MacBook Proにしかないハードウェアの強みがある。
Apple (アップル) 製品にはiPhoneやiPad、Mac、AirPodsシリーズ向けにProモデルが存在します。どのハイエンド製品にも共通していえるのは、スタンダードモデルより高いけどその分機能が充実してるということ。
なかでも特にMacBook Proはプロクリエイター向けの印象が強いデバイスですが、MacBook Air一筋の一般ユーザーがM4 MacBook Proを数週間試してみた結果、MacBook Proのハードウェアに大きな魅力を感じることになりました。
MacBook Pro、想像より重くなかった
14インチM4 MacBook Proですが、その重量は1.55kg。13インチM2 MacBook Airの1.24kgと比べた限りではそれほどズッシリとした重さは感じませんでした。画像のスペースブラックはMacBook Pro限定カラーですが、光のあたり具合によってはシルバーのようにも見えます。落ち着いた色合いのMacBookは高級感がありテンションが上がります。
また、最大24時間使える長時間バッテリーはどのユーザーにとっても強い安心感がありますね。日帰りはもちろん、1泊2日程度の出張であれば重い電源アダプタやモバイルバッテリーを持ち歩く必要もなさそうです。
ポートの数は少ないより多い方が良い
MacBook Proに魅力を感じた理由の1つにはポートの数の多さも挙げられます。M4モデルにはThunderbolt 4対応のUSB-Cポートが左サイドに2つ、右サイドに1つの計3つ備わっているのに加え、HDMIポートまで搭載されてる豪華仕様です。
また、SDカードが直接挿せるのも気に入りました。これに関してはSDカードを読み込むためのアクセサリが不要=荷物が減らせる点が素晴らしいなと。
Proモデル限定の特殊なディスプレイは見やすが全然違う
Liquid Retina XDRディスプレイですが、どの環境においても総合的に見やすい印象を受けました。リフレッシュレートは最大120Hzなため、カーソルの動きも目で追いやすい。
SDRコンテンツの最大輝度は1,000ニトであるため、公園やカフェのテラス席などの屋外で作業をしていても画面が暗くて見えにくいといった不満を感じることは1度もありませんでした。ちなみにM4 MacBook Proは標準ディスプレイとは別にオプションでNano-textureディスプレイを選ぶことができますが、個人的にはかなりアリだと思いました。
M2 MacBook Airと比較すると一目瞭然で、Nano-textureディスプレイは映り込みや反射を抑えてくれる効果があり、屋内はもちろん屋外でもディスプレイの見やすさが全然異なる印象を受けました。
Nano-textureディスプレイはプラス税込2万2,000円かかることだったり、専用のクロスを使って画面を拭く必要などがありますが、ディスプレイに余計なモノが映り込みにくくなるため、仕事の作業率&集中力を上げたいって方にかなりオススメです。
エンターテイメントを全力で楽しませてくれる「大迫力の音」も良い
ポートの多さやディスプレイ性能が素晴らしいのは間違いないのですが、個人的に1番驚いたのは大迫力の音を実現させる凄まじいスピーカー性能でした。
個人的にはよくMacBook Airで映画を見る機会が多いため、ディスプレイや内蔵スピーカーは高性能であればあるほど嬉しいのですが、M2 MacBook Airと比較して聞いてみたところ、とにかく音の迫力が桁違いで、特に重低音の凄さに圧倒されました。正直、外部スピーカー不要なのでは?と思ったくらい満足感のある音が味わえたので、これには良い意味で裏切られました。
M2とM4チップの違いは普段使いではほぼ分からなかった
最後に搭載チップのお話について。M2 MacBook AirとM4 MacBook Proで記事を書いたり軽めの画像編集をするなどの一般的な使い方で動作を比較してみましたが、正直そのような使い方ではチップによる性能差を感じることはありませんでした(これが重い画像ファイルを編集したり、3Dレンダリングの作業をするとなると話は変わってくるのですが。)
『バイオハザード RE:4』も遊んでみましたが、こちらもプレイ上大きな性能差を感じることはありませんでした。しかし、明らかな違いを感じたのは明るくて見やすい高品質なディスプレイと大迫力の音が楽しめる内蔵スピーカーでしたね。
13インチM2 MacBook Airと14インチM4 MacBook Proの標準モデルの価格差はちょうど10万円。プロクリエイターじゃないユーザーにとっても便利と感じる機能はたくさん詰まっていますが、この価格差が安いと思うか、それとも高いと思うかは使い方次第です。
Source: Apple