみ 500円
 ■要予約 鶏刺し12種盛り 2500円
 ■1日1組予約限定 鶏刺し25種盛り 5000円

一品】 各380円
 ■厚揚げ
 ■雲丹ムネ
 ■もも皮ゆびき 生七味ぽん酢
 ■耕平の愛想笑い 0円

一品上】 各480円
 ■クリームチーズの味噌漬け
 ■えぇトマト
 ■白菜明太子
 ■えぇつけもの2種盛り
 ■スモークチーズ
 ■熊のローキック
 ■熊のすべらない話

ご飯もの】 
 ■焼鳥屋のねぎとろ 480円
 ■うにスープ茶漬け 480円
 ■まかない丼 480円
 ■2合で30本の手羽先の先出汁で炊いた 鳥めし 480円
 ■熊のたまごかけご飯 1500円


標本箱の様な鳥刺し

 鳥刺し盛りは要予約の鶏刺し12種盛り
 焼鳥は基本のおまかせ10串コース 
 電話で予約済です!

 ■雲丹ムネ
  生のムネ肉に雲丹風味の山芋が掛けて在る
  添えて在る海苔で巻いてひと口で戴きます
  ムネ肉の弾力感がハンパじゃなくタイラギの貝柱でも食べている様な食感
  雲丹風味の山芋ソースと海苔の風味が絶妙にマッチ
  ノッケからKO寸前の旨さ!

鶏刺し12種盛】 
  朝4時に〆た鶏をお店で店主自ら丁寧に解体しているので
  こんなに多種で稀少な部位も刺身で食べる事ができるんです

  薩摩醤油と胡麻油で戴きます
  薩摩醤油は驚くほどに甘めのチョッと苦手な味わいですが
  刺身と一緒だと妙にマッチして美味しく感じるのが不思議です
  お店のお勧めは薩摩醤油にすり生姜を溶かして戴く食べ方

 右列上から・・・
 ■脂肝 
  良質の脂分が甘みの在る旨さ
  薩摩醤油でも胡麻油でも美味しく戴けます
 ■ムネ
  雲丹ムネ同様の弾力の在る噛み応え
 ■ささみ
  ネットリとした食感ですが他の部位に比べるとあっさりした味わい

 中列上から・・・
 ■つくね
  生のつくねって勿論初めての経験です
  肉と脂身の味わいが口の中で交じり合います
 ■スネ(左)
  鳥のスネって肉付いてましたっけ?
 ■なんこつ(右)
  コリッとした食感で脂分が多い感じです
 ■砂ずり
  鳥刺しでは食べなれたメジャー部位
  でも普段食べてるものとはひと味もふた味も違いが歴然
 ■ぼんじり
  尾骨の周りの肉で、周囲を脂肪の塊が覆っているほんのわずかしか取れない稀少部分
  とろっとした脂身と噛み応えの在る筋肉が相俟って美味しい

 左列上から・・・
 ■はつもと
  レバーとハツをつなぐ間の部位で血管見たいなもの
 ■まるはつ
  心臓です
  他所で食べる場合は脂身が付いてる事が多いですが
  丁寧に取り除かれています
 ■ずりとろ
  これってずりのどんな部位?
  明らかに脂ののったずりなんです
 ■ずりえんがわ
  コリコリの食感
  自宅で調理する際に捨てている部位w

今回は12種盛でしたが、初めて食べる、初めて見聞きする部位が沢山
1日1組予約限定の25種盛って一体どんな部位が登場するのでしょう??
大将に夏休みの昆虫採集の標本箱みたいと云ったら笑われました(笑)
 
おまかせ10串
 ■焼物 ももねぎ
  一般的に云う所のねぎまですね
  モモ肉は勿論の事なのでせうが、ねぎが妙に美味しく
  特別なねぎではと思い産地を訪ねると普通のねぎなんだそうです(汗)
 ■箸休め 
  柴漬けを細かく刻んだものと大根おろしにゆかりを振り掛けたもの
  これを食べてると箸休めと云うよりは白飯が欲しくなりますw
 ■焼物 まるはつ
  心臓の内膜をひっくり返して円錐形を保ったまま焼いたもの
  このスタイルで提供するお店は珍しいとの事です
  適度な歯応えが在りジューシーな旨味がたっぷり
 ■焼物 ひざなんこつ
  なんこつは食べ慣れていますが、ひざなんこつって謳っている部位は初めて
  コリコリした骨の食感が好きです
 ■焼物 つくね
  団子が三つのつくねです
  上のひとつは塩焼き、真中と下のふたつがタレ焼きで1本で2種類の味が愉しめます
  塩もタレも素材の旨味をしっかり引き出していてふわっふわの食感
 ■箸休め サラダ
  普通に美味しいサラダです
  ドレッシングは多分自家製の玉葱ドレッシング
  小さめの器ですが適量かも??
 ■焼物 梅やげん
  焼鳥で梅肉と云えばささみが一般的
  熊の流儀はやげんなんこつなんです
  肉と脂肪が多く付いたやげんなんこつを梅肉の酸味と一緒に食べると
  スッキリ美味しい
 ■焼物 とろ皮
  とろ皮?
  とろ皮は脂がのった分厚皮の部位
  丁寧にじっくりと火入れして在り表皮はパリっと香ばしく
  噛むと口の中に脂の旨み?甘み?が広がる
 ■焼物 はつもと
  レバーとハツをつなぐ間の部位
  はつの旨みと脂の旨みが口の中で混ざり合って旨味が倍増
  この日食べた中で1番旨味が濃い様な気がします
 ■焼物 ハラミ
  鶏にもハラミって在るんですね
  ッてことは横隔膜??
  噛み応えが在りタレとの相性が良いです 
 ■焼物 金針菜 
  中国料理に多用されるユリ科の萱草の蕾
  日本では忘れな草と呼ばれています
  乾燥させたものは漢方の生薬として用いられ
  精神安定、ストレス解消の効能が在る様です
  でも何故に唯一の野菜の焼物が金針菜なんでしょうか??
 ■焼物 手羽先
  焼物の取りを務めるのは手羽先
  外パリ、中ジュワヤワ
  チョッと黒胡椒が効いていて刺激も在ります

 最高級の紀州備長炭を使い、備長炭に落ちた鶏の脂から出る煙と
 備長炭のほど良い遠赤外線で時間を掛けてじっくりと燻焼きにした焼鳥は
 ジューシーで旨味の濃い食感のメリハリの在る美味しいものばかりです

〆の料理
 ■熊のたまごかけご飯
  刺し盛とTKGは必ず食べ様と思っていました!
  
  〆のTKGがそんじょそこらのものとは違うんです
  薄めの色つきのタレを合わし、軽く握ったおにぎりの様なご飯の上に
  小粒で濃厚な色合の立体的な黄身が大小2貫添えて在ります
 
  卵に成長する前の金柑とかちょうちんって呼ばれている黄身を
  解体する際に丁寧に取り出して在ります
  個体数に限りが在るので限定品です

  表皮の膜の弾力がハンパでは無く、箸では膜が破れそうに在りません
  焼とりを串から外す際に使用した器具の先の鋭利な部分で膜を破ると
  濃厚でドロドロの黄身が流れ出しますが流れ出します
  ご飯にしっかりと混ぜ合わせて食べると激アツな旨さ!
  明らかに塩分は足りない状態なのですが、濃厚な黄身の味わいで十分食べ進む事ができます
  
  刺し盛と同様に必食の一品です

 ■甘味
  雪見だいふくと苺のあまおうの組合せ
  遊び心が在りますね(笑)

スパークリングワイン
La Rosca Cava Brut(西)

日本酒
日高見 超辛口純米酒 平孝酒造(宮城)
新政 No.6 s-type 純米吟醸原酒 2015 新政酒造(秋田)

※日本酒は裏メニューも在ります
 2杯め以降はPADの画像入りのリストから選ぶ事ができます


最後に

 2016年4月から会員制の焼鳥店になるんだそうです
 関西初との事ですが、関東にはそんな店が在るのでしょうか??
 今回は、その会員資格を得る為にお邪魔したと云っても過言では在りません
 食事の最中に、病院の問診票の様な「熊会員登録」の用紙が渡されましたw

 会員資格は無い様ですが「熊会員にふさわしい方」って項目が在ったので転記しておきます
 ■熊の焼鳥が好きで、半年に1回は来て頂ける方
 ■プライベートや外ではハチャメチャでも、店内では、紳士淑女のな方
 ■下記の記入欄を埋められる方
 
 3月末に改装して扉はホテルの部屋みたいにカードキーでしか開かない様にするらしい
 そのカードキーの発行手数料で3000円支払いましたw

 料理もお酒も、感動に値する内容だったので、5月下旬に団体で予約を入れちゃいました
 誰と行こうかな??
 会員と同伴ならどなたでも行ける様なので、お声掛け下さいね!


