『昭和水滸伝』(しょうわすいこでん)は、1973年に『週刊大衆』(双葉社)に連載された、藤原審爾による日本の小説。 昭和初期の日本を舞台に、一度は世間の噂に殺されて道を外れた男たちが「剣聖」石川義信の下に集まり正義のために命を懸ける姿を描く。著者の仁侠・武芸ものの代表作で、登場人物たちが主人公の石川道場に集まって活躍するという構成が『水滸伝』を擬している。1974年に双葉社より上中下の3巻が刊行され、1981年に角川文庫に収録された。「本の雑誌」文庫ランキング15位(1991年)。