本好きの下剋上の短編集もついに3冊目ですね。
この短編集にはWebに上げているSSと、本編の書店特典のSSを収録した短編集なので、
ドラマCDやDVD/BD特典等の短編は収録されていないし、される予定はなさそうなので、
そちらが気になる場合はTOブックス公式通販で購入することをお勧めします。
全部買ったら20万円くらいかかるので、冬のボーナスが出た方ならいけるかも…?
ちなみに私はほぼ全部持ってます。
私のお勧めはドラマCDの特典SSですね。
特に本編完結後のエーファ視点で書かれたドラマCD9の特典SSが素晴らしいんだ…
BOOK☆WALKERでは特典SS付きで電子媒体で出てるらしいので、再生機器がない人にはそちらをオススメします。
さて、本編の感想ですが…
・「暴走娘の共通点」
ベンノ視点でかつての恋人であり、幼馴染みリーゼの回想ですね。
こちらはふぁんぶっく4の鈴華さんの短編漫画を読んでいれば、より味わい深くなっています。
少年時代のベンノが妹とその友人であるリーゼに振り回されていますが、
その様子すらも若さが感じられて微笑ましいですね。
この時代のベンノさんは頼りになる父親がまだ健在だからか、
少し甘えが見えるような気がします。
そんなベンノさんが頼り甲斐がある存在にならざるを得ない状況に追い込まれ、
それでも踏み留まって成長したからこそ、マインが救われるんだよなぁ…
そして、かつての自分ではリーゼを救えなかったけれど、
成長したベンノさんはマインを救えて、ひいてはユルゲンシュミットを救えたんですよ。
ベンノさんは誇っていいと思います。
・「側仕えの初仕事」
オティーリエが側仕えとして初めて城へやってきた場面ですね。
エルヴィーラとはお友達とはいえ、細かい事情は知らされていなかったことが窺えます。
そこら辺は上級貴族らしい情報統制っぷりですね。
とはいえ側仕えとして仕事をする上での情報は必要なので、
そこから色々な情報が見えてくることを考えれば、
要職に就くことの重要性がよく伝わってきます。
まぁ、本人にはまだ会えてないから大の本好きと言われても具体的には想像できないでしょうし、
実物の規格外っぷりには驚いたのでしょうが…w
リヒャルダの裏事情が開陳されましたが、
アウブ・エーレンフェストにとっては便利な駒なんですね。
とはいえ、リヒャルダが居たからこそローゼマインは成長できたので、
リヒャルダを配したのはジルヴェスターの英断だったと思います。
・「ブリュンヒルデの事情」
魔力圧縮を頑張りすぎたせいで領内にお相手がほぼ居ないという、
ローゼマインの側近だけの事情がブリュンヒルデにも有った、というエピソードですね。
リーゼレータもそうだったけど、ブリュンヒルデも跡取り候補でしたからね。
色々と考えることが多くて大変です。
ブリュンヒルデの母は縁故でしか考えてないからハルトムートを推してますが、
ハルトムートの狂信的なところはレーベレヒトも数年間知らなかったくらいですから、
ブリュンヒルデの母も知らないからこそのお勧めなのでしょう。
ブリュンヒルデもレオノーレも知っているからこそ、近寄りたくないんでしょうねw
・「神官長室の雑談」
フェルディナンドがいかに実力主義者だったのか。
ローゼマインの影響が如何に大きかったのか、ということがよくわかるエピソードですね。
側近たちも雑談しながらお仕事してるんだ、と少しほっこりしました。
・「問題だらけの領主会議」
敵地で貴族の事情で雁字搦めにされたら、
いくら優秀だとはいえフェルディナンドも動くのが大変で、
ドンドン追い込まれていくことがよくわかるエピソードですね。
この後の事情を知った上で、フェルディナンド視点で見ると、ゲオルギーネの暗躍っぷりが凄いです。
大領地の第一夫人という立場を使って他人を動かすのが本当に上手いんですよね。
