細川 重賢(ほそかわ しげかた)は、江戸時代中期の大名。肥後国熊本藩6代藩主。熊本藩細川家7代。紀州藩第9代藩主・徳川治貞と「紀州の麒麟、肥後の鳳凰」と並び賞された名君であった。 始めは父・細川宣紀より1字を与えられて長岡紀雄(ながおか のりお)、兄・宗孝の跡を継いでからは細川重賢と名乗る。改名後の「重」の字は9代将軍徳川家重より偏諱を授かったもので、「賢」の字はかつて細川典厩家が通字として用いていたものに由来する(実際、典厩家の当主にも同名のという人物がいた)。