沖縄丸(おきなわまる)は、日本の逓信省に所属した海底ケーブル敷設船である。日本が保有した最初の本格的海底ケーブル敷設船で、台湾への海底電信線敷設を目的として1896年(明治29年)にイギリスで竣工した。40年以上にもわたり日本の海底ケーブル敷設の主役として活躍し、日露戦争では軍用通信網整備により日本軍の勝利に貢献した。1938年(昭和13年)に民間に払い下げられて貨物船に改装されたが、太平洋戦争中に撃沈された。