人徳と縁故を使って貴族らしく他人を動かすのはフェルディナンドよりも上手だと思います。
やはり貴族の事情をぶった切って飛び越えるローゼマインじゃないと勝利するのは難しかったでしょう。
そんなゲオルギーネとディートリンデのせいで、
アーレンスバッハには全体的に悪い印象が有ったんですが、
ディートリンデの非常識さに振り回される良識を持った貴族もそれなりに居るんだな、
というのもわかりますね。
とはいえ、事ここに至ってから狼狽するくらいなら、教育の時に頑張るべきだとは思うのですが…
ディートリンデという重しとゲオルギーネの策謀で動きにくい中で、
何とかしようと藻掻いているフェルディナンドだけど、
こういう時に頼りになるのがローゼマインとヒルシュール先生ですよね。
ライムントは便利に使われてるけど、本人も望むところだろうし、問題ないよね。
しかし、本当に絶望的なまでの状況ですよね。
こんな状況に追い込んだ原因たちへのヘイトが溜まっていってしまうなぁ…
・「踏み込みすぎた代償」
ハルトムートファンなら読むべき、と言われていた特典SSがついに短編集に収録です。
本編ではハルトムートが「フェルディナンド様に正解を貰った」と言ってたけど、
あのフェルディナンドがそんな素直に教えるはずないし、絶対に脅迫してただろう、
と思ってたら案の定でしたねw
とはいえ、自力で正解に辿り着いたハルトムートは優秀だと思います。
確かにマインとして活動していた期間は1年かそこらなので、
それくらいしか情報がないことから推論していくとそうなりますよね。
なるほど、盲点でした。
ただ、ハルトムートにとっての盲点は灰色神官でしたね。
コルネリウスに忠告されていたというのに、侮っちゃったねぇ…
平民だって知恵はあるし、頼れる貴族だって居るんですよ。
ハルトムートがまだまだ未熟なことがよくわかります。
そんなハルトムートがダームエルのことを意識しているのがよくわかるけど、
ダームエルを超えるのは難しいと思うし、
何よりもベンノやマルクより信頼されるのは難しいでしょう。
それに、ハルトムートはまだルッツがどれだけ信頼されているかを知らないからね…w
ルッツ超えはフェルディナンドでも難しいと思うけど…
頑張ってね!
・「息子の成長」
ルッツの母カルラがマイン=ローゼマインだと気付くとは意外でしたが、
女の勘を持ち出されると何も言えませんね…w
まぁ、ヒントはちゃんと提示されているから気付くのも当然なのかも?
ラルフと比較するとルッツの成長があり得ないくらいだとわかるけれど、
それが親としては嬉しいばかりかというとそうではない、というのはねぇ…
優秀すぎるから仕事で出張ばかりな上に、もうすぐ転勤で親元を離れるとか、
そりゃ寂しさもありますよね。
現代と違って里帰りなんて気軽に出来ないだろうし、
冠婚葬祭でも会えるかどうかわからないんだから。
親孝行という意味ではラルフの方ができるんじゃないかな、とも思います。
・「葬儀前の挨拶」
若い頃は周囲を振り回してたジルヴェスターが、
今となっては周囲に振り回されているというのは因果応報なのか…
ジギスヴァルト王子は無自覚な傲慢さが滲み出ていて、
それをフォローするアドルフィーネは大変ですよね。
それでもちゃんと第一夫人としてフォローしつつ、
自分の利も得ようとしているあたり、本当にアドルフィーネは優秀だな、とも思います。
そしてフェルディナンドを救おうと奔走したローゼマインの行動理由ですが、
フェルディナンドの推測は間違ってないけど、間違ってるというか…
ローゼマイン本人がそう言ったからって鵜呑みにしすぎですよ、フェルディナンド様!
ローゼマインに大切にされているということに無自覚すぎですよ、フェルディナンド様!
