[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/
本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 短編集3 12月14日発売!
特典SS他、新規短編&中編も多数収録!
:: 2024/12/21 土曜日::

■[漫画]甘酸っぱい青春のメモリー「ちがう宮原おまえじゃない!」3巻

林間学校に来た有馬くんと宮原さんたちだけど、
宮原さんが近道をしようとして迷子になってしまうのだった。
巻き込まれた有馬くんは喧嘩して別れようとしたけれど、
やっぱり心配になって…

有馬くんと一番距離が近いのは宮原さんだけど、
彼が恋している相手は雪比良さんなんですよね。
中学生だし、思春期だと中々アプローチ出来ないだろうと思ってたんですが…

頑張った! 有馬くんは頑張ったよ!
偉い! 一歩踏み出せた有馬くんは偉いよ!

まぁ、結局は宮原さんを切り捨てられなくて甘酸っぱい雰囲気にはならないんですけどね。
とはいえ、そこで切り捨てられる男だったら雪比良さんが惹かれるとは思えないので、
取りあえずはそれで合ってると思うよ。
でも、運命力は宮原さんの方が強そうだからなぁ…
有馬くんの恋路は色々な意味で前途多難だね!

夏休み中だと気軽に会えない雪比良さんと違って、
宮原さんは小学生の頃と同じようなノリでほぼ毎日来ちゃうくらいだもの。
このまま宮原さんとだけイベントを積み重ねるかと思いきや…

まさかのみんなで海イベント発生!
これは… 待望の甘酸っぱい青春だー!

好きな女の子のプライベートな水着姿とか、
それは生涯記憶に焼き付いてしまう美しいメモリー…
あぁ…、何て美味しいイベントなんだ…!

でも水着なのは雪比良さんだけではないのです。
宮原さんも水着だし、可愛いのです!
これはまさかのトキメキ発生ですかぁ…!?

次巻では井出ちゃんのラブコメも入ってくるので、
別アングルからのお楽しみもありますよ!
甘酸っぱい青春はまだ始まったばかりだ…!

:: 2024/12/20 金曜日::

■[漫画]読者の記憶力が試される彼女「君のことが大大大大大好きな100人の彼女」20巻

冒頭から恋太郎ファミリーの集まりにしれっと参加してて、
「こんな彼女いたっけ…?」と我々読者の記憶力を試してきた彼女は、
高校2年生の宇佐美椎奈ちゃん。

本作の彼女たちは名前と性格が一致しているので、
寂しがり屋なのがすぐにわかると思いますが…
寂しがりすぎて誰かと一緒じゃない不安だし、
何かでギチギチの高密度になるのが大好きな女の子なのです!

新彼女のイベントも楽しかったけれど、
個人的に今回マストルック(必見)なのはバニーガール検定回ですね!
バニーガール検定ってなんじゃそりゃ!?
となりますが、そこはこの作品ですので…
メイド検定と同時開催なのにうっかり妹がやらかして、
それをカバーするために百八先生まで一緒にバニーガールになるとか…

眼福かよ…
百八先生はスタイルが良すぎる。
バニーが似合いすぎるぜぇ…!

他にも「セクシーポニテニット最高!」回や、
「スレンダーおさげルームウェア最高!」回や、
「ロリおだんごオーバーオール最高!」回など、
原作者の性癖が如実に表れた話がデンプシーロールの如く畳み掛けてきます!
これに付き合う作画の野澤先生は大変ですね…!

意外だったのが貧乳の代表格のようだった唐音がそれなりにある…
というか、一番の貧乳ではなかったことですね。
まぁ、年下とかロリ系統のキャラより有るのは当然だけど、
妹ちゃんよりも大きかったのは本当に意外でした。

…ということは、妹ちゃんはバニーガール回の時には盛ってたんでしょうか?
これはワンチャン、唐音もバニーガールを着ても大丈夫な可能性があるな…w

:: 2024/12/19 木曜日::

■[漫画]サンデーラブコメの次代を担う期待作「百瀬アキラの初恋破綻中。」1巻

百瀬アキラの初恋破綻中。1巻
出版社:小学館
作者名:晴川シンタ
作者サイト:晴川シンタ
作者twitter:晴川シンタさん(@hare_shinta) / Twitter
紙書籍通販:百瀬アキラの初恋破綻中。 (1)
DMM電子書籍:百瀬アキラの初恋破綻中。 (1)

ど田舎に暮らす鈍感ボーイな久我山はじめは、
高校入学を機に初恋相手の百瀬アキラさんと再会することに!
百瀬さんもはじめのことが結婚したいくらいに大好きなんだけど、
超絶不器用&やる事なす事ポンコツで、全く想いが伝わらないのだった…!