  • 鶏刺し12種盛り
  • 熊のたまごかけご飯
  • 熊のチューハイ

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6位

寿司処 しん (天神橋筋六丁目、中崎町 / 寿司)

1回

  • 夜の点数: 4.6

    • [ 料理・味 4.6
    • | サービス 4.3
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 4.8
    • | 酒・ドリンク 4.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥10,000~¥14,999 -

2016/03訪問 2016/04/20

呑んだ暮れ日記 大阪天七 寿司処 しん編 ~上昇気流に乗ってます~

移転後初めてお邪魔しました!

この日は総勢8名の呑んだ暮れ仲間達と『寿司処しん』へ

今年に入ってから月イチで集まって行って見たいお店を決めてお邪魔しています

1月は『京松蘭
2月は『小肥羊
3月は『寿司処 しん
4月は『鮨 ほしやま
5月は『熊の焼鳥

話題の店や仲間の誰かが行って見たいお店等からリクエストを挙げて、参加したい人で集まるって感じです

3月は、多分小生のリクエストだったと思います

昨年移転してから未だ訪れた事が無かったので、リクエストすると全員が一緒に行ってくれる事となりました!


市場のビニシー店からの飛躍

 お店は日本一長いと云われている天神橋筋商店街の北限地域の通称「てんひち」に在ります
 1丁目から7丁目まで2.6Km、約600店舗が連なる商店街で
 1丁目と7丁目を除くエリアはアーケードが設置されています
 端から端まで歩いたらどれ位時間を要するのでしょうか??

 マンションの1階に難店舗かの飲食店が入居している一画
 白木の格子だけの外観で暖簾も無く大変シンプルでシックな佇まいです
 2011年5月に開業した以前の店は天満で流行だったビニールシートで仕切られた通称ビニシー店
 しかも市場の一画に在る手狭なお店でしたので、随分と高級志向の佇まいに変貌しました

 店内も白木を基調としたシンプルな意匠のカンター8席
 お任せコースが基本で、予算はおひとり様10000円です

 元々は、西屋デリシャスフーズの系列店でしたが、移転を機に独立した様です ⇐系列の一員では在ります
 『寿司処 たくみ』『寿司処 ひろ』『寿司処 あさひ奈』『寿司処 おか村』『寿司処 まえ田』『寿司処 ゑにし』は系列のお店です


お任せはこんな感じです

 ■先付 若竹煮
  福岡県産筍と徳島県産のわかめ
  あっさりと柔らかい筍です
  今春初物です

 ■先付 とり貝とホタル烏賊の酢味噌 菜の花のお浸し添え
  富山県産ホタル烏賊と愛知県産とり貝
  ホタル烏賊NGですが・・・(汗)
  軽くボイルしたとり貝が酢味噌とマッチしています
  やや苦みの在る菜の花の味わいがアクセントになります

 ■造り 明石の真鯛
  塩〆してから塩水〆
  水分がとんでコリコリ感と旨味が凝縮
  山葵と塩で食べると絶品です!

 ■造り 石垣鯛
  熊本県天草産
  天草は店主の出身地
  天草産のネタに拘りを持って居ます
  骨付きで1日ねかし塩水で〆たもの
  下に絡む様なねっとり感が在ります

 ■造り 鰹のづけ
  熊本県天草産
  づけと云っても醤油に潜らせる程度
  長崎県産の玉葱と一緒に食べると和風のカルパチョって感じです
  わけぎと色鮮やかな胡麻が隠し風味になっています

 ■酢のもの きびなご握り
  熊本県天草産
  軽く酢で〆て在ります
  一貫三枚付
  淡い酸味が口の中をリフレッシュ

 ■焼物 桜鱒の味噌幽庵焼き
  富山県産
  味噌の風味が効いています
  熱々の白いご飯が食べたいですね(笑)
  添えて在る山菜の蕨とうるいの浅漬け

 ■握り 鮪づけ
  南アフリカ共和国ケープタウン産のインド鮪
  3分間ほど醤油に漬けて在ります
  愛知県三河産の青のりが混ざった青飛海苔の独特な風味の相性が抜群です
  シャリの加減も良くのっけから美味しい握りです

 ■握り 鮪中とろ
  同じく南アフリカ共和国ケープタウン産のインド鮪
  4時間ほど醤油に漬けて在ります
  4時間の割には優しい味わいで口の中では柔らかく
  シャリと共に溶けちゃいそうな食感です

 ■握り こはだ
  熊本県天草産
  本日入荷したネタ
  通常は3日ほど寝かせますがこの日のは龍皮昆布で〆て提供
  龍皮昆布は肉厚の折昆布を蒸し上げてから砂糖と酸味料で味付けした
  希少な最高級の昆布
  鯖の棒寿司等に使われる昆布です
  浅締めで身が柔らかく普段食べ慣れているこはだとは違った感じがしました

 ■箸休め 毛蟹とグリーンアスパラの茶碗蒸し
  食べてません
  殻を焼いて出汁を取った餡が掛けて在ります

 ■箸休め たいらぎとグリーアスパラの茶碗蒸し
  毛蟹とグリーンアスパラの茶碗蒸しの代替料理
  刻んだ新玉葱のポン酢漬けが上に添えられています
  酸味の在る茶碗蒸しって初めてかも?
  口の中がスッキリリフレッシュ

 ■握り はり烏賊
  長崎県産です
  食べてません
  このはり烏賊は手間を掛けて仕込がされている様で
  皆がとろける烏賊と呼んでいました

 ■握り かすご
  はり烏賊の代替料理
  かすごは、本鯛の稚魚で漢字では春子鯛と書きます
  今が旬なんですね
  鯛に比べるとあっさりとした味わいです

 ■巻 紫雲丹ごはんの海老きゅう巻
  雲丹と海老は熊本県天草産
  食べてませんw
  シャリに雲丹を混ぜん込んだご飯で海老と胡瓜を巻き上げた一品
  胡瓜は熊本じゃなくて和歌山産(笑)

 ■握り 紫雲丹
  紫雲丹ごはんの海老きゅう巻の代替料理
  熊本県天草産の生雲丹
  クリーミーで濃厚
  シャリの具合に対して雲丹が多過ぎる嬉しい悲鳴w

 ■握り のど黒
  紫雲丹ごはんの海老きゅう巻の代替料理
  長崎県産
  脂がのってますね
  皮目は炙って在るのでパリッと香ばしんです
  やっぱりのど黒は美味しいです

 ■箸休め もずく酢
  石川県産の岩もずく
  蕗の薹の甘酢漬けを忍ばせて在ります
  お口の中がリセットされます

 ■握り 鯵
  兵庫県淡路産
  骨付きで3日間熟成
  握った後に醤油だけでは無く生姜汁も加えて在ります
  ネタとシャリの間に白髪葱が忍ばせてあり食感と風味が
  ひと味加わり旨味が増します

 ■握り 煮帆立
  北海道産
  ペーパーで包み、叩いて解してから握って在ります
  そのままよりも旨味が増して味が沁みる様です
 
 ■お椀 団扇海老の味噌汁
  食べてません
  団扇海老の殻、のど黒、真鯛、石鯛で出汁を取っています

 ■お椀 わかめのお吸物
  団扇海老の味噌汁の代替料理
  シンプルに昆布出汁のあっさりした味わい

 ■握り 焼穴子
  淡路産
  伝助穴子では無い様です
  ふわトロな一品
  ヅメではなく塩で戴きます

 ■巻 干瓢巻
  此処でネタ明しが・・・
  シャリは赤酢なのですが、砂糖の有無で2種類のシャリが使われていたんです
  干瓢巻は別々のシャリを使って巻いて在り食べ比べをしました
  干瓢の味わいが加味されるので圧倒的に砂糖無しの方が好みでした