フェルディナンドの言うことを鵜呑みにしないようにね、ジルヴェスター…
レティーツィアの母親がここで登場していますが、
彼女の言葉からはレティーツィアのことを想っていることが伝わってきますね。
この葬儀の時もちゃんとレティーツィアと会えて話せてると思いますが…
これからレティーツィアが襲われる悲劇を思うと、ハラハラしてしまいます。
・「余所のお菓子と玩具」
この頃のレティーツィアはまだ平和というか、平和ボケというか…
ディートリンデに振り回されたり、フェルディナンドの厳しさに参ってはいるけど、
何故そんなに厳しくされるのかを全く理解していないのがよく伝わってきます。
これのフェルディナンド視点が第五部VIIのプロローグなんですけど、
それを読むとレティーツィアの教育不足がよく分かってしまいます。
この年頃の子供にしてはかなり優秀だと思うんですけどね…
虐待されていたフェルディナンドや、
転生者であるローゼマインが特別なだけなんですよ…
フェルディナンドのお菓子の食べ方に可愛く腹を立てるするあたり、
とても可愛らしい女の子なんだけど、
それが許されないのが領内に明確な敵が存在している領主候補生という立場なんですよね。
本来ならそれを理解させるべき側近が教育を怠っていたというのが、
レティーツィアの不幸なんだなぁ、と思う次第です。
・「ローゼマインが不在の冬」
エックハルト視点で見ると思考がバイオレンスすぎて笑ってしまいますし、
予想以上に罵倒語のボキャブラリーが多彩で、知的水準の高さを思い知らされます。
フェルディナンドのことをずっと見ているエックハルト視点だからこそ、
フェルディナンドが如何にローゼマインのことを心配しているのか伝わってくるし、
ローゼマインが居ないと容易にフェルディナンドに窮地に陥るのかがわかります。
そして、領地を違えると一気に情報が得にくくなるんだなぁ、というのもわかりますね…
それとエックハルトとアンゲリカはそれなりに交流が有ったことがわかるし、
エックハルトから見てアンゲリカは良い相手だったということもわかります。
この時に何気なく言った一言が形を変えて実現することになるとはねぇ…
ハイデマリーとは違った形だけど、良い夫婦になると思いますよ。
・「成長と変化」
成長したローゼマインの姿を報告するトゥーリのお話。
妹が無事で、しかも成長してくれたことが嬉しいけれど、
妹であると言えないことが寂しい気持ちも感じさせてくれますね…
それはそうと、ルッツとのほのかなラブコメ風味が感じられて良かったです。
ほっこりしますね。
・「諦めない存在」
ジルヴェスターは良くも悪くも情に厚いんですよね。
私はそこが良いと思うんだけど、アウブとしては未熟とも言えるわけで。
それを指摘してくれるボニファティウスは良い補佐だとは思うんだけど…
ボニファティウスの孫娘への情を見てると、遺伝を感じますね。
情よりもアウブとしての役目を重要視するかどうかは別なんでしょうけど。
ジルヴェスターから見るとローゼマインの暴走もそうだけど、
ヴィルフリートの考え無しの言葉も頭が痛いんですよね。
ただ、後者に限っては自分の教育不足なので自業自得だと思います。
教育を実母に任せてオズヴァルトを罷免するのが遅かったのを反省なさいませ。
フェルディナンドがローゼマインへと遺言を飛ばしたことについて歯痒く感じているけど、
ふぁんぶっくによると、そんな情とかそういったものでは無さそうなので、
そこは安心なさいませ…w
・「ダンケルフェルガーの会議室」
私はこの特典SSがどうしても読みたかったので初めて紙書籍版を買って、
そこから短編集に収録されていない特典SSをTOブックス公式通販で揃えたのです。
そう言った意味ではとても思い出深い短編ですね。
ハイスヒッツェ視点から見ると、自分の善意が完全に裏目ったことを知りショックを受けていますが、
こればかりは情報収集を疎かにした自業自得なんですよね。
ハイスヒッツェに限らず、レスティラウトもそうだけど、
今も昔も、ダンケルフェルガー男子というのは情報収集を疎かにして動いてしまい、
結果としてそれが悪い結果を出してしまうものなのだなぁ、と思います。
それを律するのが計算高いダンケルフェルガー女子だというのがよくわかりますね。
ジークリンデ様もブレなさと、冷酷さにはちょっとショックを受けますが、
それでも自領のことを優先して考えるのは領主一族として正しいと思います。
でも、だからこそ、ローゼマインがグルトリスハイトを持つことを示唆されたら、
許可を出さざるを得ないんですよね。
本当に、水戸黄門の印籠のように効くんだぁ…w
それでも自領のため、娘のために動くのは計算高いとは思います。
