鯨偶蹄目(くじらぐうていもく・げいぐうていもく、Cetartiodactyla)は、哺乳綱の1目。クジラ偶蹄目とも書く。鯨偶蹄類、鯨偶蹄上目などとすることもある。カナ書きの原則ではクジラウシ目とされることもある。 東工大の岡田典弘のグループが確立した遺伝子を用いた手法、いわゆるSINE法(レトロポゾン法)により、鯨類が旧分類の偶蹄目、中でも特にカバ科と特に近縁である事が分子系統解析で明らかになった事により偶蹄目と鯨目をあわせる事で設けられた目である。 学名 Cetartiodactyla は、Cetacea(鯨目)と Artiodactyla(偶蹄目)の合成語である。なお上述の発見以降は、国際動物命名規約における先取権の原理を適用して偶蹄目(Artiodactyla)を鯨類+旧偶蹄類の意味に用いる場合もある。