受(じゅ)、ヴェーダナー (巴: 梵: vedanā)とは、人間の感受作用を意味する仏教用語。触れたことを感じることである。 六識が六根を通じ六境に接触し、まずそれを感受すること。肉体的、生理的に感じる「暑い」「痛い」などの感じの他にも、「苦しい」「快い」などの、心で知覚的に感じるものも含んでいる。例えば、桜の木を見て「美しい」と感じること。 仏教において、受は以下とされている。 * 上座部仏教アビダルマにおける、7つの共一切心心所のひとつ * 大乗仏教アビダルマにおける、5つの遍行心所のひとつ * 説一切有部の五位七十五法のうち、有為法 - 心所法 - 大地法のひとつ * 十二因縁における7つ目の要素 * 五蘊のひとつ * 四念処のひとつ