まぁ、その娘のためになるからと戦場に送り出すあたりは、
とてもダンケルフェルガーだな、と思いますが…
ハンネローレ様が武寄りの領主候補生だということを見抜いているのでしょうね。
だって母親なんですもの。
・「相変わらずの騒動の原因」
ローゼマインに振り回される下町の平民たちだけど、
ローゼマインのことを理解しているからこそ、あり得ないと思わずに、
必死に情報を集める姿はある意味頼もしいというか…w
トゥーリはマインのことも理解しているからこそ、
ローゼマイン様が嘘をついたことに気付いているのがとても良かったですね。
あぁ、二人は実の姉妹なんだなぁ、というのが感じられるのです。
そして、その状況を聞いただけでローゼマイン様の心境も正確に推し量ってるあたり、
ルッツも幼馴染みなんですよ。
そして、僅かな情報だけで正確に推測を立てられるルッツは優秀ですね。
振り回されるのは大変だと思うし、
戦いが終わったばかりで大変なんだろうけど、
この頃の貴族院での殺伐さを知っていれば、
この二人が平和にやり取りできているのは、
ローゼマインたちが頑張っているお陰なんですよね。
そう考えると、この平和なやり取りがとても得がたく、尊く思えました。
・「夜空の星」
ごく短い短編だけど、異世界ファンタジーさと、
ほんのりとしたラブコメの要素が感じられて良かったです。
・「消えて、戻った妹」
この短編は加筆が多くて、既読の私にも満足感がありました。
いきなりの巨大ヴァッシェンに巻き込まれたコルネリウスが、
何とか妹を守ろうと頑張っていたことを知ってちょっと嬉しかったです。
コルネリウス視点で読むと、戦い中もそうだけど、事後処理でもハイスヒッツェは有能ですね。
まぁ、だからこそ、事情を知る読者からすると残念に思えるんですが…w
実兄のエックハルトは優秀だけどフェルディナンド至上主義すぎて、
頼り甲斐はあるけど、面倒くささも半端ないと思ってしまいますw
逆にレオノーレはどんな時も優秀に見えるんですよね。
パートナーとしても、同僚としても非常に頼り甲斐があるので、
レオノーレを選んだのもわかるなぁ。
時間がない中でフェルディナンドとレオノーレが、
ピチピチ跳ねるハルトムートを見て一瞬沈黙したシーンは、
読んでて笑っちゃいましたねw
ローゼマインを寂しがらせてはならない、と女神の御力を前に踏ん張るところは、
コルネリウスは良いお兄ちゃんだな、と思いました。
これからも大変だろうけど、良いお兄ちゃんでいて欲しいですね。
・「頭の痛い面会依頼」
ジルヴェスターも振り回されて大変だろうけど、
フェルディナンドとローゼマインはもっと大変だったんだから、
兄として、養父として頑張らないとね。
忙しい中でちゃんと打てる手は打ってたり、
可能な限りフォローしようとしているところは、
ちゃんとアウブしてるなぁ、と思うんですよ。
それがヴィルフリートに受け継がれなかったのは残念だけど、
シャルロッテはちゃんと学んでいるようなのが救いですね。
これの続きはドラマCDの特典SSにありますので、
気になる人は是非とも読んで欲しいですね。
あれには秘密主義のフェルディナンドがどう誤魔化しているのか、
ちゃんと書かれていますから。
・「別れの女神に祈りを」
アドルフィーネがどのようにして離婚を勝ち取ったか、という痛快なエピソードです。
アドルフィーネはローゼマインと同じく王族に振り回されて不利益を被ってきた人なので、
どうしても応援しちゃいたくなるんですよね。
比較的中立というか、フラットな立場な彼女から見ると、
トラオクヴァールが如何に無責任で問題がある人なのかが見えてきます。
そしてその息子であるジギスヴァルトのクズっぷりがよく見えるんですよね。
新枕という言葉のセンスとか、そこを看破する鋭い観察眼とか、
やはりアドルフィーネは優秀だと思うんですよね。
側近からきちんと支持を得られているし、父への根回しもきっちりしてるし。
ただ、その父であるアウブ・ドレヴァンヒェルは貴族らしい貴族であり、
アウブとしての利でしか見えてないから地雷を踏みまくっちゃうんですよねw
何とか回避しようとアドルフィーネとエグランティーヌが奮闘するあたり、
如何にローゼマインとフェルディナンドが恐れられているかがよくわかります。
これは次作であるハンネローレの貴族院五年生にも繋がってくるんだけど、
アウブ・ドレヴァンヒェルは既存の貴族の常識で動いてしまうが故に、
子供達の縁談では悉く失敗してしまうんですよ。
結果だけ見ると、アウブとしても、父親としても失格なんですよね。
アドルフィーネ視点で驚いたのは、この時点でエグランティーヌがツェントとして自覚を持ち、