  次にシャリだけを食べ比べると
  砂糖入りの方が味わいに深みが在る様な気が・・・
  ネタによって使い分けている様で、食べてる時には全く違いは
  気付く事は在りませんでした
 
 ■玉 玉子焼と小樽風玉子焼
  黄色い断面の方が一般的な玉子焼
  焦げ目が付いた方が帆立のすり身と山芋が加わった小樽風の玉子焼
  どちらも美味しんです
  小樽風はカステラの様な風合いで味わい濃厚


最後に

 店舗だけでは無く、提供される料理も確実にレベルアップしていました
 上昇気流に乗ってるって感じです(笑)
 食材に関しても店主の出身地である熊本県天草産のものを多く取り入れて拘りを感じます
 これだけの内容の料理を戴いてこの価格はCPが高いと思います
 勿論、北新地の超が付く高級店と比べたらチョッと可哀そうですが
 中堅クラスで在れば十分に太刀打ちできるレベルだと思います

 天満の市場のビニシー店で本格的な寿司を提供する意外性が以前の店のウリだったと思います
 でも移転後の此方では、意外性では無く、真向勝負を挑んでいるそんな店主の意気込みを感じました
 是非とも頑張って欲しいと思います
 ご馳走様でした!


 

  • DRAPPIER CARTE BLANCHE BRUT(仏)
  • 酢のもの きびなご握り
  • 握り 生雲丹 ※紫雲丹ごはんの海老きゅう巻の代替料理

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7位

鮨 ほしやま (北新地、東梅田、西梅田 / 寿司)

1回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.6
    • | サービス 4.0
    • | 雰囲気 4.5
    • | CP 4.5
    • | 酒・ドリンク 4.6 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥20,000~¥29,999 -

2016/04訪問 2016/07/08

呑んだ暮れ日記 大阪北新地  鮨 ほしやま編 ~ミシュラン店を貸切って呑んだ暮れました~

この日は気心が知れた呑んだ暮れ仲間と月例の呑み会

毎月お題目のジャンルを決めて、行って見たい店を皆で提案

その中から店を絞って皆の予定と予約の兼合いで店を決めています

ある月の会で若手メンバーから「新地の高級と云われる寿司を食べて見たい」とのリクエスト

他のメンバーも同調し、4月の会は新地の高級寿司店とお題目が決まりました!

メンバー最年長者で在る小生は、一応歳相応に該当する何軒かに行った事が在ったのですが

何処の店も大人数でお邪魔するのは中々ハードルが高い店ばかり

そんな時に頭に浮かんだのが、若手の店主でミシュラン星付の店『 鮨 ほしやま

開店前の時間帯に2度程電話を掛けたのですが繋がらず

新地勤務のメンバーが直接店へ出向いて2回転目の20:30スタートで貸切り予約をゲットしてくれました


新進気鋭のイケンメン店主

 お店は、誘惑の街大阪北新地の一角
 蜆楽通りと云う裏路地から永楽町通りに出た向かいの雑居ビルの3階
 一瞬「えっ」って思ってしまうチョッとチープな木の引戸
 麻の暖簾の真中にはシンプルに「鮨」のひと文字

 店内は緩やかな逆くの字の白木のカウンター8席
 ゆったりとした椅子の配置です

 大将の星山さんは若干34歳
 高校を卒業してからチェーンの寿司店へ
 その後、京都祇園の名店『鮨 まつもと』で5年間修行しました
 2012年7月7日に『鮨 ほしやま』を大阪北新地にオープン ←「ほしやま」だから七夕の日?
 その翌年から3年連続でミシュラン星ひとつを獲得する注目のお店です

 師匠である『鮨 まつもと』の大将は、東京新橋の名店『新ばし しみづ』の出身
 『新ばし しみづ』は1866年(慶応2年)創業の『浅草弁天山 美家古寿司』の流れを汲む
 『神田 鶴八』の系譜
 『鮨 ほしやま』の鮨の根底にはこんな江戸前の系譜が流れているです

 余談ですが・・・
 店主の星山さんは長身のイケメンなんです
 同伴で訪れる新地の女性達にはきっとウケが良いと思います(笑)


それではこの日のお料理です

 若手メンバーの新地の寿司店デヴューを祝して
 先ずは泡で乾杯しました(笑)

 ■先付 菜の花のおひたし 
  蛍烏賊と菜の花のおひたしの蛍烏賊抜き
  季節ですね

 ■造り ミル貝、明石の鯛、甘鯛炙り
  甘鯛は4日間寝かせて在り、ねっとり舌に絡まる様な食感で旨味が濃厚
  対して鯛はコリっと噛み応えの在る食感で旨味はスッキリと対照的
  ミル貝は大好きな貝類のひとつ
  刺身でも湯引きでも食感が豊富で美味しいんです

 ■焼物 金目炙り
  焼物なのか?造りなのか?
  レア感たっぷりの炙りです
  山葵を効かせて醤油で戴きます

 ■焼物 たいら貝炙り
  硬いと云ってしまえばそれまでですが
  かなり噛み応えの在る貝柱です
  でも噛めば噛む程に海の風味が口に広がります

 ■焼物 ミル貝ひも
  子持ち針烏賊の代替料理
  卵がたっぷり詰った針烏賊ってきっと美味しいんでしょうね
  ヅメを塗る大将の手元を見ながら、そんな風に考えていたら
  大将が「召し上がります」だって(汗)
  勿論、お断りしましたよw

此処からは寿司のスタート
 ■握り 鯛昆布〆
  昆布〆で熟成を掛けています
  その分旨味が増してねっとりとした舌触り

 ■握り すみ烏賊
  NGなので代わりに赤身を戴きました

 ■握り 赤身 
  すみ烏賊の代替料理
  まぐろ食べてます
  そんな実感の在る味わいです
  

 ■握り 小肌
  大好きなネタです
  中々強めの〆具合で酸味走っています
  これ面白い一品です!

 ■握り 中とろ
  優しい味わいで口の中では柔らかく
  シャリと共に溶けてしまいそうです

 ■握り 鯵
  脂が程よくのっています
  寿司ネタで光り物はおいしいですね

 ■握り 煮蛤
  大粒ですが柔らかく上品な食感
  濃厚な貝の味わいが口の中に広がります

 ■握り 天然 車海老
  NGなので食べてません
  生の立派な車えびを串に刺して焼くところから始まります
  これもきっと美味しいんでしょうね

 ■握り 天然 縞鯵
  天然車海老の代替料理
  庶民の魚 鯵の中で高級魚
  かなりコリコリとした食感です

 ■握り かすご
  本鯛の稚魚で漢字では春子鯛と書きます
  鯛に比べるとあっさりとした味わい
  〆て食べるのが一般的な様ですが鮮度が良いのか?
  此方ではひと塩のみで

 ■握り 鳥貝
  レア感を残した茹で加減が絶妙です
  噛むと口の中に旨味が溢れます

 ■軍艦 馬糞雲丹
  ひと房が大粒
  クリーミーで濃厚なうにのエキスが舌の上で
  とろける様です

 ■握り 焼穴子
  柔らかくてとろとろ
  このクラスのお店で食べる穴子は何処で食べても絶品です
  塩でも食べて見たいなぁ

 ■
  つなぎは一切使わずに焼き上げてます
  玉子焼きの食感じゃないです
  兎に角黄身の味わいが濃厚

 ■巻き 鉄火 
  他のメンバーが追加したお裾分け
  巻寿司食べないと〆にならないですw

 鮨は赤酢のシャリにこだわった他所とは違った味わい
 口に入れた瞬間に酸味が先にやって来ますが来るが酸味が好みの方には
 中々面白い鮨だと思います
 途中に出てくる「甘めのつめ」と調和して更に面白い味わいに変化します