メチャクチャ画力が高いのに全く知らない作家さんだったのですが、
私が全く認知していないジャンルで活躍されていた実力派の方でした。
その圧倒的な画力でドタバタすれ違いコメディを描かれているんですが、
もう、どのコマも笑えてしまうくらいに凄いんですよねw

絵の勢いだけで笑わせに来ている…!

この作品は今では主流となった1on1のすれ違い両片想いものなんですが、
こういったドタバタ有りのラブコメはサンデーらしいですよね。
読んでて楽しいし、キャラは魅力的だし、
サンデーの学園ラブコメの血脈が感じられて、とても嬉しいです。

魅力的なキャラの中でも、
やはり一番輝いているのはヒロインである百瀬さんですね!
百瀬さんは成績優秀だけどスポーツ全般が苦手な上に、
台本がないと久我山くんとまともに話せないポンコツ娘さんですが…
久我山くんのことが大好きすぎて、いつも赤面しちゃうのです…!

はい、可愛い。
これは優勝ですね!

メタ的に考えると、完結間近の古見さんの後釜として期待されていると思うのですが、
それを担えるポテンシャルは充分秘めていると思います。
これからのサンデーラブコメは「百瀬アキラの初恋破綻中。」が牽引していくに違いないですよ!

サンデーうぇぶりで第一話は読めるので、そちらで是非ご覧下さい。
面白いよ!

:: 2024/12/18 水曜日::

■[漫画]メリーバッドエンド「【推しの子】」16巻

【推しの子】16巻
出版社:集英社
原作者名:赤坂アカ
原作者twitter:赤坂アカさん(@akasaka_aka) / Twitter
作者名:横槍メンゴ
作者twitter:横槍メンゴさん(@yorimen) / Twitter
紙書籍通販:【推しの子】 (16)
Kindle版まとめ買い:【推しの子】
DMM電子書籍:【推しの子】 (16)

アイの半生を演じたドラマも完成し、全ての元凶であるカミキヒカルも表舞台に出ざるを得ず、
ここで彼がどういう人で、どういう意図で動いているのかが判明して、
ラストはどのような結末に向かうのか…
…そう、のんきに構えていた私の横っ面を張り飛ばすような最終巻でした。

アイがアクアのために撮った動画に映っていたのは、
アイが愛したアクアたちの父親についてのメッセージだったというのは…

アクアの心情からして、複雑だったでしょうね。

アクアなら知りたいだろう、というアイの予想は合ってるけど。
正直、もうちょっとアクアの心に寄り添って欲しかったというか…
まぁ、アイの将来予想図だと自分は生きてて、愛を伝えているはずだったから、
動画で伝える必要がなかったんだろうけどね…

しっかし、この結末にはビックリすぎるというか…
あかねちゃんが回想しているように、他にも色々とやりようは有ったと思うんですよね。
二人で完全犯罪をやるとか、バレた時のリスクを考えて不採用にしたんだろうけどさ。
もうちょっとアクアは自分の人生を大切にして欲しかったよね。

重曹ちゃんはとてもエモかったけどさ…

もっと喜怒哀楽の、哀以外の感情でエモさを見せて欲しかったよね…
もう、ホント、ツラい…

単行本描き下ろしのエピローグはMEMちょ視点でしたが、
それでもやっぱり救われない結末だったと思います。
辞書にメリーバッドエンドという項目が出来たら、
その例として出されそうなぐらいなほどに、メリーバッドエンドでしたね。
もうちょっとこう… 手心が欲しかったですね…

:: 2024/12/17 火曜日::

■[漫画]受け継がれるスピークイージー「まどろみバーメイド」16巻

まどろみバーメイド16巻
出版社:芳文社
作者名:早川パオ
作者twitter:早川パオさん(@papao_pao) / Twitter
紙書籍通販:まどろみバーメイド (16)
Kindle版まとめ買い:まどろみバーメイド
DMM電子書籍:まどろみバーメイド (16)

親代わりの柳が遺した隠れ酒場アンタレスを護るために、
雪とアシュレイ、それに騎帆さんにシャノンに鍛えられたカレンが、
何とか新賃料120%が可能なまで売り上げをV字回復しようと奮闘している中で、
最後の一手となる奇策が試みられて…

グリフに追い詰められてカレンが苦し紛れに言い出したことだけど、
ノンアルコールのスピリッツとか、無糖の砂糖水みたいな矛盾した概念なのに…

まさか存在するとは…

一度突破口が見えれば有能なバーテンダーが揃っているから、
あっという間にモノにできるのは流石ですね。
最後の柱が揃ったことでグリフを納得させる持続可能な隠れ酒場を確立し、
香港黒社会から独立した存在になることができたんだけど…

