阪急920系電車(はんきゅう920けいでんしゃ)は、かつて阪神急行電鉄および京阪神急行電鉄を経て阪急電鉄に在籍した通勤型電車である。神戸線での特急阪神間25分運転の開始に際し、900形をベースとして1934年から1948年にかけて56両が製造された。阪神急行電鉄の単一系列としては最大所帯である。 大阪 - 神戸間を25分で運転するなど、戦前の阪急を代表する車両となった。阪急初の2両固定編成の採用や、連結部への広幅貫通路の設置など、その後数十年に及ぶ阪急の車両設計の基本を確定させた。