 シャンパーニュ
 Pertois Moriset Brut Blanc de Blancs Grand Cru(仏)

 日本酒
 羽陽男山 山廃純米吟醸 男山酒蔵(山形)
 開運 純米吟醸 土井酒造場(静岡)
 からはし 純米吟醸 夢の香50 ほまれ酒造(福島) 
 根知男山 純米吟醸 渡辺酒造店(新潟)
 飛龍 純米大吟醸 新澤醸造店(宮城)


最後に

 貸切りだと周囲に気を遣わなくて済む分
 愉しく過ごす事ができます
 撮影だって大将の仕事の迷惑にならない程度に自由にできます
 色々質問だってできます
 我々にとっては良い事尽くめなのですが
 反面、店にとってどうなんでしょう??(笑)

 この店の定休日が平日の火曜日で日曜日に営業しているんです
 新地では大変珍しいと思います
 そんな日曜日は界隈の同業の大将達が訪れる事も珍しくないとの事
 若干34歳でミシュランひとつ星獲得
 色んな意味で注目の的なんでしょうね

 遅い時間まで対応して戴いて有難う御座います
 お陰様で全員満足する事ができ、特にデヴュー組は感動しておりました
 この先を期待しております!


  • 握り 小肌
  • 握り 鯵
  • Pertois Moriset Brut Blanc de Blancs Grand Cru(仏)

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8位

鮨 相澤 (三鷹、武蔵境、井の頭公園 / 寿司、日本酒バー)

2回

  • 夜の点数: 4.4

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.3
    • | 雰囲気 4.3
    • | CP 4.3
    • | 酒・ドリンク 4.4 ]
  • 昼の点数: 4.4

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.3
    • | 雰囲気 4.3
    • | CP 4.3
    • | 酒・ドリンク 4.5 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥10,000~¥14,999 ¥10,000~¥14,999

2017/10訪問 2017/12/02

ぶらり途中下車の呑み歩き 東京三鷹 鮨 相澤編 ~娘と寿司デート~

住宅街の隠れ家的なお店

 JR三鷹駅南口からハローワーク三鷹方面へ向います
 連雀通りの「下連雀通七丁目」交差点を左折(東へ)
 ふたつ目のT字交差点を右折(南へ)入って直ぐに店が在ります 
 土地勘が無いのでかなり苦しい説明ですが・・・

 住宅街にはチョッと不釣合いな隠れ家的な外観
 引き戸を開けて店内へ入るとカウンターは奥まった所に在り
 カウンター6席はまるでプライベートなカウンターって雰囲気です
 満面の笑みで出迎えてくれた店主と奥様のふたりで切盛りしています
 2014年1月にオープンした本格江戸前の寿司が堪能できるお店です

 夜はおまかせ8000円から
 前菜からスタートして、造り、焼物、煮物等の料理が8品から10品
 続いて寿司も握りや巻物合せて8品から10品
 ひと手間もふた手間掛けた美味しい料理と寿司が堪能できます
 都心部だったら、倍近い価格でも不思議じゃない内容です
 
 日本酒も店主のセレクションで結構充実しています
 著名な地酒や店主イチ押しの地酒が愉しめます
この日は相模原出張の前泊です

以前は川崎や横浜辺りの大衆酒場をハシゴしてからホテルへチェックインしていましたが

最近は、神奈川在住の次女と夕食を共にします

この日の次女のリクエストは寿司

しかも、回転寿司や大衆寿司では無く、三鷹市に在る『鮨 相澤』を単独指名

小生が関東で唯一懇意にさせて戴いてる寿司店です

次女はフランス留学中に、小生のFacebookのアップを観て恋い焦がれていたとの事

この日はその思いを遂げさせてやろうと、奮発しちゃいました!


さぁ今日は何が食べられるのでしょうか?

 ゲコのはずの次女が珍しくお酒を呑みたいとの事
 彼女に一体何が起こったのでしょうか?
 って云っても梅酒ですけどね(笑)
 小生はカヴァの小瓶を註文して、乾杯して料理がスタートしました!

 ■前菜
  5種盛りです
  ・岩もずく酢
  ・黒バイ貝
  ・鮭白子花椒煮
  ・おっちゃん南瓜
  ・青鯛の子
   もずくの酸味、バイ貝の淡い苦み、鮭白子の濃厚な味わい
   南瓜の甘味、味の染みた鯛の子
   どれもが優しい味わいなのですが、日本酒が恋しくなります

 ■お造り
  4種盛りです
  ・真鯛
  ・つぶ貝
  ・鰯
  ・ホウボウ
   真鯛は1.5Kgクラスでコリっとしていて噛むと旨みが口の中に広がる様です
   鰯は北海道産で軽く〆めて在るので淡い酸味で戴きます
   ホウボウはコリっとした食感に弾力が加わった感じ
   つぶ貝は食感良く磯の香りが香しい

 ■煮魚 鰆の煮付け
  アレルギーの蛸の代替料理です
  甘さ控えめのタレで煮付けて在ります
  中まで染みた淡い醤油の風味で美味しく仕上がっていえて
  添えられている肝もやや苦みの在る美味しさです

 ■焼物 生本ししゃも
  巷で良く見掛るししゃもは、輸入品のカラフトシシャモ(カペリン)
  本ししゃもは漁期が秋の1か月半と限られている希少な魚です
  まぁ身を食べると云うよりは卵を食べる魚って感じです
  
 ■鮑の酒蒸し
  約6時間仕込みに時間を掛けています   
  磯の香りがたっぷりと感じられる
  蒸して柔らかく肉厚な鮑です
  蒸汁には濃厚な鮑の風味がよく染み出ています

 ■珍味盛り
  ・いぶりがっこチーズ
  ・あん肝
  ・からすみ
   淡い燻香が残るいぶりがっことチーズの相性は抜群です
   カラスミはスライスした大根で挟んで、あん肝はあら塩で戴きます
   お酒が進みますねw

 ■江戸前かますの柚庵焼とめひかり一夜干し
  柚庵焼は柚子の風味満点
  口の中いっぱいに柑橘の爽やかさを味わえます
  日頃は干物でしか食べた事がない、かますですが
  違った食材の様な食感です
  めひかりは一夜干しなので濃厚さななくサッパリ
  外はパリッと中は柔らかく、やや甘味が在る味わいです

 ■握り きびれ
  黒鯛の仲間でヒレが黄色いから、きびれと呼ばれているらしい
  中々珍しい魚の様です
  鯛と似た感じです

 ■握り 小鯛昆布〆
  コリコリの歯応えと昆布で〆たネットリ感が同居しているネタです

 ■握り 白とり貝
  普段見慣れてる紫色?のとり貝とは似ていて
  色違いの様にも見えますが、実際は別物です
  エゾイシカゲガイと云う二枚貝なんだそうです
  噛み応えや食感は似てますよねw
  まぁ美味しければその辺は問いません

 ■握り 秋刀魚
  鮮度抜群で脂がのっています
  添えられた肝が味のアクセントになります
  そう云えば今年って秋刀魚を食べる機会が少ないなぁ・・・

 ■握り めひかり
  焼物でも登場しためひかり
  白身の魚でねっとりとした食感が特徴的
  
 ■握り 中とろ
  アイルランド産の鮪なんだそうです
  色んな産地が在るものですね
  よく見ると細かく刺しが入っています
  ネットリと舌に絡み付く様な舌触り
  良い脂がのってって感じが伝わります
  
 ■握り 鮪づけ 
  車海老の代替の一品
  色代りしない程度の淡い漬け加減です
  中とろ同様にねっとりと舌と絡む様な食感が堪りません
  でも後味はサッパリとしています

 ■握り こはだ
  大好きな青物、その中でも1番と云える好きなネタです
  寿司屋でこれ食べない事がないって位に・・・
  無いと一気に気分が失せてしまいますw
  シンプルな味わいの〆加減
  自分で笑顔がほころぶのが判ります

 ■ちょっと丼 雲丹といくら
  利尻産の紫雲丹と生いくらのひと口、いやふた口サイズの小丼
  雲丹もいくらもたっぷりで、シャリよりも明らかに多いんです
  別々に食べても一緒に食べても美味しい
  
 ■お椀 鯛の中骨汁
  お造りにも使われた1.5Kgの真鯛の中骨から
  出汁を取ったすまし汁の風味が溜まりません
  味わいはあっさりと優しく
  ほっこりとひと休みって感じです

 ■握り 穴子
  表面はパリッと、中はふわふわ
  づめの甘さとの相性抜群です!