やっぱりグリフは悪い奴ではなかったか…
冷徹では有ったかもしれないけれど、冷酷ではなかったですからね。
むしろ、カレンとちゃんと向き合っていて誠実さが見えていたくらいです。
カレンと同じ、柳に人生を救われた立場の人間だったんですね。

カレンが独り立ちしてアンタレスが護られたことで、
立ち止まっていた雪も前へ歩き出したのは喜ばしいですね。
新生したサテライトもかなりバージョンアップしてるし。

ただのリアカー改造の屋台バーから、
スピークイージーの影響を受けつつも和のテイストも感じられ、
野外でありながら落ち着けるバーになっているのには驚きました。
しかもバーテンダーとしての仕事も充実できるように電源内蔵になってたり、
よく出来てますよね。

そして次の章では雪と騎帆、それに日代子の三人が、
GWにそれぞれ別々の仕事をすることになるんだけど…
雪の旧友に頼まれて女子校での講義や、
騎帆の寝台列車でのバーテンダー業務はともかく、
日代子の女子プロレスだけが意味がわからない…
これがどうフレアバーテンダーの仕事に結びつくのだろうか…?
色々な意味で気になります!

:: 2024/12/15 日曜日::

■[漫画]神殿での生活「本好きの下剋上 ~司書になるためには手段を選んでいられません~ 第四部「貴族院の図書館を救いたい!」」9巻

貴族院の図書館にずっと篭もっていたかったのに、
数々の社交失敗によって帰還命令が出されてしまったローゼマイン。
交渉の末に何とか帰還までに三日の猶予を勝ち取るんだけど、
肝心の読書は全く出来ないのであった…

周囲のために我欲を抑えて仕事をしているあたりは、
ローゼマインもちゃんと領主候補生してるなぁ、と思いますね。
まぁ、そもそもやらかさなかったら帰還命令が出なかったのですが…
それは保護者たちの教育不足に依るところが大きいので仕方ないよね?

とはいえ失敗したなら叱られるのは当然だし、
反省して次に活かすためには、何が失敗だったかを知らないといけませんからね。
尋問されるのは仕方が無いと思いますよ。
そして領地を巻き込んだ大騒動になってもほっぺたをつねられるだけで済まされているのは、
わりと穏便だと思いますw

ローゼマインのほっぺたはツマミ心地が良いらしいですからね。
とても柔らかそう。

城では殆ど過ごさず、あっという間に神殿に篭もることになったローゼマインだけど、
それも、神殿が第二の我が家だから当然なんですよね。

実の家族がいる家ほどではないけれど、
それでも神殿では心をある程度休ませることができることが、
この安心しきったローゼマインの表情を見ているだけで伝わってきます。

このローゼマインしかり、勝木光さんは表情に気持ちをのせるのが上手いんですよね。
原作のキャラをしっかりと理解しているから、
それぞれの場面でどのような気持ちだったのかを、分かりやすく見せてくれるんですよ。
コルネリウスに頼られて乙女の顔をするレオノーレとか、
シンプルな命令で頼られて理解するアンゲリカとか、
小生意気だけど可愛いディルクとか、とても良いと思うのです。

だからこそ、ラストで契約魔術の解消を行うことを宣告したローゼマインが、
表情を取り繕いつつも、手には感情がのせられている描写が重いんですよね…
大切なマイン時代の繋がりを自分で断っていかなければならないとか、
そのツラさがわかるだけに、精神的にきついものがあります。

そんなローゼマインとは違って安穏とした貴族院生活を送ろうとしているヴィルフリートだけど、
この頃から色々とやらかしまくってるんですよね。
教育係のオズヴァルトは他領との貴族への対応とかはそつなくこなしているけれど、
自領の貴族に対しては無自覚な傲慢を見せるところは、本当に駄目だなぁ、と思うのですよ。

それに疑問を抱かず、素直に影響を受けるヴィルフリートが本当にダメダメで…
この作品では無自覚な傲慢さを見せるキャラは今後も多々出てきますが、
とてもヘイトを溜める行為だということに彼等が気付けないのが致命的ですよね。

書き下ろしSSはコルネリウス視点でのエルヴィーラとの会話ですが、
しっかりとした母親の教育を受けていて、
こういった所がヴィルフリートには致命的に足りなかったんだなぁ、と感じてしまいます。
エルヴィーラは本当にできた第一夫人ですよね。

ローゼマインのやらかしに振り回される側近は大変だけど、
それでもコルネリウスは可能な限り頑張っていることがよくわかりました。
これからも大変なことはどんどん増えていくけど…
頑張ってね! お兄ちゃん!

HTML convert time: 0.174 sec. Powered by WordPress