トラオクヴァールとジギスヴァルトを思いっきり切り捨ててるところですね。
思い切りが良いというか、ある意味貴族らしいというか…
これだけ割り切りが良くなったのは始まりの庭で誓いを立ててからだと思っていただけに、
ちょっと驚きました。
そしてジギスヴァルトの傲慢さは本当に鼻につきますね。
これが矯正されずに残ったからこそ、ハンネローレは苦労するんだけど…
その責任はアドルフィーネにはありません。
教育した両親のせいだと思います。
・「ツェントからアウブへ」
難しい立場だったと思うし、可哀想な人だとは思うんだけど、
間違いなく加害者である、責任を取らなかった人であるのがトラオクヴァールです。
本人はツェントの立場を相応しいエグランティーヌに任せられて良かったと考えていますが、
読者からすると、責任を押し付けたことには本当に無自覚なんだな…
と呆れるしかないです。
側近に目隠しされていたのに気付くも遅かったけれど、
それも側近を教育してこなかった主としての怠慢だったと思うのですよ。
自分がツェントに相応しいと思わないのなら、
それを嘆くのではなく、相応しくなろうと周囲を巻き込んで努力をすれば良かったのにね。
それにしても事態が起こった後になっても、
エグランティーヌに教えられるまで事件の背後関係も知らなかったとか、
責任者として情報収集もしようとしなかったとか…
本当に呆れるというか、何というか…
アウブとしてやり甲斐を感じられるようになり、
少しは前向きに努力して、責任感が育まれるのなら喜ばしいんだけど…
本人が無自覚とはいえ、時の女神と交わした約定を違反した咎があるので、
神々から罰が与えられないと良いよね、と思います。
神々からするとメスティオノーラの書を持たない自称ツェントでしかないので、
責任を取らされない可能性もあるけれど…
大丈夫かな?
・「誓いの言葉と解釈」
今回書き下ろしのダームエル視点。
フェルディナンドの婚約式での誓いの言葉の一般的な解釈ですが…
ダームエルはやはり一番の騎士ですね!
色々な意味で頼り甲斐があります。
それにしてもミュリエラは生き生きしてますねぇ。
録音の魔術具を用意して、エルヴィーラにお願いするだけでなく、
趣味と実益にもちゃんと繋げているあたり、
とても優秀な文官に育っていると思いますよ。
伊達にローゼマインの元側近じゃないな!w
そしてエルヴィーラお母様の楽しそうなこと!
実の娘と最推しの結婚という、人生最良の時を最高に楽しんでて、
今までの苦労も全て報われたことでしょう。
ダームエルはユーディットのことまでちゃんと考えてあげてて、
やっぱりローゼマインの筆頭護衛騎士はダームエルだな、と思いました。
早くアレキサンドリアに移動して、シュトラールを支えてあげて欲しいですw
・「旅の終わりと新しい神殿」
フランは優秀だけど、灰色神官としての優秀さに特化している分、
旅路では殆ど役立たずだったのにはちょっと驚きましたね。
むしろヴィルマの方が役立っていることには更に驚きました。
やはり多少なりとも外に出た方が良いのでしょう。
ふぁんぶっくで先に情報が開示されていましたが、
ハルトムートはアレキサンドリアでは神官長をしないんですね。
青色神官の服は着ないけれど、神殿には出没するみたいだし、
クラリッサも神殿に訪れるようですが…
おそらく神具を出すため、頻繁に魔力供給をすることでしょう。
それを諫められる人間はいないだろうし、これから大変だろな…w
平民である灰色神官の立場から見ても、
ディートリンデのやりようはあり得ないものだと思いますよね。
それを目の前で見せられた旧アーレンスバッハ貴族が肩身が狭いのもわかりますが、
それを育て、止められなかった責任が旧アーレンスバッハ貴族にはあるので、
今後とも肩身を狭くするべきだと思います。
平和になったとはいえ、危機感をちゃんと持って、
大事なものを守る為に備えるあたりは、
ローゼマインもフェルディナンドも本当に優秀ですよね。
やはり平和だからといって油断しないのは大切です。
それにしてもアレキサンドリアの神殿にも困った青色神官や青色巫女はいますね。
そういった馬鹿たちに最初に釘を刺すのは変わらないですし、
一度やり遂げているからこそ、ローゼマインもフランたちに任せているのでしょう。
きっとこれからのアレキサンドリアの神殿も大丈夫だろうと感じます。
ローゼマインが神殿長であるのは後2年くらいしかないけれど、
神殿長を退いても神殿に訪れることはあるだろうし、
フランはこれからも頑張って欲しいですね。
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