 ■巻き 中トロ手巻き
  〆の巻物は中トロの手巻き
  口元へ運ぶと海苔の香りが鼻腔を突きます
  中とろのねっとり濃厚な味わいとシャリの酸味
  海苔の香ばしさの三位一体が〆に相応しい味わい

 ■水菓子 メロンと葡萄
  果物は得意ではないので次女の口の中へ


スパークリングワイン
Freixenet Cordon Negro(西)

日本酒
日高見 超辛口 純米酒 平孝酒造(宮城)
鍋島 Harvest Moon ひやおろし 富久千代酒造(佐賀)
田光 純米吟醸 山田錦 無濾過中取り生 早川酒造(三重)


最後に

 JR三鷹駅からは徒歩で20分ほど離れた住宅街に佇む隠れ家寿司店
 店の奥の6席のカウンター席は、上質なプライベート空間って雰囲気です
 大将との距離も近くてライブ感がハンパ無いんです
 近所に住んで居たら、間違いなく通っちゃうでしょね
 
 ミシュランひとつ星の寿司店でアルバイト経験が在る次女も大満足
 フランスで恋い焦がれた、相澤さんの寿司を堪能できた様です
 まぁ次女の満足そうな顔を見ると財布に厳しい出費も・・・まぁいいっかw

 また機会を作ってお邪魔したいと思います
 ご馳走さまでした!
 
『再編集』

毎月恒例の相模原出張です

この日は特に予定も無かったので此方で鮨を肴に吞むことが頭に浮かびました

羽田便に搭乗する前に店主の相澤さんにメッセージを入れ席を確保

羽田空港到着後は、東京モノレール ⇒JR山手線 ⇒JR中央線快速と乗り継いで三鷹へ

JR三鷹駅からは少し離れていますが、商店街をまっすぐ歩いて向かいました!


住宅街に在る隠れ家の様なお店です

 JR三鷹駅南口からハローワーク三鷹方面へ向います
 連雀通りの「下連雀通七丁目」交差点を左折(東へ)
 ふたつ目のT字交差点を右折(南へ)入って直ぐに店が在ります  ←土地勘が無いのでかなり苦しい説明

 住宅街にはチョッと不釣合いな隠れ家的な外観
 引き戸を開けて店内へ入るとカウンターは奥まった所に在り
 カウンター6席はまるでプライベートなカウンターって雰囲気です
 満面の笑みで出迎えてくれた店主と奥様のふたりで切盛りしています
 2014年1月オープンの未だ新しいお店です

 夜はおまかせ8000円から
 日本酒は店主のセレクションで結構充実しています


おまかせで何が登場するか愉しみです

 ■前菜盛り
  4種盛りです
  ・あん肝
  ・白バイ貝煮付け
  ・からすみ
  ・鮭の肝の山椒煮
   あん肝は濃厚な味わいで肌理細やかな食感
   塩であっさりと戴きました
   からすみは店内で陰干ししているのより先に仕込んだもの
   生と炙りをそれぞれ薄く切った大根で挟んで戴きます

 ■造り
  3種盛りです
  ・〆鯖
  ・赤貝
  ・鰤
   〆鯖は〆が控えめで、やや酸味を感じる造りって感じです
   赤貝は臭みが全く無く、磯の香りが
   鰤は寒鰤の時期には少し早いが、適度に脂がのっています

 ■焼物 生 本ししゃも
  巷で良く見掛るししゃもは、輸入品のカラフトシシャモ(カペリン)
  本ししゃもは漁期が秋の1か月半と限られている希少な魚です
  まぁ身を食べると云うよりは卵を食べる魚って感じです

 ■白子ポン酢
  これからの季節に何回食べるんでしょうね
  それ位好きな一品です
  ぷりぷりとしていて口の中で濃厚な味わいが広がります

 ■燻りがっこ
  普段食べる機会は少ないですが旨い漬物です
  箸休めに良いですね
  クリームチーズと合わせても美味しい漬物です

 ■蒸し物 のど黒酒蒸し
  ふわりと柔らかく仕上がっています
  旨みが凝縮した感じで美味しく戴けます

 ■焼物 西京焼き 鰆と帆立
  西京味噌(京都で作られる甘い白みそ)にみりん、酒などを加えた漬け床に
  魚の切り身などを漬け込んで焼いた料理
  美味しいですよね西京焼き

 ■握り 宝石ハタ昆布〆
  コリコリの歯応えとネットリ感が同居しているネタです
 ■握り かます
  江戸前のネタとの事
  秋が旬の白身魚で
 ■握り つぶ貝
  こりこりの食感が良いですね
  噛むと海の味がします
 ■握り 秋刀魚 肝添え
  新鮮で脂がのっています
  肝が味のアクセントに・・・
 ■握り 鮪漬け
  ねっとりと舌と絡む様な食感が堪りません
 ■握り 鰤腹 
  脂がのってます
 ■握り こはだ
  大好きなネタです
  〆具合も深すぎず、浅すぎず
 ■ちょっと丼 雲丹といくら
  雲丹もいくらもたっぷり
  シャリよりも明らかに多いんです
 ■お椀 あさりの味噌汁
  あさりの出汁がたっぷりと染み出た味噌汁
 ■握り 焼穴子
  表面パリパリ、中フワフワ
 ■握り 厚岸の煮牡蠣
  生とは違った味の深みが在ります
 ■握り 金目炙り
  ネットリ纏わり付く様な食感
  結構魚臭さが在ります
 ■手巻き 鉄火
  パリッとした海苔の旨さとシャリ、マグロとバランスの良い〆の一品
 ■水菓子 ラフランス
  瑞々しい

 日本酒
 日高見 超辛口純米酒 平考酒造(宮城) 
 墨廼江 特別純米 ひやおろし 墨廼江酒造(宮城)
 萩の鶴 メガネ専用 特別純米酒 萩野酒造(宮城)


以前にお邪魔した時

 宇都宮の隣街の真岡市から相模原へ移動する途中で寄ってみました!

 ■前菜盛 
  つぶ貝、焼茄子の煮凝り、子持ち昆布の三点盛り

 ■舞鶴産の岩牡蠣
  表面積は大した大きさでは在りませんが、身の厚みは驚くほどです(汗)
  濃厚な海のミルクと磯の香りが満点!

 ■アブラツノザメの煮付け
  サメを食べるのが初めてです
  サメの煮つけは関東では古くから定番的なお総菜なんだそうです
  普通に美味しい魚の煮付けですね

 ■焼物 蛤と太刀魚
  太刀魚は夏場が産卵期で今が旬の魚
  淡白な味わいの中にも噛むと旨味がにじんできます 
  焼き蛤は醤油の香ばしさとの相性バツグンです

 ■握り 宝石ハタ
  対馬産の入荷量の少ないネタなんだそうです
  コリコリの歯応えとネットリ感が同居しています
 ■握り 白ギス
  昆布〆にして在ります
  さっぱりとした味わいの奥に旨味が隠れている感じです
 ■握り 黒むつ
  身と皮の炙り
  皮の炙りは風味がよくパリっとした食感がにぎりとしては面白い
 ■握り きびなご
  九州の郷土料理の食材ってイメージが在りますが、相模湾等でも漁獲される様です
  ビジュアルが良いですネ
  思ったよりもあっさりとしています
 ■握り メジ鮪
  本マグロの幼魚です
  青森県産 定置網漁で漁獲された一品
  肌理の細かい肉質にマグロの味わいは十分に堪能できます
 ■軍艦 紫雲丹
  宮城県産の生雲丹
  女川町の佐藤水産の「さとうの生うに」と云うブランド品です
 ■握り メジ鮪大とろ
  脂がのり過ぎていない程良さ
  本まぐろとは何かが違います
 ■握り 焼き穴子
  塩とヅメで味わいます
  表面パリ、中フワです
 ■握り 金目鯛炙り
  他の白身に比べると魚臭いですね
  ネットリとした食感です
 ■握り こはだ
  大好きなネタです
  〆具合も深すぎず、浅すぎず
 ■巻き 干瓢
  〆に巻物を一品と考え干瓢巻をチョイス!
  関西では食べる機会が少ないので美味しいのひと言です

 ■お椀 蛤の味噌汁
  蛤の出汁がたっぷり滲み出た味噌汁です
  〆にピッタリ!

