本家末家論争(ほんけまつけろんそう)は、江戸時代の大名(近世大名)における本家・分家関係にある大名家の家格をめぐる争い。中世の惣領と庶子の所領争いや、同じ時代でもお家騒動のような実利面はさほどなく、現代の価値観では瑣末とも思えるような身分的上下・対等という形式をめぐって争われたもので、家格を重視する江戸時代に特徴的な紛争であった。