ハッキリいうと、これは買いですよ。
2010年3月発売予定のPS3用の地デジレコーダーtorne(トルネ)。一足先に、実機に触れせていただく機会を頂きましたので、レビューしたいと思います!
はいはい、みなさんの言いたいことはわかります。
実際、地デジレコーダーって世にはごまんとあるわけで、今更ながら地デジレコーダーを出してきたSCEは何を考えているんだろ、って思いますよね。僕もそう考えてました。
でもですね、実機に触れてみると、その謎が解消されましたよ。まず、インターフェイスが超軽く、ストレスフリーで、今までの地デジレコーダーの感じとは一線を画すものだったんです!
百聞は一見にしかず、動画を置いていきます。
あっという間で、ちょっと分かりにくかったかもしれませんが、メニュー画面から、番組表、そして放送中の番組へと遷移しています。しかも、最後は番組を見ながら現在放送中の番組表を下部に表示し、そこからさらに違う番組へと移動しています。
こちらの動画は、実際に放映されているものではなかったのですが、実際に放映されている番組でもこの動画とほとんど変わらない速さで画面が遷移しましたよ。
どうです? 今までの地デジレコーダーにないくらいスムーズでしょ?
そうそう、どんなに早くスムーズに動いたって、操作性が悪くちゃ話になりませんよね。torneはというと、PS3の操作性をそのまま踏襲しています。ですから、既存のPS3ユーザーなら問題なく操作できますよ。
基本◯ボタンで進み、×ボタンで戻ります。□ボタンはメニューを表示、LとRは拡大縮小になっています。
SCEの開発者の方曰く、この操作性とインターフェイスの融合は、普段は一緒に組むことはない、ゲームチームとXMBの開発チームとのタッグがこの結果を生んだそうな。
ハードウエア的な意味での拡張性は外付けHDDを8台まで登録でき、同時接続は4台まで可能というところでしょうか。まぁ、そういう意味での拡張性は地味ですが、ウェブとの連携、PSPとの連携は目をみはるものがありましたね。
なんと! どこの画面からでも、ウェブの検索をすることができるんです。上の写真は地デジを見ながらギズを開いているところ。我々ネト充にとっては、なくてはならない、素晴らしい機能ですよね。
PSPとの連携もすごいんです。PS3とPSPをつなぐ、「リモートプレイ」を使って、通信の届く範囲ならどこでも、上の動画のように超軽量動作で操作できます。開発者によれば、PSPリモートで快適に閲覧できるように、フォントや圧縮にも気を配ったとか。
そうそう、いい忘れてましたが、インストール・動画予約も簡単でしたよ。
インストールは、初回にBlu-rayでインストールすれば、XMBに専用のメニューが現れます。それだけ。すごく簡単。
そして、肝心の録画予約も、たとえゲームプレイ中だとしてもしっかり、録画予約してくれます。基本性能は十分押さえられていて、むしろあまり書くことがないかも。
ということで、たった定価9980円でこれだけの機能・快適さを、現在持っているPS3に追加できるなら絶対買うべきです! むしろ、PS3に標準でつけてくれてもいいくらいです。
なので、これだけすごいtorneにあえてケチをつけるなら、こんなに小さいtorneなんですから、PS3に内蔵してほしかったな...ということ。まぁ、ここらへんもきっと、次期PS3にはきっと標準で内蔵される、はず!?
ということで、torneレビューお送りしました。突然のギズモードのアポに快く応じてくれたSCEのみなさんありがとうございましたー!
(遠藤充)