 日本酒
    楯野川 純米大吟醸 爽辛 楯野川酒造(山形)
    篠峯 夏凛 雄町 純米吟醸無濾過生酒 千代酒造(奈良)
    うごのつき 涼風純米吟醸 相原酒造(広島)


毎月恒例の相模原出張です

この日は、八王子経由で中央快速で東京へ出て上越新幹線で高崎へ移動する予定でした

知人の勧めで以前より行って見たいと思っていた寿司店が三鷹に在るので寄ってみる事にしました!

鮨 相澤

三鷹は地名としては知っていましたが、訪れるのは初めての街

全く土地勘が無いので、スマホの地図を頼りに雨の中を歩いて店に向いました


日本酒がすすむ肴が続きます

 小生はビールを嗜まないで最初から日本酒で・・・

 ■まぐろのつみれ
 ■小さな茶碗蒸し
  この日は冷たい雨が降っていたので、この温かい二品は心なごみました

 ■前菜盛 
  海鼠、小鯵の南蛮漬け、山葵の葉、鮟肝の四品盛り
  海鼠は鳥羽産で珍しく三杯酢では無く、出汁に漬け込んで在ります
  酸味では無い味付けの海鼠って初めてでしたが違った美味しさが在ります
  鮟肝は塩で戴きますがこれも酒が進みます(笑)

 ■虎河豚薄造り 
  薄造りは1枚毎では無く一気に摘んで食べるんです!
  コリコリで淡白な味わいです

 ■造り
  高知産の鰤と青柳
  青柳のチョッと渋みのある味わいが酒の肴にピッタリ

 ■いぶりがっこ
  箸休め・・・
  好きなんですよね
  クリームチーズと相性良いし・・・

 ■カスベの頬肉の煮付け
  カスベはエイの事です
  甘さ控えめの味わい
  軟骨は口の中でホロホロと崩れる柔らかさ

 ■焼魚
  河豚アラ、白子、鱈の頬肉の塩焼き三種
  白子の塩焼きは表面に張りが在りますが、中は濃厚とろとろ
  これ旨いです!

 ■煮魚
  金目鯛兜の煮付け
  かぶと煮ですが、結構食べ応え在ります
  カスベの煮付けと同様に甘さ控えめな味わいが小生にはほどよい

 ■にぎり
  ・金目鯛
  ・さより
  ・ホッキ貝
  ・鮪漬け
  ・タイラギ
  ・雲丹
  ・いくら
  ・焼き穴子
  ・炙り鰤
  ・こはだ


   目を見張る様なネタは在りませんが平均点以上の美味しさ
   シャリは酸味も塩加減も控えめで個人的には好みのタイプ
   まぁ嗜好の違いで物足りなさくを感じる方がいるかも知れません
   ネタのとシャリのボリュームのバラスは良いと思います!

 ■椀物&水菓子
  椀物は出汁が効いていて〆にほどよい一品です

 日本酒
  ・豊盃 特別純米酒 三浦酒造(青森)
  ・ぽたりぽたり きりんざん 純米吟醸原酒生  麒麟山酒造(新潟)
  ・日高見 超辛口純米酒 平孝酒造(宮城)


最後に

 酒の肴10品、寿司10品これに酒代を加えても12000円程度
 CPが高く大満足!
 都心や大阪北新地で戴いたら酒代込みで20000円台半ばはするでしょうね
 三鷹価格なのでしょうか?  
 
 店主との距離も近く、ひとりでも退屈する事無く愉しく過す事が出来ました
 ご馳走様でした!


  • いぶりがっこチーズ、あん肝、からすみ
  • 鮑の酒蒸し 
  • 握り こはだ

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9位

丸萬寿司 (東武宇都宮、宇都宮、宇都宮駅東口 / 寿司、日本料理)

2回

  • 夜の点数: 4.5

    • [ 料理・味 4.5
    • | サービス 4.3
    • | 雰囲気 4.3
    • | CP 4.3
    • | 酒・ドリンク 4.4 ]
  • 使った金額(1人)
    ¥10,000~¥14,999 -

2017/10訪問 2017/12/11

ぶらり途中下車の呑み歩き 宇都宮 丸萬寿司編 ~来る度に進化を感じます~

進化し続ける栃木No.1の寿司

お店はJR宇都宮駅と東武宇都宮駅の中間辺り
県道35号線の釜川に架かる今小路橋からJR宇都宮駅方向へ
川沿いを50mほど進んだ道沿いに在り、JRと東武の両宇都宮駅から徒歩で20分ほどの距離です
周辺は住宅街で他に全く飲食店が無く、まさか?って思える様な場所にポツンと在ります

店内はカウンター6席と4名掛けテーブルが2席、個室8席の計22席
大将とお母さんの二人で店を切盛りしています
最初にお邪魔した2014年は大衆寿司店然としたお店でしたが
2016年にリノベーションされてチョットした高級店の雰囲気に変身
特に白木のカウンターは目を見張るくらいの変貌ぶりでした

■おまかせコース(つまみメイン)
 ・季節の創作つまみ 数点
 ・旬の刺身
 ・焼き物 又は 変わり鉢
 ・鮨
 5500円~
 7000円、8000円以降1000円刻みで上限20000円

■鮨コース(握りメイン)
 ・季節の創作つまみ 数点
 ・旬の鮨
 5500円~
 7000円、8000円以降1000円刻みで上限20000円

通い始めた頃はチョッと上等な大衆寿司っ感じでしたが
リノベーション以降は高級と呼ばれる店と遜色ないくらいレベルに
使用する素材は勿論の事、大将の創意工夫も素材に応じて進化しています
お邪魔する度に肌で感じるんです

食べログでの評価は・・・ 2017.12.10現在
宇都宮総合ランキング20位
栃木県×寿司の総合ランキング1位
3.58の評価です

久し振りに宇都宮での前泊です

お気に入りの寿司店『丸萬寿司』へお邪魔しようと思って

前々日に大将に直接Messengerで連絡を入れると予約で満席との事

まぁ独りなので遅い時間でも構わない旨を伝えると、席が空き次第連絡を貰えるって事で

ホテルにチェックインして、部屋で待機していました

20:30過ぎに連絡を受けて、タクシーで店へ向かいました!


酒が進む肴ばかり

 小生の好みやNGは大将に把握して戴いているので
 全体に品数少なめ、内容は料理多めでおまかせでお願いしました!

 ■きんぴら
  この店では一品めのお通しは必ずお母さん手作りのお惣菜が登場します
  過去には、おからや肉じゃがが登場した事も在ります
  ほっこりしますね

 ■鰹漬け
  脂がのった戻り鰹を軽くづけにして在ります
  千切りにしたエシャロットを素揚げにしたものが添えて在ります
  エシャロットの香ばしさと洋からしの刺激で戴きます

 ■カラスミ餅
  自家製の唐墨をのし餅で包んで軽く焼いて在ります
  贅沢なお餅ですね
  餅の中にねっとりと濃厚な味わいの唐墨が潜んでいます

 ■鱈白子ポン酢
  秋か冬に掛けての定番の酒の肴です
  濃厚でクリーミーな味わい
  自家製の柔らかい酸味のポン酢と相性が抜群です 

 ■秋刀魚の味醂干し
  脂がのってます
  みりんの旨みと脂が調和する感じです
  身がしっとりとしていて本当に美味しいんです
  焼いた肝も添えられていますが、これが日本酒にドンピシャ
  苦み走った香ばしさで日本酒クイクイw
  
 ■生いくら、生雲丹、鮪頭肉の小鉢
  巷で流行りの「うにくら」の寿司屋バージョン
  肉の代わりに、肉に近い鮪の頭肉が使って在ります
  プチプチと張りの良いいくら
  クリーミーで旨みの塊の雲丹
  噛むと旨みが口の中に広がる鮪
  三者の強めの旨さが、御互いを邪魔せず
  見事に調和しちゃっているんです

 ■鰤の焼きしゃぶ
  脂ののった寒鰤を薄めにスライスして炙り
  青葱を巻いて、柚子胡椒とポン酢で戴きます
  普通の焼魚とは違った美味しさが在ると思います
  青葱の淡い苦みがアクセントに、なって
  柚子胡椒とポン酢が脂を程よく中和してくれます

 ■対馬の穴子 白焼き
  うなぎ?って思える位に身が厚い穴子です
  白焼きですが、白くなくなるほどに深焼きで香ばしい仕上がり
  実山椒や山葵を添えて食べます

 ■箸休めの香の物
  お母さんお手製の蕪と胡瓜の浅漬けです
  口の中がスッキリとリセットされます
  白飯が合いそうw

 ■握り 小肌
  のっけから大好きな小肌
  いつも通り程よい〆加減で美味しい

 ■握り  松皮鰈 昆布〆
  昆布〆なので舌触りがねっとり
  寝かせて在るので、白身魚ですが旨みが濃いんです

 ■握り 喉黒 炙り
  皮目は香ばしく、身は霜降りで贅沢な旨さです
  まぁ喉黒って云われると旨いって暗示にかかりますよね

 ■握り 本鮪 漬け
  浅めの漬け加減
  ねっとりと舌と絡む様な食感が堪りません

 ■握り 本鮪 中とろ
  程好く脂がのってます
  この程度の脂が1番美味しいかも知れません

 ■握り 生雲丹
  盛り盛りの立体感の在るビジュアルが良いですね
  口の中でシャリの味わいが感じない程に
  クリーミーで濃厚な雲丹の風味が広がります

 ■握り 赤貝
  肉厚でコリコリの食感が素晴らしい
  噛む度に、口の中で磯の香りが広がります 

 ■握り 焼穴子 タレと塩
  1貫の半分がタレ、半分が塩になっています
  個人的には塩が好きなんですが、タレも甘過ぎず
  程よく美味しく戴けます

 ■巻き 干瓢
  〆に巻物を一品と考え干瓢巻をチョイス!
  関西では食べる機会が少ないので美味しいのひと言です

 ■けんちん汁
  〆はお母さん手製のけんちん汁
  大根、人参、里芋、牛蒡、椎茸、豆腐、菜っ葉が入った具沢山
  寿司屋らしくないかもしれませんが、ほっこりとさせてくれます
  実家のお袋が作るヤツを思い出す一杯でした!


日本酒
貴 特別純米ふかまり 永山本家酒造(山口)
鍋島 純米大吟醸 吉川産山田錦 富久千代酒造(佐賀)
磯自慢 特別本醸造 特撰 磯自慢酒造(静岡)


最後に
 
 シャリの加減は小生好み
 小さめで軽く握って在り、口の中で解れる感じです
 そしてバランスの良いネタのボリューム
 料理も手間暇掛けているのが判ります
 特に今回のカラスミ餅は美味しく戴きました
 最初にお邪魔した大衆的な雰囲気からは店の佇まいだけでなく
 料理、寿司全てが高級化って云うか進化してるのが
 お邪魔する度に感じ得られるんです
 評判も上々の様なのですが、予約が取り辛くなってきているのは
 寂しい事でも在ります

 宇都宮は餃子の街として全国的に有名で、JR宇都宮駅周辺は
 多くの餃子専門店の派手な看板、ネオンが一杯ですが
 個人的には、寿司と鰻も中々のレベルじゃないかと思っています
 次はいつお邪魔できるのか判りませんが
 出来るだけ早めに連絡を入れる様にしたいと思います
 ご馳走様でした!
 
 
   
【更新】
久し振りの宇都宮宿泊

事前に電話予約を入れてお気に入りの『丸萬寿司』へ

お店に着くと何となく様子が違う様な・・・

店内に入るとその答えが一目瞭然! 改装されていました

カウンターは立派な白木に代わりネタケースも掘り込みの上部開閉式

小上りはテーブル席に代わっていました

以前よりも高級感の在る店内に変わっていました! ←儲かっているのでしょうねw

店内とは違って、大将もお母さんも変わらずお元気そうでした(笑)

この日は部下同行では無かったのでカウンターでひとり酒です


相変わらずのCPの高さ

 大将にお任せで料理多めでお願いしました!

 ■先付 おから
  干し海老が使って有りそうだったのでパスしましたw

 ■先付 三陸産 活雲丹
  殻の針が未だ動いていました
  磯の香りがして滑らかと云うよりは食感が在る感じです
 
 ■先付 鮟肝ペースト
  鮟肝を甘煮して裏ごし
  食感のアクセントを出すために奈良漬の刻みを加えて在ります
  甘みが加わる事で肝の味わいが濃厚に

 ■造り 鮟鱇薄造り
  鮟肝と皮の湯引きが添えられています
  薄造りだけでは無く、肝や皮も芽葱と巻いて食べると
  別な食感と味わいを愉しむ事ができます

 ■造り 盛合せ
  ・かわはぎ肝醤油和え
   これ酒が進みます
  ・真子鰈昆布〆
   まったりした舌触り
   旨味成分をぎっしり感じます
  ・鳥貝
   普段は酢味噌ですが、この日は山葵醤油で
   コリコリなのにモチモチの食感 
  ・金目炙り
   香ばしく、脂ののったふわっとした上品な美味しさ
  ・青柳
   コリコリの食感と磯の香りが満点

 ■箸休め 蕪漬けとこごみとくらげ和え
  おからと一緒でお母さんの手作り品
  山菜のこごみとくらげが胡麻油を効かせて和えて在ります

 ■焼もの 炙り小柱の雲丹和え
  この日のお勧めのひとつが蛍烏賊の陶板焼き
  一応蛍烏賊の可否の確認在りましたが、丁寧にお断りしましたw
  焼ものの代替料理だから小柱に炙り??

 ■煮もの 菜の花の煮浸し
  これもお母さん?
  優しい味わい

 ■初鰹のタルタル
  大将の創作料理
  粗めに叩いた初鰹を摩り下ろした新玉葱と自家製ポン酢を合わせたソースで戴きます
  白ワイン呑みたくなりました(笑)

 ■握り ふたつのこはだ
  〆具合の違うふたつのこはだの食べ比べ 
  ・今日〆
   酸味はかなり軽く、身の加減もほぼ生の状態
   大好きなこはだなので、あっさりしていて美味しい
  ・三日〆
   身も閉まった感じで酸味以外に旨味も増している感じです
 
   どちらが好き?と訊ねられたら両方って答えます

 ■握り 鯵
  この日の大将イチオシのネタの様です
  ひかりものって美味しいですね
  少しすり生姜が効かせて在ります

 ■握り さより
  上品な味わいのネタです
  こはだ同様に好きな一品!
 
 ■握り のど黒
  のどくろって云うだけで旨いと洗脳されてしまいますね
  勿論、旨味凝縮で大変美味しく戴きました

 ■碗もの けんちん汁
  この店の碗ものは具沢山の家庭的な汁物なんです
  冬場なら豚汁とか・・・
  寿司屋の出汁の効いた赤出汁とは別次元で美味しいんです
 
 ■握り 中とろ
  程好く脂がのってます
 
 ■甘味 フルーツトマト 新玉葱のシャーベット添え
  糖度の高いフルーツトマトに新玉葱のシャーベットが添えて在ります
  甘味と云うよりはサラダの様な味わい
  甘味不要の小生でも美味しく戴けました 
 
 日本酒
 うしろ姿 白ラベル 無濾過生原酒27BY 飯沼銘醸(栃木)  
 大那 超辛口純米 菊の里酒造(栃木)

 連日の寿司だったからなのか?
 思う様に酒も料理も寿司も進みませんでした
 勿体無い事に寿司は6貫しか食べていません
 好きな貝類や巻は手付かずのままでした
 翌朝後悔しましたよw

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【更新】
宇都宮で前泊です

小生の心の中を見透かした様な遠慮のない部下のリクエストは鰻か寿司

う~ん悩むなぁ・・・ 宇都宮にはどちらもお気に入りのお店が在るんですよね

「前回って何食べたっけ」と質問すると、間髪入れずに「川蝉で鰻でした」と小生よりも記憶鮮明な部下

「それじゃ今晩は寿司だね」って事でお気に入りの丸萬寿司へ電話!

カウンターは満席ですが、小上りなら空いているとの事 

寿司屋ってカウンターじゃないとテンションが半減しちゃいますよね(汗)

でも他のお店に行く気がないので、予約して伺いました!

この日もおまかせで・・・

 ■お通し
  南瓜の煮付けと蕨と揚げの煮物
  今回も寿司屋には似つかわしく無い家庭料理的なお通し(笑)
  きっとお母さんお手製なんでしょうね
  美味しいから良いんですけどねw

 ■鰯と沢庵のたたき
  脂ののった鰯と沢庵の食感の違いが面白い
  沢庵の酸味と塩分で程よい味わいです

 ■雲丹の蛤だし 
  大将は富山産の白海老と北海道産の赤海老を黄身醤油で和えた一品を出したかった様ですが

 ■かわはぎ肝和え
  肝醤油や肝和えって魚や貝に関わらず美味しいですね
  酒が進みます(笑)

 ■鰹の燻製
  鰹と云えばたたきに馴染みが有りますが自家製の燻製
  たたきの香ばしさと違った燻製の風味が物珍しいので美味しく戴きました!

 ■焼物
  鮪の頭肉、太刀魚塩焼き、蕗の煮物の三点盛
  鮪の頭肉は肉の様な味わい
  太刀魚は対照的に淡白な味わい
  これ等をおかずに白飯が食べれそうなひと皿です

 ■箸休め
  お母さんがオリーブを出してくれました
  これ好きなんですよね
  普段はワインのお供なのですが、日本酒に合せるのは初めて
  意外と合うんですね(笑)
  小生は海老がNGなので代替料理です
  蛤の風味の効いた出汁で食べる雲丹もあっさりと美味しく戴けました!

 ■鱚の昆布〆
 ■石垣貝
 ■真鯒の肝添え
 ■胡麻鯖
 ■小鰭
 ■蒸し鮑
  シャリの具合は小生好み
  小さめで軽く握って在り、口の中で解れる感じも良いです!
  小鰭の美味しさは前回通り
  今回は特に真鯒が美味しさが際立っていました
  最初は淡白白身の味わいですが、口の中で噛むと奥に濃厚な味わいが隠れています
  それに肝の味わいが加わり、旨みが口の中で爆発!
  この旨さはこの日1番でした(笑)

 日本酒
 日高見 超辛口純米 平孝酒造(宮城)
 辻善兵衛 純米吟醸五百万石 無濾過中取り(栃木
 村祐 茜ラベル無濾過本生 村祐酒造(新潟)


最後に

 酒は控えめとは云え二人で今回も13000円でお釣りが来るCPの高さ
 超が付く高級店と比較すれば見劣りする部分も在ります  
 しかし、このCPの高さは引け劣らないレベルだと思います
 素晴らしいのひと言です
 宇都宮って餃子の街として知名度が高いのですが、鰻と寿司のレベルも相当高いと思います
 それとBARも・・・

 また寄らせて貰いますね
 ご馳走様でした!

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翌日の真岡出張を控えて、宇都宮で前泊です

同行の部下が到着したので、呑みに出る事にしました!

部下にリクエストを聞くと「寿司が食べたいです」と遠慮なしの回答(汗)

宇都宮で寿司を食べたのって、前週に行った『すしざんまい』だけなんです

でも、部下に『すしざんまい』へ行こうって云えない自分w

食べログで「宇都宮×寿司」で検索すると、これって目に訴えて来る店が無いんです

その中で、マイレビの「なんでも屋純ちゃん」が好意的なレビューをアップしている店が有りました!

そのお店は『丸萬寿司

口コミ数は少ないのですが、ランキング2位で3.44の評価

ランキングや点数云々では無く、マイレビ氏の評価が良いので、電話を入れて予約しました

土地勘が無いので、ホテル前からタクシーで・・・

ホテルからは10分程度、繁華街からは少し離れた住宅街の川沿いに店が有ります

店は高級って感じでは無く、街の寿司屋の佇まい

店内は、カウンター6席と小上りにテーブルが2席と、こんじんまりとしていて先客は常連さんって感じです

大将と多分お母さんの二人で切盛りしています

「先ほど電話で・・・」と告げるとカウンターに案内されました

取敢えず、NG食材を伝えてお任せでお願いしました!

お通し
トマトベースのミートボールの様な一品とささがき牛蒡とレンコンのきんぴら風
寿司店なので期待とは何か違って、居酒屋のお通し風に一抹の不安が・・・
でも味は良いんです!でもなぁ・・・

お造り盛合せ
・鱚昆布〆
・タイラギ
・赤むつ炙り
・マグロ
・玉
・ガリ
全てのネタのボリュームが程良く、チョッと食べたいって思わせるのは演出??
鱚昆布〆は、独特の食感と魚の味わいに加味される昆布味が旨いんです
赤むつ炙りも風味が有って良い感じです

それと、一瞬「べったら」に見えたのはガリです
こんな厚めに切ったガリは初めて
新生姜の時期なので、自家製との事です
普段食べてるガリとは別物ですね

この盛合せだけで、最初に註文したひや酒が空になってしまいました(汗)


揚げた葱の香ばしさと一緒に食べます
たたきは食べる機会が多いのですが、久し振りの生鰹は美味しく戴けました!

ふじつぼ塩茹
ふじつぼって貝??
何となく気持ちが拒絶して食指が伸びません
念の為に、スマホで検索
Wikipediaによると甲殻類との事(大汗)
そのまま部下へ譲りましたw

めひかり一夜干
めひかりは目の大きさに特徴が有り、想像上の宇宙人を彷彿とさせるビジュアルの深海魚です
初めて食べましたが、脂ものっていて旨いんです
この小さめな一夜干だけで、ひや酒3本めが空に・・・

寿司
・こはだ
・とり貝
・蒸し穴子
・〆鯖押寿司
・干瓢巻(涙巻)

酢めしは酸味は軽めで炊き加減も好み
遅めの時間帯だったので、ネタは出払ってしまったものが・・・ 

こはだ旨かったですね~
思わず4貫食べちゃいました(汗)
シャリ同様に軽めの〆具合
煮切り?が軽く引いてあって旨味十分!
もっと食べたかったのですが、Sold out

そしてとり貝
生のとり貝です!
向きが逆です(笑)
美味しいです

〆鯖押寿司は提供のスタイルがチョッと面白いんです
寿司の側面に海苔が貼り付けられ聳え立ってます
それを寿司に巻き付けて戴きます
これも旨いです

椀物、香の物
香の物は、沢庵以外はお母さんの自家製
ぬか漬胡瓜は古漬で酸味が強く大好きな一品です

椀物は魚のあら等の赤出汁ではなく、なめこと豆腐の味噌汁
これが寿司屋で戴く味噌碗って感じでは無く、実家のお袋が作ってくれる味噌汁って感じなんです
豆腐が大きめ、味噌も田舎味噌って感じです
でもほっこりする味わい(笑)


日本酒もそこそこ戴いて二人で13000円でお釣りが・・・

中々CPも良く、大将の仕事も丁寧

隠れ家的で、地元の常連さんに愛されているお店って感じです

やや洗練さには欠けますが、それを補って余りある料理の内容でした!

お母さんの味噌汁も美味しかったです(笑)

「なんでも屋純ちゃん」有難う御座いました

ご馳走様!

  • 生いくら、生雲丹、鮪頭肉の小鉢 妖艶な輝き
  • 鱈白子ポン酢
  • 握り 生雲丹

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